"ミュージシャン"アップダウン竹森巧、全国150本ツアー完遂。地元・北海道でツアーファイナル。
竹森巧の全国ツアー「北海道命名150年記念 全国心を繋ぐ150本LIVE」のファイナル公演が12月16日に北海道・サッポロファクトリーホールで開催されました。
昨年ミュージシャンデビューを果たした竹森は、2018年、北海道命名150年に合わせて、150本のライブを1年間かけて行なってきました。16日が、その集大成となるファイナル公演。
開演前、事前告知もあった「スーパースペシャルタイム」に竹森の相方・阿部浩貴が登場。観客を盛り上げて会場を温めます。
オープニングは、おじいちゃんと孫が「北海道」の名前の由来について話し合うナレーションの中、竹森とバンドメンバーが登場。
1曲目「心の街」でしっとりとスタート。
1曲歌い終えると客席から大きな声援が飛んだ。
その声援に応えるかのように「ありがとう!」拳を突き上げる竹森。
「今日は、あまり多くは語ろうとは思っておりません。今年一年間の思いを
歌に込めて、皆さんに音の時をお届けしたい」と意気込みを伝え、2曲目のポップなナンバー「音時」を歌う。
客席からは自然と手拍子が起こり、観客のテンションが上がったまま、
バンドメンバー紹介、そして3曲目「偽物のヒーロー」へと続きます。
4曲目「ちゃぷちゃぷ」は、まさかの阿部浩貴の一人芝居からスタート。
客席からは最初は笑いが起こるも、阿部の熱演により、一気に曲の世界に引き込まれていきました。
そして、岩崎宏美に楽曲を提供した5曲目「絆」。
この楽曲提供が、自分の人生の分岐点であると語り、自ら力強く歌い上げました。
6曲目「幼馴染み」では、冒頭で再び阿部が登場し、彼女にフラれた男性と、その幼馴染の女性とのやりとりを一人芝居で熱演。世界観を作って曲へと繋げました。
7曲目「あなたの故郷」をしっとりと歌い終えたところで、竹森とバンドメンバーはステージを降りる。
入れ替わって登場したのが、阿部浩貴。
ミュージカルバトルイベントで優勝したという阿部は、その時演じた創作ミュージカル「ミュージカル尾崎豊」を披露し、観客を沸かせました。
そんな阿部に「気持ちいいだろ?」と言いながら、竹森が登場。
そのまま、8曲目「芸人ストーリー」を2人で歌います。
アップダウンの芸人人生を歌ったこの曲に、2人は「恥ずかしい」と言いながらも、綺麗なハーモニーで見事に歌い上げました。
そして9曲目「夢は消えない」を歌い終え、ライブもいよいよ終盤へ。
MCで150本ライブを終えた感想述べる竹森。
「ふるさとは違えど、そのふるさとに抱く思いは、やっぱり共通なんだと感じた」「その思いを共有できたら、全世界の人たちと1つなれると感じた」と語ります。
そんな思いを最初に感じた場所、「北海道・網走」を歌った曲、
「あの空よりも、高く。」を熱唱。途中、感極まって涙を流しながら歌う場面も。
歌い終えた後も、涙は止まらず、客席から「ファイトー!」と声援が飛びます。
声を震わせながら観客に感謝の言葉を述べた竹森。感動の雰囲気が会場に包まれたまま、「ワケワケのうた」で本編終了。
アンコールでは、竹森1人で登場し、「ものさし」を弾き語り。
アンコール2曲目に入る前にバンドメンバー、そして阿部もステージに上がり、来年6月にZepp Sapporoでのライブが決定したことを報告すると、
客席から大きな歓声が上がりました。
その勢いのままに北海道胆振東部地震の復興ソング「babyテラ」を熱唱。
ステージと客席が一体感に包まれたままクライマックスへと向かいます。
そして、このライブのラストナンバー、北海道の歴史と思いをたくさんの人達に受け継いで欲しいという願いが込もった「北海道」で締めくくりました。
「心を繋ぐ150本ライブ」の集大成である今回のファイナル公演は、
地元・北海道を愛する竹森と観客、そしてツアーで出会った全国の人々の
思いが詰まった、愛に満ち溢れたライブとなりました。