和牛・川西「先輩、家族、歳の印が僕らを慰めてくれる」!?『2018年「歳の印」捺印式』
12月11日(火)、東京・ヨシモト∞ホールにて『2018年「歳の印」捺印式』が開催され、ガリットチュウ、ジャルジャル 、和牛、チョコレートプラネットが出席しました。
全国印章業経営者協会(略称:JS会)が、創立40周年を迎えた昨年より行なっている『歳の印』は、その年いちばん印象に残った絵柄を、ミクロレベルの彫刻を施した35ミリ角の印章にして発表するというものです。
MCを務めるタケトは「身近なハンコのことをもっと知って楽しんでもらいたいということから、印象の深かった絵柄をハンコにしていて、昨年は(上野動物園で誕生したジャイアントパンダの)シャンシャンだったんですよ」と説明しました。
その後、今年活躍した芸人として呼び込まれたジャルジャル、和牛、チョコレートプラネット、ガリットチュウ。「小学校のときにやってた遊びをやると楽しいですね」と『M-1グランプリ2018』のファーストラウンドで披露したネタの冒頭を口にする福徳。相方・後藤は「なんで今?」とツッコみながら、「結果は残念でしたけど、全力でやりました」と報告。福徳は全力を出して、最終決戦のネタの最中に脇腹を吊らせてしまったそうです。
翌日のルミネtheよしもとでの出番では、4公演とも違うコントを披露。「コントの持ちネタが8000本あるんで」と話した福徳に続いて、後藤が「YouTubeで毎日1本ずつ、コントを公開してまして。明日は40本撮りです」と話すと、芸人たちから驚きの声が挙がります。
タケトから「吉本芸人の中でいちばんチケットが取れない芸人」と紹介された和牛。『M-1グランプリ2018』では3年連続の2位に終わったため、「また負けて......来年どうしようかって相方と喋ってるんですけど......今年もがんばったと思うんで......」と悲壮感を漂わせながら自虐気味に呟く水田に、川西が「聞いてられへん!」とツッコむと大きな笑いが。
昨年は同式が『M-1グランプリ』の翌日だったため、タケトに「2人が暗かった」と言われた言われた和牛ですが、「今年ははつらつとしてます」と答える水田。川西は「M-1に出て、優勝を逃してハンコを捺す。ここまでが年の瀬」と『歳の印』が恒例行事になっていることを強調しつつ、「よくがんばったという括りで呼んでいただけている。先輩、家族と歳の印が僕らを慰さめてくれています」と感謝しました。
自分たちの挨拶もせず、長田は和泉元彌さん、松尾はIKKOさんのモノマネをすぐさま披露したチョコレートプラネット。「今年はモノマネでテレビに出させていただいて、『キングオブコント2018』でも優勝して」と語る長田は、松尾に「2位!」とツッコまれるも「3位や! ほんまは3位!」と言い返します。
松尾は、IKKOさんからいただいた衣装を着用。長田はSNSと通じて和泉さんと交流しているそうで、「誕生日おめでとうございますってTwitterから(メッセージを)送ったら、ご本人さんありがとうございますって返ってきた」とまさかのエピソードを。実は長田、中学生の頃、狂言を習ったことがあるそうですが、「どうやら大蔵流らしくて、和泉さんに習いに来てくださいと言われています」と話します。さらに、TT兄弟としてもブレイクしている2人。5月に結婚した松尾は、指輪のついてない左手を差し出して写真に応じますが、長田はアピールすることが多すぎて「何を押せばいいのかわからない!」と自分たちのことなのに困惑していました。
船越英一郎さんのモノマネ姿で登場したガリットチュウ・福島は、長田が「この人、誰ですか?」と相方・熊谷をイジると、「ちょっと僕もわからない」と返答。「いやいやいや! 本当に今年は嬉しい年でしたぁ!」と笑顔で無邪気に話す熊谷にも、「こいつが来ることによって、僕のがんばりが半減する!」と眉をひそめました。
JS会の真子茂さん曰く、「認印は本人の名前じゃなくても構わない」そう。「ハンコのルーツは、織田信長がハンコを掘る技術者をポルトガルから呼んできたこと。江戸時代、戦国時代は名前や名字がなかったので絵柄でよかったため、武将たちは龍や虎、獅子などの動物をハンコにするのがブームとなっていたんです」と説明を受けると、後藤は「じゃあ、チンアナゴでもいいんですね?」と問いかけ。タケトに「勝手にチンアナゴにしてください!」と一蹴されます。
JS会よりプレゼントされたのは、それぞれの似顔絵とコンビ名、そして名前の入ったまっすぐに曲がらず捺せるプロジェクタースタンプ。ハンコを光らせて何かを探し始める福島に、タケトがすかさず「船越さん、現場検証はやめてください!」とツッコむと、大きな笑いが起こりました。
いよいよ、今年の「歳の印」捺印式に。
芸人がさまざま予想をする中、全員を代表してチョコレートプラネットが捺印。手を添える指示を受けていながら、松尾の頭をぎゅうぎゅうを押し込む長田。IKKOさんの真似をしながら「埋まっちゃうぅ~~~!」と絶叫する松尾です。
印章に掘られていたのは、山口県周防大島で2歳児を発見したほか、被災地でボランティア活動を行なっている尾畠春夫さん。真子さんは「ハンコは長く使って大事にするものなので、その年限りのことを取り上げるのは違うんじゃないかというところから、見返りを求めずに人のためにがんばることを、日本人の心として大事なものだと考えて選びました」と説明。今でも全国各地でボランティア活動を行なっている尾畠さんの邪魔にならないように、何日でも滞在する覚悟で自宅前で帰りを待ち、尾畠さんに報告。「マスコミに出ることはしていないですが、営利目的ではないこと、また尾畠さんの気持ちを後世に残したいとお伝えしてOKをいただきました」と感謝しました。
囲み取材で、今年がんばったことを訊かれた芸人たち。ジャルジャルは後藤が「ネタをがんばりました。M-1も決勝に行かせていただきましたし、毎日YouTubeでネタを上げるということをやっていたので、ネタをがんばったんじゃないかって思います」と答えると、福徳も「ネタをがんばったんですけど......。M-1の決勝鬼も出られましたし、毎日1本ネタを上げましたし、ネタをがんばりました」と同じ言葉を繰り返します。
「人気を維持した」と答えた水田が「僕ら、すごく人気がありまして」と続けると、「あんま......こんなん言いたないけど、どっちか言うたら人気があるんは俺やで?」と言い切る川西。「6割(が川西人気やと)わかってる上で代表して言ってるから」と弁解する水田に、ジャルジャルが「水田は20代のテンションのときがあるけど、38歳」(福徳)「おっさんやで?」(後藤)と指摘すると笑いが起こりました。
【ガリットチュウ】【ジャルジャル】【和牛】【チョコレートプラネット】【タケト】