最新ニュースインタビューライブレポート

インタビュー

2013年9月25日 (水)

『ゴエ話〜GOE-bana〜』で冠トークライブに初挑戦!浅越ゴエを直撃インタビュー

ザ・プラン9のメンバーとして、そして『R-1ぐらんぷり』二代目王者に輝いたピン芸人としても活躍する浅越ゴエが、祇園花月を舞台にたったひとりのトークライブを敢行。しかも、ゲストはザ・プラン9のリーダーであるお〜い!久馬。果たしてどんな内容になるのか、さっそく話を聞いてみました!

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----今回が初めての開催となる『ゴエ話〜GOE-bana〜』ですが、やろうと思われたきっかけは何だったんでしょうか。

実は、このイベントで結婚を発表する公開記者会見をしようと思ったのが始まりなんです。そのために、やったことのないひとりでのトークライブを企画した。でも、ご存じのように、その前に世間に知れてしまいまして......なので、結婚の話もなんだかんだとインタビューなり番組なりで言ってしまい、もう残っているものがありません(笑)。ならばもうスッキリと、『ゴエ話』という新たなライブを、リラックスして立ち上げる気持ちでやってみよう、と。

----そんな発端だったんですね! では、改めて新生『ゴエ話』はどんなライブになるんでしょうか。

僕がホスト役を務めて、途中からはゲストをお呼びする形になります。ゲストは(お〜い!)久馬さんなんですが、実はふたりでトークなんてこと全くしたことがないので、普通にワクワクというか、楽しみなんですよね。だって、久馬さんがいなかったら僕、今ここにいないですから。そんな方と、そういえば10年以上、2001年の結成から考えると12年ですか、1回もふたりで何もやったことないな、と。コントやお芝居はやりますけど、ふたりで素の部分でしゃべるという舞台は初めてなんですよ。

----ちょっと照れたりもしそうですね。

それはもう、照れます。でも、久馬さんは、どんなお題に対しても、どんな設定でも、勝手にボケるでしょ。いい話をしなきゃいけない場面でも絶対にボケてくるので、そこは僕がぜんぶ拾いきってやると燃えています。あと、久馬さんに何かやらせてやろうかとも思ってるんですけどね。僕から何か指令を出して、「なんでオレがこんなことやらなアカンねん」みたいなことをさせて、辱めを受けさせたいです。でもね、やっぱり安心感はあって、「この人と今から1時間2時間何かやるのか...どうしよう?」ということはありません。無茶なボケもするんでしょうけど、それはそれで「もぉ〜!」みたいな、恋人気分でやりたいと(笑)。

----トークでは、この機会に聞いてみたいと考えていることもあるのでは?

やるかどうかわからないですが、僕への成績通知表を作ってもらいたい。(ザ・プラン9に入らないかと)わざわざ声かけてもらって、僕が2回も断ったのにまだ誘ってくれて。そんな久馬さんは、今、僕のことをどんなふうに思ってるのかな、と。「よかったな」という部分もあるだろうし、「予想外やわ」ということもきっと...そういうのを聞いてみたいですね。(成績が)いいことを願ってますけどね〜。

----この日しか聞けない、おふたりの話がいろいろ飛び出しそうです。

どういう方向に行くか全くわかりませんからね...最後は泣いて終わってるかもしれませんよ、感動で(笑)。僕も久馬さんもトーンが低いほうなんで、いざ「しゃべれ!」ってならないとしゃべらないと思うんですよね。だからこそ「そうやったん?」みたいなことが、10年間一緒にいてもまだまだあるんじゃないでしょうか。よりお互いが好きになれるようになって終われたらいいですね。

----では、ゴエさんが今回のライブで一番見てほしい、聞いてほしいところは?

何でしょうね...トークライブとは言いましたけど、トークしない部分が多いかもしれないし(笑)。今までなんだかんだで出すことがなかった小ネタみたいなものを、ブワッと出してみたいなという気はしています。品質は同じですけど、切れ端なので商品にならなかったんです、でも味は一緒ですよというのをね、固めて吐き出してみたい。そのあたりも楽しみにしてもらいたいかな。

----今のところは1回きりのイベントとのことですが、もし好評で続くとなったら、次回以降にやってみたいことはありますか?

会場を劇場にこだわらず、どこか歩きながらしゃべるっていうの、やってみたいですねえ。お客さんと一緒に散策トークライブ...そう、ハイキングトークライブですね。あってもいいんじゃないかなあ。これから京都の観光名所もいい時期を迎えますから。

----それはまた斬新なスタイル!


僕、ニュースのネタもよくやってるので、ニュースの現場を行くとか。暗い事件はいけませんけど、最近多い、アルバイトの人がね、何かやってしまったお店とか(笑)。で、そこで僕がニュースを読むみたいなのはどうでしょう。

----呼んでみたいゲストは? きっと、久馬さんのほかにもいらっしゃいますよね。


アナウンサーさんとか呼んでみたいな。局アナの方を4局からおひとりずつお呼びして、うちはこう、うちはこうっていろいろ語り合ってもらう。僕、ちゃんとしたアナウンス技術を全く習ってないので、どんな訓練をしているのかも知りたいんですよ。あ、実況バトルもやってみたい!

----ぜひ見てみたいです! では最後に、まずは今回の『ゴエ話』に来られる皆さんに、ひとことメッセージをお願いします。

ひとりでの冠トークライブは初めてということで、"初物"というのは本当に一度きりしかありません。それをぜひ、その目で見届けてほしい! 親のような、というか「甥っ子が頑張ってるな」みたいな気持ちで(笑)楽しんでいただいて。後は、より久馬さんを好きになってもらえるように頑張りたい。僕は「久馬さんをメディアに出す会」会長を自称していますので、久馬さんの魅力も、もちろん僕の魅力も忘れずお伝えできるライブにします。来てくださいね!

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「ゴエ話〜GOE-bana〜」

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日時:9月29日(日)18:30開場 19:00開演

会場:よしもと祇園花月 出演:浅越ゴエ(ザ・プラン9)/ゲスト:お〜い!久馬(ザ・プラン9)

料金:前売1500円 当日2000円


チケットよしもと:http://yoshimoto.pia.jp/



【YNN動画】ザ・プラン9はこちら⇒http://ynn.jp/u/84/

【浅越ゴエ】【ザ・プラン9】

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2013年9月23日 (月)

5upよしもとのガールズパワーが炸裂!尼神インターが明かす『女芸人大祭り』の見どころとは!?

先日のバトルで「煌〜kirameki〜Member」入りを果たし注目度急上昇の尼神インターが、5upよしもとの女芸人が集結する月イチイベント『女芸人大祭り』を熱烈PR! 見どころはもちろん今後の新展開についてもたっぷり語ってもらいました。

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——9月の開催で5回目になる『女芸人大祭り』、まずはどういう内容のイベントなのか教えてください。

誠子 毎回、ネタもコーナーも、結構たっぷりお見せしています。各々がアピールできるもの、みんなで協力して見せるものなど、いろんなタイプのコーナーと、あとは自己紹介がてらにそれぞれがネタを。5upよしもとって、今、かなり女芸人が多くなってるんですよ。

渚 はい、山ほどいます。

誠子 私たちも知らないような、初めて会う後輩もいっぱいいて。しかも今は女芸人といえど、結構かわいいんですよ!

渚 「なんで芸人になったんやろ?」っていう感じ。私たちの(NSC大阪)30期は、ブスにプラスもう一個乗っかってるというか、パンチ効いてるというか…デブとか背が高いとかちょっと古いとか。でも、後輩たちはホンマにかわいらしいちっちゃい女の子や、エロい感じのフェロモン全開タイプとかがいるんです。

誠子 だからこのイベントの日は、男性のお客さんが若干増えるんですよ。今までの5upでは見られなかった客層になってます。

渚 (応援している女芸人の)Tシャツとかうちわとか身に着けてる人もいたな。

誠子 アイドルみたいでしょ。劇場の雰囲気がガラッと変わります。

——今回はMCがジャルジャルさん、そして別途ゲストも来られるんですよね。

渚 そのゲストがまた豪華なんですよ。これまでもフルーツポンチさん、浅越ゴエさん、(ハイキングウォーキング)Q太郎さん…毎回、すごいよな。

誠子 (吉本新喜劇)すっちーさんと松浦真也さん、(椿)鬼奴さんも。毎回、ゲストの方をフィーチャーしたコーナーもやりますよ。例えばすっちーさんと松浦さんには、私たちが歌ネタをやって審査してもらうとか。鬼奴さんには恋愛相談をさせていただいたし、ゴエさんのときは「ゴエさんとしてみたい恋愛シチュエーション」とか。ゲストの方にとっては迷惑な話なんですけど(笑)。

——おふたりが考えるこのイベントの一番の魅力は?

誠子 やっぱり男性とは違う部分、女芸人だからできるコーナーだったりガールズトークだったり…をやってるところかな。女芸人は、基本的にみんな仲いいので、連携プレーもできますし。あとは、男性目線で言うとうれしいライブかな、と(笑)。いろんなタイプの女の子を見られますから。

渚 さっき言ったようなかわいい子のほかに、ブリッコみたいな感じの子がいたり、めっちゃ胸でかいのにヒゲ生えてる子がいたり。

誠子 花鳥風月の緒形さんですね。朝剃ってもすぐ生えてくるから、今度、大学病院に行って調べてもらうって言ってました。

——仲がいいということですが、ということは普段からみんなで食事に行ったり?

誠子 5upは男性ばっかりなんで、自然と集まってしまうんですよ。おしゃれカフェにはよく行きます。パンケーキ食べに行ったりとか。


——めっちゃ女子ですね。

誠子 男性芸人とももちろん行きますが、同じぐらいの頻度で女子とも行きますね。男性に比べて、先輩後輩の分け隔てなく遊んでるかな。女芸人で集まって、バレーボールもやってます。監督は、ななまがりの初瀬さん。

渚 バレー以外でも、初瀬さんは自分の仲いい女芸人を呼んでご飯に行ってますよ。

誠子 初瀬さんは女芸人が大好きで、男性芸人より女芸人といた方が落ち着くんですって。すごく気持ち悪い人なんです(笑)。

渚 やさしそうな人がいい、みたいな。

誠子 しかも、初瀬さんは女芸人にかわいいランキングをつけてるんですよ。私たちはセクハラやからやめてくださいって言ってるんですけど、先輩やからええやろって。5upでは有名な話です。

——初瀬さんの存在がちょっとひっかかりますが(笑)、たくさんいる女芸人さんの中でリーダー的な存在、逆にマスコット的だなという人は誰ですか?

渚 リーダーはカーニバルの茜やと思います。女芸人が集まったら、ついワチャワチャうるさくしてしまうんですが、そういう時にきちんと叱ってくれるのが茜。イヤなこともちゃんと言ってくれる。

誠子 よくいるうるさい先輩みたいな。

渚 それプラス、オカンやな。

誠子 マスコットは東京ロマンポルノの清水みかちゃんかな。女の子やのに大仁田厚さんにそっくりなんです。デブやしブスやし、ちょっとハゲてて、しかも性格も悪いんですよ(笑)。

——最後のひとつが気になります(笑)。

誠子 しかも頑固でブスーッとしてる。でもキャラクター的には、何故かかわいい感じなんです。

渚 何がすごいって、24歳やのに痛風になったんですよ。

誠子 ずっと不幸なんですよね…ほんとにかわいそうで。道ですれ違っただけのオッサンに「ブスこら!」って因縁つけられたり。

渚 実家が家建てたら欠陥住宅やったとか。私、一度だけ行かせていただいたんですけど、階段とか新築やのに既に斜めで、扉も閉まらない(笑)。

誠子 ステージでも不幸がにじみ出てますから。ほんとに幸せになってほしいとみんなが願ってます。

——イベントの注目芸人さんのひとりですね! そして月イチイベントとして続けていく中で、「いつかこんなことをやってみたい!」という野望についても聞かせてください。

誠子 お相手探しみたいなことをやってみたいですね。男性を募集して、アピールタイムあり、告白タイムありの女芸人大お見合いパーティをぜひ!

渚 名前とか書かずに「○○のこういうところが嫌い」って書いた紙をボックスに入れて読んでいく。で、「マジで誰なん?」ってその場でケンカになってほしい。

——なって“ほしい”?(笑)

渚 ほんまにケンカになって、誰か泣く人出てきたりとかしたら面白いでしょ。

誠子 そこでもみかちゃんが嫌われてるんでしょうね…きっと。

渚 殴り合いとか一回やったらいいのにと思います。終わった後、またスッキリ付き合えるもん。女の人は誰でもあることやから共感してもらえるはず。裏で陰口を言うのはよくないから、そういう女のねちっこいところを笑いに換えるんです。

——実現した際は、ぜひともニュースセンターでリアルタイムレポートさせていただきたいです! では最後に、読者の皆さんへのメッセージをお願いします。

誠子 女芸人っていろんなブスがいるんで、ぜひ生で見て、度肝を抜かれていただきたいと思います。

渚 以前、Tシャツを破り合うみたいなコーナーをやったとき、みかちゃんがシンクロック・吉田のTシャツを破ったんですが、力が強すぎてブラジャーまで見えてしまったという。

誠子 あったなあ…。

渚 だから、将来的にはおっぱいポロリもあるかもしれません。

誠子 ちょっと! お客さん減るからやめて(笑)。

渚 いつか、いや、近いうちにあるかもしれないので、男性はそれも期待して来てください!

誠子 確かに、予期せぬハプニングは多いですからね!



「女芸人大祭り」

日時:9月28日(土) 20:15開場 20:30開演

会場:5upよしもと

出演:MC:ジャルジャル/尼神インター、カーニバル、シンクロック・吉田、東京ロマンポルノ、ゆりやんレトリィバァ、人妻ニャンコ、もみちゃんズ ほか/ゲスト:未定

料金:前売1500円 当日1800円

チケットよしもと:http://yoshimoto.pia.jp/

【YNN動画】尼神インターはこちら⇒http://ynn.jp/u/1025/

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【尼神インター】

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2013年9月20日 (金)

ルミネでの単独“初”となるクレオパトラが熱い思いを告白!!

10月6日(日)にルミネtheよしもとにてクレオパトラの単独公演「メルヘンパラソル夕日論」が開催。初となるルミネでの単独への意気込みや思い、ライブについて直撃インタビュー!!

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――単独は1年ぶりですよね。

長谷川 実質は1年ぶりなんですが、これまでやった単独をリメイクしたり僕らが脚本・演出を担当して若手と行っている劇団ムゲンダイ公演があったりと、単独のようなことをずっとやっているので久しぶりという感覚はあまりないですね。
桑原 隔月くらいには何かをやっているので(笑)。それよりも、今回はルミネで公演する!ってことのほうが大きいですね。


――2人にとってルミネとはどういう存在ですか?

長谷川 僕たちがデビューしたころに先輩方が舞台に立っているのを見ていたので、憧れの場所に近いですね。
桑原 まだ∞ホールがなかったため、当時の若手はネタができるゴングショーというコーナーにちょこっと出演していたんですよ。とはいっても舞台に立てるのは1分だけ。そんな風にしか立ったことがなかった舞台に自分たちの単独公演ができるなんて…。本当に感慨深いです。
長谷川 後輩によってはもっと広いところでやっているコンビもいるのですが、僕らは一歩一歩地道にやってきたコンビなんで(笑)。
桑原 実は僕たち、ルミネの通常公演も立っていないんですよ。それなのに単独をやるという。
長谷川 あまり見たことがないパターン。
桑原 若手ドリームですね。他のルミネに出たことがない後輩からしたら、こういうパターンもあるんだ!!と勇気づいたと思いますよ(笑)。
長谷川 これをきっかけに通常公演の出番が増えたらいいのになぁ~と思いますね。



――ルミネでの単独が決まったと聞いたときはいかがでした?

長谷川 実は…、聞いたというより自分たちで「やらしてください!!」って直談判したんですよ。
桑原 向こうからではなく自ら売り込んだという(笑)。僕ら的には今ならできるという気持ちがあったのですが、「まだ早いよ」って言われるかも…と思いつつもダメもとで電話して…。
長谷川 電話口で「ちょっと待ってください。折り返します」って言われたのでやっぱり無理かな?と思っていたら、10分後で「大丈夫です!!」という返事が返ってきて。そのスピードにも驚きましたね。
桑原 僕はちょうど犬の散歩をしていたんですが、相方から「OKだったよ」って電話がかかってきて…。ものすごい勢いで犬に「ルミネだぞ~!!!!」って話しかけていました。まぁ、犬は首をかしげていましたが(笑)。
長谷川 ファンには、昔の単独をリメイクした公演の最後にVTRを流して発表したんですよ。するとかなり盛り上がり、中には泣くお客さんもいて…。本当にうれしかったですね。

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――そんな今回の単独公演。内容はどのようなものですか?

長谷川 これまで通りコント中心になっています。
桑原 何の脈絡もないコントを続けるのではなく、一貫した世界観の中で繰り広げられるコントですね。
長谷川 タイトルにも少し出ているのですが、“雨の降らない世界”でつながっているネタです。僕は神保町花月のお芝居も書かせていただいたりしているのですが、その延長上というか…。最初に世界観を考えてその中に笑いがあるというスタイルですね。
桑原 まぁ世界観です(笑)。
長谷川 世界観とかは言わなくっていいから(笑)。実は、単独だけをしていてもお客さんがそう増えないと、これまで2人でやってきたネタを数人に振り分けてお芝居として生まれ変わらして神保町花月で公演していたんですよ。
桑原 一種の布教活動ですけど(笑)。僕たちの世界観を味わってもらおうと思って。
長谷川 で実際見てもらうと、他の芸人さん目当てで来ていたお客さんもネタの世界にどっぷりつかって楽しんでくれたりするんですよ。
桑原 ネタそのものを味わってくれるというか。
長谷川 今回もそのような、僕たちを知らない人も楽しめるストーリのあるネタに仕上げていますね。



――今回はゲストも登場するんですよね。

桑原 マジシャン大地さんに出ていただきます。って言っても知っているひとは少ないと思うのですが(笑)。静岡を中心に活躍している20代前半のプロマジシャンの方です。
長谷川 僕たちの地元・静岡での営業で知り合った方で。ルミネの舞台が広いので、大筋以外の感動もあった方がおもしろいんじゃないかと出演をお願いいたしました。ほかにもピアニストも入れようかと思ったのですが、お金が足りなくって(笑)。
桑原 ピアニストが生演奏をするなんてさすがにルミネの単独ライブでないんじゃないかな?と思って考えたんですけどね(笑)。ネタをやって間にVTRを挟んで…という定番の流れではないモノに挑戦したいな~と思って作っています。
長谷川 誰もがやったことがない!という意味ではポスターにも力を入れました。知り合いの画家のヒグチユウコさんにお願いして書いていただいて。僕が伝えたイメージでこんな素敵なものに仕上がるとは思いもよらなかったですね。
桑原 知り合いに書いてもらったというレベルでは全くないすごいものができて驚いています。
長谷川 相方はいつもはビジュアル的な話をしても分かっていないみたいで何も言ってこないんですが、今回だけはすぐに反応があって。そこにも驚きましたね(笑)。

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――ネタからポスターに至るまで、いま出せる力を出し切るという感じでしょうか?

長谷川 今の自分たちができる最大限のことをしようと思っています。
桑原 ポスターもそうですが、告知もTwitterで先輩や後輩が協力していただいていて…。そんなみんなの協力を経ての10月6日なので、絶対報いなきゃいけないなと強く感じていますね。関わってくださった人の数がすごいので、やるぞ!!っていう思いがこれまでとは全然違います。
長谷川 僕たちは12年目なのですが、今回の公演はある意味スタートラインのような感じがします。これまでは準備期間で、やっと色んな人に“クレオパトラの世界”を見てもらえる機会かと。
桑原 絶対ひとつの区切りになる意味のある公演になることは間違いないです。
長谷川 この公演が終わったら泣いちゃいそう…。そんな思いが詰まった公演なので、ぜひ見に来てもらいたいです!!



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クレオパトラ第八回単独公演『メルヘンパラソル夕日論』

会場 :ルミネtheよしもと
日時 :10月6日(日) 開場19:00/開演19:30
料金 :前売2500円/当日3000円

チケットよしもと:http://yoshimoto.pia.jp/

●クレオパトラの動画はこちら:http://ynn.jp/u/868/

【クレオパトラ】

2013年9月18日 (水)

“神保町花月の申し子”ピクニックに『What will you bet Next?』への意気込みを直撃インタビュー!!

ピクニックが主演する舞台『What will you bet Next?』が9月25日(水)から神保町花月でスタート。本作は男6人のBLでもなくまったく切なくもないラブストーリー。“神保町花月の申し子”と呼ばれるピクニックが、見どころや意気込み、これまでに印象に残った公演について語ってくれました!!

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――『What will you bet Next?』は、芸人&舞台俳優のコラボが楽しめる芝居なんですよね。

このお話は男性6名の物語なんですよ。とはいってもまだ顔合わせしかできておらず、どんなストーリーになるかは僕自身も分からないんですが…(笑)。ただ、芸人は僕とグランジの五明(拓弥)くらいしか出ていないという、これまでのとはちょっと違った舞台になっていると思います。すでに脚本家&演出家さんとの個人面談があったりと、今までにやったことがないことだらけで驚きの毎日。ちなみに顔合わせではメインの6人がひとつのテーブルに集められて親睦会みたいなことをやりましたね。なんか好きな食べ物を発表したり、彼女がいるのか聞いたり…。まるでコンパみたいでした(笑)。


――芸人メインのお芝居とは勝手が違うことも多いのでしょうか?

まだ始まっていないから何とも言えませんが、どうも稽古時間が長いみたいなんですよ。神保町花月だと、1日5時間の練習を7日間というのが平均で、多くても1日5時間の練習を10日間くらい。ですが今回、演出家さんに「昼1時~夜10時までの練習を毎日する」と言われて…。劇団の役者さんたちにとってはそれが普通みたいなんですが、僕たちはただただ固まってしまいましたね。初対面だから文句は言えなかったですが、ボーとしてあまり話せなかった。だって9時間ですよ!! あと、「セリフを変えないでください」とも言われました。これまでのお芝居は、どうやってごまかすか、どう言い回しを変えていくかということをやってきたので、もう真逆(笑)。僕も五明もビビッています。ある意味、稽古の結果が問われる舞台になるような気がしてならないです。


――セリフ覚えはいい方なんですか?

いや全然。毎回覚えるのが大変で…。反復して頭に入れていく方法で、お風呂や電車の中、所構わずブツブツ言っています。電車の中でつい大きな声が出てしまって驚かれることもあったり(笑)。まぁ、本当に苦労しているんですよ。お芝居はやはり自分たちで書いたコントとは違って脚本家さんや演出家さんの意向があるものですから難しいところもありますね。でも、勉強だと思ってやっています。いずれコントなどに活かせれると思うので…。


――さすが“神保町花月の申し子”と呼ばれるだけありますね。

ハハハ。そう祭り上げられているだけですけどね。自分から出たい!!と言ったことはないので。ただ、せっかく出していただけるのなら、この流れに乗っちゃえ!!という気持ちもあります。そりゃ初めは、なんで芸人が芝居を?と疑問に思ったこともありますが、今ではポジティブですよ~。

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――『What will you bet Next?』が51本目の公演ということですが、印象に残っている公演はありますか?

う~ん。いい意味でも悪い意味でも斬新だったのが平成ノブシコブシさん主演の『御芝居』ですね。1時間半の公演だったのですが、50分間まさかの映像を流すという…。あまりの衝撃からお客さんから「金返せ!!」って言われたり(笑)。でも神保町花月って枠にとらわれない何でもありの劇場なんだな~と実感したね。あと、同じお芝居でもお客さんの感じ方によって全然違うんですよ。コントだと思う方もいれば、芝居ととらえてくださる方もいる。その幅の広さを楽しんでいただけたらありがたいですね。


――今後やってみたいことってあります?

脚本とか演出とかはできるとは思えないんで特にないですね。だって人間の役はたいていやってきていると思うんですよ。なんでこういう役をやってみたいというものもあまりなく…。カメとか木とかまったく動かないものでいい気もします。

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――ピクニックさんにとって神保町花月とはどういう場所ですか?

若手と触れ合える場所ですね。僕らの世代は、2010年に∞ホールを卒業して以降ルミネに出させていただいたりしているんですが、∞ホールにはほとんど行くことがなくなってしまったんですよ。で、今∞ホールに立っている若手たちはルミネに立つことはほとんどなく…。その2組が出会える場所が神保町花月なんです。10年目以上の方がいたり1年目の方がいたりと、芸歴なんて関係なく人が集まっていて…。いつもは接点がない人たちが7日間も一緒に稽古して仲良くなっていく姿は見ていて楽しいです。


――そんな劇場で今度は芸人と劇団員さんが出会うのですね。

芸人と役者さんがガッツリとお芝居をするというなかなか今までにない試みなので、いつもの神保町花月とはまたちょっと違うお芝居を見られると思います。練習もかなりあるので、間違いなくいい舞台になっているはずです。楽しみにしていただけたらありがたいですね。


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『What will you bet Next?』
会場 :神保町花月
日時 :9月25日(水)~30日(月)
25日(水)~27日(金)、30日(月)開場18:30/開演19:00
28日(土)開場15:30/開演16:00
29日(日)開場12:30/開演13:00 開場15:30/開演16:00
料金 :前売2000円/当日2300円

チケットよしもと:http://yoshimoto.pia.jp/


●ピクニックの動画はこちら:http://ynn.jp/u/919/


【ピクニック】

 

2013年9月16日 (月)

月イチイベント『月刊エリートヤンキー』についてエリートヤンキーに直撃インタビュー!!

毎月行われているエリートヤンキーの月イチイベント『月刊エリートヤンキー』が9月24日(火)にヨシモト∞ホールにて開催。イベントのこと、イベントからみえてきた相方のこと、公演の魅力や意気込みを教えてもらいました!!

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――『月刊エリートヤンキー』は毎月1回開催しているんですよね?

橘 もう4~5年くらい経つのかな?

西島 40回はオーバーしているので、結構長いですよ。トークライブは毎月やっといた方がいいかな?と思っているんで変わらずやっていますね。

橘 場所も転々としましたが…。

西島 元々、∞ホールでやっていて、神保町花月に移動して、今また∞ホールに戻ってきたという感じです。場所は変わっても毎月行っている、オレたちといえば…みたいなイベントです。


――どのような内容なのですか?

西島 事前にお客さんに身の回りのニュースや気になることを書いてもらって、それについてトークするという形です。いたってシンプルですね。

橘 その場で初めて読むので、何が書かれているか分からないんですよ。そのため、質問に対して悩んだり困ったり悩んだり…(笑)。

西島 いただいたものはすべて目を通すようにしていますね。広がりがないものは、「へぇ~、がんばってください」程度の返しになることもありますが(笑)。でも必ず読むので、見ている方とオレたちと接点を持つ場所になっていると思います。まぁ、すべてその場にならないと分からないことがたくさんあるので、生だから味わえる楽しさを感じ取ってもらえるとうれしいですね。


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――現在は、YNNで配信もしているんですよね。

西島 そうなんですよ。∞ホールに戻ってきたときに配信があるって知ったのですが、つい「大丈夫ですか?」って聞いちゃいました。

橘 言っちゃいけないことを言う可能性もあるからね。

西島 お客さんの書いたものに対して答えるのが基本なんで、答えにくいニュースもあるんですよ。内容も内容だったり、表現の難しさだったり…。でも、「切るんで大丈夫です~」って言われて。

橘 生配信ではないですから。

西島 だから今はまったく気にせずやっています。でも、切れていない生の声を聞きたいのでしたら、劇場に来ていただきたいですね。

橘 そういえば、オーストラリアからファンレターが届いたことがあって…。なんでオレたちのことを知っているんだ?って思ったら、この配信なんですよ。その時は驚きましたね。あと、韓国からお客さんが劇場に見に来てくれたり…。それもこれもこの配信きっかけみたいで。全世界からアクセスできるんで、色んな人が見ているんだと実感しました。


――お客さんはアンケートにどのようなことを書かれるんですか?

橘 そのときに気になったことやニュースがメインです。何気ない話ばかり。

西島 「バイトがうまくいきません」とか。それに対して「始めたばかりならしょーがないんじゃない?」みたいな話をしたり…。たまに「ピアスをいっぱい開けているんですけど、見た目で判断されてしまいます」みたいな質問があると、「そりゃ、見た目で判断するよ。オレも怖いもん」って答えたり…。普通に感想を言ったり、提案したり…。ときにはバッサリと突き放したりもしますね。

橘 あと、年上のお兄さんとしてマジメに返したりもしますね。

西島 相談相手みたいになっているところもあります。あまり深く考えすぎずにその場の雰囲気で思っていることを返して。ちょっとラジオに近いのかもしれません。


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――印象的なお客さんっていましたか?

橘 普通の女の子が結婚してお嫁さんになっていきました。アンケートで初めのころは「今付き合っている人がいて…」みたいな話をしていたのに、回を重ねるごとにステップアップしていき、最終的には「結婚しました!!」みたいな感じになって。

西島 何回も来てもらっている人だったのでその過程が見えました。

橘 そういう人生の一大イベントの間に立ち会えたのちょっとうれしかったです。貴重なものですからね。なかなかそういう体験はできませんよ!!

西島 彼女のようにリピーターの方も結構いらっしゃいますね。神保町行ったり色々したのに…。本当にありがたいです。


――このイベントだから発見する相方のことってありますか?

西島 う~ん…。

橘 ないのかな? オレは思ったよりも多くのアイドルイベントに行ってるなって思ったね。

西島 そうね~。色んな方に連れて行ってもらったりしてるかも。あんまり自分からは行かないんだけどね…。こういう何気ない話は普通ではすることがないので、舞台で知ることは多いかも知れないですね。オフの過ごし方なんて、普通は話しませんから(笑)。なんで、初めて聞くことが多くお客さんと一緒に驚いたりもしています。そういう感覚を一緒に楽しんでいただきたいです。

橘 お客さんの今思っていることも知れますが、オレたちが思っていることも知れる舞台ですから。今後は、ちょっと年上のお客さんが考えていることを知ってみたいですね。



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『月刊エリートヤンキー』

 

会場 :ヨシモト∞ホール

日時 :9月24日(火) 開場21:15/開演21:30

料金 :指定/立見1200円

 

 

チケットよしもと:http://yoshimoto.pia.jp/

 

 

●エリートヤンキーの動画はこちら:http://ynn.jp/u/425/

 

 

【エリートヤンキー】

2013年9月13日 (金)

三浦マイルドが、なんばグランド花月で単独ライブ開催! “不可能を可能にした男”の意地がここに!

今年2月に開催されたピン芸日本一決定戦『R-1ぐらんぷり2013』で見事、優勝を勝ち取った三浦マイルド。そうしてアンダーグラウンドを這うようにして生きてきた男は、“R-1王者”の称号とともにメジャーフィールドへひとっ飛び。ついには9月20日(金)、笑いの殿堂・なんばグランド花月にて『三浦マイルド単独ライブ MGK~マイルドグランド花月~』を開催することになりました! そこで、この単独ライブに賭ける思いを三浦マイルドにインタビュー、その胸の内を聞きました!

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--『MGK~マイルドグランド花月~』についてお伺いする前に、今年のマイルドさんと言えば何といっても『R-1ぐらんぷり』の優勝が挙げられます。そこで、優勝する前と後での心境の変化をまず、教えてください。

三浦マイルド「舞台に立つごとに責任が生まれているというか。“R-1王者”というふうに紹介されますし…。今までは自分の好きなことをただただやるというか。お客さんの反応が悪くても、“自分は面白いと思ってるんだ、これがやりたいお笑いなんだ”ってバーンっとやってたんですけど、それが許される状況だけじゃなく、“R-1王者”としてちゃんとネタをしなければいけない場所がたくさんあって…。ちょっと伝わりにくいことや、自分が面白いと思っていることをわがままにできる場所が単独ライブだけになってきましたね。『R-1ぐらんぷり』がとれてうれしい反面、そういう制約もあるというか…」

--その一方で変わらないことはありますか?

「アルバイトしながら芸人をやっている頃も、芸人の仕事でちゃんとお金がもらえるようになった今も、根本にある”お笑いをやれている幸せ”は全然、変わらないです」

--“R-1王者”としてのネタをする場所というのは?

「例えば、なんばグランド花月であったりとか、お祭りの余興であったりとか。見てくださる方が僕のことを“R-1王者”だと知らないのだったら、知らないままやりたいぐらいです。“R-1チャンピオン、三浦マイルドさんの大爆笑ステージです! どうぞ~”とか、“はちゃめちゃステージを皆さんお楽しみください!”とかって、えらいやり辛い紹介をされるなぁと(笑)。この前、東京03さんに相談したんです。“余興とか営業とか、チャンピオン!!っていうふうに紹介されて、やり辛くないですか?”って。そしたら、“やり辛いよ~。でもまあ、1年だからね”って。それで、残りのあと半年は逆に楽しもうかなと思ってます。そうやって言われるのも今年いっぱいですしね。また来年優勝したらわからないですけど」

--確かに、そういうご紹介のされ方というのは、ハードルが上がりますね。

「そら僕も、爆笑ステージ、はちゃめちゃステージにしようと思って(舞台に)出ますよ。ただ、先に言わんといてくれよって思います(笑)」

--では、9月20日の『MGK~マイルドグランド花月~』ですが、まず、なぜなんばグランド花月で単独をされることになったんですか?

「やっぱりまだまだ、会社、世間の人たちは、マグレやろうと思っていると思うんです。いやいや、違うよ、実力で獲ったんだよって僕は思ってますので。なので一発、これを成功させて。……世間までは響かないかもしれないですけど、お笑いを愛して、劇場に来てくれているお客さんに“三浦マイルドはこれだけのことができるんだぞ”ということを一発、示さないといけないなと思いまして」

--NGKからオファーがあったんですか?

「いや、僕からやらせてほしいと。支配人にやらせてくださいと」

--ここはひとつ、NGKで行こうと。

「そうですね、お笑いの劇場の中でで最高の劇場なので、そこで最高のことをやろうと」

--いつごろから、この単独をお考えだったんですか?

「やろうと決めたのは6月くらいです。ほかにももっとやりたいことがあって。それをやらせてほしいと言った時、大丈夫なのか?とか、ちゃんとお客さんが入るのか?とか、なかなかOKが出なかったりするので、一発、この単独ライブを成功させて、今後、僕がやりたいことを推し進められるようにしたいんです」

--周りの人にちゃんと示しを付けて。

「そうですね」

--6月に決めて、OKをいただいて。OKはすんなりですか?

「最初は、まだ世に出ていない後輩を出して、“どうでしょ、こいつら面白いでし?ょ”っていう形でやりたかったんですけど、いろいろ相談していく中で、″絶対にそういう無謀なことはやるな”と。NGKという場所なんだから、ふさわしい人を出して、それでちゃんと三浦マイルドは面白いんだということを見せたらいいじゃないかとなりまして、先輩をゲストにお呼びすることになりました。笑い飯の哲夫さん、ヤナギブソンさん、同期ですけどモンスターエンジンの西森くん、中山功太さん、ヒューマン中村、あと、ハリセンボンの箕輪はるかさんで大喜利をしようかと思いまして。世間の方には僕のことはあんまり響いてないかもしれないですけど、お笑いファンには″やっぱり、三浦マイルドは劇場で見てもめちゃくちゃ面白いな”っていうことをしっかり示したいので、ゲストの方と大喜利で対決します。みんな大喜利がすごい方たちばかりなので、″絶対勝ちます!”って言いたいところですけど、本当にすごい方たちなので…。でも、この方たちを相手に三浦マイルドがどれだけやれるのか、観に来てほしいですね。前半がネタで、後半が大喜利です。あと、ちょっと生意気と思われるかもしれないですけど、大きい会場でのお笑いライブってお祭り的になると思うんです。それはそれですごく楽しいし、素晴らしいものだと思うんですけど、僕は絶対、熱湯のように熱いお笑いをやりたいんですね。なので、そういうところをお見せしたいと思います。芸人が本当にプライドを賭けて戦うような舞台を」

--熱湯のように熱い笑いとは?

「芸人がプライドを賭けてちゃんと立っているかどうかですよね。プライドを賭けずに立ってる場所なんかないかもしれないですけど、より負けたくないという気持ちが弾けあっているようなものを僕は熱い場所だと思ってます」

--マイルドさんが今まで出られた中で、そういう「熱いライブ」は何ですか?

「やっぱり『ダイナマイト関西』ですね。2005年か2006年に出させてもらった時、その前日は眠れなかったんです。当日も負けて。もう悔しくて悔しくて、1年ぐらい引きずってしまいました。そういうふうな熱い場所を求めているというか、そういう場所に立てるのは本当に最高だなと思います」

--ご自身のライブも、いつもそういうお気持ちで?

「そうですね。単独ライブも僕だけに期待して来てくれるので、そんなお客さんを満足して帰せないとなったら僕の負けなので、本当に勝負だと思ってます」

--単独ライブの前とか、結構、気持ちががーっと入り込んでしまいませんか?

「もう気持ちも高ぶりますし、夜も何回も目が覚めたりしますね。でも、こういうことを定期的にやっとかなあかんなとは思うんです。僕、これをやらんかったら“R-1王者”っていう肩書にだけすがりついて生きて、どんどんダメな芸人になるような気がするので。やっぱり、自分の中でしんどいなとか、きついなっていうことは絶対にやっておきたいです」

--“R-1王者”という称号に寄りかかってしまいそうな時があるんですか?

「いやもう、普段はすがりまくってます、本当に(笑)。ほんまにもう…。それがあるから会社も僕にえさを与えてくれているなと思いますし」

--その称号を手にして、やっぱり違いますか?

「そうですね。昔だったら許されないようなこととか…。このNGKの単独もそうですけど、普通の出番もいただけていますし…」

--なるほど。自分を奮い立たせるために定期的に…。

「やりたいなと思うんですけど、ほんまに今回のNGKの単独がコケたら、次はないですから。次はないですし、僕がこれからやりたいと思っていることもできないでしょうし、ある意味命が懸かってますよね」

--会社の方、お笑いファンの方、世間の方に“こういうことができるんだ”って見せるためにイベントを開かれるわけですし。

「それでNGKの800人以上入るキャパでお客さんが200人とか、300人だったとなるのは悲しいので」

--動員のプレッシャーもあると思いますが、今の心境はいかがですか?

「あの、ノイローゼになりそうなくらい悩んでます。本当に。僕も人気がないので、″800人も呼べるのか”とか、社員さんから、芸人さんから、いろんな人に心配されて聞かれるんですけど、僕は1回、不可能を可能にしたので。はっきり言って『R-1』の優勝も僕がするって、思っていたのは僕だけでしょう。誰ひとり、思ってなかったと思うんです。それを僕はやれたので、だから今回も不可能は可能にできると思うし、不可能っていうのは臆病者の言葉だと思ってるので、できると思ってます」

--不可能を可能にできるという自信も、『R-1ぐらんぷり』のたまものですね。

「そうですね。あきらめなくなりましたね。一番変わった部分はそこかもしれないです。今年の『R-1』では、自分でも自分じゃないくらい、よく自分を持てたというか。35歳にもなって、人ってこんなにも変われるんだなって。もっといいふうに変わっていけたらいいなぁって思いますね」

--それはすごくいい経験ですね。あきらめなくなった。NGKの単独を経て、やりたいことというのは何ですか?

「2つあるんですけど、年内にやりたいのは、チャリティーライブです。お笑いでチャリティーをやるのってすごく難しいと思うんですけど、僕にしかできない形でやりたいです。でも、会社がOKを出してくれるかわからないですけど。もう1つが、どうしようもない芸人を集めて下ネタライブをやりたいです。どうしようもない芸人を集めて」

--チャリティーと真逆そうですね。下ネタライブはとことん、ゲスくですか?

「そうですね」

--では、今回のNGKではどのように?

「そうですね…僕は僕のやりたいようにやりますとだけ、お伝えします」

--チャリティーライブについてもう少し教えてください。

「チャリティーライブは、僕がまだオーディションを受けているような頃からやってたんです。難民を助ける会にも送ったことがあります。今度のは、東日本大震災の義捐金とか、何らかの形でできたらなと思うんですけどね…」

--この2つを今後やっていくためにも、NGK単独をがんばって。

「そうですね、ちゃんと発言力を持てるように。発言力というか、三浦マイルドはやるじゃないかっていうところを見せないと。僕がこれやりたい、あれやりたいって言ってもなかなか難しいと思うので、ここは絶対に成功させたいです」

--今、お話を聞いていて、物事を順序立ててお考えの方だなと思ったんですが、そういうふうに物事を進めていくタイプですか?

「どうなんですかね~、思いつきでやったりとか、すぐ感情的になったりもしますし。最近になってからですかね、物事を進めるにはちゃんと段階や順序を踏まなければならないとわかってきて。少しずつ、真人間になりつつあるという感じです」

--真人間に。結果を一つ出しているというのは大きいですね。

「大きいですね、本当に」

--NGKの単独に話を戻しますが、前半のネタはどのようなものをお考えですか?

「新ネタもやるんですが、ありネタをパワーアップさせて出したいと思ってます」

--大体何本くらい?

「おそらく5本ですね」

--それは、三浦マイルドという芸人のすべてがわかるようなネタですか? それとも片鱗ですか? 

「劇場によく観に来てくれる人には、こういう引き出しもあることをわかってくれていると思うんですけど、その一握りの方にも、″こういうところもある、こういう面もある”というところを見せたいと思います。新たな発見をしてもらいたいと思います」

--今回は800人以上というキャパで、中にはマイルドさんを『R-1』で知ったという方も来られると思いますが、どういうところをお見せしたいですか?

「僕、腹を抱えて笑っている人を見るのが好きなんです。もう、苦しい!!っていうくらい笑っている人。僕ももちろん、そういうネタをやりたいと思って作っていて…。ほっこりや、ほほえましいことであったりと、そういう笑いはそういう笑いで本当に素晴らしいし、素敵だなと思うんですけど、僕は絶対、腹をよじらさせたいと思っているので、それをやります!」

--舞台からその、お腹がよじれている光景を見るのはどういう心境ですか?

「ほんまにしんどい思いをしてでも作ってよかったなぁっていう快感がありますね。子どもの頃に腹がよじれたものは忘れないですからね、一生。数えるぐらいしかないと思うんですよ。苦しい!!っていうくらい笑うことって。 『MGK~マイルドグランド花月~』では、それをやりたいと思います!」

●『三浦マイルド単独ライブ MGK~マイルドグランド花月~』
9月20日(金)
開場18:40 開演19:00
前売・当日共/1階席2,000円、2階席1,800円
出演:三浦マイルド
ゲスト:ヤナギブソン(ザ・プラン9)/笑い飯 哲夫/中山功太/モンスターエンジン 西森/ヒューマン中村/ハリセンボン 箕輪

チケットよしもと http://ticket.yoshimoto.co.jp

【三浦マイルド】

2013年9月11日 (水)

「僕の原点みたいなライブです」 土肥ポン太が『8年ぶりのキス LOVE FOR EVER 〜BOY Z II MEN を聴きながら〜』への思いを語る!

今年、芸能生活20周年を迎えた土肥ポン太が、9月28日(土)「8年ぶりのキス LOVE FOR EVER 〜BOY Z II MEN を聴きながら〜」を祇園花月にて開催します。さっそく、タイトルに込められた思いから公演の見どころまで、直撃インタビューを敢行してきました!

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----タイトルに"8年ぶりの..."とありますね。

base(よしもと)にいた時代に、野爆(野性爆弾)とレイザーラモンと僕でやってた『野良犬軍団』というライブがありまして。そのメンバーが久しぶりに集まってやろうという話になったので、おそらく8年前やろうと思ってつけました。もしかすると10年ぶりかもしれんし、逆にもっと短いのかもしれませんが(笑)。

----久しぶりにそのメンバーでやろうという話になったきっかけは?

ライブを始めた当時、僕はコンビを解散してピンになりたて。野爆もああいう芸風やから、なかなか今みたいな活動ができてなかった。レイザーラモンなんかは、もっと下のオーディションとかにおってね。つまり会社には飼われてないグループというので、『野良犬軍団』っていうのを作ったんです。彼らが先に東京に行ってからも、会うたびに「またやりたいね」っていう話をしてたんですが、今年は僕が20周年を迎えて、東京所属にもなったんで「じゃあちょっと久々にやろうぜ」と。

----具体的には、どんなライブなんですか?

えー、お客さんも理解不能なことをやるというか...(笑)。そういうのが好きな人はめっちゃ好きやと思うんですけど、テレビで見るような笑いを求めている人からしたら「なんじゃこりゃ」っていう内容ちゃいますかね。『オールザッツ漫才』(MBS)で、いつも明け方の時間帯に出るメンバーの集まりですから(笑)。まあ、そういうノリですね。

----すごくよく伝わりました(笑)。そんな長いおつきあいの2組とのイベントは、やはりいつもと違う楽しさがあるんでしょうか。

僕がめっちゃおもろいって思う4人ですし、尊敬する後輩でもありますし。ほんとに、いつも「何してくれんねやろ?」っていうワクワクを感じさせてくれる4人なんで、一緒にやってて楽しいし、自分も勉強になります。共通点があるとすれば、みんな照れ屋なことちゃいます? だから、ああいう芸風なんやと思うんですよね。

----今回は満を持しての復活ですが、『野良犬軍団』ではなく、あえて違うタイトルにした理由は?

恋人でもありますやんか、「いろんな恋をしたけども、あの人のこと忘れられへん」みたいな。最後は失恋して終わったとしても、その人に会って、自分は成長した、と。僕らの場合は恋愛じゃないですけど、そういう再会って、人それぞれありますよね。好きであってもやり直すことは無理なこともあって...でも、「君に会えてよかった」っていう気持ちだけをね、伝えられたら、という感じのタイトルですね。

----8年越しの熱い思いが込められてるわけですね。現在は『アイスビール』や『悪口百恵』などなど、たくさんのライブを繰り出しているポン太さんですが、その中で『野良犬軍団』はどういう位置づけなんでしょうか。

僕はバッファロー(吾郎)さんにずっとかわいがってもらってきたんですが、バッファローさんってすごいライブを大切にする芸人さんでしょ。で、ピンになったとき、「バッファローさんみたいに、ライブで目の前のお客さんとの一体感を感じたい!」って思って。一緒にできるメンバーを考えたら、めっちゃおもろいけど世間に評価されてなかった野爆であったり、めっちゃおもろいけどまだオーディションにいるレイザーラモンやったりしたんです。ほんで実際にやったら、やっぱり楽しかった。逆に、僕もわけのわからんこととかたまにやるんですけど、それを「面白いっすね」って言うてくれるから、自信を持てたっていうところもある。だから言ってみれば、原点みたいなライブなんですよね。

----現在のポン太さんを作ったとも言えるライブ。

それと、僕、ピンになったとき、base(よしもと)を満杯にできなかったら引退しろって言われたんですよ。自分では引退してもええなと思ってたけど、とにかく一度ライブをやることになったので、野爆とレイザーラモンと、あとブラマヨの吉田に出てもらった。それが第1回目の『野良犬軍団』なんですが、みんなが僕に隠れてチケット売ってくれてて、満員になったんですよ! あの「引退するかせえへんか」っていうライブがあって、お客さんが入ってくれたから今ここにおるわけやし。そういう意味でも原点やなって。

----そんな秘話が隠されていたんですね!

みんな、いかつく見えてやさしいんですよ(笑)。

----当時のお客さんは、どんな層が中心だったんですか?

男性の方が多かったですね。あの頃のbaseとしては珍しいでしょ。僕はバッファローさんファミリーやったんで、バッファローさんを好きな人が来てくれた感じ。初回以外は、全然お客さんが入らなかったですね(笑)。でも今は、野爆もレイザーラモンも人気者ですし、たくさんのお客さんが来てくれたらいいなと思ってます。

----ではズバリ、今回のライブの見どころはどこでしょうか?

動物園で言うたら、ライオンとか虎を見るんじゃなくて、「あ、こんな動物おんねや」っていう(笑)。「これがアルパカか...」みたいな感じで見に来てもらえれば。気合い入れずに、「あ、こういう感じのライブもあんねんな」と気楽に楽しんでもらいたいですね。そう、ライブのよさを出せたらいいな、と思ってます。テレビやネットももちろん楽しいんですけど、劇場で見るお笑いのライブ感はすごいですから。

----ポン太さん自身、8年ぶりの再会を前に楽しみにしていることも多いのでは?

なんやかんや言うて、結構一緒に仕事してますから、特別に「久々やなー」というのはないですが、このメンバーでやれるのは本当に楽しみ。中でもRGの成長ぶりですね。昔は、セリフ覚えへんとか空気読まれへんとか(笑)、ほんまに頭抱えることも多かったからなあ...。今は、ほんとにすごい芸人やなって思いますし、それを舞台で見せつけてほしい。

----逆に、8年越しでポン太さんにも変化がありましたか?

やっぱり台本力、構成力が変わったと思います。あれからいろんなライブをやってきて、いろんな本を書くようになったから。あの当時は、今から思うと粗かったんでね。そのあたりを、4人にも、お客さんにも見てもらいたいです。

----今回のライブをきっかけに、今後、また定期的にやっていこうという話が出るかもしれませんね。

年1回でもできたらなって思う反面、このまままた8年ぐらいやらないのもおもろいかな、とも(笑)。みんな忙しくなったし頻繁にはできないと思うので、このチャンスは逃さないほうがいいですよ! そしてこのライブを機に、また3組をそれぞれ応援してくださったらうれしい。テレビで見ている人は、僕のことを"野菜の人"って思ってはるやろうから、劇場で"本当の土肥ポン太"を見ていただきたいです!



「8年ぶりのキス LOVE FOR EVER 〜BOY Z II MEN を聴きながら〜」

日時:9月28日(土) 18:30開場 19:00開演

会場:よしもと祇園花月

出演:土肥ポン太、野性爆弾、レイザーラモン、ヤナギブソン(ザ・プラン9)

料金:前売2000円 当日2500円

チケットよしもと:http://yoshimoto.pia.jp/

【YNN動画】土肥ポン太はこちら⇒http://ynn.jp/u/829/

【土肥ポン太】

2013年9月 9日 (月)

“コヤソニ”の翌日は“キムソニ”へ!『キムラソニック』主宰者・バッファロー吾郎Aにインタビュー

001今や毎年恒例となった、音楽と笑いのフェスティバル『KOYABU SONIC』(通称:コヤソニ)。吉本新喜劇座長・小籔千豊が主宰し、豪華ミュージシャンとお笑い芸人が多数出演するビッグイベントです。

そんな『コヤソニ』の翌日に開催されているのが、バッファロー吾郎Aが主宰する『キムラソニック』。2009年からスタートし、こちらも毎年恒例になりつつあるこのイベントでは、芸人たちが次々に歌のパフォーマンスを披露するほか、前日の『コヤソニ』に出演したスチャダラパーさんもゲスト出演するなど、毎回『コヤソニ』に劣らない盛り上がりを見せてきました。

今年も『KOYABU SONIC 2013』の翌日である9月17日(火)に開催が決定したことを受け、よしもとニュースセンターでは主宰者であるバッファロー吾郎Aを直撃!
『キムラソニック』についてたっぷりお話を聞いてきました!


――もともと『キムラソニック』は、バッファロー吾郎の芸歴20周年を記念した「1ヶ月31種類公演」のひとつとして開催されたそうですが、なぜこのようなイベントをやろうと思ったんですか?

「その前の年(2008年)に小籔が『KOYABU SONIC』っていう音楽とお笑いのイベントをやり始めたので、それに対抗してやろうかなっていうところからスタートしました。ただこっちはミュージシャンのゲストはほぼなしで、芸人ばっかりで“カラオケをやる”という感じですね。コントのノリなので」

――“コント”というと?

「設定でいうと、僕が関西の地方のFMで長年やっている人で、ミュージシャンはみんな自分が育てたと勘違いしてる役なんです。だから、スチャダラパーさんも実際は『コヤソニ』のために大阪に来てはるんですけど、『「キムラソニック」のために大阪に来て、そのついでに前日にようわからんフェスに出たみたいやね』っていう扱いで…。こういうネットの記事で説明するのが、ちょっと難しいんですけど(笑)」

――芸人さんもスチャダラパーさんも、みなさん設定に乗っかって出演しているんですね。

「そうですね。司会が僕と小籔で、小籔はずっと怒ってツッコんでいるという。会場も『なにがソニックやねん』っていう規模のところでやっているので、お客さんもツッコんでくれないといけない。そういう、2時間強のコントです。スチャダラパーさんもご自身の曲をやるんじゃなくて、過去にはシブがき隊とか羞恥心をカラオケで歌ってもらったりして…」

――スチャダラパーさんは『キムラソニック』に毎回ご出演されていますよね。

「なんやったら、芸人よりも乗り気でいろいろと引き受けてくださってますからね(笑)。『コヤソニ』でスチャダラさんを見に来たお客さんにも、楽しんでもらえているんじゃないかなと思います」

――逆に『コヤソニ』を見ていなくても、『キムラソニック』は楽しめるんでしょうか?

「あ、それはもちろん。『コヤソニ』の流れは一切汲まないので。一応、設定上は『コヤソニ』より『キムラソニック』の方がアツいと思い込んでやっていますからね。だから、例えば今回の『KOYABU SONIC 2013』には、“アイドリング!!!”が出ているからといって、『キムラソニック』にサプライズで“アイドリング!!!”が出てくるということは一切ありません(笑)。スチャダラさんとよしもと勢だけでやりますので」

――では、今年の『キムラソニック』の見どころは?

「今年は出演者で“総選挙”をやるので、そこは見どころだと思います」

――楽しみにしています! ところで、『キムラソニック』も『コヤブソニック』と同じく毎年恒例になりつつありますが、Aさんのなかで、『キムラソニック』は今後どのように展開していきたいと思っているんですか?

いや、展望はないんですよ。『コヤソニ』がやらない時はやらないですし、小籔のスケジュールが空いていなければやらないですし。全部ネタふりにさせてもらってるんで。『キムラソニック』だけをどこか大きいところでやろうっていう考えはないんです」 

――小籔さんありき、『コヤソニ』ありきなんですね。

「そうですね。そうじゃないと面白さが半減するし、小籔がツッコむから成立するものなので」

――ありがとうございました。最後に、読者のみなさんにひと言メッセージをお願いします!

「『コヤソニ』の後夜祭やと思って、『コヤソニ』の次の日暇な人はぜひ来てください!」


●『キムラソニック2013』
9月17日(火)
会場:5upよしもと
開場 18:30/開演 19:00
前売:¥2,500/当日¥3,000
出演者(予定):バッファロー吾郎/小籔千豊(吉本新喜劇)/スチャダラパー/
アイロンヘッド/アインシュタイン・稲田/宇都宮まき(吉本新喜劇)/馬と魚/女と男・市川/川畑泰史(吉本新喜劇)/銀シャリ・橋本/クロスバー直撃・渡邊/しましまんず・池山/シャンプーハット・小出水/すっちー&松浦真也/セルライトスパ/天竺鼠・瀬下/藤崎マーケット/ぼんちきよし/りなんなん ほか

チケット発売中!

【バッファロー吾郎】

2013年9月 6日 (金)

エハラマサヒロ、1年半ぶりの単独ライブは集大成と語る!!

エハラマサヒロが1年半ぶりに単独ライブを開催! 『原点回帰~かつてはマニアックなネタやって攻めてたのに、いつの間にやら歌ばっかり歌ってミュージカルやっていいお父さんしてるから、ここらへんで攻めたネタとかガンガンやらんと!まぁとは言え歌とかも歌う訳やけども。ひとつぐらいはツボります~』の見どころや意気込みを直撃インタビュー!!

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――久々の単独ライブですね。

いつも夏にやっていたんですが去年はミュージカルをやっていて、1年半ぶりの開催になっちゃいました。ずっとやりたいと思っていたんで、いざ単独が決まってうれしいですね。イチから作って、自分の好きなことをやる、そしてそれを笑ってくれる人がいる。そりゃやっていて楽しいですよ。


――今回のタイトルは『原点回帰』。どのような内容になっているんでしょうか?

ここ最近歌ばかり歌っていたんで、モノマネあり歌ありコントありの舞台にしようと思いました。ありがたいことなんですが、本当にここ最近、歌ばっかりで芸人の部分がなくなってきてるんですよ。昔はネタ番組もあって普通にネタをやっていたんですけど、今は普通に歌謡曲を歌うカラオケ芸人になってる(笑)。そういう意味でも、芸人に戻ってみようかと(笑)。まぁ、歌をやるにしても笑いがメインにあるような…舞台の大軸に笑いがないとあかんなとは思っています。


――「あらびき団」の時のような、マニアックなモノマネなども見られたりするんでしょうか。

もちろんです。あれが自分の原点かな?と思っているんで。ただ、あのネタってテレビではウケているように見えるんですが、東野(幸治)さんや藤井(隆)さんのお2人と演出があってこそ笑えるんですよ。客前でやったらびっくりするくらいウケない(笑)。でも、それでもいいと思ってるんです。100人中2、3人が笑ってくれるようなネタをやりたいし、それができるのが単独ライブって気もするんで。下ネタや毒のあるネタ、マニアックなものといった、テレビでお届けできなかったネタをたくさんやりたいですね。


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――そういうマニアックなネタってどうやって生まれるのですか?

基本的には人を見ていて思いつくことが多いですね。うっとうしいキャラクターをよくやるんですけど、実はあれ、ほとんど自分なんですよ。ネタの作り方って、「この人、面白いからキャラクターにしよう!」みたいな感じで生み出す人や、ノートを開いて気になることを書き込んでイチから作っていく人と様々ですが、僕は自分のうっとうしいところを探すんです。そしたら出てくる出てくる(笑)。自慢しいだったり、有名人と仲いいアピールするとことか…なんやねん!! というようなことばかり。どうでもいいことをカッコつけるなんてかなりうっとうしいですが、それもよくやりますね。寝てない&忙しいアピールを筆頭に、そんなみんなが「ん?」って思うようなことを、結構やってるんですよ。まぁ、自分の特技は“鼻につくこと”だと思っていますから。


――昔からよくそういうことを言われていたんですか?

本当によく言われました。人を殴ったり悪口を言うわけでもなくハッピーに生きているんですけど、「なんやねん!アイツ!!」ってよく思われる。僕、仲間がちょっとずつ離れていっちゃうような“鼻につく”ところをちょいちょい持ってるんですよ(笑)。でも、そこが笑いになっているということは、これはもう特技と言い切っちゃうしかないと。ちょっとクセのあるキャラを見ている人がスッと受け入れてくれるのは、ありえる!って思っているからなんでしょうし…。そりゃ、演じている僕がキャラそのものですから馴染んでいて当たり前なんですが(笑)。自分でこういうところあかんわ…と思っているところをネタにしているっていう感じですかね。


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――前回から1年半の間、俳優として宮本亜門さん演出のミュージカルや『劇場版 ATARU-THE FIRST LOVE & THE LAST KILL-』に出演するなど芸人としての幅も広げてきたエハラさん。これまでの経験がプラスになったことを教えてください。

めちゃくちゃあるんですが、まずライブの姿勢が変わりましたよ。実は僕、ギリギリまで何もやらないタイプで、結構アドリブでこなしていることが多かったんですよ。前回も最終的にはいい感じに転んでいい舞台になったんですが、準備が全然できていなくてバタバタばかり。終わりよければすべてよしって思っていたんですが、ミュージカルをやって激変しましたね。ミュージカルってすごく練習をするんですよ。1カ月前にはほぼほぼ出来上がっているんですが、そこからもっと詰めていく作業を公演日ギリギリまでやる。で、その詰める作業でかなりいいものになっていくんですよ。ここまで練ったらもうないやろ…というところからまだまだ成長する。それを見ていたら、自分のやり方はあかんな、とつくづく反省しましたね。


――発声方法とかも変わりました?

歌に対する心の込め方は本当に勉強になりました。よく僕の歌は「カラオケ採点の点数はいいけど心に沁みへん」って言われていたんですが、どうすればいいのかよくわからなくって…。でも、歌っていうのは音程をとるもんではなく、歌詞=セリフでそれをたまたま音にのせているもの、ということを知りましたね。歌詞=セリフってことは感情の入れ方も変わってくる。これはすごいと思いましたよ!! っていよいよ芸人の話じゃなくなってきましたけど(笑)。でも、歌に対する姿勢も変わったので、歌ネタの厚みがこれまでとは違うはずです。これまでもミュージシャンのマネをして雰囲気を作ってきましたが、そこに気持ちがプラスされてより完璧になるわけですよ。こんなフリがしっかりしていたらそりゃボケは活きてくること間違いない! ただ、逆にフリがスゴすぎてお客さんが笑うのを忘れてしまう可能性もあって…。そこは怖いですね。まぁ、そういう人には、これはミュージカルだと思ってもらって感動してもらいましょう。楽しみ方は人それぞれですから(笑)。


――そのような経験が活きたネタが再結集するのが今回のライブなんですね。

これまでもそうだったんですが、コントをするのに関係ない技術をひとつプラスしてネタを作っているんです。たとえば、アカペラで歌ってもネタが成立するところでギターを完璧に弾いたり、ダンスを入れたり。そういう技術が確実に増えたので、ネタの幅が広がったはずです。歌ももちろんのこと、俳優もさせていただいたので演技もそれなりにできるかな?と。今、僕が持っている力をすべて見られるものになっていると思いますね。ネタライブというより“エンターテイメントショー”に近い感じかも。新作コントがあるのはもちろんですが、なぜか踊ったり歌ったりするんで、初めてお笑いライブを見に来る人は勘違いしちゃうかもしれません(笑)。ただ、コントから歌、モノマネと色んなものが入った飽きさせないものばかりです。ネタ自体もマニアックなものからベタなものまで、いろんな角度から楽しめるはず。自分の好きなことだけを詰め込んだ、小さいお子さんにはわからない“おもちゃ箱”になっていると思いますよ。



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『原点回帰~かつてはマニアックなネタやって攻めてたのに、いつの間にやら歌ばっかり歌ってミュージカルやっていいお父さんしてるから、ここらへんで攻めたネタとかガンガンやらんと!まぁとは言え歌とかも歌う訳やけども。ひとつぐらいはツボります~』


<大阪公演>
会場 :5upよしもと
日時 :9月8日(日) 開場19:15/開演19:30
料金 :前売2000円/当日2500円


<東京公演>
会場 :ルミネtheよしもと
日時 :9月16日(月) 開場19:00/開演19:30
料金 :前売2500円/当日2800円




チケットよしもと:http://yoshimoto.pia.jp/




●エハラマサヒロの動画はこちら:http://ynn.jp/u/836/




【エハラマサヒロ】

2013年9月 4日 (水)

ブロードキャスト!!が『まとめルドキャスト~えんジルドキャスト名作選~』への意気込みを語る!!

毎月行われて話題の舞台『えんジルドキャスト』のスペシャル版『まとめルドキャスト~えんジルドキャスト名作選~』が9月10日(火)~15日(日)まで神保町花月にて公演。この舞台の座長でもあり脚本も担当しているブロードキャスト!!に、公演の魅力や意気込みを教えてもらいました!!

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――『えんジルドキャスト』ってどういう公演なんですか?

吉村 『えんジルドキャストはもう1年以上も続いている毎月行われている公演…いや、イベントみたいなものです。お客さんからキーワードやお題をたくさんもらって、それをもとにして1カ月後に1つの話にするという。
房野 制作期間が1カ月しかないので、お芝居と言えるほどすごいものではないのですが、お話としては成立している…はず……です…。
吉村 まぁ、コントの延長上にあるようなものですね。例えば“浴衣”というキーワードをもらったら、浴衣を着ていてもOKですし、「その浴衣カワイイね❤」というセリフがあってもOKという。そいうものをいっぱい集めて1つのお話にしています。
房野 ちょっと無理をしてでもいただいた言葉を使い切っていますね。
吉村 使い方は様々で、ボケとしてそのワードを使うこともあるんですよ。例えば、“浴衣”なら、そのまんま使わず、登場人物を“ゆかちゃん”という名前にしてちょっと甘え目に「ゆかたん。“ゆか…た”…ん」と呼ばしたりして…。一応、想像を裏切るようには努力しています!
房野 クリアしたかは定かではないけど、そうきたか~っていう感覚を楽しんでもらいたいですね。言葉遊びのあるお芝居、と考えてもらうと楽しめると思います。

――今回はその名作選なんですよね。
吉村 毎月1本作品がたまってきて、もったいないなぁ~と思っていたんですよ。自分たちでいうのはちょっとおかしいんですが、お話としてよくできているんじゃないかなぁ~という手ごたえもあって。やっと日の目を見た感じですね。
房野 神保町花月の支配人が最初に「名作選をやってみないか」と言ってくれて。はじめは、「いいの? 本当にやるの?」という気持ちでいっぱいでしたね。でもやるからには、絶対に“特別公演”と打ってほしいとお願いしました。やっぱり神保町花月でやられているお芝居と同じ感覚で見られるとちょっと違う気がしていて…。
吉村 そりゃ、よくできている感は普通のお芝居には負けてしまいますから。でも、そことは違う魅力を感じてもらいたいです。


――お題をもらってからお芝居として見せるまでどのように作るのですか?
吉村 基本、僕らと作家さんとで話し合って台本となるものを作っていますね。ただ、練習はほとんどしないんですよ。
房野 お話を作った時点で安心しちゃって、合わせるのはほとんど当日。自分たちは、漫才やコントなどどちらかと言えば練習するタイプなんですがこればっかりは…。
吉村 実は、そんな労力をかけずに作っている(笑)。長ゼリフがあったら、「ここはそんなにいらんやろ」と削ったりして…。アドリブとまでは言いませんが、その場で生まれることが多い舞台ですね。
房野 なんで僕は舞台上で、ほぼほぼ笑っています。吉村やほかの演者がやることが新鮮で面白くって。いい意味でのグダグダ感も魅力なのかもしれません。言葉で笑わすというより、演者やお客さんみんなで作り上げた全体像を楽しんでもらうといいかな?と思います。

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――自分が出したキーワードが次回の物語の中に盛り込まれる…。これは、次回を確かめたくなりますね。
吉村 自分たちが言ったキーワードでどんな話が作られるかは、来月また来ないと分からないんですよ。気になるはずですよね。これはいいシステムを作ったな~と我ながら思います(笑)。
房野 実際に、続けて見に来てくれている人も多いです。見ていてドキドキ感があると思うんですよね。ここで使うか~!!みたいなこともあるんで。そして意外とキレイにハマって、おぉ~という声もあったりします。
吉村 あと、毎回ゲストが登場するのでそこに驚いてくれる人も多いですね。
房野 初めのころは、前の時間にやっていた公演に出ていた芸人にちょっと声をかけて出てもらったりしていました。ほら、練習もない即興的なニュアンスもある芝居なので。
吉村 でも回を重ねるたびにメンバーが増えてきて、現在は7~8人くらいの大所帯。そういう意味でも大きくなったなぁ~と感じます。
房野 今回は、初公演時とは違う人が演じる話もあると思うので、そのサプライズ感も楽しんでください。

――これが通常公演を見るきっかけになるといいですね。

吉村 『えんジルドキャスト』って何?って思っている人も多いと思うんですよ。そういう人に今回の公演を見ていただきたいですね。お題のリレーがあるのでずっとつながっているように見えるのですが、普通に途中から見ても面白いはずなので。
房野 自分のキーワードが使われる魅力もありますが、それだけではなくお芝居としても笑えると思いますよ。
吉村 ちなみにいつもの『えんジルドキャスト』では、この芝居の前に自分たちのコントを、芝居の後には次回のキーワードを集めるコーナーもやっています。いつもは漫才をメインにしている僕たちのコントが見られる貴重な機会でもありますね。
房野 まぁ、1度来ていただいて『えんジルドキャスト』の魅力が伝わればありがたいです。

――最後に、『まとめルドキャスト~えんジルドキャスト名作選~』の見どころを教えてください。
吉村 今までやったものをキュッとまとめて何本かやるので詰まった感じを楽しんでいただきたいです。また日によって作品が違うので毎日楽しめると思いますよ。
房野 過去に演じたものをするので、「これは見たけど、これは見ていない」という作品もあると思います。1度でも見たことある人は、ラジオ体操のスタンプを押すのではないですが今まで見ていなかった作品を見て、空いていた作品を埋めてもらいたいです。あと1度も見たことがないというフラットな人も是非!!
吉村 趣旨さえ伝われば楽しめるはずなんで…。
房野 とりあえず1週間やっているので、1週間まるまる忙しい人はそんなにいないと思うので足を運んでいただければと思います。
吉村 仕事や勉強で行けませんでしたって今まで言っていた人は、どこかスケジュールが合うはずなんで。その言い訳は通じないよ!!って言いたいですね(笑)。これを機に『えんジルドキャスト』に興味を持ってください!!



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『まとめルドキャスト~えんジルドキャスト名作選~』

会場 :神保町花月
日時 :9月10日(火)~15日(日)
10日(火)~13日(金)開場18:30/開演19:00
14日(土)開場15:30/開演16:00
15日(日)開場12:30/開演13:00 開場15:30/開演16:00
料金 :前売2000円/当日2300円

チケットよしもと:http://yoshimoto.pia.jp/


●ブロードキャスト!!の動画はこちら:http://ynn.jp/u/492/


【ブロードキャスト!!】