来年2月にオープンする、大阪城公園内に誕生する3つの劇場からなるクールジャパンパーク大阪。その内のひとつ、TTホールで、2019年3月8日(金)~3月17日(日)に『energy~笑う筋肉~』が全15公演上演されることが決定しました!
『energy』とは、世界を魅了したマッスルミュージカルが新たな進化を遂げ、よりスポーツ色を強め、高い身体能力に「笑い」、「ストーリー」、「舞台芸術」が加わってステージを彩るノンバーバルショーです。大阪は万博の開催も決定したばかり。海外からの注目も集まっていることもあり、まさにこの『energy』は、言語を超え、国や年齢も関係なく楽しめる作品となっています。
これに先立ち、12月6日(木)、『energy~笑う筋肉~』概要発表会見が行われ、energyの作・演出・振付を手がける中村龍史さんとenergyパフォーマーの皆さん、そしてenergyスペシャルサポーターの斎藤隆、田中光、energy芸人サポーターとしてジャルジャル、見取り図、霜降り明星が出席しました。司会は浅越ゴエが務めました。
まずは、作・演出・振付を手がける中村龍史さんから概要説明が。「作品を作るときのいちばんのモットー『人は人に感動する』を常に頭に描いて作っています」とし、「お客さまが見たことのない光景、聴いたことのない音、感じたことのない躍動感、そしてユーモア。それらを出演者が最低限の衣装で表現します」と説明。
続いてスペシャルサポーターとして、アスリートとして国内のみならず海外でも成功を収めた元メジャーリーガーの斎藤隆、体操競技でアトランタオリンピックに出場した田中光が登壇。
斎藤は「アメリカで7年間、野球をやってきましたが、皆さんに感動してもらうためにはアスリートはパッション全力でいくことがなによりだと思います」と語りました。田中は、energyには体操系の選手だった出演者も多く参加していることを挙げ、「体操選手のセカンドキャリアというところでも活躍してもらうことが、体操界の発展にもつながると思います」と力を込めました。
続いて「世界で通用する秘訣」を尋ねられた際は、「内側から出る熱い思い」と斎藤。「観に来ていただいた方にしかわからないような、内なる部分をパフォーマーは見てもらいたいのではないかと思います」とのこと。田中は「ひとつひとつの技も素晴らしいと思うんですが、一番感動するのは一体感かなと思います。10人、20人、何百人もが同時に表現する一体感がひとつのエネルギーとなって、皆さんに伝わるものがあると思います」と語りました。
また、スカウト活動も行うふたりは「野球界、体操界、ぜひenergyに参加して欲しい人は?」との質問には、斎藤は「ドミニカやキューバなど、南米の選手はもともとが熱い人が多いので、引退したラミレスなんかは共感してくれるんじゃないかな」と笑顔。さらに日本ハムファイターズに入団が決まった金足農業・吉田輝星選手の名前を挙げ、「あの首の太さ、それでいてくびれているあの筋骨隆々な身体をenergyで見たい」とも。田中は「現役の選手にも参加してもらいたいなと思います」としながらも、実はX JAPANの大ファンだそうで「YOSHIKIさんにドラムパフォーマンスをやってもらいたい」と熱烈ラブコール! 中村さんも「ウェルカムです!」とノリノリでした。
続いて芸人サポーターのジャルジャル、見取り図、霜降り明星が登場!
『M-1グランプリ2018』を共に戦い、さらにチャンピオンに輝いた霜降り明星には浅越ゴエからも「優勝おめでとうございます!」とお祝いの言葉が。さらに、ゴエから「energyをサポートするために優勝したんですよね?」と水を向けられると、「そりゃそうですよ!」同調し、さらにせいやは「M-1と同じ緊張感でenergyにのぞみたいです」とやる気満々!?
見取り図は、リリーが「惜しくも6位だったんですけど」と言うと盛山がすかさず「9位や!」とツッコミ! そんな盛山は、M-1決勝に出場したことで、「大阪はとくに漫才、M-1が大好きやねんなと思った」とか。「新大阪に着いたらおばちゃんがハイタッチしてきてくれて、なんばを歩いてたらおじさんから『昨日おつかれさん!』と声をかけていただいて。まるで両津勘吉、下町の人気者の気分です」とにっこり。
M-1グランプリ1本目で披露したネタ「国名分けっこ」が話題になったジャルジャルは、福徳が「インドネシアの現地で、あのネタを見せたらインドネシア人が笑ったという記事を読みました」、後藤も「インドネシアの方は笑っていただいたんですが、次はアルゼンチンの方にも笑っていただけるか確認したい」と話しました。芸人サポーターもそろったところで、はたしてenergyとはどれほどスゴイパフォーマンスなのか? その一端を、energyパフォーマーの皆さんが披露してくれることに!
なかでも、身体を叩いて音を出すボディスラップは、中村さんがおよそ30年前に吉本新喜劇とミュージカルを作った際に、島木譲二さんのギャグ、パチパチパンチから発想を得て作ったパフォーマンスなのだそうです!
大迫力のパフォーマンスに、思わず「すごい!」「すばらしい!」と声を上げる芸人サポーターたち。興奮冷めやらぬなか、感想を聞かれたせいやは、「いや、すごいんですけど、ボブさんが混じってて...」とびっくり顔。今回のenergyパフォーマーの中に、筋肉芸人のボブも参加しています!
energyパフォーマーにはボブ以外にも跳び箱芸人の福田弘、医師免許を持つ異色の芸人、廣島肇など複数参加。
さらに多数の大会で優勝経験を持つ平田敦士さん、110mハードルで全日本インカレ優勝の経歴を持つスポーツモデルのモーゼス夢さん、空手日本チャンピオンの西真央さんなど、さまざまな経歴を持つエキスパートたちが揃っています。「まだこれから、みんないろんなところが伸びてくると思います。これからいいところをどんどん伸ばしていきたいと思っています」と中村さん。
そして最後は、M−1の激闘冷めやらぬ芸人サポーターたちに、誰が真のenergy芸人サポーターかを決める『e-1グランプリ』開催! 3組には、energyパフォーマーによるパフォーマンスを再現してもらい、その出来を競うというもの。チャンピオンを中村さんに判定してもらい、ワーストプレーヤーを斎藤、田中に判定してもらいます。
「できるかー!」とパニックに陥る3組ですが、パフォーマーの皆さんにレクチャーしてもらい、なんとかマスターすることに成功。はたして、その結果は...?
「e-1グランプリ」チャンピオンは、盛山に決定! 中村さんは「一番リズムに乗れていた」と太鼓判を押していました。一方、ワーストに選ばれたのはせいや。とくにタップがひどかったようで、斎藤から「あれだけレクチャーを受けたのに。タップはまるでサインを出したことのないランナーコーチャーのようだった」、中村さんも「頭の中の神経が身体とつながっていない」とバッサリ!?
罰ゲームとして、日々の激しい特訓で疲労が蓄積しているであろう女性energyパフォーマーを笑わせるというもの。せいやの全力ネタで、女性パフォーマーの皆さんも笑顔がこぼれていました。
一方、『e-1グランプリ』チャンピオンに選ばれた盛山は「これを来年のM-1に活かせるかなと思ったらすごいワクワクしました。アースタップで会場を揺らしたい」と早くも意気込んでいました。
質疑応答では、この日のワーストプレーヤーに選ばれたせいやに対して「M-1チャンピオンとしてどうなのか」という質問が。せいやは「いいパフォーマンスが観られたので、次はアースタップの練習をしたい。この1年はアースタップに注ぎたいと思います」とのこと。ジャルジャルへは、ネタの反響についての質問が。福徳は「本当に反響がすごくて、街でも『ゼンチン』と呼ばれてすごく恥ずかしいんです。『ゼンチン』って単体で聞くと『フルチン』みたいに聞こえるのでやめてください」とのお願いが。後藤は「妹から『一番おもしろかった』と言われました! 妹-1グランプリ、いただきました」とにっこり。
「これからenergyを注ぎたいことは?」との質問には、ジャルジャルは「コントです」とYouTubeのジャルジャル公式チャンネルをPR。見取り図は「僕らはリベンジ。さっそく1月から単独ライブを2本やります」とのこと。霜降り明星は、粗品が「この1年、いろんなテレビ番組に出させていただいたり、劇場の出番でenergyを注ぎたいです」。せいやは「僕、ジャパニーズウイスキーが好きで、一度集めようかなと思っています。そして『アメトーーク!』のウイスキー芸人に呼ばれるように趣味を広げようかな。そこらへんにenergyを注ぎたいと思います」と語りました。
ジャルジャル、見取り図、霜降り明星という今最もアツい芸人たちも注目する『energy~笑う筋肉~』、ぜひ会場でご覧くださいね!
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