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2019年1月15日 (火)

よしもとと横浜FCが戦略マーケティング パートナーシップを締結!スタジアム映像を"パラデル漫画家"本多修が手がけることも発表!!

1月15日(火)、東京・公益財団法人 日本サッカー協会(JFAハウス)にて、『横浜FC・よしもと「戦略マーケティング パートナーシップ」契約締結記者会見』が開催されました。
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プロサッカーリーグ・Jリーグ ディビジョン2(J2)に属する横浜FCの上尾和大代表取締役COOは、まずよしもとについての印象について「お笑いというイメージをお持ちのかたが多いと思いますが、長年に渡ってスポーツ業界で存在感を示してきており、特にサッカーの課題解決について多くのノウハウを持っている」とコメント。「大きな資産をベースとしたコンサルティングも魅力的で、横浜FCの戦略立案、ファンコミュニケーション、プロポーションといった部分で総合的な解決案を提案いただいて、集客と売り上げ増を実現していきたいと思っています」と、このたび契約を締結した理由について語ります。
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昨年、20周年を迎えた横浜FC。「今年は21年目、新たな一歩」と語る上尾代表取締役COOが、よしもととパートナーシップを結ぶに当たって最初に取り組んだのは、ミッションづくり。「会社・組織がなんのために存在して、何をすることによって喜びを提供できるのかという質問に答えられるものがミッションですが、横浜というホームタウンにおいてクラブとして何を成し遂げたいのかを改めて考えました」と話します。
「素晴らしい選手や監督が在籍し、魅力的なサッカーをしているという自負はありますが、それでも必ず勝てるわけではない。我々は2006年にJ2で優勝して翌年J1で戦いましたが、1年で降格してその後、J1には上がれずにいます」と現状について語りながら、2006年から昨年までの観客動員を提示。J1昇格時に動員は一度増えたものの、J2に降格以降は微増という結果に「J1に昇格すれば動員や売り上げを伸ばせるのかと自問自答していましたが、最近はJ2にいながらもたくさんのお客さまにお越しいただいているクラブがあるという現状もあります。そのため、昇格が動員や売り上げを増やす唯一の解決策ではないと考えました」と説明します。
プロスポーツである以上、もちろん結果を求める姿勢や勝利は大切ですが、シーズンを通して多くの観客に来場してもらえる方法をよしもとと考えた結果、ミッションを「横浜という地域社会にとって欠かすことのできない『楽しみ、心の拠り所、プライド、街のシンボル、大切な産業』として多くの人に認められる"社会的装置"の役割を担う存在になる」に決定。上尾代表取締役COOは「次の10年、20年先に向かって進んでいきたいと思います」と決意を語りました。
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横浜FC・田村充営業グループ次長は、このミッションを決定するために「社内アンケート、ファン・サポーターに向けたアンケートを実施した」ことを報告。4日間で2500名のファン・サポーターがアンケートに応じたそうですが、「ファン・サポーターのみなさんの返答から、我々が思っている以上に横浜FCは地域参加型クラブであり、ファン・サポーターとの距離が近くて一体感のあるクラブであるという結果が出ました。目指してきた活動の中でこういった結果をいただけたのは光栄ですし、ミッションを掲げる上で自信となりました」と喜びを口にします。
その上で、「ミッションをどのように伝えていくかが大きな課題」と断言。「地域社会、人々の声に寄り添って、街のシンボルであり、我々が横浜になくてはならない大切な作業だと思っていただけるように、軸を持って取り組んでいかないといけないと思っています。当たり前のことを当たり前にやるのが、営業として我々の行なっていくこと。横浜と横浜の人のために全力を尽くして、さまざまに波及させていきたい」と意気込みました。
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よしもとクリエイティブ・エージェンシーからは、久保大輔が登壇。「営業に行くたびに『よしもとがスポーツで何ができるんですか?』と言われますが、実は10数年前からスポーツに力を入れていて、3つの領域に分けてビジネスを展開しています」と切り出し、事業について説明します。
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1つ目はアスリートのマネジメント。現役引退した選手から現役選手までさまざまなアスリートの番組出演、スポーツ教室の開催、企業の社内講演会へ参加など、スポーツを通した活動をサポートしています。
2つ目は、サッカー大会などのイベント企画・運営。昨年末、大阪・J-GREEN堺にて開催したナインティナイン・矢部浩之主催の『キリン生茶 presents やべっちCUP』を例にあげて「お子さんや保護者の方から楽しかったとの声をいただいたのは、自主性や自己表現を尊重して助けながら目標に向かい、スポーツの大切さを子供たちに伝える大会にするという矢部の思いから位置付けて運営したことが大きかったのでは。そのコンセプトを聞いた選手たちは、自主的に子供たちへ寄り添って、夢を語りあったり、声をかけたりしてくれました。その点が、喜びや満足度につながったのではと思っています」と報告しました。
3つ目は、今回の契約締結と関係性が深い事業であるマーケティングの立案。久保は「横浜FCさんとは、人々が潜在的に抱えている悩みや課題を解決する手段としてサッカーを捉えていこうとよく話しています。楽しみを提供して、心の拠り所になり、スタジアムでは一体感や開放感に浸る......さまざまな価値観を持つためのクラブになるための課題を話しています」と説明します。
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今回掲げたミッションを浸透させるため、昨年12月25日からクラブの公式Twitterで、上尾代表取締役COO自らがコメントを発信。そのほか、クラブOBで現スタッフの内田智也さんがインスタグラムを、広報担当者が公式ブログを毎日更新中。さらに、本日から公式YouTubeチャンネル、フォトダイアリーもスタートするなど、「いろんなスタッフがありとあらゆる媒体を使って、ミッションの中にある言葉を使いながら発信しています。そうすることで、一貫性のある発言ができる。ミッションが作って終わりだとならないように、継続的に発信していきます」と表明しました。
また、ミッションの一貫として、立体的なパラパラ漫画を生み出す"パラデル漫画家"で話題となっている芸人・本多修(魂の巾着)が、スタジアム映像を手がけることが発表されました。
本多は「ご縁がありまして、横浜FCさんのスタジアム映像を制作させていただけることになりました。ありがとうございます。僕の漫画に欠かせないキャラクター・ぱらおとぱらみも出させていただけるということで、(横浜FCのキャラクターである)フリ丸くんと何かできたらと思っています。これから制作に入りますので、楽しみに待っていてください」とVTRでコメントを寄せました。
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これまでもJ2のアビスパ福岡、J1のFC東京などと選手や監督のマネジメントを通して関わってきたよしもとですが、今回のパートナーシップでは「信頼や共感の土台というのは派手なことをするのではなく、地道にこつこつと粛々と淡々と続けていくことによってできる。信頼や共感ができた上に、よしもとのリソースを乗っけることで効果が最大化するので、長期的に信頼を積み上げていくことを継続的に考えていきたい」と意欲を見せる久保。「横浜FCのスタジアムに来ると、人と繋がることもできるし、仲間も増える。サッカークラブでは、スタジアムで出会った男女がその後結婚することもあるあるだったりします。そういったさまざまな価値を提供するクラブだと示していきたいと思います。これからの横浜FCに注目してください」と呼びかけました。