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【ライブレポート】BS吉テレ Presents「笑える?! 怪談ナイト」

8月20日(火)の深夜24時30分より、東京・神保町花月にて『BS吉テレ Presents「笑える?! 怪談ナイト』が開催されました。

今年4月よりBS日テレにて絶賛放送中の『BS吉テレ』。月曜から金曜まで、サバンナ、千鳥、NON STYLE、渡辺直美、南海キャンディーズ・山里亮太をMCとして、さまざまなテーマに沿った番組を展開しています。

第1部では、『BS吉テレ』MC陣が初めて全員集合。8人がそろう機会はまたとないということで、千鳥・ノブよりBS日テレ広報部のオフィシャル撮影が行われることが告げられると、会場は爆笑!「いつでも撮れるやろ?」「よう会うメンバーですよね?」「ここで撮らないといけないのかな?」など全員、訝しがりながらも無事、撮影終了。神主のお祓いを済ませて、いよいよイベントはスタートです!

Dscn1968_374 オープニング怪談を務めるのは、ムーディ勝山。最近推している“ムディ川淳二”キャラで、ブレイクの去った芸人に訪れた恐ろしいエピソードをおどろおどろしく語りました。

Dscn1970 その後は、MC陣の怪談話に。
まずは、山里が「怖いのが本当に苦手なんです」と顔をしかめながら、ロケで起こった話を。怖い系のロケはすべて断っているという彼の身に起こったこと。さらに、悲しい結末が……。
そんな話から、サバンナ・高橋は大阪時代、霊が見えるという人の見てもらった話を。「あなたは前世が音楽家、前々世も音楽家。ギターのネタをやったら成功する」と言われたことがきっかけで、犬井ひろしのネタを生み出したそうです! すごい!

Dscn1975 続いても、恐がりだというNON STYLE・石田が体験談を。取り憑かれやすい体質だそうで、若手時代、劇場で起こった体験談を語ります。さらに、その理由が非常に恐ろしく……いまだに怯えている様子でした。
眉をひそめ、体を小さくしている石田を見て、「じゃあ、あのときは申し訳なかったなぁ。肝試しに行ったよな?」とノブ。ノブ、石田、ファミリーレストラン・原田とでオバケが出るという噂のトンネルに向かったそうですが、不思議な出来事が3人の身に起こったんだとか。この後、NON STYLE・井上による石田のある出来事によって、“現実に起こったのかわからない、あり得ない話”でひとしきり盛り上がりました。

Dscn1980 3番手は、直美。母親が怖いという話なのですが、何度もクイズ形式を入れてくるなど、上記2人が披露した怪談話とは違う毛色に。げらげらと笑う直美に、山里は「真面目に話した俺らが恥ずかしい!」と指摘します。

Dscn1983 サバンナ・高橋は、小学生の頃に体験した不思議な話を。笑いを交えながらのエピソードトークに、「ただただ、高橋さんのおもろい話やないですか」とあきれ顔の井上です。

Dscn1986 「いまでも疑問やねん」と切り出したのは、サバンナ・八木。も、トーク力ゆえか狙ったような不思議さを出せず、八木が話し進めるたびに笑いが起こるという状況に。たどたどしい説明に、「シェフの調理法が“ゆでる”しかなかったみたい!」と絶妙に喩える山里。ノブも「カラオケボックスを、カラオケモックスって噛むなんて!」と、笑いを堪えきれませんでした。

Dscn1993 第2部は、「2丁拳銃のホントの怖い話(小堀 公開ガチ説教!)」。2丁拳銃と修士の奥さんで構成作家の川谷友紀子さんが登場しました。

「小堀さんはだらしないところがある。ダメなところを、今日はズバズバ言ってもらう」(ノブ)ということで、川谷さんより『最近の怖い話ベスト5』が発表されました。
が、この場に及んで悪あがきを見せる小堀。「なんで俺、呼ばれたん? 怒られに来たってこと? そんなことしてないやん!」と声を荒げるも、「怒るようなエピソードがなければ、僕らが謝りますよ」と大悟にたしなめられ、着席します。

Dscn2023_2 ベスト5は……ぜひともオンエアをチェックいただくとして、言い訳しようと焦る小堀が口を開くたびに、「歯切れ悪いなぁ~」「そんなことしてたら、誰も誉めなくなるよ?」など、冷静に的確な指摘をしていく川谷さん。そんな彼女を恐れ、なぜか後輩である大悟に「お前は許さん! バカにしてるやろ!」と噛み付く小堀です。も、出てくるのは、お客さんがドン引きするエピソードばかり。先輩にも関わらず、2位のエピソードではノブが「最低!」と絶叫、1位のエピソードでは大悟が「きちゃねぇ話! げぼが出そうやわ!」と吐き捨てていました。

なんとか場を取り繕おうと必死の小堀でしたが、お客さんのあまりのドン引きぶりに観念した様子。客席をゆっくり見つめながら「なんか……今日はすんません! でも、あんまり嫌わんといてくださいね」と謝罪しました(イベント終了後、神保町花月の外で「今日はありがとうございます~」と、お客さんを見送る小堀でした)。

Dscn2013 第3部は「東京に進出したけど思ってたんと違う怖い話」。ネゴシックス、とろサーモン、中山功太、ムーディ勝山、天津・木村と、千鳥と縁の深い芸人たちが登場します。

テレビの収録ということで、気合いの表れか、着物を新調してきたという天津・木村。許される時間帯だと思ったのか、ガッツリとエロ詩吟を披露します。また、ほかの番組で奇行っぷりが取り上げられた中山は、自身を「R-1ぐらんぷりの面汚し!」と明るく紹介。……相変わらず狂気性が見え隠れしています。

Dscn2035 「東京に出てきたきっかけ」「東京に出てきて何をしていたのか?」「収入がないときの過ごし方」について赤裸々に語る面々ですが、ノブから話を振られてもたどたどしくしか話せません。そんな様子に「くすぶってる理由がわかりますよね。みんな、当たり前のように噛む」と自虐気味に笑う中山。自らも「人前に出ていなさすぎて、出したい声のボリュームがわからない」と話し出します。も、なんとか爪痕を残そうと思いついたエピソードを必死で語りまくり、ノブから「今日で功太は売れようとしてる!」と苦笑いされていました。

Dscn2040 ノブ曰く「今日のメインイベント。楽しみです!」という第4部は、ソラシド・本坊による「現場でマジで死ぬと思った話」。
アルバイトで日雇い労働をしているソラシド・本坊とその相方・水口、彼の苦しいバイト生活をビデオカメラに撮っているとろサーモン・村田が出演。オープニングVTRで、靴底が思いっきりめくれた本坊のスニーカーが映し出されると、客席からは「ひぇ~」という哀愁漂う悲鳴が……まさに怖い話です。

本日は、テレビでは話せないヒジカタ話を(とは言いつつ、もちろんオンエアはあるそうです!)。本坊が日々直面しているキツい労働話に、大きな笑いが起こります。
あまりにもバイトが体に馴染みすぎて、よしもとの社員にも芸人らしくない振る舞いをしてしまったことも……。水口曰く、「こいつが本社でタバコを吸いながら佇んでいたら、警戒心の強いスズメが胸にとまったんですよ!?」と驚愕のエピソードを披露。「死んでるか、木ですね」と静かにつぶやくノブですが、「これからも働いてくださいね」と本坊を激励します。すると、「そうやねん」と突然、顔をしかめ出す本坊。「こうやって話してるから、バイトに行ってもえらい目に遭わないかんと思ってる自分が腹立つ!」と、思わぬ苦悩を口にしていました。

Dscn2064Dscn2061 全ブロックでは、とっておきのエピソードを持った若手芸人による怪談話も。
トップバッターを務めたありがとう・ぁみのエピソードは語り口もうまく、MC陣が本気で怖がっていた様子。また、この手の話でよくテレビに出演している井下好井・好井は、知人の心霊写真を披露。「めっちゃ怖なってきた!」と八木が怯える一方、涼しげな表情を浮かべている山里。「山里、聞いてないやろ。怖なったら、耳塞いでた」と大悟に鋭く言われ、「怖くなってきたら『あまちゃん』のことばっかり考えてました」と笑いを誘いました。

Dscn1996Dscn2001 その後も、オオカミ少年・片岡の高校時代のエピソード、墓地の番人をしていたという魂の巾着・本多、ポテト少年団・中谷の知人から訊いた話、タカダ・コーポレーション・大貫さんの母親の実体験など、怖い話が続々登場。各地の“住みます”芸人たちも参戦しました。
また、大悟も先日、劇場の入りで体験したというエピソードを語り、ひんやりとさせるかと思いきや、結果、笑いになってしまいました。

Dscn2029Dscn2052Dscn2070 11人の怪談芸人からグランプリに輝いたのは、爆笑コメディアンズ・秀作のレンタカーを借りた友人の身に起こった不思議なエピソードに!
「話自体はまぁまぁやったけど、(終わる前に)中山が茶々を入れたのが……いちばん記憶に残った(笑)」と選んだ理由を語る大悟。秀作には優勝特典として、『BS日テレ』出演権が送られました。

Dscn2073なお、本イベントの様子は9月7日(土)BS日テレにて放送決定。ぜひともオンエアをチェックしてください!

●BS日テレ情報
月曜日から金曜日までの24時30分から25時まで放送
MC担当
月曜日:「デジ魂」(デジタル・コンテンツ部)/MC:サバンナ
火曜日:「セールスタイル」(営業部)/MC:NON STYLE
水曜日:「イベンジャーズ」(イベント・事業部)/MC:千鳥
木曜日:「ナオミクローゼット」(ガールズプロジェクト)/MC:渡辺直美
金曜日:「ケンイチ」(47都道府県プロジェクト)/
     MC:南海キャンディーズ・山里亮太
公式サイト:http://www.bs4.jp/yoshitere/

2013年8月16日 (金)

5upよしもと キラめきサマーフェスティバル〜ネタやら歌やらいろいろやって555大祭り〜(後編)

休憩を挟んだ後半戦の冒頭には、東京・ヨシモト∞ホールを拠点に活躍する彩〜irodori〜MemberからTOP3のジューシーズ、シソンヌ、ジャングルポケットが乱入! 「オロナミンCイロメキライブSP」と題し、彩〜irodori〜と煌〜kirameki〜が激突しました。チャレンジするのは「元気ハツラツ! フレーズ即答勝負」。両チームから1人ずつ交互に、ルーレットで出た1文字を頭文字に元気ハツラツな言葉を発するというものです。これがなかなか難しく、トップバッターを買って出たGAG少年楽団・坂本は「と」を頭文字に「とーりゃー!」という掛け声で気合いを空回りさせてしまいました。この後も珍フレーズばかりが繰り出され、天竺鼠・瀬下の「お」を頭文字にした「お茶で1週間乗り切る!」という謎すぎるフレーズには周囲から総ツッコミが。シソンヌ・じろうは「と」を出して、「友達になってください」とポツリ。ささやきのようなボリュームは「全く元気がない」とダメ出しの対象となり、再度元気に叫んでみるもまたまた大不評を買ってしまいました。ほかにもジューシーズ・赤羽の「ね」から出た「ネコいらな〜い!」(ネコがいらないほど元気、という意味らしい)など爆笑回答が飛び出し、ステージは大混乱に。最後はジューシーズ・児玉が「ぬ」からひねり出した「沼からナイストゥーミーチュー」を発端に、「1週間」発言が尾を引く瀬下との泥沼バトルに発展!? さらには次々と人が入れ替わっての乱打戦となり、結果、煌〜kirameki〜チームが辛くも勝利、両劇場で実施中の「元気ハツラツ!」キャンペーンでも1000ポイントをゲットしました。

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続いては「ネタバトル3」に突入! ななまがり(赤)×矢野号(青)、プリマ旦那(赤)×タナからイケダ(青)、かまいたち(赤)×天竺鼠(青)の計6組が対戦し、それぞれ渾身のネタで笑わせました。

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読売テレビで9月5日(木)25:30〜放送される『5up夏のいたずら王決定戦』とのコラボコーナーでは、キラメン7によるいたずら企画のVTRで勝負。まずはアインシュタインが登場し、キラメンたちがそれぞれ相方にいたずらを仕掛けたVTRを見て、客席の皆さんが「面白い!」と思ったものに携帯から投票するというシステムが説明されます。本編では、キラメンたちがステージに集まり、客席と一緒にVTRを鑑賞。スペシャルコメンテーターとしてジャングルポケットも加わりました。

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藤崎マーケットは、ダイエット企画のロケと偽り車に乗せられた田崎を、巨大風船が襲うというもの。狭い車内で風船に圧迫され逃げ惑う田崎の姿が爆笑を巻き起こします。吉田たちは、怖いお兄さんから、突然ゆうへいのことで因縁をつけられたこうへいの「双子愛」あふれる対応に感動が。中張又張は、辛すぎる唐揚げからすっぱい水、絵の具付き布巾、さらに虫と白井へのいたずら4連発が見事に決まりました。突然の大声が苦手という宮戸が、次々と現れる刺客を前にナイスなリアクションを見せてくれたGAG少年楽団。グラマーな女性を仕掛け人としたいたずらの前に、本性をさらけだしてしまったのは、かまいたち・山内です。コマンダンテ・安田は、さまざまな人から毒霧を吹きかけられるハメに。最後の天竺鼠は、仕掛け人・川原が繰り出す“世紀のいたずら”がすべて細かすぎて伝わらず……ネタばらしをされた瀬下は「ええっ! そうやったん!?」と驚くばかりという斬新なVTRに仕上がっていました。観客が1位に選んだのは、吉田たち! こうへいが、大いに男を上げたコーナーとなりました。

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イベントもいよいよ終盤、ここでお待ちかねの「チーム対抗歌ネタバトル」後半戦が幕を開けることに。まずは「モノマネメドレー対決」。赤組はMCとして、祇園&ZAZYが『CDTV』のCGキャラ風に曲紹介を。セルライトスパ・肥後はDIR EN GRAY・京さんのモノマネで『予感』を熱唱! 馬と魚は自身の作詞作曲による「aikoさんっぽく始まってASIAN KUNG-FU GENERATIONさん風に終わる」『桃太郎』というアグレッシブなネタでアピールしました。『シティーハンター』の冴羽獠のモノマネでTM NETWORKの『Get Wild』に挑戦したのはアイロンヘッド・辻井。銃弾を避けながらの歌はアクションとしても見ごたえアリ! そして赤組のトリを飾ったのはGAG少年楽団・坂本&ミルクボーイ・内海による太鼓の達人版『夏祭り』。内海が丸いシルエットを生かしてゲームに登場する太鼓キャラになりきり、坂本の華麗なバチさばきに応えていました。

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一方、青組は、土佐駒・長尾の司会による『僕らの音楽』風。トップバッターの和牛・水田はX Japan・Toshiさんのモノマネで『Rusty Nail』を歌いますが、さすが元料理人、手元では大根の桂むきをやり続けるという離れ業を披露します。続く天竺鼠・瀬下は尾崎豊さんのモノマネで『15の夜』を熱唱。甘い声で魅了したのも束の間、サビになると歌を忘れて生のカボチャを素手で割るという謎のパフォーマンスを行い、客席は驚きと爆笑、そして見事に割れた際には感動に包まれました。さらに、バイク川崎バイクとカバと爆ノ介・爆ノ介は、つんく♂さん feat.飛鳥涼さんになりきっての『ハッピーサマーウェディング』、藤崎マーケット・トキは『サザエさん』のマスオさんが働いている会社・海山商事の社歌をアナゴさんのモノマネで歌うなど、超変化球なネタが続きます。

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最後を飾るのは「韓流対決」です。先攻の赤組は、守谷日和、学天即・四条、アインシュタイン・稲田、ななまがり・森下、コマンダンテ・安田がBIGBANGに大変身! 観客から大きな歓声を受けすっかり気を良くした5人は、ダンスに歌に特訓の成果を見せつけました。後攻の青組は、藤崎マーケット・田崎がPSYさんに扮しての『江南スタイル』5upバージョン。バックダンサーとしてブリの白子・國松、美たんさん・光美を従えて登場した田崎は、見た目も動きもPSYさんそのもの! 芸人たちを次々と呼び込み、乗馬ダンスの輪を広げていきます。アキナ・秋山は「♪県選抜に選ばれた男〜」としてサッカーのリフティングを披露、「♪21でブラジルにサッカー留学〜」のバンビーノ・石山も加わり足技対決が繰り広げられました。次いで「♪サッカー部補欠だったけれど〜」の前振りでアイロンヘッド・毛利が現れ、お手玉でリフティングという珍プレーも。「♪リフティングスタイル!」の掛け声とともに全員でおなじみの乗馬ダンスを踊ると客席はライブ会場のような雰囲気に包まれました。ほかにも祇園・木崎による「♪ナルシストスタイル!」、アキナ・山名を呼び込んでの「♪変顔スタイル!」には天竺鼠・川原も乱入、さらにはかまいたちのふたりもムチャぶりで呼び込まれ、ダンスの輪がどんどん広がっていきます。フィナーレは田崎が「It’s田崎スタイル!」とシャウトしながら中川家・礼二の宣材写真の顔マネ! 爆笑につつまれて熱戦が終了。再び客席から拍手を募ると、今回は青組の勝利となりました。果たして最終結果はどうなるのでしょう?

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長いイベントもついに最終コーナーへ。以前から劇場やネットでも投票を募ってきた「5up男前ブサイク総選挙」の結果がついに発表されました。いずれも4000票を超える有効投票があったとのことで、まずは男前の50〜11位を一気に紹介。19位、20位に並んだ吉田たちの意地の張り合いや、尼神インター・渚が女子ながら27位にランクインするなど、早くも混戦の予感!? ブサイクの50〜11位では、ランクインしたカーニバル・茜が、実は前髪を上げると見取り図・盛山にそっくりだという事実が発覚、衝撃が走りました。続いてランキングは10〜4位へ。男前4位に食い込んだ祇園・木崎は、1位ではないことに不満げ。方やブサイクでは4位という上位にカーニバル・ゆきえが入り、複雑な表情を見せていました。

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気になるトップ3は、男前の1位が中張又張・高道、2位がアインシュタイン・河井、3位がトット・多田、ブサイクの1位がアインシュタイン・稲田、2位がかまいたち・山内、3位がZAZYという結果に。男前は高道が強敵・河井を破って1位をゲット! 稲田は2位に大差をつけて貫録の勝利となりました。稲田は「人はみな同じ。ということは、人はみな稲田なのかもしれません」と哲学的なコメントを。来年はどんな結果になるのか、新勢力は登場するのか、気になるあなたは引き続きご注目を!

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いよいよエンディング、赤組と青組が雌雄を決する瞬間がやって来ました。結果は赤が785点、青が670点で赤の勝利! さらに、この日いちばん面白かった「MVP」には、アイロンヘッド・辻井が選ばれました。副賞は、5upよしもとで1時間のイベントが自由に行える権利です! というわけで、最後は「歌ネタバトル」での冴羽獠を“おかわり”として再演。ひときわ熱い盛り上がりと爆笑のなか、5時間55分をちょっぴりオーバーして、5upよしもとの“夏祭り”は幕を下ろしました。

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5upよしもと キラめきサマーフェスティバル〜ネタやら歌やらいろいろやって555大祭り〜(前編)

7月21日(日)からスタートした「真夏のキラキラ単独祭り」の締めくくりともいえる一大イベント「5upよしもと キラめきサマーフェスティバル〜ネタやら歌やらいろいろやって555大祭り〜」が、8月11日(日)、大阪国際交流センターにて開催されました。タイトルにある通り、今回はイベント時間が合計5時間55分という長丁場! 煌〜kirameki〜TOP・Member・Auditionが、赤組・青組に分かれてさまざまな企画で対決しました。さらに、東京・∞ホールを拠点に活躍する彩〜irodori〜TOP3組(ジューシーズ、シソンヌ、ジャングルポケット)もスペシャルゲストとして登場。東西の若手芸人計62組123人が、ボケてツッコんで、歌って踊って、とことん弾けまくりました。

約1000人を収容する会場は、チケット即完売の超満員! スクリーンにイベント開始へのカウントダウンが映し出されると、自然と手拍子が沸き起こり、早くも盛り上がりを見せています。「0!」のコールとともに出演者たちのシルエットが浮かび上がると、興奮は最高潮に。次の瞬間、スクリーンが切って落とされ、赤と青のTシャツを身にまとったキラメン7がズラリ登場しました。さあ、さっそくメンバー紹介からスタート!

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オープニングのMCを担当するのは天竺鼠。新システムが始まってから初の大イベントとあり、全員、力が入っている様子です。GAG少年楽団・坂本は、意気込みをきかれてさっそく「言わんよ!」。コマンダンテ・石井は「設営を頑張ったかいがありました」と、やってもいない手柄を自慢し始めます。方やファンの皆さんを「ピーチ」と呼ぶコマンダンテ・安田には全員がドン引きに。吉田たち・ゆうへいは「水・木・金と休んできたから大丈夫!」とやる気をアピールしました。藤崎マーケット・トキはステージ狭しと走り回りながらコメントするので、相方・田崎はマイクを持って必死について回りヘトヘトに。とにかく待ちに待った夏祭りに向け、気合い十分といった感じでした。

まずは「ネタバトル1」と題し、計6組が青×赤でネタ対決。吉田たち(青)×学天即(赤)、中張又張(青)×GAG少年楽団(赤)、藤崎マーケット(青)×コマンダンテ(赤)のカードで、とっておきのネタを披露しました。

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続いては「チーム対抗歌ネタバトル」前半戦に突入。MCは、かまいたち・濱家です。このコーナーは、さまざまなテーマに沿って赤組、青組が歌ネタで激突するというもの。「女性アイドル対決」では、5upよしもとの人気イベントのひとつ「モノノフに告ぐ!」でおなじみGAG少年楽団・宮戸、学天即・奥田、吉田たち・こうへい、プリマ旦那・河野、中張又張・白井によるももいろクローバーZさんのなりきりカバーで『サラバ、愛しき悲しみたちよ』『行くぜっ!怪盗少女』をメドレーで披露。大歓声を欲しいままにしました。一方の青組からは、ななまがり・初瀬率いる、カーニバル・茜やシンクロック・吉田ら女性芸人選抜によるHTS48(HTS=初瀬)。NMB48の『北川謙二』の替え歌、その名もズバリ『初瀬悠太』を歌い踊りました。王子様風のコスチュームで群舞の中心に君臨した初瀬は、去り際に「幸せやーっ!」と絶叫、これにはステージ上で見ていた出演者らも大爆笑!

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二番目はこれまた熱くなりそうな「アニソン対決」。赤組からは、なんとアカペラユニットが登場。トット、アイロンヘッド・辻井、見取り図・盛山、ツマジカ・松木が見事なハーモニーで『銀河鉄道999』をカバーしました。トット・桑原のボイスパーカッションなどそれぞれが実力を発揮しましたが、盛山の役割にだけは周囲から疑問の声も……。藤崎マーケット・トキ&和牛・川西に学天即・奥田が加わった青組は、「世紀末」と題し『北斗の拳』の予告編パロディで勝負。楽屋でのトキと川西(ケンシロウ)のやりとりをベースに、奥田が千葉繁さんのモノマネで予告風にナレーションを付けていきます。ふたりの素顔がかいま見れられる描写と思わぬオチに、客席は大ウケ。勝敗は拍手の大きさで決まりますが、結果は赤の圧倒的勝利となりました。

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「キャラめきキャラクターコレクション」では、5upよしもとから世に送り出したい名キャラクター、珍キャラクターの数々を紹介し、「アリ」か「ナシ」かを判定することに。トップバッターは、和牛・川西による「ニャンちゅう」。最近、鬼才ぶりを際立たせている川西が、ちびっ子に人気のキャラの暗黒面(?)を表現しました。その絞り出すような声には客席から悲鳴も……。二番手はアイロンヘッド・辻井が繰り出す「なぜかそれを小声で言うギター好きな近所のおっちゃん」。『いい日旅立ち』を朗々と歌い上げながら、話しかける時は超小声という振り幅の激しいキャラを熱演しました。実は7年ほど前からやり続けているという、かまいたち・山内の「映画村・木下」は、謎のピン芸人キャラ。思ったより大きな声を出している「プロ野球の審判」を演じたのは芸達者な藤崎マーケット・田崎です。さらに、セルライトスパ・大須賀の「愛知が生んだ優しすぎる男・すこぶる優男(やさお)」、ダブルアート・池田の「釣りに来たカップルに無理な要求をする西田敏行さん」、ZAZYの「大しゃくれ奇々怪々猪木」、天竺鼠・川原の「寿司チームのノックする人」、ゆりやんレトリィバァの「小峰不二子」、GAG少年楽団・福井の「ビームスの店員」、カーニバル・ゆきえの「マリリンマンソン」、藤崎マーケット・トキの「ガチャピン」と強烈なキャラが続々。ゆきえのそっくりメイクぶりや、オリジナルを完全に無視したトキの暴れん坊ぶりなど、見ごたえたっぷりのコーナーとなりました。

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今回のイベントでは、テレビ番組とのコラボコーナーも充実。おなじみ『もってる!? モテるくん』(読売テレビ)からは、ムチャぶりのコーナーをライブでお届け! 南海キャンディーズ・山里亮太と愛実さんから、VTRでさまざまなムチャぶりが繰り出されます。「1000人が納得するキメ顔からのカッコイイ一言」などハードルの高いお題が続き、くじ引きで容赦なくチャレンジさせられるキラメン7。あえなく玉砕して奇声を発した中張又張・白井をはじめ、客席のど真ん中で自分の直したいところを叫ばされたコマンダンテや中張又張・高道、そして「三三七拍子に合わせた面白い動き」では天竺鼠・瀬下のポーズに非難轟々! 最後は何故か一本締めに合わせ、GAG少年楽団・福井がおもしろポーズを決めて締めくくりました。

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ここからは、再び「ネタバトル2」で珠玉のコントや漫才を堪能。バンビーノ(赤)×アキナ(青)、ビーフケーキ(赤)×バイク川崎バイク(青)、アイロンヘッド(赤)×和牛(青)の対決が繰り広げられました。

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テレビ番組とのコラボレーション、お次は『SHINPUU3〜ニュージェネレーション!新番組争奪バトル〜』(関西テレビ)。関西の若手芸人と若手ディレクターがタッグを組んで、テレビ界に「新風」を吹き込もうと始まったシリーズの第3弾です。今回はキラメン7+1組が天竺鼠×吉田たち、かまいたち×プリマ旦那、GAG少年楽団×コマンダンテ、藤崎マーケット×中張又張の4チームに分かれ、おもしろ企画で大激突。既に7月22日〜25日に放送を終え、試写投票会参加者236名による投票も終了。その結果がステージ上で発表されることになりました。結果は藤崎マーケット×中張又張の『知ればギョーテン!?世界丸はだかリサーチ』の優勝! 走り回って喜びを爆発させる4人に温かい拍手が送られました。新番組は10月スタート予定です。ぜひチェックしてくださいね!

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前半戦最後を飾るのは、「ミッション5ポッシブル」。観客へのスペシャルプレゼントをかけ、キラメン7が5つのミッションに挑戦。見事クリアできれば、来場者全員にポストカードが贈られるとあり、客席も一丸となって応援しました。しかし、与えられた時間は15分。この短時間に果たしてクリアが可能なのか……!? 不安を抱えつつ、さっそくスタート!

「モノボケで5人連続爆笑を取れ!」は、客席に下りて観客からモノを借りきてボケるというルール。ボケの数々はもちろん、メンバーたちが客席をぐるぐると駆け回り、大興奮のひとときとなりました。靴下を履いてツルツルの坂を登りきればクリアという「靴下で坂を登れ!」など体力勝負の指令も。ここでは時間がないのにトキや川原がボケまくり、MCの濱家を怒らせてしまいます。同じ坂を使って「ノンリアクションで坂を滑れ!」にも挑戦しましたが、こちらはコマンダンテ・安田が見事な無表情で滑り降り爆笑をさらっていました。このほかにもおもしろ指令が続出、なんとか時間通りにすべて終えて、無事にプレゼントができることに。

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というわけで、ようやく前半が終了! 休憩を挟んだ後半も、ハプニング続出の予感です!?

2013年8月14日 (水)

ジャングルポケット初全国ツアー『パドック』東京公演(8/9)

7月28日(日)、福岡・イムズホールを皮切りに、全国5ヵ所にて『ジャングルポケット初全国ツアー「パドック」』を敢行したジャングルポケット。ツアーは8月13日(火)、大阪・5upよしもとでの大阪公演にて、無事ファイナルを迎えました。
今回は8月9日(金)、東京・ルミネtheよしもとにて行なわれた東京公演の模様をレポートいたします!

ファンファーレが鳴り響くなか、お揃いのスーツ姿でビシッと決めて登場したジャングルポケット。

008 3人に大きな歓声が起こったのもつかの間、段々とざわざわし始める客席。よーく観ると、個性的だった斉藤のヘアスタイルがナチュラルな感じに変わっています。雰囲気を悟った太田が「髪型変えるのやめて!」と指摘。「あの髪型のせいで(『マンスリーよしもとPLUS』の)ブサイクランキングに入ってしまった。濡れた状態であの髪型を冷静に観ると、キツいなと思った」と変えた理由を、笑顔で語る斉藤。指を細かく揺らすという自意識たっぷりのジェスチャーで、客席へ挨拶しました。

016 武山曰く「ホーム感がある」というルミネで、まずは漫才を披露。「登山してみたいが、もしも遭難したらどうすればいいか?」というテーマのもと、激しい掛け合いを繰り広げました。

033 2本目はコント「取り調べ」。先輩刑事(斉藤)と後輩刑事(武山)が、容疑者(太田)にアリバイを訊いていたところ、とんでもない事実が発覚。膨大な量のセリフをすらすらと綴っていく太田、体全身で感情を表現する斉藤、バランスを取った演技を見せる武山……早くもジャンポケらしい熱~い演技が光ります。

075 その後もどんどん続いていく激情型コント。
カフェで面白い話を繰り広げる3人が、エピソードの面白さを追究するうちにどんどん大げさなリアクションを起こしていく「カフェ」、小学生の打ったホームランボールが窓ガラスを破るも、怒りながら出て来た主の様子がなんとなくおかしい「カミナリ親父」、友人同士で旅行へ出かけた先でのある男の葛藤を描いた「夏の思い出」……。写真を観ていただくとわかる通り、大きくジャンプしたり、転げ回ったりと体を大いに張った派手なアクションで魅せていきます。もちろん、演技派・斉藤は、コントによって役柄を細かく変えることも忘れませんでした。

112184231 「カミナリ親父」では、シソンヌ・じろうこと川島佳子がゲストで登場。斉藤がどうしてもやりたかったという“休憩”と銘打たれた歌のコーナーでは、チョコレートプラネット、スパイクも出演し、全員で熱唱しました。さらに、ダンスコーナーではおなじみのパフォーマンスを、電飾で美しく表現しました。

204290309 最後は、「武山に新しい一発ギャグのフリとして毎回、こういうコントをつくっている」という斉藤執筆のコント「相方」を披露。このシリーズではいつも武山を殺すという設定があるらしく、今回は以前と外見が変わってしまつた武山を「あいつは本当の武山じゃない」と悟った斉藤と太田が殺す計画を立てるというものでした。

324 その後の展開では、武山がある言葉を絶叫している最中、ぷるぷると体を震わせながら笑いをこらえていた2人。もちろん、客席も爆笑です。
さて、肝心の武山による一発ギャグですが……こちらは非常にふんわりとした感じで終了しました。

392 コントの幕間には、さまざまなVTRも登場。しっかり者の太田がツアー中にスーツを忘れまくったVTR(初日の福岡では羽田空港行きのリムジンバスに、名古屋では行きの新幹線に忘れていました)、過去のライブで流したドッキリ映像など、バリエーション豊かなVTRが流されました。

エンディングではゲストも呼び込み、しばしトーク。ツアーを振り返り、「武山が最後のコントのセリフしか練習しなくて困った」と嘆く太田。斉藤が「俺に関しては、歌の練習しかしてないけどね」と開き直ったように付け加えると、「ホントにめちゃくちゃだよね」とあきれ顔でした。

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【ジャングルポケット】

真夏のキラキラ単独祭り「かまいたち単独ライブ『夏かま!!!』」

7月21日から始まった5upよしもとの「真夏のキラキラ単独祭り」も8月10日、遂に千秋楽を迎えました。そのトリを担ったのがかまいたち、単独ライブ『夏かま!!!』を開催しました。漫才にコント、そして濱家の“透視”とバラエティ豊かな内容でたっぷりと楽しませてくれました。

オープニング、ステージ上に濱家が一人。どうやら山内にこの夏一押しの新キャラが完成したらしく、どうしてもこの単独で発表したいということで、この場を設けたそうです。そして期待感をあおりにあおって真打登場! なぞのおばさんが出てきました。

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オープニングVTRは、ネタ作りに一人苦悩をする山内と、芸人たちと一緒にレジャーを楽しむ濱家という対照的な二人の夏を、いくつもの写真で紹介しました。

漫才の冒頭ではこのVTRに触れ、「俺、めちゃめちゃ印象悪いやん」と濱家。VTRには藤崎マーケット・田崎の姿もあり、実は藤崎マーケットの単独ライブ『夏のおもしろマーケット2013』でも同じカットを使っていたそうです。また、ネタを考えている山内のメモに「おかまが何かするコント」と書いたものを写したカットもあったのですが、それが冒頭の“この夏一推しのキャラ”だったことを明かしました。そんなマクラがありながら、「休み」をテーマにした漫才を。時に烈火のごとく怒り出す山内、その熱で会場の温度をぐんぐん上げていきました。

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続いてコント「オーディション」。アイドルのオーディションにやってきた男(山内)と審査員のプロデューサー(濱家)のやり取りを。時代錯誤のファッションで、やることなすこと調子はずれ。だけどやる気だけは十分あるアイドル志望の男が、審査員を振り回す姿に笑いが絶えませんでした。

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コント「子供」は、山内、濱家とも小学生の男子になりきっての熱演です。触られるとこそばゆい体の部位を巡っての攻防戦。手加減を知らない子供ゆえ、山内のウィークポイントを容赦なく攻める濱家ですが…。無邪気であることの怖さも感じるネタでした。

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山内が書道の師範代となって揮毫するコント、その名も「書道家」では、師範代の気合とは裏腹に、ちょっとだけ漢字を間違える姿が何とも滑稽。そのギャップで笑いを誘いました。

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スーパーのバックヤードを舞台に繰り広げた店員と客のコント「万引き」。品物を万引きした奥さんが涙ながらに家庭の事情を陳情し、無罪放免を請うのですが、実はこの人、“奥さん”ではなくて…。想像をはるかに越えた展開で、奥さんの正体が明らかになった瞬間には会場から驚きの声と笑い声が同時に上がりました!


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ネタの間のVTRは、全編を通じて「濱家の透視に挑戦」を放映。自分には不思議な力があると信じてやまない濱家が、この単独ライブでぜひその力を証明したいと自らが持ち込んだ企画です。しかも濱家は、感覚が研ぎ澄まされるということで、本番2日間前から断食をするなど、かなり本気の様子です。

VTRでは、まずは濱家が山内を呼び出し、「単独でやりたいことがある」と企画の趣旨を説明。そしていかに自分の直感力が長けているか力説し、まずは伏せてある10個の紙コップの中に1個だけ、お札が入っているものを当てることに。ですが、ここでは3つまで絞ったものの、結局はずれ。ノーカウント。

次は、お菓子の「チョコボール」を買いに行くことに。エンゼルマークがついたものを当てると言い張ります。濱家は、子供の頃からよく当てていたそうで景品の「おもちゃんの缶詰」が家に3つくらいあったそうです。その力を再び発揮ということで、コンビニでかなり慎重に選んでみたものの…。3つ購入し、3つともはずれました。

そんな濱家の姿に感化されたのか、山内が直感力を高めるために手伝うと言い始めます。そして連れていった先が当たり付自動販売機の前。商品1つ買うごとに数字が点滅し、4桁すべて同じ数になると当たりというシステムの自動販売機で当たりを出そう!というわけです。「これは確率の問題やから」としぶしぶ始める濱家ですが、10本目にして当たりが出るという、確率にしてもかなり引きの強い人物だということが伺えます。

最後のVTRは単独2日前の様子を。和牛・川西とともに居酒屋にいるのですが、水だけを飲んでいる濱家。そして川西の左右どちらの手にティッシュが入っているかを当てたりなど、神経がかなり高ぶっているとカメラに向かって訴えます。以上、VTRはここまで。単独ライブ最後のコーナーでいよいよ、濱家の直感力を披露します!

「2日前から断食して、3キロ減ったんですよ」と濱家。確かに、どことなくほっそりしたような…? ステージには50個の紙コップが、伏せた状態で置いてあります。この中からひとつの紙コップに1万円を仕込んで、それを濱家に当ててもらおうという段取り、1万円を仕込むのも山内ではなくお客さんにお願いしました。その上、「仕込む瞬間は、お客さんにも目を伏せてください」と、お客さんのリアクションや目の動きで分かってしまわないための配慮も。そして仕込みも終わり、いざ濱家が当てるときがやってきました。

テーブルの横を往復し、コップを凝視する濱家。手をかざしてみたりと、何かを感じ取っているようです。場内は水を打ったような静けさで、緊張感もみなぎっています。そして約3分後、「これです!」と濱家がひとつの紙コップを指差して…。

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紙コップを持ち上げるとそこには…1万円が! 見事、濱家の直感は大あたり、会場中にすごい!!と賞賛の声が響きます。VTRでは訝しげだった山内も「これマジやから!! すごい!!」と大興奮、濱家も「サブイボ(鳥肌)立ってます!」と驚きを隠せない様子です。

なぜあの紙コップを選んだのかと山内が聞くと、「全身で気を感じ取ってるんです。入っているところに近寄ると、びびびっと来るんです」と全神経を研ぎ澄ませて挑んだ濱家。「マジでこういうパワーあんねん」と自身の直感力を再認識していました。そんな濱家に「断食系の仕事が来るかもしれませんね」と新たなジャンル開拓を匂わせる山内。とにかもかくにも最後は「あ~よかった~!!!」とほっと胸をなでおろしていました。

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こうして「真夏のキラキラ単独祭り」もかまいたちの『夏かま!!!』で千秋楽。最後の透視チャレンジもびしっと決まり、見事に有終の美を飾ってくれました!

2013年8月13日 (火)

クズ芸人国宝・ロシアンモンキーさんの素晴らしさを世の中に伝える会

8月8日(木)、東京・渋谷公園通りシアターDにて『クズ芸人国宝・ロシアンモンキーさんの素晴らしさを世の中に伝える会』が開催されました。

まずは、主催者であるタモンズとトンファーが登場。満員にはほど遠い客席を見渡しながら、タモンズ・安部が「よう集まったなぁ」と呟きます。

P1220017 ロシアンモンキーとは、『兄貴と子分〜ロシモンさんに訊いてみよう』というライブで共演しているという2組。いつもお客さんは10人(!)ほどしかいないそうで、その倍以上は軽く入っている客席に思わず上記のような感想が漏れたようです。

本日のライブは、『兄貴と子分〜』のスピンオフ企画。ロシアンモンキーの素晴らしいクズ芸人ぶりを、「俺たちだけで訊いているのはもったいない。他の後輩にも訊いてもらいたい」と思い立ち、開催。後輩として田畑藤本、ラビッツ、あわよくば、ダイタク、ベイビーギャング、相席スタートが集結しました。

が、内容について何も聞かされず集められたよう。「作家の(山田)ナビスコさんに、21時にシアターDに来いと言われた」と言うのは、ベイビーギャング・北見。「まぁ、北見は聞かんほうがええと思う」と妙に納得するタモンズ・大波です。急きょ参加となった相席スタート・山添も「21時にここに来なさいと、山田さんから連絡がありました」と怪訝そうな表情。不安そうな後輩たちを、トンファー・山西は「ナビスコ先生は召還魔法を使うんや!」と説得しました。

いよいよロシアンモンキーの登場!……なのですが、温まりきっていない客席に、裏で待機するロシアンモンキー・中須から「もっと盛り上げろ」との指示が。お客さんにも協力していただき、盛り上げる後輩たちですが、「いま、タバコ吸ってるからもうちょっと待って」など、難癖をつけて出てこない2人。このまま、このくだりが続くかと思いきや、変なタイミングでスーツ姿の2人がぬるっと舞台へ現れました。

P1220022 散々文句を言われるなか、「北見がおるから来たんや。今日のお客さんも、北見がおるから来てるんや」とロシアンモンキー・川口。「後輩? みんな知ってるヤツやん」(中須)「なんなら、友だちやん!」(川口)と言いながら、なぜか北見だけ“さん付け”で呼びます。「仲いいの?」とほかの出演者から訊ねられた北見は、動揺しながら「いや、俺は“ロシモンさん”と呼んでます」とポツリ。……そこまで親密ではない様子。どうやら人気者に乗っかろうという腹づもりのようです。

P1220029 山西の持つカンペには「まずはネタから」との言葉が。「山田さんが、もうすぐTHE MANZAIの2回戦。調整しとけよと言うてましたけど……」と説明する山西に、「するか!」とロシモン2人。結局ネタはせず、後輩からの質問に答えようということになりました。

が、主旨を訊かされずに参加してる芸人がほとんど。まったく質問の手が挙がりません。「ないやん! このライブ終わり!」と立ち上がる中須を観たダイタク・タクから質問が。「9年上の先輩なんで、夢が見たい。いままでいちばんよかった給料はいくらですか?」と、早速カネの話が飛び出します。

「そうなると、岩手フィーバーのときやなぁ」と中須。川口曰く、「俺らは元祖“住みます”芸人。岩手に住んで、レギュラーを何本も持ってた」んだとか。某大物ミュージシャンが訪れるようなお寿司屋さんに連れて行ってもらったり、住んでいたホテルもそれぞれに1LDKの部屋が用意されていたりとかなりの好待遇を受け、「(全てが奢りだから)財布を持っていくことがなかった」そうです。
優雅な生活を送り、1年半経った頃。スポンサーの経営方針変更にともない、東京に戻ってくることに。岩手に行く前はウケてたネタも帰ってきてからは全然ウケなくなったそうで、「そこからウケない期間が4〜5年続いた」と中須。その後、中須の結婚を機に、観客の反応に微妙な変化が。「お客さんの恋愛対象から外れたんやろうな」と考察する中須に、「……え?」と真顔でツッコむ山西。その意は自意識過剰ということではなく、「“絶対、彼氏にしたくない!”から笑えへんかったのが、結婚したことによって“知らんおっさんがしてることや”という気持ちになって、笑ってくれるようになったんやろう」と説明しました。

P1220033 その後も質問しない消極的な後輩を見渡しながら、「いま、5年目くらい? 酒、女、タバコ……ごりごりやろ?」と話しかける中須に、「それ、ロックンローラーの発想です!」とツッコむ山西。「話を訊いた感じでは、僕らより先輩たちのほうが全然遊んでますよ」とトンファー・小浜が付け加えます。
当時は置きチケ(注:芸人にライブのチケットを抑えてもらっておいて、当日、受付で現金と引き換えるシステム)制度がなく、すべて手売りしていたというロシモン。手売りしながら、ナンパもしていたようで、「原宿でカワイイ子にばかり声をかけていた」んだとか。しかも2人で仕込んで、中須が声をかけたら、偶然を装った川口が遠くから現れ、草むらにわざと落ちて笑わせるというようなコンビ芸を見せながら、手売りしていたそうです。
「あそこなんやっけ? ブランドあるやん。遊歩道があるところ……北見さん、なんですっけ?」と訊く川口に、“もっぱらカフェにいる”という北見は「あぁ、ブルガリっすね」と即答。「そうそう。そこの草むらがええねん。手すりにまたがってこけたり、いろいろとやってた」(川口)「絶対ウケるからなぁ」(中須)と振り返る2人です。

P1220034 山添から「あの……ネタはいつつくってるんですか?」という核心を突いた質問が上がった途端、口を濁し始めるロシモン。「なんでネタのことになったらテンションが下がるのか、わからないんですけど」と訝しがる山添に、「ネタ合わせは基本しない」と川口。「こういうのやろうかと話して、舞台に上がる」という2人に、山西は「それでもできてまうから、すごいんですよね」と感嘆します。

その言葉に気がよくなったのか、「できてまうねん。器用になった」と言い出した中須は、突然オーラを視てもらった時のエピソードを話し始めます。知り合いの知り合いにオーラを視てもらったところ、「オーラが人より薄い」と言われたそう。「普通、芸能人とかそういう人の前に立つ仕事する人って、オーラがすごい出てるんやって。やけど、俺はオーラが薄いから、自分にないことをしたらあかんって言われた。で、俺の前世、キャバクラのキャッチなんやって」と楽しそうに話す中須に、大波が「器用になった話、どこ行ったんすかーー!!!」と絶妙なタイミングでツッコみました。

以前はあまり舞台上で喋らなかったという中須。ある日、「このまま、俺は芸人辞めるんちゃうか?」と恐ろしくなり、舞台上で喋ろうと決意し、「信じられへんくらい、ボケ出した」そうです。結局、器用になったというより、意識的に自分を変えたということだったようです。

P1220058 ここまで来ても、質問する後輩は現れず。結局、ロシモンから各コンビへアドバイスしていくことになりました。
まずラビッツには「神野のような引きの芸は難しい。テレビに出ると振り待ちになってしまうから、(相方である)和田がきちんと振って笑いにつなげたほうがいい」と的確に告げる中須。

P1220063 ベイビーギャングには「何も言うことがない」と2人。「北見だけじゃなく、りんたろーも華がある」と言われて「やったぁ!」と顔をくしゃくしゃにして喜ぶりんたろーを、なぜか北見はグーパンチでツッコみます。「普通、芸人になるのは、学校で目立たへんかったヤツとかなのに」と話しかけ、「確かに俺、同級生から“どうした?”ってよく電話かかってきますよ」と答える北見に、突然「抱かれたい」と言い出す中須。「カワイイ子を抱けないのなら、カッコいい男に抱かれるしかない!」と訳のわからない持論を展開し、後輩たちを困惑させていました。

P1220042 続く、田畑藤本には「このコンビは終わり。東大っていう引きで売れかけたけど、チャンスをつかめなかった」と分析する中須。「確かに僕、北見以上に同級生から心配されていますよ」と冷静に答える東大出身の藤本に、川口は「副業やったら?」とアドバイス。
あわよくばには、「外国人(やハーフの芸人が)増えてもうたなぁ」と話しかける中須。「そうなんです。僕はデニスの行雄ちゃんやマテンロウのアントニーみたいに職務質問もされないし、バイトも受かる。正解のハーフなんです」と答えたのは西木。小川が「ネタにハーフであるという話を織り交ぜるべきか悩んでいる」と話すと、「絶対入れたほうがええと思う」と中須。「∞ホールでは知られてるかもしれへんけど、ルミネに来るお客さんを考えたときに入れたほうがいい。面白ければ、いつかは売れる」とようやく先輩らしいアドバイスを。川口も「一緒にがんばろうな」と激励しました。

P1220069 コンビを組んだばかりの相席スタートには、「どっちもできるヤツやから問題なし」と2人。ただ、ロシモンの単独ライブに毎回出演している山添にはいろいろと言いたいことがある様子。先日、ルミネで開催した単独ライブでは、絶対にボケるなと言ったところで山添がボケるもいちばんウケたそうで、「山添は許さん」と笑いながら言い放つ中須でした。

川口から「仕上がってるって噂聞いてるよ」と言われたのは、ダイタク。2人はロシモンの司会進行のやり方をNSCのイベントなどで真似しているそうで、この場で実践してみることに。コンビ名を紹介して「○組続けて、どうぞ!」の語尾を上げ、そのまま動作を止めるという技なのですが、笑いながら川口は「それ、作家に言われた。語尾を上げたほうがテンションも上がるし、テレビで編集できるように、礼とかせずに止まっておいたほうがええって言われたんや」と説明していました。

P1220048 後輩たちへのアドバイスが終わったところで、エンディングへ。
「告知ある人はいますか?」と促す山西へ、「告知しても来うへん!」(川口)「告知ほど無駄なものはない!」(中須)と吐き捨てる2人を観ながら、「無駄ってヤバいっすね!」と爆笑するりんたろー。「無駄っていうか、こんなライブに足を運んでくれるお客さんやったら、どんなライブの情報も知ってるはず! こんなライブを見つけてくれるくらいなんやから!」と観客の優れたリサーチ能力を理解しての発言だったことを補足する中須でした。

後輩たちの勉強になったかどうかはわかりませんが、非常にワチャワチャした1時間半。お客さんも含めて団結力は素晴らしく、終始笑いの絶えないライブとなりました。「第2回はあるんでしょうか?」とはエンディングでの山西の言葉ですが、次回開催の際にはぜひとも足を運んでみてください! 


【ロシアンモンキー】【トンファー】【タモンズ】【田畑藤本】【ラビッツ】【ダイタク】【あわよくば】【ベイビーギャング】【相席スタート】

2013年8月12日 (月)

真夏のキラキラ単独祭り「ビーフケーキ単独ライブ『愛の子ゾンキー』」

8月10日で幕を閉じた5upよしもとの煌~kirameki~TOP/Member18組による「真夏のキラキラ単独祭り」。8月9日はビーフケーキの『愛の子ゾンキー』が開催されました。

会場に足を踏み入れると、開演前からすでに照明が落とされていて、『パイノパイノパイ(東京節)』など古き良き日本を思わせる大正レトロなBGMが。さっそくビーフケーキが創り上げる独特の世界に引きずり込まれるようです。

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ステージに松尾が登場。松尾は「同級生の男を殺しました」と頭を抱えます。すると間もなく1枚のトランプを持った近藤が。近藤は、4人でトランプでババ抜きをしていて人とはぐれたといいます。そのうち2人の会話がリンクし、そして混合していき…。そのやりとりにクスッとした笑いも起きつつ、人殺しとトランプを持つ男の会話の不気味さもあいまってゾワゾワする幕開け。そして近藤は人殺しの松尾を「遺体を食べたんだろう」と決めつけ、「キミは今から見せものになるんだ。新聞やテレビからいいようにされて」と言い放ち…。

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ひとつ目のコントは「吉田ナナコ」。図書館を訪れた松尾は、いつも図書館の机で勉強している女性に声をかけてみることに。「いつも、この席に座ってますよね。僕、松尾っていいます。お名前は?」と耳元でささやく松尾。女性は「ナナコ。吉田、ナナコ」と松尾の耳元で答えますが、なぜかその声にはすごいエコーがかかっていて…。不思議がりながらも話を進めると、好きな作家が同じことがわかり意気投合するふたり。周囲を気遣って耳元でコソコソと会話を続けるものの、なぜか「吉田ナナコ」のささやき声だけ放送禁止用語を防ぐピー音が入ったり、はるか遠くから叫んでいるような声になったり…。

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続いては「在校生」。この日、中学を卒業した松尾充駿。しかし、同級生の近藤からは「在校生!」と呼ばれています。その理由を紐解くべく、シーンは中学1年の1学期に。中学1年だった松尾は、5・7・5で話してしまうクセがあったこと、そして苗字が同じこともあり、近藤から「芭蕉」というあだ名をつけられてしまいます。そして2学期。芭蕉が俊足だと知った近藤は、松尾のあだ名を「芭蕉」から「カールルイス」に改名。3学期には、「カールルイス」が「ボットン戦隊ウンコマン」という自作のマンガを描いていることを知った近藤は「ウンコマン」とあだ名を改名し…。このように、近藤が付けるあだ名の連鎖に次ぐ連鎖を経て、「在校生」と呼ばれるに至った松尾の物語です。

 

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3本目のコントは「ルー」。舞台はスーパーのバックヤード。万引き犯の夫人(松尾)を捕まえた店員・近藤が、「盗ったやつ、全部机の上に出せ!」と息巻きます。夫人のカバンの中からは、ニンジン、ジャガイモ、牛肉、リンゴとハチミツが入っていて…。「以上です」と、シラッとトボける夫人ですが、盗品から今夜はカレーだとピンと来ていた近藤。「そんなわけないよね!」とつめよる近藤。しぶしぶカバンの中身を出すものの、カバンから出て来るのは赤ワイン、ローリエ、チャツネと、肝心のルーが出て来ず…。

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4本目のコントは「3D」。3Dテレビを買った松尾。3Dテレビ専用メガネを付けてテレビに向かうと、3Dテレビのナビゲーターが画面に登場。肩パットがすごいそのナビゲーターは、3Dテレビのすごさを松尾に知ってもらうべく飛び出す絵本を開いてみたり、キャッチボールをしてみたりと3Dテレビの魅力をプレゼンしはじめ…。

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5本目のコントは「仕送り」。大阪の大学へ進学した松尾が、故郷の母親からの仕送りに入っていた手紙に目を通します。舞台右手に、母親に扮した近藤が息子に一所懸命手紙を書く様子が再現されます。「実家に帰らな、あかんな」としんみりする松尾。さらに松尾が大ファンだというアイドルのイザワサクラちゃんの本人直筆キスマーク入りメッセージなどが届いていて、喜ぶ松尾。さっそく読み上げるものの、舞台右手でアイドルらしからぬおっさんが手紙を代筆している模様が再現されて…。

 

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6本目のコントは「皿屋敷」。真夜中のゴルフ場へ肝試しに訪れた松尾と近藤。ゴルフ場の奥にある古井戸に、悲惨な死を遂げたキャディーの幽霊が出るとのこと。夜な夜なゴルフクラブを数える声が聞こえ、しかも因縁の9番を数える声を聞いてしまったら最後、死んでしまうといいます。いよいよ古井戸で恐ろしい声を聞いた2人。「8番…」と数えたところで肝を冷やして逃げ出しますが、その瞬間キャディーの幽霊をチラっと見てしまった近藤が「めちゃかわいかった」と言いだして、肝試しは意外な展開に転がり始めます。

 

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7本目のコントは「BAN」。投稿動画配信サービスを利用して、夜中にこっそり奇妙なインド舞踊をリスナーに配信している様子の息子(松尾)。その様子を母親(近藤)が目撃し、生配信中に「やかましい!!」と怒りの乱入。リスナーの迷惑になる配信をすること=BANを恐れ、リスナーを気遣いつつ母親の怒りを鎮めようと必死な息子の様子が笑えます。母を無事に部屋から追い出し、再びインド舞踊を生配信し出すのですが…。

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最後は「チョコレートケーキ」。認知症の父親(近藤)の元に訪れた息子(松尾)ですが、父親は息子を認識しておらず、ヘルパーさんだと思い込んでいます。しかも記憶が、息子が10歳の誕生日を迎える頃で止まってしまった様子。しかし、今の息子の顔がわからなくなっていても、翌日に控えた息子の誕生日だけは覚えていた父親。息子はヘルパーのふりをして父親の話に耳を傾けます。そして父親の胸の内を初めて知り…。哀しくも切ない父と息子の物語でした。

 

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エンディングでは、再び人殺しの男(松尾)が登場。近藤の口から、人殺しの男が捕まったニュースが伝えられます。人殺しの男は「同級生の男」を殺害し、「その遺体を食べた」、「トランプを持った4人組を食べた」などと供述しており、覚せい剤使用についても調べていると報じられ…。続いて報じられたニュースは、「動物園で、ロバとシマウマのあいの子が誕生した」というニュース。それを聞いた人殺しの男は、「お前はこれから見せ物になるんだ」とつぶやき…。ちなみにタイトルにもある「ゾンキー」とは、ロバとシマウマの異種交配で生まれた動物のこと。イベントタイトル、そしてオープニングとも伏線を張った、お見事なエンディングを見せてくれました。

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笑いはもちろん、ゾワゾワするような独特の世界観を感じさせる、ビーフケーキ尽くしの1時間半でした。

2013年8月10日 (土)

真夏のキラキラ単独祭り「ななまがり単独ライブ『その世』」

7月21日から始まった5upよしもとの煌~kirameki~TOP/Member18組による「真夏のキラキラ単独祭り」もいよいよ大詰め、残りあと3公演となった8月8日はななまがりの『その世』が行われました。

この世でもなく、あの世でもない、ななまがりが作り出すねじれた世界“その世”。異界への入り口は開場時から開いていました。いつもなら「5」の数字が映し出されている5upよしもとの緞帳ですが、そこには斜めに曲がった「7」が。緞帳にすら妖気が漂っています。

そして幕が開き、物々しいBGMが流れ格闘技の入場コール風の呼び込みが。舞台には確かに初瀬が立っているのですが、その後ろには少し背の低い“もう一人の初瀬”の姿が。本物の初瀬がくるっと背を向けると、“もう一人の初瀬”が前に出て初瀬と同じように踊っています。やがて森下も舞台に出てくるのですが、そこにも3人の森下が。2人が本物の森下を取り囲み、くるくると回っています。そして“もう一人の初瀬”が「なんじゃーい!」と叫んでイベントスタート。その世の扉が開きました。

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まずはコント「おばあちゃん」。信号を渡ろうとしているおばあちゃん(森下)の荷物を持ち、優しくエスコートした青年(初瀬)のほほえましいやり取りが続いたのち、青年のことをよく思うがゆえにおばあちゃんの欲望が暴走しはじめて…。青年の心をつかもうとするおばあちゃん、その姿は狂気そのものでした。

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続いてコント「砂漠」。砂漠で遭難しかけている冒険家風の男が二人。持参した水も尽き果て、死が目前に迫っています。そんな中、水分にまつわるものをすべて「お冷(おひや)」と称する二人。「お冷」と称することで致命的な状況でも妙な軽さが生まれ、二人が置かれた環境とのギャップに爆笑の連続でした。

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コント「結婚式の二次会」では、青春時代の苦い思い出を巡って、二次会だというのに一触即発の空気を醸し出しているヒロシ(森下)とタカヒロ(初瀬)。昔の彼女との確執がいまだに消えない二人は、顔を合わせてもケンカ腰。ですが、ビンゴゲームにはあらがえず、すぐ心を奪われます。数字が発表されると素に戻るという、あからさまな差異が笑いを誘いました。

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森下の怪人っぷりが顕著だったのが、コント「焼き付く」。初瀬扮するサラリーマンが、通勤途中に出会った“変な人”(森下)。その言動が脳裏に焼き付き、仕事にも、プライベートにも支障をきたします。森下の怪人っぷりには、会場からもどよめきとざわめきが同時に起こり、観ているこちらの脳裏にも焼き付くインパクトでした。

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続いてのコント「不動産屋」も、森下が怪人っぷりを発揮。白塗りの不動産屋さん(森下)と、その真意が気になって気になって仕方がない客(初瀬)。“なぜ白塗りなのか”、舞台上の初瀬の気持ちはお客さんも同様で、途中、ある種のカタルシスも得られましたが、思わずぞっとするような展開でもありました。

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コント「師匠と弟子」は、時空を思いのままに闊歩するななまがりの得意技。空手の師匠と弟子の状況を、時系列を行ったり来たりしながら追っていくきました。そして人間の普遍性を見たような、何とも壮大な余韻を残しました。

最後はコント「激突」。とある日の朝、通学途中の女子高生と、通勤途中のサラリーマンのおじさんが正面衝突、二人の体が入れ替わってしまうのですが…。よくある展開かと思いきや、ななまがりだけに一筋縄ではいきません。迷路に迷い込んだような錯覚すら抱かせたSFコントで沸かせました。

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ネタの合間のVTRは全編通じて初瀬VS森下による「ななまがりの初めての対決」。生まれて初めて経験するもので対決しようをテーマに、様々なことにチャレンジしました。ゲーム「ダンスダンスレボリューション」では森下の勝利。アイススケートでは、牛歩のあゆみでしかない森下に圧倒的な差をつけて初瀬の勝ち。変顔腕相撲で勝ったのは森下。どちらが早くおならをしたかを競う「屁かませ」では、初瀬が先制。そしてモダン娘・名輪をそれぞれがプロデュースして、好きなように名輪を動かす「名輪使い」では、名輪の判定によって勝者は初瀬に。そうして5つの対決をした結果、3対2で初瀬が一歩リードしました。

最後は勝った方のポイントが2倍になるという「全裸かくれんぼ対決」を。真っ暗な部屋の中で全裸で隠れている相方を早く見つけた方が勝ちというルールで行われたこの対決、初瀬が森下を見つけるまでにかかった時間は1分26秒。対して森下はそれを大きく上回る23秒で初瀬を発見。最終的に3対4で森下が逆転勝ちという結果に相成り、負けた初瀬には″全裸ゴムパッチン”という過酷な罰ゲームが待ち受けていました。

エンディングでは再び、森下の分身もステージに登場、時には初瀬と分身が会話をすることも。初瀬の分身はもう出ないのかと思いきや、ステージの片隅で右半身だけ出して客席を見ているという異様さ。「その世」の扉は、緞帳が降りるまで開きっぱなし、最後まで異世界を体験させてくれました。

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「真夏のキラキラ単独祭り」全公演スケジュール

7月21日(日)19:30開演
『バイク単独バイク in NGK ~ビンタ、急に、ビンタ~』
出演:バイク川崎バイク
会場:なんばグランド花月
料金:ハイオク席(1階)2,000円、レギュラー席(2階)1,800円

7月22日(月)18:30開演 
中張又張単独ライブ『ビックマネー』
出演:中張又張
会場:5upよしもと
料金:前売1,300円、当日1500円

7月23日(火)20:30開演
バンビーノ単独ライブ『スカイファンタスティキーノ』
出演:バンビーノ
会場:5upよしもと
料金:前売1,300円、当日1,500円

7月24日(水)18:30開演
コマンダンテ単独ライブ『relax』
出演:コマンダンテ
会場:5upよしもと
料金:前売1,300円、当日1,500円

7月27日(土)18:30開演
祝!天竺鼠9周年記念!第1弾『大阪のことを1番愛している天竺鼠が3時間のネタとトークとコーナーのコラボレーションライブをやります!大阪のことを愛しているからこそです!』
出演:天竺鼠
会場:5upよしもと
料金:前売2,000円、当日2,500円

7月28日(日)18:00開演/20:00開演
プリマ旦那単独ライブ『三八旦那』
出演:プリマ旦那
会場:5upよしもと
料金:前売1,300円、当日1,500円

7月29日(月)18:30開演
アキナ単独ライブ『オギャー』
出演:アキナ
会場:5upよしもと
料金:前売1,300円、当日1,500円

7月30日(火)20:30開演
タナからイケダ単独ライブ『帰ってきた夏一回目のタンドーク』
出演:タナからイケダ
会場:5upよしもと
料金:前売1,300円、当日1,500円

8月1日(木)18:30開演
和牛単独ライブ『新ネタフェア!』
出演:和牛
会場:5upよしもと
料金:前売1,300円、当日1,500円

8月2日(金)20:30開演
吉田たち単独ライブ『たち噺』
出演:吉田たち
会場:5upよしもと
料金:前売1,300円、当日1,500円

8月3日(土)16:00開演
GAG少年楽団単独ライブ『あっちぃぃぃ!』
出演:GAG少年楽団
会場:5upよしもと
料金:前売1,500円、当日1,800円

8月4日(日)16:00開演
藤崎マーケット単独ライブ『夏のおもしろマーケット2013』
出演:藤崎マーケット
会場:5upよしもと
料金:前売1,500円、当日1,800円

8月5日(月)20:30開演
学天列伝『漫才の虎』
出演:学天即
会場:5upよしもと
料金:前売1,500円、当日1,800円

8月6日(火)20:30開演
矢野号単独ライブ『チームオクラホマ』
出演:矢野号
会場:5upよしもと
料金:前売1,300円、当日1,500円

8月7日(水)18:30開演
アイロンヘッド単独ライブ『ビクトリーゴング』
出演:アイロンヘッド
会場:5upよしもと
料金:前売1,300円、当日1,500円

8月8日(木)20:30開演
ななまがり第五回単独公演『その世』
出演:ななまがり
会場:5upよしもと
料金:前売1,300円、当日1,500円

8月9日(金)18:30開演
ビーフケーキ単独ライブ『愛の子ゾンキー』
出演:ビーフケーキ
会場:5upよしもと
料金:前売2,500円、当日3,000円

8月10日(土)16:00開演
かまいたち単独ライブ『夏かま!!!』
出演:かまいたち
会場:5upよしもと
料金:前売1,500円、当日1800円

『5upよしもとキラめきサマーフェスティバル~ネタやら歌やらいろいろやって555第祭り~』
日時:8月11日(日)14:00開場、15:00開演
出演:煌~kirameki~TOP(3組)、Member(15組)、Jr.(30組)、彩~irodori~TOP3組、その他
会場:大阪国際交流センター(大阪市天王寺区上本町8-2-6)
料金:当日3,500円 (全席指定)

■5upよしもと公式 http://www.yoshimoto.co.jp/5up/

2013年8月 9日 (金)

真夏のキラキラ単独祭り「アイロンヘッド単独ライブ『ビクトリーゴング』」

連日、大好評を博している、5upよしもと煌〜kirameki〜memberによる単独ライブシリーズ「真夏のキラキラ単独祭り」、8月7日(水)はアイロンヘッドの登場です。『歌ネタ王決定戦2013』ファイナリストとして一気にその名を知らしめたコンビが、「歌だけじゃない!」とばかりに独特のコントワールドを見せつけました。

オープニングは、その名も「HAMEWAZA〜ハメ技〜」。通りすがりにふたりの肩がぶつかりケンカが始まるのですが、辻井が毛利をやり込める際の技がそれ。ステージ上ではさまざまなハメ技が繰り出され、その威力を表すかのように会場内のちょうちんが激しく点滅します。そしておなじみ辻井の掛け声「せぇあ!」とともにタイトル通りの“ビクトリーゴング”が鳴り響き、ライブ本編のスタートを告げました。続くオープニングVTRでは、イベントポスター同様の衣装に身を包んだふたりのショットが次々と。これから始まるネタの数々への期待を煽ります。

1本目のコントは、何だか見覚えのあるチーズケーキ店が舞台。焼き上がりを知らせるべくハンドベルを鳴らす、店員ふたりの息はぴったり。しかし、ケーキはいつもすぐに売り切れてしまい、いつしかふたりは、焼き上がり以外のさまざまなニュースを、ベル音とともに伝え始め……。熱心さを通り越したふたりの狂気と熱い絆に大爆笑です。

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2本目は朝礼でのワンシーン。「前へならえ!」「直れ!」が大好きな教師と、それに翻弄される生徒のやりとりで笑わせます。おなじみの朝礼ワードふたつだけでどこまでも笑わせてしまう、アイロンヘッドらしいコントで魅了しました。

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コンビニでのちょっとした出来事が、とんでもない状況を生み出す3本目。愛想のない店員(毛利)に文句を言う客(辻井)でしたが、いつしか殴り合いへと発展。ところが爆音BGMが流れ始めると、店は何故かダンスフロアさながらに!? ふたりが競い合うように披露する華麗なステップが、大きな笑いを巻き起こしました。

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まだまだコントは続きます。バーに現れた赤いドレスの女(毛利)に、口笛を吹いて冷やかすサングラス姿の男(辻井)。味をしめた女の誘惑はどんどんエスカレート、しかし最後に明かされたのは意外な真実でした。セクシーを通り越して戦慄すら感じさせる、毛利のなりきりぶりには笑いだけでなく悲鳴も!?

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5本目は、敵対する組織に捕らわれた辻井と、情報を聞き出すべく尋問する毛利の息詰まる攻防。「時間はたっぷりあるからな」と不敵に笑う毛利でしたが、いつしかふたりの間には不思議な感情が芽生え……。毛利の、強面に見せかけてからの思わぬキャラ設定が笑いを呼びます。

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「マシュマロキャッチのコーナー!」という司会者(毛利)のコールで始まった6本目。どうやらゲームの挑戦者らしい辻井は、ルールを無視してやりたい放題! ギターを持ち出して披露した『マシュマロキャッチの歌』では、さすがの歌唱力で観客を喜ばせていました。

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最後のコントは、部屋の掃除に入ってきた母親(辻井)と、それにキレる息子(毛利)のほほ笑ましいやりとりで。文句タラタラの息子を容赦なく叱咤する、母はやはり強し!? 出かける息子のために“あるもの”を探してあげるなど優しさも見せますが、終始、傍若無人なふるまいで観客までも翻弄しました。

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コントの合間に挟まれるブリッジVTRも、とにかくバラエティ豊か! オープニングの「ハメ技」を、戎橋上でゲリラ的に繰り広げる「ゲリラハメ技」では、「『歌ネタ王(決定戦2013)』で知名度上がってるから、みんな喜ぶで!」とノリノリで臨むも、ひとりとして立ち止まる人はおらず悲しい結果に。「はじめてのゴルフ〜毛利編」「はじめてのマジック〜辻井編」と題したドキュメンタリーでは、それぞれがゴルフとマジックに挑戦。根拠のない自信に満ちた初心者ふたりが、実践であえなく散っていく様が、切ない笑いを呼んでいました。

「天気予報」シリーズも大いに盛り上がったひとつで、関西ローカルテレビ局で放送されている天気予報を、アイロンヘッドバージョンでリメイク。1本目は、関西圏ではおなじみの関西サイクルスポーツセンター提供版にならい、ふたりが園内で楽しく遊ぶ様子をフィーチャー。「あるある!」と思わず笑ってしまう映像が続きます。そして2本目は、場所を5upよしもとに移しての新作(?)。ロビーを紹介したり、順位表を勝手に入れ替えたりと、1本目同様のスタイルで沸かせます。さらに、ロビーで寝ているプリマ旦那・野村を捕獲し、胴上げしたりオロナミンCを無理やり飲ませたり。やられっぱなしでぐったりとした野村の、苦悶の表情が印象的でした。ほかに、ななまがり・初瀬率いる女性芸人によるバレーボールチームの練習試合風景を、ひたすら毛利と辻井が実況・解説するというシュールなものも。アイロンヘッドのネタ同様、予測不能の笑いがてんこ盛りのひとときでした。

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エンディングはもちろん、アイロンヘッドの代名詞ともいえる『拳の舞』によるフィナーレ! 客席からは「待ってました!」とばかりに手拍子が起こって大盛り上がり。息つく暇なく続いたコント7連発の最後を飾るにふわさしい、熱いしめくくりとなりました。

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「真夏のキラキラ単独祭り」全公演スケジュール

7月21日(日)19:30開演
『バイク単独バイク in NGK ~ビンタ、急に、ビンタ~』
出演:バイク川崎バイク
会場:なんばグランド花月
料金:ハイオク席(1階)2,000円、レギュラー席(2階)1,800円

7月22日(月)18:30開演 
中張又張単独ライブ『ビックマネー』
出演:中張又張
会場:5upよしもと
料金:前売1,300円、当日1500円

7月23日(火)20:30開演
バンビーノ単独ライブ『スカイファンタスティキーノ』
出演:バンビーノ
会場:5upよしもと
料金:前売1,300円、当日1,500円

7月24日(水)18:30開演
コマンダンテ単独ライブ『relax』
出演:コマンダンテ
会場:5upよしもと
料金:前売1,300円、当日1,500円

7月27日(土)18:30開演
祝!天竺鼠9周年記念!第1弾『大阪のことを1番愛している天竺鼠が3時間のネタとトークとコーナーのコラボレーションライブをやります!大阪のことを愛しているからこそです!』
出演:天竺鼠
会場:5upよしもと
料金:前売2,000円、当日2,500円

7月28日(日)18:00開演/20:00開演
プリマ旦那単独ライブ『三八旦那』
出演:プリマ旦那
会場:5upよしもと
料金:前売1,300円、当日1,500円

7月29日(月)18:30開演
アキナ単独ライブ『オギャー』
出演:アキナ
会場:5upよしもと
料金:前売1,300円、当日1,500円

7月30日(火)20:30開演
タナからイケダ単独ライブ『帰ってきた夏一回目のタンドーク』
出演:タナからイケダ
会場:5upよしもと
料金:前売1,300円、当日1,500円

8月1日(木)18:30開演
和牛単独ライブ『新ネタフェア!』
出演:和牛
会場:5upよしもと
料金:前売1,300円、当日1,500円

8月2日(金)20:30開演
吉田たち単独ライブ『たち噺』
出演:吉田たち
会場:5upよしもと
料金:前売1,300円、当日1,500円

8月3日(土)16:00開演
GAG少年楽団単独ライブ『あっちぃぃぃ!』
出演:GAG少年楽団
会場:5upよしもと
料金:前売1,500円、当日1,800円

8月4日(日)16:00開演
藤崎マーケット単独ライブ『夏のおもしろマーケット2013』
出演:藤崎マーケット
会場:5upよしもと
料金:前売1,500円、当日1,800円

8月5日(月)20:30開演
学天列伝『漫才の虎』
出演:学天即
会場:5upよしもと
料金:前売1,500円、当日1,800円

8月6日(火)20:30開演
矢野号単独ライブ『チームオクラホマ』
出演:矢野号
会場:5upよしもと
料金:前売1,300円、当日1,500円

8月7日(水)18:30開演
アイロンヘッド単独ライブ『ビクトリーゴング』
出演:アイロンヘッド
会場:5upよしもと
料金:前売1,300円、当日1,500円

8月8日(木)20:30開演
ななまがり第五回単独公演『その世』
出演:ななまがり
会場:5upよしもと
料金:前売1,300円、当日1,500円

8月9日(金)18:30開演
ビーフケーキ単独ライブ『愛の子ゾンキー』
出演:ビーフケーキ
会場:5upよしもと
料金:前売2,500円、当日3,000円

8月10日(土)16:00開演
かまいたち単独ライブ『夏かま!!!』
出演:かまいたち
会場:5upよしもと
料金:前売1,500円、当日1800円

『5upよしもとキラめきサマーフェスティバル~ネタやら歌やらいろいろやって555第祭り~』
日時:8月11日(日)14:00開場、15:00開演
出演:煌~kirameki~TOP(3組)、Member(15組)、Jr.(30組)、彩~irodori~TOP3組、その他
会場:大阪国際交流センター(大阪市天王寺区上本町8-2-6)
料金:当日3,500円 (全席指定)

■5upよしもと公式 http://www.yoshimoto.co.jp/5up/

「未知やすえ50祭~お祝いしてくれなきゃ脳みそストローでチューチューしちゃうぞ~」

8月7日、大阪・なんばグランド花月にて未知やすえの初単独ライブ「未知やすえ50祭~お祝いしてくれなきゃ脳みそストローでチューチューしちゃうぞ~」が開催され、ゲストや新喜劇メンバーが、そして何より多くのお客さんが会場に詰め掛け、この日50歳の誕生日を迎えた未知を祝いました。


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オープニングはきゃりーぱみゅぱみゅさんの『ふりそでーしょん』を“ごじゅう”バージョンで、アイドルのような衣裳を身にまとい、歌って踊る未知。バックダンサーのキッズたちに勝るとも劣らないフレッシュさで魅了します。ですが、歌い終わった後は肩で息を切っている未知。

「こんなにたくさんの人に来ていただいてうれしいです! オープニングは自分の好きなことをやりたいと思って。この世界に入ったきっかけは、本当は吉本ではなくアイドルになりたかったんです。この夢はまだあきらめてません! おばさんタレントとしてデビューできるようがんばります!」と挨拶。大きな拍手と指笛、“おめでとう!”の声が飛び交う中、華々しい幕開けとなりました。

本編では、ザ・プラン9のお~い!久馬作のお芝居を上演。未知は内場勝則と実生活ともども夫婦役で登場、姑は末成由美です。

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姑との折り合いが悪く、嫁と姑どっちつかずの夫のはっきりしない態度にいら立ちを隠せない未知。この日は自分の誕生日だというのに、誰も気に留める様子もなく一抹の寂しさを感じています。そこへやってきたのはご近所さん、夏祭りの催しを決めるための会議の誘いです。


町内会の顔ぶれは島田一の介に烏川耕一、若井みどり、山田花子などおなじみの面々。会議とは名ばかりで、おばさんの扮装が似合いすぎている烏川の口笛ギャグや花子のトランペット、島田や未知によるモノマネなど爆笑の連続でした。夏祭りのゲストには「郷ひろみさんを呼びたい!」と未知。実は郷さんの大ファン、芸能界を目指したのも郷さんの存在があってこそのこと、鼻息荒く思いのたけを語っていました。

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そんな中、Mr.オクレと浅香あき恵が隣町の住民として登場。夏祭りの催しを何にするのか偵察に来たと言うのですが、実は目的は別にあり…。ここでもまた浅香のモノマネや脂ギャグで沸かせました。そして町内会のメンバーが丁々発止のやり取りをしている間、気が付けば未知は眠りこけていて…。


第三幕は未知の夢の中。このお芝居ではファンタジックなことをしたいと制作会見でも話していた未知。舞台は森の中、ヨーロッパの童話のような世界観。未知の衣裳もメルヘンチック、50歳とは思えない(!?)かわいらしさです。そして先ほどの町内会のメンバーは“森の住人”となって現れます。森の中に迷い込んだ未知のもとへ、まずは豹のコスチュームの烏川が水先案内人として登場。そこへ2匹の猿となったすっちーと松浦真也もやってきます。二人は得意の歌ネタを次々披露、「新喜劇あるある」ではもちろん、未知にまつわるエピソードを。「未知やすえは大事なところでセリフをかむ」とばらしていました。


次に一人の小人、池乃めだかがやってきて、すっちーが手にしていたタンバリンに目をつけて猫のギャグを。タンバリン相手に慎重にちょっかいを出していたのですが、思っていたよりハードだったのか、一連の動きを終えると「あ~、しんど(笑)」と本音を。続いて楽器を手にした小人たちもやってきて、山田花子のほかに宇都宮まきら若手の新喜劇メンバーも登場しました。


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そしてこの森は魔女に牛耳られていると住人たち。未知に救いの手を求めます。そんな住人たちの窮状に心を動かされた未知は、力を貸すことを約束。まずは景気づけにと小人たちのブラス演奏に乗せて「ハイホー」を歌いながら、舞台袖へと消えてゆきました。

ここでスペシャルゲスト、いっこく堂さんのステージが! 腹話術によるモノマネなど数々の技で沸かせたいっこく堂さん。未知をはじめ森の住人たちもステージに集まり「すごい!!」と大興奮しています。未知も「あまりにもお上手すぎて、意味わからんもんね!」と芝居そっちのけの感想を。いっこく堂さんは、魔女により人形にされてしまった住人たちに代わって腹話術でその思いを代弁する役として登場。ここではいっこく堂さんのレクチャーを受けながら腹話術「(一昔前の)衛星中継」をみんなでチャレンジしました。

そうしてワイワイやっているところへ、魔女役の末成が舞台へ。それがワイヤーにつるされて空中から現れたものですから、場内は大歓声が飛び交いました。自然を操る呪文「インガスンガスン」を唱えて住民を困らせとやりたい放題の魔女ですが、実は住人をいじめる理由があって…。


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舞台は再び、町内会の会議室。実は町内会のメンバーは未知に内緒で誕生日のお祝いを準備していたのでした。隣町の住人もそのためにやってきて、姑の末成と、夫の内場も駆けつけます。そして一斉にクラッカーを鳴らして…という段取りだったのですが、オクレがフライング。当然、全員から「まだ早い!!」のツッコミが。

そして気を取り直して再び、全員でクラッカーを鳴らして「おめでう!!!」。その音で目覚めた未知、第一声に「なんだすか!?」。すっちー&真也が“新喜劇あるある”で「大事なところでセリフをかむ」と歌っていたとおりの展開で大爆笑を起こしました。

実はここからが本当の未知へのサプライズ。稽古場では一切、なかったという姑から嫁への手紙を読むシーンが。姑という立場から嫁への思いをつづった手紙を読み上げる末成。そこに書いてあるのは、公私ともに親交の深い未知と内場への感謝の気持ちです。そうとは知らない未知は涙をこらえることができません。末成も時折、言葉を詰まらせながら手紙を読み、役者陣も客席も思わずもらい泣きをしてしまう、とても感動的なシーンとなりました。

そんな涙のシーンもどこへやら、最後はお待ちかね未知のキレ芸炸裂の見せ場です。新喜劇のメンバーを一列に並ばせ、きっつ~いダメ出しをしていく未知。舞台上の出来事はもちろん、稽古場でのエピソードなど、舞台裏の様子も楽しめました。

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また、内場へのダメ出しでは待ってましたと言わんばかりの拍手喝采を受けながら、プライベートでの本音(!?)をぶつけていました。そうして締めはお約束、「怖かった!!」。全員でズッコケて芝居の幕を閉じました。


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ステージでは未知の幼少からこれまでの写真が次々と、50年の歩みが映し出されました。そしてぱっと照明がともると、そこにはチアガールとなった未知が。この日のためにダイエットに励み、練習を重ねたチア―リーディングを披露しました。約5分間のショーを終えた未知は、「本当はもっともっと練習しなければいけなかったと思いますが、私の中では精一杯、50歳で頑張りました! ありがとうございました!」と感無量の様子。


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「思えば50歳の自分の誕生日を祝えってこんなイベントありますかと、本当に申し訳ないなと昨日のリハで気づきました。でも、私自身が、人の前に立ってとか、そういうことができなくて、いつもみんなで仲良く楽しくできたらいいなと思っていました。でも、今回イベントをするということで、ならば50歳でという思いがありました」と語り始めた未知。

このイベントをしようと決意したのはほかにも、50歳を前に他界してしまった同級生や姉の存在があったそうです。50歳という年齢を迎えられなかった方々が生前、「やすえをテレビで見てたら元気になれる。これからもずっとずっと楽しい舞台をしてな」という声をかけてくれていたそうで、応援してくださっている方々への感謝の気持ちと、少しでも今の自分を見て元気を出してほしいとの思いがあったと、言葉を詰まらせながら語り、「ありがとうございました」と深々と頭を下げました。

そこへ突然、モニターに“憧れの人”の姿が映し出され、未知に「バースデー・プレゼントがあるから」と画面から消え、「2億4千万の瞳」のイントロが…。まさか…!?と胸が高鳴る未知の前に現れたのはキラキラのスーツで歌う内場! 最初は照れて「もういい、いい!」と制止していた未知ですが、サビに入る頃にはコーラスで参加し、掛け声をかけと大いに盛り上がっていました。

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舞台には、未知と内場と二人だけ。普段カラオケに行くことのない内場が、一人でカラオケボックスで練習したことなど明かしました。結婚して21年という二人、「私がこの仕事を続けてこれたのも、内場くんと結婚したからです」と未知が感謝の気持ちを言葉にしました。が、「家ではまったく会話がないんですけど」と笑わせ、「舞台だけが二人の時間なんです」とも。「新喜劇ももっともっと頑張っていきたいと思います」と述べて出演者全員を舞台に呼び込み、それぞれに感謝の気持ちを伝え、笑いと涙を誘いました。また、いっこく堂さんもエンディングに登場、「今日はとてもやりやすくて、楽しかったです」と舞台を振り返りました。

「私は本当に幸せ者やと思ってます。たくさんの方に直接、お礼を言いたいのですがなかなかかなわず、気持ちだけ受け取っていただければありがたいです。本当に今日はありがとうございました!」と大きな声であいさつを。その声に応えんばかりに大きな拍手と歓声が飛び交い、一夜限りのスペシャルイベントは大団円を迎えました。

なお、幕間には「同級生からお祝いのメッセージ」と題したビデオレターが次々と放映されました。中田はじめ、ほんこん、板尾創路、ハイヒール・モモコ、そしてダウンタウンと錚々たるメンバーが。それぞれが未知とのなれそめを語り、お祝いの言葉を。また、ほんこんのビデオレターには大山英雄も特別出演、福山雅治さんのモノマネでお祝いしました。

50歳を迎えても時にパワフルに、時にキュートに、吉本新喜劇の“永遠のマドンナ”とし走り続ける未知やすえを、これからもどうぞよろしくお願いします!

未知やすえの動画はこちら ⇒ http://ynn.jp/u/686/
内場勝則の動画はこちら ⇒  http://ynn.jp/u/828/
池乃めだかの動画はこちら ⇒  http://ynn.jp/u/657/
島田一の介の動画はこちら ⇒  http://ynn.jp/u/634/
烏川耕一の動画はこちら ⇒  http://ynn.jp/u/630/
若井みどりの動画はこちら ⇒ http://ynn.jp/u/692/
末成由美の動画はこちら ⇒ http://ynn.jp/u/697/
浅香あき恵の動画はこちら ⇒ http://ynn.jp/u/701/
山田花子の動画はこちら ⇒ http://ynn.jp/u/699/
宇都宮まきの動画はこちら ⇒ http://ynn.jp/u/707/