きんに君絶好調!? 『新春 超人スポーツ体験会』に芸人とアスリートが集結!
1月20日(日)、万博記念公園EXPO'70パビリオンにて『新春 超人スポーツ体験会』が行われました。『超人スポーツ』とは、老若男女、障害の有無など身体の差異に関係なく平等に遊べる、「人機一体」のスポーツ。さらに『五輪とパラリンピックをつなぐ第3のスポーツ』を目指し、後世まで楽しめるスポーツを創りだすことにも挑戦しています。今回は本格的に実施します超人スポーツイベントに先駆けまして、『芸人vs元プロスポーツ選手』として、身体能力に優れたアスリートとよしもと芸人が対戦。芸人はITなどの最新技術を使うことで、アスリートと同じルール、フィールドのなかで競い合う体験会です。
まずはMCのミサイルマン・西代が登場。『超人スポーツ』について説明を行ったあと、一般社団法人 超人スポーツ協会の共同代表・中村伊知哉さんの挨拶です。中村さんは、この超人スポーツが誰でも超人になれるスポーツであることを説明、現在40種ほどあり、今回はその中から4つを持ってきたと話します。そして、関西を軸に大阪を超人スポーツのメッカにしたい、今日はそのスタートになればとアピール、今後は世界大会も開きたいと抱負を語りました。
そして、今回『超人スポーツ』を体験する芸人チームとして、ミサイルマン・岩部、祇園、宇都宮まきが登場。まず祇園・木﨑が「顔の美しさは超人級」とひとボケしますが、中村さんから「見た目は関係ない」とツッコまれます。宇都宮は、学生時代のはじめての体育で靭帯を切ったというエピソードを明かし、そんな私でも楽しめるスポーツと聞いてきた、超人になりたい、とやる気を見せました。武将様に扮する岩部が中村さんにひとボケするシーンもありながら、続いては、対するアスリートチームが登場します。
なかやまきんに君率いるこちらは、元J1ヴィッセル神戸の近藤岳登さん、アテネオリンピック女子200m銅メダリストの中西悠子さん、元バスケットボール日本代表で現在 B リーグ東京八王子トレインズ監督の石橋貴俊さんという豪華メンバー。きんに君を筆頭に芸人たちがボケを絡めつつ、各自の経歴を紹介しました。
両チームが最初に挑戦するのは『GOONBALL』。これは3つのボールを搭載したGoonという機械に乗り、ボールを落とさないようにゴールを目指して、得点を競うというもの。スタッフの説明がスタートすると、きんに君が早速ひとボケ。アスリートチームからは石橋さんが登場、芸人チームはというと武将様が「おまえだー!」と中村さんを指名するボケを見せたあと、祇園・櫻井が挑戦します。石橋さんが柵にぶつかるという見せ場を作ったのに対し、フツーにゲームを終えた櫻井に、芸人たちからブーイングが起こりました。
2番目は、車体に乗った状態でVRゴーグルを装着、車輪についたハンドルリムを手で回しながら、CG空間で飛んでくる障害物を避けていく『CYBERWHEEL』。アスリートチームは中西さん、芸人チームは宇都宮という女子対決です。まずは中西さんからチャレンジ。ゴーグルをつけた中西さんが見えている世界がモニターに映し出されると、芸人たちから「おおー!!」と声が上がり、ゴールの瞬間には拍手も起こりました。中西さんは「おもしろかった! 立体的なのでそこにあるように見える」と驚いた様子。きんに君が中西さんに耳打ちし、ボケを強要すると、芸人たちから一斉にツッコミが入ります。
続いての宇都宮は「こういうことでしか(中西さんに)勝つとこない!」と悲壮な覚悟で挑戦。ゴーグルをした宇都宮は「広〜い!」とびっくり。必死でハンドリムを回しますが、結果は中西さんの勝利でした。宇都宮は「全部が立体的。すごく運動した感じがする」と笑顔を見せますが、ここでもきんに君が隙間を見つけてはボケまくり、芸人たちを混乱させます。
続いては『HADO』。頭にヘッドマウントディスプレイ、脚にアームセンサーを装着して、コート内で戦うAR技術を使った最新スポーツです。ルールは、3対3のチームでエナジーボールやシールドなどを駆使して戦い、80秒間の試合時間で得点を多くゲットしたチームが勝ちというもの。アスリートチームは3名全員、芸人チームは祇園の2人と宇都宮がチャレンジしました。戦いの様子がコート脇のモニターに映し出されると、西代や中村さんもその様子に釘付けです。結果は大差でアスリートチームの勝利。宇都宮は「負けたけど、めっちゃ楽しかった!」と笑顔を見せていました。
ラストは『BUBLLE JUMPER』。空気の入ったバンパーとジャンピングスティルツという器具を脚に装着した選手が審判の合図で激突、相手を倒すかエリアから出すと勝ちという相撲のようなルールの競技です。まずは近藤さんと櫻井が対戦することに。2人が器具を装着する間、またまたきんに君と武将様が好きなようにボケを繰り出し、MCの西代がツッコミを入れるという展開に。それを見ていた宇都宮は「めっちゃおもろい!」と大爆笑です。用意ができた近藤さんは「負けるわけがない!」と自信満々。その言葉通り、体当たりで近藤さんが勝利を収めました。続いて中西さんと木﨑の対決。ジャンピングスティルツを装着した木﨑は、石橋さんと同じくらいの身長になり、うれしそう。勝負はつまづいた木﨑がそのまま中西さんを押し倒す形になり、棚ぼたで勝利を掴みました。
最後は延々とボケ合いを繰り広げていたきんに君と武将様の勝負。ジャンピングスティルツをつけたきんに君は「なんや、これ!」と戸惑っている様子。武将様はうまくできていると思いきや、戦う前から2人とも転倒というまさかの展開に。なんとか仕切り直して戦いますが、結局2人とも倒れてしまいました。僅差の勝負は、スタッフの判定で武将様が勝利。きんに君の「イヤです!」の声も届かず、芸人チームが勝利を収めました。
体験会はこれで終了。フォトセッションのあと、囲み取材が行われました。まずは全員が今日の感想を。石橋さんは「いろんな世代、性別の人がはしゃいでできる」と笑顔。機会があればまた挑戦したいと話しました。中西さんは、今度は子どもを連れて参加したいとのこと。勝ち負けに加えて楽しめるスポーツで、子どもたちに夢と希望を与えられると思うと話したのは近藤さん。きんに君もここは真面目に「スポーツの得意、不得意関係なくできる、いろんな人とやってみたい」と話しました。
西代は、子どものころの憧れた世界が形になっていて楽しいと笑顔。武将様は「このような素晴らしい遊びを太閤秀吉さまが見たらお喜びに...ウシャシャシャ」とコメント、周りからツッコまれていました。宇都宮は「こんなに笑えると思ってなかった」と話し、大勢で来ても見ている人も楽しめると思う、と太鼓判。そして「調子に乗ってるときのきんにく兄さん、めちゃくちゃおもしろい!」と、きんに君のボケぶりに笑いが止まらない様子でした。木﨑は体格に関係なく、そして顔の美しさも関係なくできるのがわかったとコメント。櫻井は自分がゲームの中に入るという体験ができて楽しかったと話しました。
きんに君は2019年になって変わったことは?と質問されると、これまで笑いの筋肉を鍛えてなかったと告白。これからは体の筋肉とともに、笑いの筋肉も鍛えたいと話しました。倒してみたい人はという問いには「アーノルド・シュワル......」とたっぷりとためたあと「...ツェネガー」と発音ボケをかまします。同じ質問に木﨑が「錦戸亮さんに顔はかなわないけど、これ(超人スポーツ)なら勝てる」とボケると、きんに君はすかさず「やかましいわ!あいついつまで言うてんねん...俺は好きやけど」と、さらにボケをかぶせます。木﨑は漫才劇場で対戦できるとしたら「我々もミキに勝てるチャンス!」と野望を明かしていました。
今日の出来栄えを聞かれたきんに君は「98点」と自己採点。マイナス2点の理由を聞かれると、「スネに痕ができた...」と話し、リアクションが薄いとみると「なんじゃこれ!」とすかさず一人ツッコミ。その様子に宇都宮は、今日は絶好調と言いつつ、「(きんに君には)弱いところがある」と話し、「ギャグを言い終わったあと、私の目を見る」と暴露。それを聞いたきんに君は「お笑いというのはやっぱり不安になる...」と明かし、笑いを誘っていました。そこから武将様も長尺のボケをかますなど、最後まで大盛り上がりで体験会は終了しました。
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