50分にわたるオープニングアクトで幕開け!爆ノ介presents「爆音〜明けまして奏でさせて頂きます〜」は音楽ありゲームありの大盛り上がり
1月17日(木)、よしもと漫才劇場にて、「爆音〜明けまして奏でさせて頂きます〜」が開催されました。爆ノ介率いる6人編成のバンドが中心となり、音楽ありゲームありで繰り広げる大人気イベントが、新年早々の登場! 今回も、立ち見エリアまでぎっしり満員の観客とともに、ライブハウスさながらの盛り上がりを見せました。
開演時間になると、爆ノ介がひとりで幕前へ。
「自分のイベントだから前説も自分で」のモットーのもとしゃべり始めますが、やはりここは助っ人が必要...ということで、前回に続いて「手伝ってくれる便利な人」ジュリエッタ・井尻を呼び込みます。井尻は自身の名前「寛太郎」から「桃太郎」「鬼太郎」など変化をつけていくコール&レスポンスで沸かせ、"頼れる男"ぶりを発揮。
これに感化されたのか、爆ノ介は「オレもやっていい?」と映画『ボヘミアン・ラプソディ』でおなじみ「エーオ!」「エエエオー!」のシャウトを。観客からもシャウトが返ってくると、爆ノ介は「みんなにパセリをかけたい!」と大喜びです。ちなみに、爆ノ介の顔に施されたメイクは「爆音仕様」で、なんとラインは足までつながって描かれているとのこと。これを聞いた観客からは、驚きの声と笑いが起こっていました。
続いて「上手に歌ってみたい歌がある」(爆ノ介)と歌い始めたのは、Berry Betterの『Very Berry Better!!〜音感、リズム感のない男達〜』。スルスルと開いた幕の後ろにはギターのラニーノーズ、ドラムのダブルアート・真べぇ、ベースのプリマ旦那・野村、トランペットの爛々・萌々が控え、文字通り爆音を奏で始めました。さあ、ここから恒例のオープニングアクト=出演者紹介です!
ジュリエッタのふたりは、井尻が自慢の歌唱力を披露、相方の藤本はギャグを使った"ギャグササイズ"の二本立て。
お次のミキは、亜生が昴生の頭に白髪を発見、それを豪快に抜くというくだりを延々と繰り返し、最後は昴生が吉本新喜劇・未知やすえ風にブチギレていました。
ヘンダーソンは「トイレの花子さん」をバンドの演奏に乗せてロックテイストに。
てんしとあくまは、川口のツッコミに怒ったかんざきが、あの「おしおきの歌」を発動! バンドの生演奏により、さらにおどろおどろしい雰囲気を醸し出していました。
プリマ旦那は、演奏を止めてストレートな漫才を。しゃべりまくりの野村に、河野はまたしても置いてけぼり!?
萌々が大国をイジり倒すボケで笑わせたのは爛々。もちろん萌々のトランペットソロもあり!
ラニーノーズは「10回クイズ」をバンドメンバーに仕掛けていきます。
吉田たちは「花いちもんめ」のネタを、バンド仕様で展開しました。
大東が体調不良でお休みとなり、東ひとりで臨んだダブルヒガシ。こちらも「花いちもんめ」のネタがありますが、爆ノ介が代役として大東風に歌い上げ、東と観客を喜ばせました。
シゲカズですは「意味のわからないものへのメッセージ」と題し、「ちょっと待たせる女」などに怒りを爆発させたほか、「マンゲキカウントダウン」で見る者を震撼させた"走りのフォーム"も再現!
広木が美川憲一さんになりきるネタで場をさらったデルマパンゲ。
ダブルアート・タグはもちろんスペースアイドル・FOX EYEで大歓声を浴びます。
そして、東京から参戦のアイロンヘッドが舞台へ! バンドをバックに「旗あげ」を行うと、事前に配られた紅白の紙を使って観客も参加。
出演者と客席が一体となったところで、爆ノ介が「この後のコーナーも盛り上がるで!」と叫びフィニッシュ。なんと50分にもおよぶパフォーマンスで、ようやく本編の幕開けとなりました。
ひとつめのコーナーは「爆裂クイズバトル!」。MCは河野が担当し、デルマパンゲ、野村、ダブルアート、ラニーノーズの青チームとジュリエッタ、吉田たち、てんしとあくま、爆ノ介の赤チームに分かれてクイズに挑戦します。
「曲のタイトルを当てましょう!」は、有名な歌手のジャケット写真を見て、曲のタイトルを当てるというもの。正解は10ポイント、不正解でもおもしろければ5ポイント与えられます。1問目の長渕剛さんのジャケット写真には、雄鶏が映っていたため「焼鳥屋しようかな」(迫田)、「昨日の砂肝おいしかったですか?」(野村)など鶏関係の回答が多発。美川憲一さんのメイクのままの広木は「もっと端っこ歩きなさいよ」と、キャラを生かしたひとことを発します。
なかなか正解が出ないなか、ラニーノーズ・山田の答えに、河野が思わず「それを英語に」とヒントを。無事に正解したものの、赤チームからは「ひいきだ」とブーイングも...。この後も、松崎しげるさんらのジャケット写真に、大喜利を思わせる珍タイトルが続出。また、デルマパンゲ・迫田が下ネタを連発したため、得点がマイナスになるというプチハプニングもありました。
有名な曲のタイトルを聞き、記憶を頼りにジャケット写真のポーズを再現する「ジャケ写ポーズ揃えましょう!」でも両チームがヒートアップ。先攻の赤チームは小田和正さん『ラブストーリーは突然に』のジャケ写に挑戦します。川口をはじめ爆笑ポーズが並ぶなか、唯一、吉田たち・ゆうへいが正解!
対する青チームへの問題は、鈴木雅之さんの『違う、そうじゃない』。こちらはラニーノーズ・洲崎が正解、タグは方向だけが違い無念の不正解に...。しかし、その後のKANさん『愛は勝つ』ではしっかり正解し、ガッツポーズで喜びを表現。ふたつのクイズが終わり、結果は55対60で赤チームの勝利となりました。
ふたつめのコーナーは「爆裂!フリースタイルアタック音バトル」。MCゆうへいのもと、爆ノ介、プリマ旦那、ヘンダーソン、ダブルヒガシ・東の「チーム爆裂」、アイロンヘッド、ミキ、爛々、シゲカズですの「チームナポリ」に分かれ、さまざまなアタック音に合わせたボケで対決します。
爆ノ介VS.亜生は『火曜サスペンス劇場』のアタック音で勝負。亜生は、だるまを手に振り向きざまの顔芸を決めるも、首が回り切らず(?)失敗。それにインスパイアされた爆ノ介も、同じボケをアレンジして果敢に攻め込みます。ドローが続くなか、三度目の正直でようやく亜生が勝利しました。
子安VS.萌々へのお題は、大阪メトロ御堂筋線のメロディ。拡声器を持って「楽屋の風景」を演じた子安と、ゴリラを抱きながら替え歌スタイルで笑わせた萌々の勝負は、萌々の勝ち!
この後も、『ダウンタウンDX』アタック音の東VS.大国や『スーパーマリオブラザーズ』アタック音の河野VS.昴生などなど好勝負・珍勝負が連発。『新世紀エヴァンゲリオン』次回予告音で対決した中村VS.辻井では、辻井がセッティングした小道具を、ボケる前に中村が片づけてしまうという天然ボケが飛び出し、舞台上は騒然!
野村VS.シゲカズですの対戦では、『名探偵コナン』のひらめき音に、シゲカズですが運動神経の鈍さをからめたつぶやきを合わせて大きな笑いを呼びます。野村はかぶりものを駆使して応戦しましたが、この勝負はシゲカズですに軍配が上がりました。
チーム爆裂の人数がひとり少ないため、最後の対戦はナポリVS.中村に。『ルパン三世』タイトル音に乗せてボケるはずが、いきなり噛んでしまい撃沈のナポリ。ところが中村のボケも不発に終わり、まさかのナポリ勝利! これで5対2となり、チームナポリがチーム爆裂を破りました。
イベントも大詰め、〆は「爆音!ムチャぶり全力メンバー紹介!」。バンドのメンバー紹介の要領で、出演者たちがムチャぶりに応えていきます。
一番手の川口がでんぐり返りで「ハイテンションゾウ」になりきれば、子安は肩を怒らせて「ハイテンションヤンキー」を表現。「ハイテンションドラえもん」のお題を出された井尻は、全身を使ってドラえもんと思えぬドラえもんを体現しました。さらに、こうへいやかんざき、東、ゆうへいらが成功させるなか、中村は「ハイテンション稀勢の里」をローテンションに演じてしまい失敗。広木も「ハイテンション卓球」でアウトになってしまいました。
途中から挑戦者は2人組、3人組へと増員。ナポリ・辻井・シゲカズですは、アイロンヘッドのふたりが息の合ったところを見せ「ハイテンション桃太郎」をクリア。タグ・昴生の「ハイテンション喧嘩」もタグのハードな蹴りが炸裂し、爆笑をさらいます。中村も「ハイテンションテトリス」をなんとか決めて全員成功! 〆はもちろん爆ノ介。「ハイテンション新喜劇」を、ひとり何役もこなしながら披露しました。
エンディングでは、THE BLUE HEARTSの『キスしてほしい』を全員で大合唱!
出演者らがはけたところで、イベントを支えたバンドメンバーが手をつないで挨拶すると、この日いちばんの大きな拍手が起こっていました。次回の「爆音」も、どうぞお楽しみに!
【爆ノ介】【ダブルアート】【プリマ旦那】【ラニーノーズ】【ジュリエッタ】【デルマパンゲ】【てんしとあくま】【ヘンダーソン】【吉田たち】【ミキ】【シゲカズです】【爛々】【アイロンヘッド】