EXIT、オズワルド、魔人無骨ら9組がファーストクラスメンバーに!『ファーセカ∞チェンジ』(12/23)レポート
12月23日(日)、東京・ヨシモト∞ホールにて『ファーセカ∞チェンジ』が開催され、来年1月からの新しいファーストクラスメンバーに魔人無骨、オズワルド、ダンビラムーチョ、EXITが加わることになりました!
本イベントは、同劇場のランキングシステム最上位のファーストクラスメンバーと上から2番目のセカンドクラスメンバーによる入れ替え戦。MCは平成ノブシコブシ・徳井健太とトレンディエンジェ・たかしが務めます。
ランキングシステムの上位2カテゴリーの違いを、「J1とJ2のみたいなもん」とプロサッカーリーグで例える徳井。「確かにサードクラスはJ3」と同調するたかしが「TOP5に入ると、無限のお金がもらえる」と吹聴すると、徳井はすかさず「そんなことはない!」と笑いながら否定。「でも、テレビに出る機会は増えるだろうね。みんな出てるしね」と続けました。
来年3月いっぱいでNSC東京14期生以上が卒業となるため、この日はファーストクラスからは劇場の顔として活動する不動の"TOP5"とインディアンス、ダイタク、ネルソンズを除いたメンバー7組が、セカンドクラスからはネタバトルライブ『セカンド∞バトル』にてそれぞれの月で1位を獲得した9組が参戦。審査員と会場にいる観客の投票で、来月以降のファーストクラスメンバー9組が決定します。
最初のブロックでは、西村ヒロチョ、空気階段、サンシャイン、デニス、やわら、EXITがネタを披露します。
西村は漫談にリズムネタを組み込みながらロマンチックな展開で観客を魅了し、空気階段は浮気を題材に、ファンタジック且つサスペンス要素を盛り込んだコントを。サンシャインは学生コントに彼ららしいドラマティックな要素を盛り込んで観客の気持ちを高揚させると、デニスは歌ネタを盛り込んだ漫才を見せます。やわらは高橋の美声が活きる歌ネタで勝負、EXITはチャラさ全開の漫才で独特な世界観を見せつけます。
「賞レースのあとだから仕上がってるねぇ」と唸る徳井。「かたつむりとか俺らは毎回、違うネタばっかりやってて、舞台に出るとふざけてるってよく怒られてた」と自らの若手時代を回想します。
2ブロック目には、LOVE、ニューヨーク、魔人無骨、ダンビラムーチョ、男性ブランコが登場。トップバッターのLOVEは毒っ気のある視点を生かしたエピソードを漫才形式で畳み掛け、ニューヨークは「映画が撮りたい」と言い出した嶋佐のはちゃめちゃぶりが際立つ漫才で沸かせます。芸歴1年目の魔人無骨はオリジナルワードを見事にコントへと落とし込んだ軽快な漫才で、ダンビラムーチョは彼らの代名詞とも言えるおじさん漫才で勝負。男性ブランコは兄と妹の不思議でちょっぴり物悲しいストーリー......ながらも、最後は笑いへとしっかり転換するコントで観客の興味を引きつけました。
男性ブランコの世界観が強すぎるコントに、「単独ライブをやってるわけじゃないんだよ」とツッコむ徳井。「ただ、単独ライブを観に行きたいなと思っちゃったね。我々がやっていた頃より進化してるなぁ」と若手を称えました。
最後のブロックはオズワルド、しゃかりき、そいつどいつ、ラフレクラン 、やさしいズの順番でネタを見せます。
先輩づきあいをテーマとした漫才で、印象に残るフレーズや展開で笑いを起こしたオズワルド。しゃかりきは光がおかんに扮するコントでポップな展開に、そいつどいつは彼女の誕生日をキーワードとしてカップルの機微をコントで見せます。ラフレクランは一人カラオケから思わぬ展開を見せるコントを、やさしいズは学生ならでは(?)のプラトニックな心情とクラスメイトとの絶妙な距離感が表現されたコントで観客の大きな笑いを生み出しました。
集計の間、セカンドクラスに属するラタタッタ、バニラボックス、いまさらジャンプ。、プール、サンジェルマン、ブラゴーリ、ザ・シーツ、ネイチャーバーガー、世間知らズ、ヒロカズ劇場、計10組がネタを披露しました。
パンダネタで笑いを起こしたヒロカズ劇場に、「何、今の。天才じゃん。K-PROライブとかに出たらいいのに」(徳井)「ちょっと観たことない感じっすねぇ。R-1ぐらんぷりが楽しみですね」(たかし)と食いつくMC陣。特に、徳井はかなり興味津々で「パンダくんと話したい」と言って、根掘り葉掘り訊いていました。
いよいよ、来年のファーストクラスメンバー9組が発表されることに!
最初に名前を呼ばれたのは、ニューヨーク。楽屋で不安を口にしていたという屋敷は「死ぬかと思った。よかったわぁ!」と安堵の表情を浮かべます。
やさしいズに続いて、魔人無骨の名前が呼ばれると大きな大きな歓声が。芸歴1年目の躍進に「お客さんがこういうのを求めてたんだね。かなり珍しいことなんじゃない?」と驚く徳井に、神妙な面持ちで「時代ですかねぇ」ととぼける高比良。さらに、徳井は「コンビ名は絶対に変えたほうがいい。お前らにこのコンビ名はおかしいんだ」とアドバイス。たかしが「マシュマロとかどう?」と提案すると、「いいね。マシュマロキャッチャーとかにしなよ」と勧めていました。
続いて呼ばれた男性ブランコに、徳井は「シソンヌを見ているようだ。当然、人気はないよな?」と質問。苦笑いしながら「ないっすねぇ」とうなずく2人を、「実力で勝ち上がってるのはすごい」と褒めます。
その後、呼ばれたのは、ダンビラムーチョ、ラフレクラン 、空気階段、EXIT。「モンストのマルチプレイしてましたぁ~」と余裕たっぷりの表情を浮かべる兼近に対して、「心臓に悪かった」と胸をなでおろすりんたろー。前日に結成1年を迎えたことを報告し、大きな拍手が起こると、徳井は「時代が動く音してるからな」と彼らに期待を寄せました。
ついに、最後の1枠が。たかしが少し間を置いて呼んだのは、オズワルド! 大きな歓声と拍手が起こる中、かなりびっくりした表情を浮かべながら登場した伊藤は「うっそぉ!?」とぽつり。MCの2人に「コンビ名変えよう。かわいいコンビ名にしよう」(徳井)「いちごみるくちゃんとかね!」(たかし)と提案されると、伊藤は「もういちごみるくでもいい! それくらい嬉しい!」と喜びをあらわにしました。
来年1月から、ランキングシステムがリニューアル。TOP5を含むファーストクラスは15組のままですが、セカンドクラスメンバーが40組から30組、サードクラスメンバーが60組から45組へ変更。その下のトライアルクラスも100組となり、新たに最下層に位置するファームクラスが新設されることになりました。
なお、ファーストクラス、セカンドクラス、サードクラスはヨシモト∞ホール、トライアルクラスとファームクラスはヨシモト∞ドームが活動拠点となります。
『ファーセカ∞チェンジ』で惜しくもファーストクラス入りを逃したメンバーにも、まだチャンスが! 現在開催中の『ファースト∞チャレンジ』を勝ち抜けた1組が、ファーストクラスメンバーに入ることができます。
12月28日(金)まで予選が行われ、29日(土)に準決勝、30日(日)に決勝を開催。ファーストクラスメンバーに入る1組は、どの芸人なのか。ぜひとも劇場で、芸人たちによる勝負をかけた渾身のネタをご覧ください!
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