同じ日に生まれたふたりがトーク&ゲームで33歳の誕生日をお祝い!トット多田×見取り図盛山トークライブ「ツーマンバースデー」
1月8日(火)、よしもと漫才劇場にて、トット多田×見取り図盛山トークライブ「ツーマンバースデー」が開催されました。「1986年1月9日生まれ」という共通点を持つふたりが行うバースデーイベントも、今回で5回目。33歳を迎えてますます波に乗るなか、トークとゲームで超満員の観客を楽しませました。
オープニングトークは、同イベントの歴史を振り返るところからスタート。記念すべき第1回は、以前なんばグランド花月ビル内にあった飲食店のステージでしたが、回を重ねるごとに会場のキャパシティを拡大。5回目にして初の漫才劇場開催を実現したことから、盛山は「このペースで行くと、来年はZeppなんばでは?」とぶち上げます。初めて観覧する人のために、「夜9時開演の1時間にふさわしいまったりしたライブ」との説明もありました。
というわけで、まずは恒例のプレゼント交換! 予算は5000円までとなっています。盛山はこれまでさまざまなプレゼントを多田に渡してきましたが、身に着けているところを見たことがないらしく、「残念な気持ち」なんだとか。しかし、「オレも手袋とかあげたけど、使ってるの見たことない!」と多田も反論。果たして今年はお互い"使ってもらえる"逸品を選べたのでしょうか?
盛山が多田に贈ったのは、「お酒が好きやから、家で飲むときに」使えるタンブラー。多田は「そう、こういうの自分では買わへんねん!」と嬉しそう。さらに多田の名前入りの箸もプラスして、ちょっぴり予算オーバーのプレゼントになりました。
多田からは、ネックウォーマーとインナーダウン。とくにインナーダウンが気に入った様子の盛山でしたが、さっそく着てみたところ、丈も身幅も少〜し足りないような...? 「お店でいちばん大きいサイズやで!?」と驚く多田。それでも盛山は大喜び、羽織ったままでイベントを続行することに。
続いての企画は「2018年振り返りトーク」。お互いにいろいろあった昨年を、ぶっちゃけトークで振り返っていきます。スクリーンに映し出された2018年の出来事を眺めながら、しばししみじみ。
2017年の年末にインフルエンザで仕事を休んだ多田は、「熱が上がらない型だったので、ずっと家にいるのが辛かった」そうで、仲間たちが生配信するインスタライブなども「寂しくて見れんかった...」とか。これに対し、盛山は「『自分はインフルエンザにかからない』と思っていればかからない」との力技の持論を展開していました。
盛山は『ショーバン』、多田は吉本坂46と、音楽デビューも果たしたふたり。『ショーバン』はふたつのテレビ番組のエンディングテーマになったほか、吉本坂46のデビューシングルはオリコンチャート3位を記録するヒットに。ここからMV撮影秘話や、自分がジャケット写真を飾ったCDの販売枚数次第で贈られる"ご褒美"など、驚きのエピソードが続々披露されました。
盛山については、やはり『M-1グランプリ2018』ファイナル進出が最大のニュース。出演後、SNSに送られてくるDMのほとんどが高校生・大学生の男子からだそうで、「いとこのお兄ちゃん扱いを受けてる」と笑わせます。道を歩いていても、男性から声をかけられることが増え、「うれしい」と笑顔の盛山。一方で結果にはもちろん満足しておらず、「今もまだM-1を見ていない」と複雑な心境を告白していました。
また、多田の禁煙でも議論がヒートアップ。吸っているタバコの銘柄も同じだったという喫煙所仲間の盛山は、多田の復帰を熱望。しかし多田は「8月にやめてから吸ってない」と言い、食事がおいしくなった、声の出がよくなったなど、調子のよさをアピール。さらに、芸人たちの禁煙・喫煙事情なども赤裸々に語られ、しばしタバコトークで盛り上がりました。
締めくくりは「今年の目標」について。昨年、掲げた目標を盛山が完全に忘れているなどハプニングもありつつ、ふたりは揃って「M-1決勝しかない」とキッパリ。プライベートでは「結婚に近付きたい」という多田に、盛山は「(誕生日が同じだけに)子どもも同じ時期にほしいですね」と提案して沸かせていました。
後半は、ゲストMCにジュリエッタ・井尻を迎えてのコーナーを。5回のイベントを経て、息もぴったりのふたりが、協力してさまざまなゲームに挑戦。井尻も同じく1986年生まれの同い年で、多田とは同期であることから、ビシビシとツッコミを飛ばしながら仕切っていきます。
ひとつめは「ラップで絵描き歌」。お題に合わせ、ひとりがラップに乗せた即興絵描き歌を披露、もうひとりがそれを聞いて同じ絵を描くことができれば成功となります。ラップ担当はもちろん盛山。さっそくお題「サザエさん」をビートに乗せたラップで表現していきますが、仕切りを隔てたところで多田が描いたのは、似ても似付かぬシロモノ!? 二度目のチャレンジ「トトロ」では、描き終わった自分の絵を見た多田が「アンパンマン?」とまさかの回答。盛山の絵を見ても「ああ、バイキンマン!」と天然ぶりを見せていました。その後の「ちびまる子ちゃん」でも多田の画伯ぶりが炸裂し、舞台上は大騒ぎに...。
ふたつめは「何をすすっているでしょうか?」。ひとりがパネルの裏に用意されたうどん、そば、パスタ、ラーメンのいずれかを食べ、もうひとりが音だけを聞いて何をすすっているか当てるというゲームです。盛山がすする音を真剣に聞く多田...と、いきなり天ぷららしきものをかじる「サクッ」という音が。多田は「そば」であることを確信、みごと正解しました。多田が食べる側にまわっても、またまた天ぷらの音がヒントとなり、らくらくゲームクリア!
「ノーリアクション感動手紙」では、白紙を見ながら、即興で相手を感動させるような手紙を朗読。読む側、聞く側ともに笑ったり、ニヤニヤしたらアウト、最後までノーリアクションで読み切れれば成功です。多田が「モリシへ...」とひとこと口にしただけで笑ってしまう盛山。自分が読み手に回ってからも、しゃべる前から笑い出すなど、トライするたび失格に...。仕方なく(?)、なぜか井尻が多田への手紙を読むことに。井尻はクールな表情を保ちつつ、最近、遭遇した多田の天然エピソードを語り、観客を爆笑させていました。
最後のゲームは「サビまでに成功させよう!」。DA PUMP『U.S.A.』が流れるなか、サビまでに「ふたりで縄跳び5回」など7つのチャレンジを成功させ、「♪C'mon baby アメリカ〜」でダンスできればOKです。前奏が始まるやいなや、力を合わせてどんどんクリアしていくふたり。
「ポッキーゲームでポッキーを食べる」ではキスシーンまで飛び出し、「組み体操のサボテン」もアクロバティックに決めましたが、あとひとつのところでサビに間に合わず...それでも笑顔でダンスする姿が、大きな笑いを呼んでいました。
エンディングでは撮影OKタイムが設けられ、誕生日ボードを前に笑顔を振りまいたふたり。最後までなごやかなムードのなか、観客と一緒になって2019年のプレ誕生日を祝う一夜となりました。
【トット・多田】【見取り図・盛山】【ジュリエッタ・井尻】