福岡の伝説的ローカル番組『福岡人志、』遂にDVD化! パンクブーブー・黒瀬、DVD発売記念インタビュー
先日発売されたばかりのDVD『福岡人志、松本×黒瀬 アドリブドライブ』。本作品は、松本人志が「福岡でレギュラー番組やりたいなぁ」と放った一言がきっかけで、2015年秋に福岡でスタートした番組がDVD化されたもの。
福岡×松本人志=『福岡人志、』と名づけられ、福岡出身のパンクブーブー・黒瀬純とのノープランドライブ旅番組である本番組は、テレビ的な段取りや台本は一切ナシ! これまで8回不定期特番として放送され、土曜日の午前中の放送にも関わらず異例の高視聴率を獲得。DVDを望む声が福岡のみならず、全国から多数寄せられたことに応え、待望のDVD化が実現しました。
そこで今回は、初回~3回放送分までのDVDが3巻同時発売されたことを記念し、パンクブーブー・黒瀬純にインタビュー。2人きりのノープランロケの感想や、番組の裏話などについて伺ってきました!
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ーー初めてこのお仕事の話を聞いたときはどんな風に感じましたか?
初めて聞いたというか......これ、実は自分で作った仕事なんです。
ーーえ、そうなんですか!?
はい。松本さんが飲みの席で、「福岡で番組やってもいいけどな」って言われたんで、それを真に受けて、僕が動いて。その後、松本さんが「(よしもとの社員に)言うといたから」って言ってくださったこともあって、そこからいろんなことがバタバタバタッと動き出しました。
ーー松本さんとはよく飲みに行かれていたんですか?
その時(番組がスタートした2015年当時)は飲みの席が時々ありましたね。
ーーなるほど。そもそも、黒瀬さんが初めて松本さんにお会いしたのはいつですか?
初めてお会いしたのは『M-1グランプリ』(2009年)です。
ーーお会いするまでの松本さんの印象は?
それはやっぱり、スターですよ。"まっちゃん"です。ダウンタウンさんを見てお笑いを好きになって、それで漫才をやろうと思ったんで、憧れの人ですね。
ーーじゃあ、M-1で初めて会われた時は緊張しましたか?
そうですね。でも、M-1ってそもそも緊張してるというか、松本さん一個人にももちろん緊張してましたけど、まず「ネタをやる緊張」というのもあったので、いろんな緊張が重なっていて......。番組の後、軽く打ち上げみたいなものがあって、その時初めてちゃんとご挨拶させていただきました。
ーーそういった経緯を考えると、『福岡人志、』という、台本なし、ノープランのドライブ旅、しかも2人きりでの番組収録は緊張しそうですが......。
第1回目の収録はめちゃくちゃ緊張しましたね。やっぱり、「松本さんと2人か......!」と思うと......。車も軽自動車で、ちっちゃいんですよ。狭いし、距離も近いしで、どうなるかわからないというのもありました。顔も引きつってましたね。
ーー基本的には、ロケの間中カメラを回しっぱなしだったそうですが......。
そうですね。1時間番組なんですけど、6時間回していて。だから、スタッフも「ほぼ泣く泣くカット」みたいなことを言ってました。
ーーロケ中の松本さんの意外だった行動や言動などはありますか?
ガチャガチャがすごく好きなことは意外でしたね。見つけたら必ずガチャガチャをやってらしたんで、視聴者プレゼントにもしたくらい。あとは、ロケ中、思い切って漫才のこととかお笑いのことを聞いてみたりもしたんですけど、意外に真面目に答えてくださって。それにも驚きました。
ーー特に印象に残っている場面はありますか?
DVDにも入ってるんですけど、メシを食ってる間に車に傷をつけられてたっていうのが印象深いですね。で、その場所が「浜田」っていう町だったというのもスゴイなと思って。
ーーミラクルですよね(笑)。それにしてもあの日のロケはめちゃくちゃ寒そうでしたが......。
めちゃめちゃ寒かったです。松本さん、ロケ終わりにカゼひいたらしいですからね。ホント申し訳なかったです。でも、クロックスを履いてるんですよね、寒いのに。
ーー(笑)。しかも冬仕様のボア付きのじゃなくて、普通の夏用でしたよね、あのクロックス。
そうなんですよ。
ーーロケが終わったあと、番組で打ち上げなんかはあったんですか?
FBS(福岡放送)さんのお偉いさんも、やっぱり"まっちゃん"を見たい、"まっちゃん"に会いたいっていうのがありまして、FBSさんが打ち上げの席を作ってくれて、そこに行きましたね。
ーーそうなんですね~。他に、DVDになっていないこぼれ話エピソードなんかはありますか?
1回目で「ウエスト」っていうチェーン店のうどん屋さんに行ったんですけど、松本さんがすごく気に入られてて。別の、5回目くらいのロケ終わりに、プライベートでウエストにうどんを食べに行ってましたね。そのくらいハマっていただいて、僕としてはガッツポーズでした。
ーー基本的には、お店は黒瀬さんがセレクトしているんですか?
そうですね。番組はもちろんアドリブでブラブラ行くんですけど、いちおう何店舗かは目星をつけておきたいので、僕は毎回事前にロケハンしてます。
ーー次に行ってみたいロケ地はありますか?
朝倉(市)の方とかは、行けたら行きたいですね。温泉街なんですけど、豪雨災害で今ちょっと観光客が減ってるっていうのがあるんで。あとは久留米の方にもまだ行ってないのかなぁ。でもロケは6時間しかないので......。
ーー久留米に行くのにまず時間がかかっちゃいますもんね。
そうなんです。でも「6時間しかない」って言いましたけど、考えようによっては1時間の番組なのにロケで6時間も回してるなんて贅沢なんですよね。松本さん、そこについてなんにも言わないっていうのがやっぱり、すごいサービス精神のある方だなって思いました。
ーー本当に福岡がお好きそうだし、何食べてもおいしいおいしいって、楽しそうにされてますもんね。ちなみに、相方の佐藤さんからは番組について何か言われたりしましたか?
いや、一言も発さないです(笑)。反応は無ですね。まぁ、相方は大分(出身)なんで、もしかしたら相方が松本さんと大分でやるかもしれないですけど......(笑)。
ーー『大分人志、』ですか(笑)? それも面白そうですね!
まぁ、やっていただければですけど(笑)。
ーーDVDのジャケット裏に「普段お目にかかれない"素の松本人志"を目撃する!」というキャッチコピーがあるんですけど、東京で会うときと福岡で会うときとで、松本さんの印象は違ったりするんですか?
違いますね。やっぱり東京でお会いするときはどうしてもいろんな方たちが周りにいらっしゃるので、近寄りがたい存在というか......まぁ、僕が勝手に緊張しちゃうんですけど。でも、福岡のときは、飛行機降りて、空港からそのままひとりで歩いてこられるし(笑)、そのままピンマイク付けて。車内も2人きりだし、福岡のときの方がいろんな話が聞けて、しゃべりやすいなって思いますね。
ーー距離が近づく感じなんですね。でも、いったん東京に帰ったらその距離感はまた元に戻っちゃうんですか?
そうですね。僕が、ですけど。そうじゃなきゃいけないなっていうのもあります。この番組の感じで、東京で接したらダメだなと。やっぱそこはちゃんと1本線を引かないと、自分が勝手になぁなぁになっちゃうからよくないなって思って。
ーーでも、番組を通してだんだん仲よくなっていくというか、距離が縮まっていく感じは、それはそれでいいんじゃないかと思うんですけど。
いや、やっぱりそれだけじゃねぇ。「失礼だな!」って自分で思って(笑)。「先輩にそんなこと言っちゃダメ!」って、途中で思って。ブレーキかけないと、どこまでもいっちゃうんで。
ーーでも、松本さんって後輩からキツいツッコミをされることを結構楽しんでいらっしゃるようにも見えますが......。
そうですねぇ。でもやっぱり、周りが許さないというのももしかしたらあるかもしれないんで、一線はちゃんと越えずに。でも、この続きのやつ(4回目以降)が結構一線越え出すんですよね。
ーー(笑)。じゃあ、4回目以降もぜひDVDで見させていただきたいです!
で、また後半で引き締めてます(笑)。
ーーでは最後に、DVDのPRをお願いします。
本当に6時間もカメラを回していて、それを70分ぐらいにしているので、絶対に面白いと思います。あと安い! 特典映像も入っているので、ぜひ買ってください! あとは、僕がちょっとずつ太っていってるので、そこもぜひ楽しみに見てください(笑)。
【パンクブーブー】【黒瀬純】
『福岡人志、松本×黒瀬 アドリブドライブ』
○福岡人志、 第1弾『本気の福岡愛が満載』
価格:¥2,000(税抜) YRBN-91265
※2015年11月14日放送
○福岡人志、 第2弾『黒瀬の地元 篠栗町へ』
価格:¥2,000(税抜) YRBN-91266
※2016年3月12日放送
○福岡人志、 第3弾『博多ド定番ぶらり』
価格:¥2,000(税抜) YRBN-91267
※2016年7月2日放送
★全て放送ではカットされた未公開映像を収録したディレクターズカット版
★さらに未公開を含む特典映像も追加
第1弾 エンディングドッキリ松本カメラ/黒瀬純のツッコミ10連発
第2弾 未公開 黒瀬の前ふり/未公開 車内トーク
第3弾 未公開 黒瀬の前ふり/未公開 ロケの振り返り
<DVD「福岡人志、松本×黒瀬 アドリブドライブ」3巻同時ご予約・ご購入者先着特典>
①福岡人志、オリジナルトートバッグ
②福岡人志、オリジナルステッカー(ホワイト・ブラック2種)
※詳しくは、よしもとミュージックエンタテインメントHPhttp://yoshimoto-me.co.jp/artist/fukuokahitoshi/まで。
<発売元・販売元>よしもとミュージックエンタテインメント
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