10月1日(月)、道頓堀ZAZA Boxで開かれたのが「ストーリーファイターV アーケードエディション芸人namba.1決定戦」。今回が初となる、よしもと芸人によるeスポーツイベントです。今、俄然注目を集めているのが、このeスポーツ。「エレクトロニック・スポーツ」の略で、コンピューターゲームやビデオゲームをスポーツとして競い合うものです。世界での競技人口が5,500万人とも言われ、海外の大会では莫大な賞金が手に入るとあって、「プロゲーマー」も続々と誕生するなどヒートアップ。eスポーツイベントの初日となった今回は、人気ゲーム「ストリートファイターV」で、芸人たちがその腕前を競い合いました。
まずはMCのスーパーマラドーナとイベントに参戦する芸人たちが登場。まず今回のイベントが、スーパーマラドーナ、スマイル・ウーイェイよしたか、ラニーノーズ・洲崎、ロングコートダディ・堂前、ダブルヒガシ・大東、帽子屋お松、ダブルアート・ 真べぇ、ラフ次元、トップシークレット・まさじ、つじくん、いってらっしゃいBOY、もみちゃんズ、金属バット・小林、サボテン・林という16人の芸人によるトーナメント形式で行われること、公式ルールに沿って行われることなどを説明したあと、賞金も出ることが発表されると、芸人たちからは歓声が上がります。しかし、そのためには元芸人で今回のスペシャルゲスト、プロゲーマーのジョビンと対戦しなければいけないというルールが。芸人たちは不満顔ですが、ジョビンは「こんな楽な仕事はない」とニンマリ。ジョビンは現在、韓国、フランス、ラスベガスなど世界で活躍していることを話しますが、武智から負けたらプロ剥奪という脅しをかけられると「どの大会より緊張する」とコメント、会場を笑わせます。
まずは1回戦から。第1試合は「子供のころから(ゲームを)やっている」というダブルアート・真べぇとダブルヒガシ・大東の対戦です。ゲームがスタートすると芸人たちも画面に集中。真べぇは「緊張してワザが出ない」と言いつつ、いい勝負を繰り広げます。ゲームは1対1でファイナルラウンドへ。大東が勝利を収めますが、「後半パニック!」「家でやるのとぜんぜん違う」と2人とも普段とはかなり勝手が違う様子です。
2戦目はラフ次元・空とトップシークレット・まさじ。2人とも今回のストリートファイターVはやってないということで、いい勝負が期待できそうです。ゲームは大技を繰り出し合う2人に、芸人たちからも思わず声が上がる熱戦に。結果は2本先取で空の勝ち。こちらの2人も「緊張した」と1戦目の2人と同様に調子が出なかったよう。
次はスーパーマラドーナ・武智とラニーノーズ・洲崎の対決です。ここで田中が、自分1人でMCは心もとないということで「大物ゲストの登場ですよ〜!」と散々アオッた挙げ句、アッパレード・木尾を呼び込み、会場は微妙な空気に。木尾は武智が対戦するたびに登場できるとあって、武智にエールを送ります。そして戦いがスタート。1本目を僅差で取った武智が連続勝利。洲崎は「コントローラーがぬるぬるしている」と言い訳しますが、「強かった」と武智のテクニックを認めていました。
続いては、ラフ次元・梅村、つじくんの対戦。梅村はこのゲームに「バイソン」という名前のキャラクターがいるので呼ばれた、と告白。つじくんは自信ありと強気のコメントです。戦いはいきなり昇竜拳を撃ち合うところからスタート。武智はつじくんを応援しますが、田中は梅村に声援を送ります。1本目はギリギリで梅村が勝利。2本目の戦いでは、つじくんが規則正しいリズムでジャンプする様子に会場は大盛り上がり。しかし、そこを突かれて、結局梅村が勝利を収めました。
続いては、帽子屋お松、いってらっしゃいBOYの登場。お松は以前別のゲームで世界レベルだったとのことで、その実力に期待が高まります。対するいってらっしゃいBOYは、このゲームを5時間しかやっていないとのこと。勝負は予想通り、お松の圧勝でした。ゲームに負け、ギャグもスベり続けるいってらっしゃいBOYに「東京に行った方がいい」と田中がアドバイスを送るひと幕も。
もみちゃんズ、ロングコートダディ・堂前は、どちらもゲームをやりこんでいるとのこと。ハイレベルな戦いでしたが、堂前が2本先取で勝利を収めました。勝った堂前は「めちゃくちゃ気持ちいい」とニンマリです。
次は武智曰く「世紀の凡戦」のスマイル・ウーイェイよしたかとスーパーマラドーナ・田中の対戦です。「お兄ちゃんとやっていた」というよしたか、「ゲーセンで(人がやっているのを)後ろから見ていた」という田中の対決は、「ちょっとだけ練習しましょう」というよしたかの提案でのんびりスタートしますが、「はよせえ!」と武智からツッコミが入ります。試合は1本目をよしたかが勝利。このまま2本目も取るかと思われましたが、なんと田中が大活躍。会場中を大いに沸かせて2本目、ファイナルを連取して勝ち上がりました。
金属バット・小林とサボテン・林は、両者かなりのテクニシャン同士。会場からもその戦いにどよめきが起こり、ジョビンも「今まで一番レベルが高い」と絶賛。緊迫した戦いは林が勝利します。対戦した小林も「すげえ強え!」と林の実力を認め、林も「一番強い人と当たった」と小林を讃えました。
ここから2回戦ですが、大東が退席。敗者復活として、つじくんが抜擢され、空と対戦することになります。自分の代わりがつじくんということに不満そうな大東ですが、つじくんに後を託して会場を出ます。勝負は1対1でファイナルまでもつれ込みますが、空が勝利を収めました。
2試合目の武智vs梅村は武智の圧勝。武智は2試合目とあって「落ち着いてきた」と話し、これからさらに上を目指す勢いです。
お松と堂前の試合は、ジョビンも「楽しみです」という好カード。武智はお松が少しだけ上ではないかと予想します。白熱の試合は堂前が勝利。「強い!」と思わずジョビンも絶賛です。
2回戦最終試合は、ビギナーズラックで勝ち上がった田中と1回戦で実力を見せつけた林の対決。1本目ボロ負けだった田中は「逃げる」宣言しますが、2本目もあっという間にやられました。
準決勝第1試合は空vs武智の戦い。静かに始まった戦いは、1本目、2本目とも武智がしっかり勝利を掴み、決勝進出を決めます。第2試合は、ジョビンも「どっちが勝つかわからない」というハイレベルな堂前vs林です。息の詰まる攻防は一進一退。両者1本ずつ取り合い、ファイナルまで進みますが、最後は林の勝利。「1本目で動きを見られていた」と堂前も脱帽でした。
いよいよ決勝戦。武智vs林のゲームがスタートします。接戦ながら1本目は林が取り、続く2本目も均衡した戦いが続きますがやはり林が勝利。武智は「コレは強い、レベルが違う」と負けを認めますが、「M-1やったら負けへんからな!」と大人げない負け惜しみも。
そのあと賞金の目録が林に手渡されますが、本当の勝負はここから。ラスボス的存在のプロゲーマー・ジョビンは「(林は)強いとは思いますが、レベルが違う」とあっさり。その言葉どおり、1本目をあっという間に勝つと、芸人たちからは「頑張れ、林!」の声が上がりますが、2本目もジョビンが圧勝。あまりのレベルの違いに芸人たちも呆然です。そのあと、堂前、武智もチャレンジしますが、まったく歯が立たず。プロゲーマーの実力をまざまざと見せつけてくれました。
すべての戦いを終えて「純粋に楽しかった」と武智。芸人同士の対戦だけではなく大喜利や観客との対戦など、新たなアイデアも飛び出すなど、大いに盛り上がった初のeスポーツイベントは終了しました。
今後のeスポーツイベントの予定は以下よりご確認ください!
ゲーム好きの人もそうでない方もぜひお集まりください!
http://www.yoshimoto.co.jp/zaza/schedule_box10.php
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