最新ニュースインタビューライブレポート

ライブレポート2011/07-12月

2011年11月17日 (木)

【ライブレポート】暗躍!芸人ブローカー~秋のスペシャルライブ~

11月13日(日)、関西テレビ『暗躍!芸人ブローカー~テレビに出ない(秘)芸人密売所~』の、秋のスペシャルライブがなんばグランド花月で開催されました。劇場や楽屋ではおもしろいと評判なのに、テレビでは滅多に見られない芸人を集め、光を当てるという内容だったけに、集まった芸人はかなりレアな顔ぶれ。お笑いツウの暗躍芸人ファンが客席を埋めていました。

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「いよいよ来ましたよ、芸人ブローカーがNGKに!」と、番組でレア芸人のブローカーを務める中川家が盛り上げるものの、観客はしっとりとした大人の盛り上がり。敏腕イベンター役の小籔が「NGKといえば、幕が開いたら『きゃーっ!』って言うて、何言うても笑うお客さんばっかりやのに、今日のお客さんはツウやん!」。小籔はつねづね「活きのいい若手で、NGKがパンパンになる面子をそろえたい」と中川家に依頼していたけれど、まさしく“暗躍芸人”がそろったようで……。しかし礼二が「だからこそ!これが本当のライブじゃないですか」とさらに盛り上げると、客席から拍手が。「中古車の査定に来た気分で、肩の力を抜いて過ごしていただけたらと思います」という言葉で、イベントがスタートしました。

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まずはじめのコーナーは「暗躍モノマネヒットメドレー」。
トップバッターのちゃらんぽらん冨好が、久保田利伸のモノマネ講座を開けば、続いてどんぴしゃ・赤峯が長渕剛の細かすぎるモノマネを披露。ほか、へびいちごによる掛布雅之のモノマネ、ショウショウによる田原総一郎と菅直人のやりとりという、序盤からコアな芸が続きます。ショウショウは、「このネタでこんなにウケたの、初めてです」と驚いていたのが印象的でした。

ライブブリッジVTRは、番組内でその個性的な風貌とキャラに注目が集まった桂三象が、さまざまなことに挑戦する「桂三象のできるかな」。奮闘する桂三象の姿に会場から笑いが。

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続いてのコーナーは、「暗躍芸人大喜利」。桂文福、まるむし商店・東村、しましまんず・藤井、こっこなど、番組をにぎわせる暗躍芸人が揃いました。小籔と中川家・剛は、別室のモニターで大喜利の様子をチェックするとのことで、進行は中川家・礼二のみ。ディープなメンバーを前に、「どう転がるか分からんので不安で仕方ない」と珍しく弱気……!? フリップ大喜利では、「(会場が)ドカン!と来るのを期待してますよ!」と発破をかける礼二に対し、まるむし商店・東村がフリップに「ドカン!」と書いて回答するなど好き放題。「今、芸人人生のなかで、かいたことない汗をかいてます」と礼二が汗を拭い、なんとも混沌かつ味わい深い展開に。ほか、モノマネ芸人・ショウショウも参加してのモノマネ大喜利も行われました。

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続いては、暗躍芸人29人が全員集合してのスイッチオントーク。やや表情が固い暗躍芸人たちに、「今、緊張している?」の質問すると、29人中、18人がスイッチオン。おしどり・ケンは「針金がないと落ち着かない」と語り、村越周司は緊張をほぐすため、おなじみのギャグを披露していました。続いて「番組に出演して、反響があった?」という質問には、17人が「はい」と回答。名古屋の太鼓持ち芸人として名を馳せるオレンジは、知り合いの社長が番組出演を喜んでくれ、さらには冠番組まで決定したそうです。さらにトークは盛り上がり、「井上安世を狙っている?」という問いには6人が反応。しかも「このなかに、実際に私を口説いてきた人がいる」と井上が暴露したものだから、出演メンバーが犯人探しに躍起になる一幕も。

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トークコーナーが終わったところで、番組ホームページでかねてから募集していた暗躍芸人人気投票の結果発表。3位の林家染弥、2位のショウショウ、1位のしましまんずがとっておきのネタを披露しました。

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暗躍芸人が大活躍したこのイベントもついにエンディング。しましまんず・池山の、暗躍芸人の悲哀と生き様を歌った「暗躍芸人FOREVER!」を全員で大合唱。暗躍芸人が主役の、前代未聞の一大イベントは幕を降ろしました。

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このライブの様子は、関西テレビで12月18日(日)深夜0時40分から放送予定! ぜひチェックしてくださいね。

2011年11月15日 (火)

大平サブロー NGK SPでむちゃブリチャレンジ!

大平サブローの芸能生活36周年を記念し、今までに活動を支えてくれた皆様に深く感謝すると共に、新たな大平サブローを再発見するための新たな企画として立ち上がった 『36のむちゃブリ企画チャレンジ』。そのむちゃブリチャレンジを、本日11月15日(火)~18日(金)、なんばグランド花月で大平サブローとショウショウ、プラスマイナスの出演による「NGK大平サブロースペシャル」にて披露いたしました。

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NGKの満席のお客様の前で披露したのは、桂三枝からの「三味線や尺八など和の伝統楽器にチャレンジ」。三味線をもって来るかと思いきや、そこはモノマネが得意のサブロー!
三味線を口マネで披露! ショウショウとプラスマイナスも三味線や和太鼓で続き、「浪花節だよ人生は」を全員で演奏いたしました。
 舞台終了後、サブローは「ムリからでしたね! 先日、本格的に練習しようと、三味線を購入したのですが、3時間でギブアップ。。。 三枝師匠! すみませんでした! これでご勘弁を!!」と感想を述べました。
 16日(水)は、巨人の大村三郎さんからの「楽しんごのモノマネ」、17日(木)はシルクからの「サルサダンスを一緒に」、そして18日(金)には中川家からの「浜村淳さんのモノマネで守口市のいいところを」のむちゃブリにチャレンジいたします!
 3月6日のなんばグランド花月でのサブロー36周年記念イベントまで続く、サブローのむちゃブリチャレンジにご注目ください!!

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2011年11月14日 (月)

【ライブレポート】2700 BEST ALBUM「SINGLES」

11月14日(日)、ルミネ the よしもとにて2700のDVD収録単独ライブ『2700 BEST ALBUM「SINGLES」』が行われました。

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今回のライブは「キングオブコント2011」で準優勝となり、お茶の間の認知度も一気に上がった2700が、ついに初のDVDをリリースすることになり開催されたもの。期待の大きさを裏付けるように会場は満員で、立ち見席が特別に設けられたほどでした。

そんな彼らが見せるものといえば…もちろんリズムネタ! ということで、今回のライブが完全にアーティスト仕様。セットもなにやら某大物ミュージシャンの“GIG”を思わせなくもないものとなっております。

そんな中、スクリーンに映し出されたカウントダウンに合わせた、スポットライトを浴びて浮かび上がったのは、プロデューサーにしてコンポーザーである八十島。「♪トゥルトゥルトゥン…」と哀愁を帯びたメロディを紡ぎだします。しかしそれがすぐさま一変。「♪テレッテン! つま先のアイドル~つま先!」で登場したのは天才パフォーマー、ツネ! キレのある動きでダンスを披露すると、会場からは笑いと手拍子が起こるという、まさに2700ワールドで会場を包みこんでみせたのでした。

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以降はもう、彼らの代表曲であるリズムネタのオンパレード。なおネタからネタに移行する際には、スクリーンに「NEXT SONG IS…」の文字が表示されます。昔話を大胆にアレンジしすぎて、桃から桃太郎が生まれないという『リズム劇「桃太郎」』、極小とも言うべき動きをひたすら続ける『右腕のダンス』、女の子にふんしたツネが、出会った男性との印象を“テンションメーター”として踊って表現する『女の子のテンションメーター』などなど。長短問わず、形式を問わず、なんでもかんでもリズムネタ。途中、ネタが始まる前に八十島がボソッと「ついてきてる?」と客席に質問を投げかけたのも印象的でした。もちろん、会場からは大拍手。まだまだリズムネタは続きます。

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ツネの肉体美が全開となる『鎖骨がティりティ』、道で行き会った高校生がリズムでやり合う『リズムヤンキー』…そして、キングオブコント2011で衝撃を世に与えた『キリンスマッシュ』! 会場もいよいよノリノリです。そんな中、まさかのゲストが登場するネタもありつつ(詳細はDVDでご確認を!)、ライブは終了。と思いきや…アンコールが巻き起こり、再び登場した彼らが披露したのは『このダンスをする』。なにしろ“このダンス”は、ツネ自身がお気に入りの動き。なにがあっても「♪このダンスをする」です。そしてさらに、アンコール再び。ついに最後の最後であの名曲が披露されます。「♪右ひじ左ひじ交互に見て~!」ツネがキレのありすぎるダンスでひじを見せる中、ステージには“ひじダンサーズ”も登場! ルミネとは思えない、まさに音楽ライブの盛り上がりで、2700のライブは幕を閉じたのでした。

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名曲満載のライブを収めたDVDは、来年2012年の2月に発売が決定! 絶賛予約受付中ですので、ぜひ彼らのマスターピース、名盤を逃さずにゲットしてください!!

●DVD情報
『2700 BEST ALBUM 「SINGLES」』
価格:3,000円/商品番号:YRBN90345
2012年2月7日(火)発売
↓ご予約はよしもとネットショップYahoo!店↓
http://store.shopping.yahoo.co.jp/yoshimoto-shop/yrbn90345.html

『キングオブコント2011』
価格:3990円/商品番号:YRBN9032627
2012年12月23日(金)発売
↓ご予約はよしもとネットショップYahoo!店↓
http://store.shopping.yahoo.co.jp/yoshimoto-shop/yrbn9032627.html

●芸人顔検索 2700
http://search.yoshimoto.co.jp/#/r/s=w=1670/r=2722

【2700】

2011年11月13日 (日)

【ライブレポート】ライセンス藤原のトークライブ「初藤トーク」

11月12日(土)、東京・ヨシモト∞ホールにて『ライセンス藤原のトークライブ「初藤トーク」』が開催されました。

以前は東京・品川プリンスシアターの「初飲みシアター」で行なわれていた『初藤トーク』がヨシモト∞ホールへお引っ越し。今回はその第1弾となります。

割れんばかりの拍手で迎えられた藤原。
開口一番、「このライブの告知……ラフブロですかね? 観ました?」とお客さんに訊ねます。その告知記事には「友達いない、付き合い悪い、人見知り…三拍子そろった根暗芸人ライセンス藤原が、初めて絡むゲストを迎えて、さしでトーク! 痛めた足と共に心のリハビリに励みます!」と書いてあったそうで「キレたってもええ!くらいの書かれ方してますよ!」と声を荒げるも、「まぁ……何1つはずれてないんですけどね」とポツリとつぶやきます。

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この『初藤トーク』は、藤原が喋ったことのない先輩とさしで喋るというトークライブ。
ゲストが発表されていなかった今回、ファンの皆さんの間ではさまざまな憶測が飛び交っていたようですが、藤原が「あなた方がツイッターで予想していたほんこんさんではありません! ほんこんさんは何度も喋ってますから!」と訴えかけると、会場にはいっそう大きな笑い声が響き渡りました。

さて、記念すべきお引っ越し第1弾のゲストは……陣内智則! 大きな拍手と歓声に、陣内は驚きの表情を浮かべながら登場しました。
「1人でこんなに(お客さんを)集められるなんてすごい。この前、カラテカ・入江と話してたんやけど、売れてる芸人と売れてない芸人の境界線におるんが、ライセンスやと思うねん」という陣内に、「いきなり出て来て、ほんまのこと言うな!」とツッコむ藤原。

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大阪時代のライブでは一緒に出演していたほか、ライセンスの2人が陣内の家に泊まりに行ったこともあったよう。ですが、さしで喋ったことは一度もないため、藤原はゲストとして出て欲しいと思ったそうです。

その後は、陣内への一問一答からトークを進めていきました。
「藤原の第一印象は?」という質問に、陣内は「やんちゃ」と答えます。当時の若きライセンスは陣内の目から尖っていたように見えたそうですが、「いやいや……。2丁目劇場の階段のところに座っていたのは、単に居場所がなかっただけ。ヤンキーっぽい井本の後ろにいるボス的なヤツに見えたかもしれませんけど、そうじゃなかったんです」と否定する藤原。
「ピンとコンビどちらがいいか?」という話題から、ライセンスのパワーバランスについて話されたのですが、普段から相方・井本にイニシアティブを取られっぱなしの藤原。井本の驚愕エピソードに、「あいつ、すごいな!」と陣内も感心していました。

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「これだけは譲れない自分ルールは?」という質問には、「小さくてもお地蔵さんがあれば、必ず礼をする」と答えた陣内。車に乗っている時はもちろん、たとえ通り過ぎてしまったとしても引き返して礼をしてしまうほど徹底している自分ルールらしく、「ロケ中なんかにたくさんのお地蔵さんに遭遇したら、大変。ホントは1体1体にしていきたいけど、ロケ中やから……ごめんなさいって心の中で言いながら、ひとペコする」そう。あまりの礼儀正しさに、ただただ驚嘆する藤原が「膝を怪我してから豊川稲荷に行ったんですけど、完治のお礼に油揚げを持っていかなあかんのですよ」と少し面倒くさそうに話した際も、「それは絶対行かなあかん!」と力強く答えていました。

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そのほか、好きな女性のタイプ、初恋、特技……など、さまざまな話題で盛り上がった2人。オープニングでは「俺はお前らに歩み寄ってたけど、お前らがちょっと……みたいな感じやったやろ?」と不安そうな陣内でしたが、ライブが終わる頃には「俺、藤原のことを誤解してた! お前と俺は同じタイプやわ」とすっかり打ち解けた様子。
「メシ誘ってくださいよぉ!」と思い切ってお願いした藤原は、陣内に「いっつも誰と飲んでんの?」と訊ねられ、「(2700の)ツネとか(ラフ・コントロールの)重岡とかですけど……」とおそるおそる答えます。そんな様子を見てか、「じゃあ、紹介してよ」と陣内が優しく言うと、「いいんですか!? ちょっとめんどくさいですけど!」と嬉しそうに答える藤原でした。

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今回の『初藤トーク』は、来年1月からスタートするよしもとの動画配信サイト『ワロター!』にて配信されますので、ぜひチェックしてください。
また、次回の『初藤トーク』も来年1月開催予定。こちらのチェックもお忘れなく!


ワロター!
公式サイト:http://warotar.jp/

2011年11月 7日 (月)

【ライブレポート】11/6「THE MANZAI 2011」本戦サーキット・東京ラウンド

11月6日(日)ルミネ the よしもとにて、2011年で最も面白い漫才師を決定する大会『THE MANZAI 2011』の本戦サーキットの三回目が行われました!

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ここで「THE MANZAI 2011」のシステムをおさらい。予選を経て選ばれた50組の「認定漫才師」は、全国5ヵ所で行われる「本戦サーキット」のうち2回に出場。各ラウンドの順位によって与えられるポイントの合計で上位15組が、決勝大会へと駒を進めることができます。また、本戦サーキット終了後、惜しくも15組に入らなかった16位~25位により、あらたにワイルドカード決定戦を開催。敗者復活ともいうべき1組を決定し、合計16組で12月に行われる決勝大会を戦うこととなります。

ということで、10月にスタートした本戦サーキットも、ルミネ the よしもと→よしもと祇園花月ときて再び東京ラウンド。今回はあらたに、前回マスコミのためのスペースだった立見席を開放するほどの大盛況ぶり。どんどん注目度も上がっていることを伺わせます。なお今回のMCはあべこうじ。軽やか過ぎるほどの軽やかさと持ち前の胡散臭さを全開にして進行していきます。今回登場したのは、50組の認定漫才師のうち20組。5組ごとに矢継ぎ早に登場します。

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まずはエルシャラカーニ、囲碁将棋、磁石、銀シャリ、流れ星。

囲碁将棋は、ネタ合わせに欠席した理由を訪ねられた文田「チャゲだったからね」と、らしさ全開。

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赤と青のシャツでおなじみ磁石は、持ち前のリズミカルさが炸裂。「おれ、ソウショキ系男子だからね」「それはジョンイルだから!」に場内爆笑。

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つづいては東京ダイナマイト、キングコング、ナイツ、ダイノジ、トータルテンボス。

いつも以上に華やかな衣装をまとった東京ダイナマイト。「お前、離婚したんだって?」「お前もだろ!」と、誰にも真似のできないツカミで独自の世界へ。

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ナイツは伝家の宝刀、言い間違い漫才。若干噛んだしまったことを、結果発表時に塙は悔やんでみせますが、後半ブラックさも取りまぜ安定感抜群。

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3ブロック目は2700、パンクブーブー、バッドボーイズ、ジャルジャル、南海キャンディーズ。

まさかのしゃべくり漫才? という導入の2700。しかし、すぐさま八十島が歌いだし、ツネはダンシング!

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M-1の覇者でもあるパンクブーブーは、うまさ炸裂。巧みな構成の4分間で、会場に笑いの連鎖を起こしました。

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そしてニレンジャー、ハライチ、我が家、グランジ、平成ノブシコブシ。

ハライチはノリボケ漫才でなく、岩井がファンレターを読みあげ、澤部が翻弄されるという新バージョンで勝負。

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トリを飾った平成ノブシコブシ。キレた上にムチャブリする徳井に、今回も吉村が存分に振り回されましたのでした。

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そしてサーキット終了後は、早速集計。集計の間には、全員がステージに上がってのトーク…のはずが、なぜか澤部イジリになったり、ダイノジ大地と2700ツネのコラボレーションが実現するなど、エンターテイメントなやりとりが満載。ネタの披露が終わった後も、お楽しみが待っているのが、本戦サーキットのもうひとつの魅力です。

そしてついに上位3組だけがその場で発表! 果たして気になる結果は…

1位 パンクブーブー(よしもとクリエイティブ・エージェンシー東京)
2位 ナイツ(マセキ芸能社)
3位 磁石(ホリプロコム)

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本戦サーキットは残すところ、あと2回! この2回で、いよいよ決勝進出の15組が決定します!! ぜひ会場に足を運んで熱戦を目の当たりにしてみてください!!

●本戦サーキット日程
◎11月19日(土) 大阪ラウンド 会場:5upよしもと
◎11月27日(日) 東京ラウンド 会場:ルミネtheよしもと

●『THE MANZAI 2011』公式サイト
http://www.themanzai.com/

2011年10月31日 (月)

【ライブレポート】DVD発売記念・LLRの「ふざけてるようですが真剣です。つあー」

10月30日(日)、東京・前進座劇場にて『DVD発売記念・LLRの「ふざけてるようですが真剣です。つあー」』が開催されました。

今年8月3日(水)、自身初の単独DVD『ふざけてるようですが真剣です。』をリリースしたLLR。このDVD発売を記念して、同月20日(土)から東大和市のハミングホールを皮切りに5都市6ヶ所を巡る自身初の全国ツアーを開催しました。そして本日、ファイナル・ライブが行なわれたのです。

舞台に登場した2人はお客さんで埋め尽くされた会場を見渡し、「すごいですね」と感嘆の言葉を漏らします。
「遠くまでありがとうございます。吉祥寺は僕らの地元とも言うべき場所なんです」と言うのは、福田。……ですが、2人とも吉祥寺駅から少し離れた場所にある会場までの道のりを遠いと感じたようで、「ここに来るのは大変でした。途中、2回くらい道を間違えたんじゃないかと思いましたね」(福田)「通り過ぎたんじゃないか?とかね」(伊藤)と言うと、共感を感じたお客さんの笑い声が会場に溢れました。

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「全国ツアーをまわってきた力を見せつけましょう!」という福田の意気込みから始まったライブでは、漫才4本とコント2本を披露しました。
漫才は高校時代からの付き合いのある彼らならではの、息ピッタリのゆったりとしたリズムや2人の絶妙な距離感を感じられる遊びが盛り込まれたネタばかり。また、コントでは福田のキャラクターや視点を活かした展開が光りました。

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最後は、福田が手がけるユニットコント「福田花月」も敢行! 「青春群像劇―最終章―」と銘打たれたお芝居の舞台は、NSC東京。福田曰く、「落ちこぼれの8期生と7期生の物語」は、LLRのネタ合わせの風景から始まりました。

長崎亭キヨちゃんぽんが死んだという急展開を見せた序盤。こりゃめでてーな・伊藤、シューレスジョー、若月・徹から、福田に慌てた様子で電話をかけてきたセブンbyセブンの玉城が何者かに襲われて命を落としたことも知らされます。

幽霊(?)として福田の元に現れたキヨちゃんぽん(「長崎県“住みます”芸人」の彼は、移住先から高速バスに乗って駆けつけたそうです!)により、2人を殺めた犯人が伊藤の中に潜む何かの仕業だと判明。「笑わせたら、元の伊藤に戻る」と言うキヨちゃんぽんの言葉を信じて全員で一発芸を披露し続けるのですが、伊藤はクスリともしません。

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「もうダメか……」と諦めかけたその時、「わしに任せろ!」という声が。現れたのは、なんとロシアンモンキー!

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大きな声援と拍手で迎えられた2人は、経験豊富な舞台人らしい強引さで伊藤を笑わせることに成功。福田の「桃太郎の漫才やって!」というリクエストに答えるなど、その大いなる活躍に会場もいっそうの盛り上がりを見せました。

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エンディングで「ロシモンさん、なんで来たの?」と不思議そうに訊ねる伊藤に、「知らなかったの、お前だけだよ」と、福田がさらり。これは「相方のリカバリー力を試したい」という福田が仕掛けたドッキリだったのです。
伊藤が「リカバリーだったら、完璧にできていた!」と満面の笑みを浮かべると、福田は「普通スペシャルだったら売れている人が出てくるのに、全く売れてないロシモンさんが出るっていう……こんな売れてない並びなんて、なかなか見られないよ!」と自虐的な言葉を発していましたが、その後、「ただ歌ってもらうためだけに呼んだ」というミルククラウン・竹内も登場するなど、ステキな仲間に囲まれた温かいツアーファイナルとなりました。

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ライブ直後のLLRに今回のツアーに関して訊いたところ、「色々とまわれて嬉しかった」(福田)「ご当地ごとに反応が違ったのも楽しかった。例えば、北海道は純粋な方が多かったですね」(伊藤)と充実を感じさせるコメントが返ってきました。

「福田花月」の構想期間は3日間だったそうで、キヨちゃんぽんに関しては「いないと僕が嫌で(来てもらいました)。長崎に住んでいるキヨちゃんぽんが来れるのに、東京にいる(セブンbyセブンの)玉城が来れないっていう……」と福田。キヨちゃんぽんと玉城が設定上、死んでしまったので、次作からは新しい物語が始まるそうです。
また、ロシアンモンキーについては「ツアー最終日だから誰か来るのかなとは思ってた。そうしたら、“こいつらかーい!”ってホッとした」と伊藤。そんな相方の反応に、福田も「ロシモンさんが観られただけで、僕は満足」とやり切った様子でした。

無事ツアーを終えた2人ですが、「今度やる時は小さい劇場でもいいので連発してやっていきたい」(福田)「今回は(9月22日の大阪公演から今日まで)1ヵ月空きましたから。もっと短いスパンでやっていきたいですね」(伊藤)と、次なる野望に思いを馳せていました。


●DVD情報
ふざけてるようですが真剣です。
商品番号:YRBN-90234
価格:3000円(税込)
収録内容:
2011年4月1日にルミネtheよしもとで行われた、
単独ライブ「これからもがんばっていきまっしょい」より
漫才・コントを惜しみなく収録した待望の初DVD!!
<本編>
漫才① 大豆/漫才② セサミン/漫才③ 豚/コント「いいヤツ」/
漫才④ バレーボール/伊藤ピンネタ/漫才⑤ 記憶術/福田ピンネタ/
漫才⑥ 怖い話/コント『ナンの精』/漫才⑦ 悪霊/
コント「青春群像劇 最終章」
<特典映像>
福田が伊藤のために一肌脱いだ! コンビ愛がみられる!?
衝撃のロケ企画を収録!! さらに! 副音声も収録!
楽屋裏での芸人の感想付き!!
収録時間:本編91分+特典映像58分

よしもとネットショップYahoo!店
http://store.shopping.yahoo.co.jp/yoshimoto-shop/yrbn90234.html

【LLR】

2011年10月26日 (水)

【ライブレポート】ウーマンラッシュアワー×囲碁将棋×ゆったり感

10月25日(火)、新宿シアターモリエールにて『ウーマンラッシュアワー×囲碁将棋×ゆったり感』が開催されました。

先月9月にも新宿シアターモリエールで2本立てライブを開催するなど、精力的に東京でのライブ活動を展開しているウーマンラッシュアワー。この度、そんな彼らと囲碁将棋、ゆったり感という意外な顔合わせでのライブが実現しました。

この3組の共通点といえばもちろん漫才、ということで、まずは各コンビの漫才からスタート。

一番手で登場したウーマンラッシュアワーはまず、東京のファンの方から声を掛けられた時のエピソードなどを語り始めます。村本は、大阪から東京にやってきているのでさぞかしたくさん声を掛けられるだろうと準備万端だったのに、一緒にいた東京の芸人の方が次々にファンの方に声を掛けられ、最後は一人ぼっちになってしまったんだそう。さらに続けて、ファンの方との様々なエピソードを話し続ける村本でしたが、途中で「なんでこのようにしゃべっているかと申しますと、囲碁将棋がまだルミネでネタをやっているからなんです(笑)」と明かします。そんなこんなでしばし時間を稼いだのち、いよいよ漫才へ。村本がカメラマン、中川が被写体という設定で、彼ららしいテンポの良いネタを披露しました。

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次に登場したゆったり感の漫才では、開口一番江崎が“ラジオDJ”を“ラディオDJ”と大胆に噛んでしまうというハプニングが発生。あまりに見事な噛みっぷりに相方の中村は思わず「そんな笑いはいらない…」とつぶやいていました。

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そして最後に、ルミネから駆け付けた囲碁将棋が登場。「前説よりスベって帰ってきました!」という文田の自虐的な言葉からスタートした漫才でしたが、アニメソングをテーマにした彼らお得意の歌ネタでモリエールを沸かせていました。

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3組の漫才が披露されたところで、続いてコーナー企画へ。
『クイズ・僕らのベスト3』と題されたこのコーナーは、それぞれのコンビの知られざる歴史的なエピソードをベスト3のランキング形式で発表し、そのエピソードの中からクイズを出題しあうというものです。

トップバッターで出題者となったゆったり感は、江崎の天然エピソードベスト3を発表。一見しっかり者に見える江崎ですが、実は緊張したり集中しすぎたりするとおかしなことを口走ってしまうらしく(「俺も負けねぇぞ!」と言おうとして「俺もだマイ~ン!」と言ってしまうなど)、そのギャップにウーマンラッシュアワーのふたりは驚いてた様子でした。

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続く囲碁将棋は、コンビの仲の良さが伺えるエピソードを発表。クイズは、高校時代、通学路で車に轢かれた根建が発した言葉を当てるという問題でしたが、その答えはなんと「やったー!学校休める!」という天真爛漫すぎるもので、お客さんからはほのぼのとした笑いが起こっていました。

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ラストの出題者となったウーマンラッシュアワーは、中川の知られざる素顔を次々に暴露していきます。お金持ちの家の坊ちゃんだったゆえ、実は人を下に見ている、昔カラーギャングだった、就職していた時期があった、最近中学生にかつあげされた…など驚愕の事実が明かされ、会場は騒然としていました。

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そしてコーナーの後には、再び漫才を。
ゆったり感は中村が作る“ひできゆきのカレー”の作り方、囲碁将棋はネタ合わせをサボった理由、ウーマンラッシュアワーは小説を読み過ぎて話し方まで小説風になってしまった男をテーマに、それぞれ東西の若手を代表する漫才師としての実力を見せつけていました。

最後に行われたのは、『6人全員で協力しましょう』と題したゲームコーナー。
6人で協力しあい、様々なミッションをクリアしていくことを目指すコーナーですが、失敗した場合は最もダメだった人が全員から“背中もみじ”をされるという罰ゲームが待っています。

ひとつ目のミッションは、文田の“気になるニュース”を当てるというものでしたが、結果は全員ハズレ。罰ゲームは、みんなが当てられるニュースを書かなかったという理由で文田が受けることになってしまいます。

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ふたつ目は、全員が腕にスズをつけ、最後までスズを鳴らさずに組体操を完成させるというミッション。このゲームではピラミッドの一番上を担当した根建がスズを鳴らしてしまったのですが、なんと中川が「根岸が罰ゲーム!」と根建の名前を間違えて呼んでしまったため、思わぬ罰を受けることに。

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ラストのミッションは、全員で時間内にポッキーを口移しで運び、一番最後の人が運ばれてきたポッキーをすべて食べるというもの。全員30オーバーの男たちがポッキーを口移しする様子にお客さんからは悲鳴があがり、モリエールはちょっとしたパニック状態に陥ります。

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さらに最後の食べる係を担当した村本は、あまりの気持ち悪さに飲み込むことができず、思わず口から吐き出してしまったのです。というわけで、罰ゲームはもちろん村本。

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初顔合わせとなった3組のライブは、最初から最後まで大盛り上がりで幕を閉じました。

次回の『ウーマンラッシュアワー×囲碁将棋×ゆったり感』は12月16日(金)に渋谷・∞ホールで開催されますので、みなさんぜひ遊びに来てください!

【ウーマンラッシュアワー】【囲碁将棋】【ゆったり感】

2011年10月15日 (土)

【ライブレポート】ESP × YU-A YU-Action☆ Project Premium LIVE

若い女性を中心に圧倒的な人気を誇るYU-Aの、今年2回目となるワンマンライブ『ESP × YU-A YU-Action☆ Project Premium LIVE』が、10月14日(金)にESPミュージカルアカデミー12号館「club 1ne2wo」で開催されました。

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ライブの見どころは、なんといってもYU-A初となるバンド形態でのライブである点。サポートメンバーには、黒夢のベーシストであるHITOKIをはじめ、ドラムスにかどしゅんたろう、ギターに黒田晃年、キーボードにMAKO-T、同じくキーボード&コーラスにルンヒャンという、実力派が勢ぞろいしました。

また今回は、音楽学校「ESPミュージカルアカデミー」の生徒たちがYU-Aを応援するために立ち上げた「YU-Action☆ Project」の一環ということもあり、会場整理などはESPの生徒が担当。YU-Aが生徒たちと手を携えて作り上げたライブでもあります。

開始前は「不安だったし緊張した」というYU-Aですが、ライブが始まれば迫力あるボーカルが全開。豪華メンバーが奏でるバンドサウンドにも負けないどころか相性ピッタリで、1曲1曲をフルスロットルで歌い上げていきます。

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曲の構成は1stアルバム『You Are My Love』、2nd『2 Girls』からのナンバーを中心に、シングルも加えた全19曲。途中、ブログのファン投票で寄せられた曲を披露する一幕もあり(ちなみになんと、その3曲ともがカップリングの曲でした)、オーディエンスは大興奮。アップテンポな曲で拳を突き上げ、バラードで涙を流す人がいるのはいつもと同じながら、ダンスも披露されるホールでのライブとは異なる“純粋に音と声を堪能するライブ”に、また違った魅力を感じている様子でした。

アンコールでは「今日はママも来ているので、感謝の気持ちを込めて歌います」と、9月に発売されたばかりの新曲「ごめんね、ママ」を、情感たっぷりに歌い上げたYU-A。ライブが終わると、会場いっぱいのオーディエンスに向けて「バイバイしたくないけど、また会いましょう。ありがとうございました!」と深々と頭を下げていたのが印象的でした。

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なお、今回の『ESP × YU-A YU-Action☆ Project Premium LIVE』は10月16日(日)、大阪の「ESP エンタテインメント本館 Club GARDEN」でも行われます。

●セットリスト
01.Fighting Girl
02.ULALA
03.淡い記憶
04.大好きだから
05.見守っていたい
06.嫌いになれたら
07.愛してた
08.LITTLE GIRL
09.My Story
10.TELL ME TELL ME
11.夜明けが来るまで
12.夕日
13.あなたと
14.Time After Time
15.忘れられない恋
16.I can
17.Ah YEAH!
≪encore≫
18.ごめんね、ママ
19.夏の思い出

●YU-A公式HP
http://www.yu-a.fm/

●YU-Aブログ「"YU-A"re My Love」
http://ameblo.jp/yu-a-yu-a/

●YOSHIMOTO R and C「YU-A」アーティストページ
http://www.randc.jp/yu-a/top.html

【ライブレポート】第10回 サブロー&雀々二人の世界!!

大平サブローと桂雀々が、5年前より年2回のペースで開催しているイベント「サブロー&雀々 二人の世界!!」。その10回目となる公演が10月14日(金)、京橋花月にて開催されました。まずは、10回目を迎えるにあたり、山崎邦正、桂文三、ハイヒール、オール阪神巨人、ザ・ぼんちからのお祝いメッセージが流れます。

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そして、大平サブローが〝桂サブサブ〟として登場。今回は、サブローが芸能生活36周年を記念して挑戦中の「36のむちゃブリ企画」でのコント赤信号・小宮孝泰さんからのリクエスト「地獄八景亡者戯」に挑むことに。枕では「取りあえず覚えました。私なりに色をつけています」と報告。そして、いよいよ本筋に。

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サバを食べて食当たりで亡くなった男が、冥土で知り合いのご隠居と出会います。そして、共に三途の川までいくと、そこにはなんと、横山やすし師匠が! ボートが大好きだったこともあり、三途の川の船着き場を任されているという展開に、客席は大盛り上がり。そして「恐いキャラを変えた」という閻魔さまは、「いらっしゃーい!」と、あの師匠のお馴染みの台詞で迎えてくれます。サブローの得意とするモノマネを織り交ぜながら、オリジナルの「地獄八景」を披露していました。

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続いて登場した桂雀々は「いたりきたり 桂枝雀作」を、さすがの語り口で聞かせます。そして、若手コンビ・学天即による漫才も。

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最後は、サブロー、雀々、そしてゲスト・角淳一さんによる「スミッコ倶楽部」で、トリオ漫才を。角さんが12年間出演し、9月末で卒業したあの番組を、2人は「ミヤネ屋」、「おはよう朝日です」などとボケを連発し、角さんがツッコミます。

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そして、おまけコーナーでは、「むちゃブリ企画」での角さんのリクエスト「モノマネ三昧」が行われることに。サブローは、原哲男さんや間寛平、明石家さんまの楽屋入り、スリムクラブ・真栄田から、福知山でスピード違反を取り締まる警察官、吉本興業の某社員までと、幅広いレパートリーで客席を沸かせます。また、雀々も、この場から逃れたい牛、お腹がすいてる牛などから、金井克子さん、日吉ミミさん、桂文枝と、こちらも負けずに披露していました。

落語、漫才、そしてモノマネで、幅広いお客さんを盛り上げた二人の世界。次回の開催と、サブローのむちゃブリ企画の今後にもぜひ注目してください。

2011年10月13日 (木)

【ライブレポート】ダイナマイト岩橋

  激しすぎる「クセ」でお笑い界を震撼させている、プラスマイナス・岩橋。そんな彼の名が冠されたイベント「ダイナマイト岩橋」が、京橋花月で初開催されました! 大喜利日本一を決定するご存じ「ダイナマイト関西」のスピンオフ企画か!? テーマはズバリ「ゴチャゴチャ言わんと誰が一番ギューンでマイーンか決めたらええんや」。いったいどんな笑いが繰り広げられるのか、客席はざわめきが静まりません。

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 オープニングに登場したのは本家「ダイナマイト関西」でも司会進行を務めている浅越ゴエ。「『ダイナマイト岩橋』とは、絶叫ワードに秘められた可能性を引き出し、抑えきれない熱い情熱を最大限に開放し、クセの向こう側を競い合う未知なる大会です」と大会趣旨が告げられ、いよいよ選手入場です。
舞台に上ったのは、麒麟・川島、天津・向、ザ・プラン9のヤナギブソンとお~い!久馬、シャンプーハット、ファミリーレストラン・しもばやし、千鳥、ミサイルマン。そして最後に今夜の主役、岩橋が登場! この段階で、既にクセがガマンできない状況までみなぎっており、おなじみ「オーシャンビュー!!!!」が飛び出します。「自分の名前が付けられたイベント、どんなお気持ちですか?」という浅越からの質問にも、「フォ! フォ! フォ! フォーリンカントリーピープル!!!」とクセが出過ぎて意味不明な答えを返してしまい、出場者一同を不安にさせていました。開会宣言も、もちろん岩橋から。舞台であおむけに寝転び、「ギューン!!!」のポ―ズで決め、戦いの火ぶたが切って落とされました。

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 「ただいまより、ダイナマイト岩橋、最強絶叫ワード対抗戦を行います!」と浅越がアナウンスし、いよいよ前半戦がスタート。川島、ノブ、ヤナギブソン、岩部の玄武チームと、久馬、向、小出水、大悟の白虎チームが入場しました。ここではお題に沿って、「岩橋が何を叫べば面白いか」を回答します。判定は岩橋自らが担当。面白い回答にポイントが加算されていき、両チームの合計点で勝敗を競います。

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 一つ目のお題は「“い”で始まるスッキリする言葉とは?」。会場はどよめきに包まれ、ノブは「何が始まったんや! お客さんもわかってないやん!」と困惑のコメント。川島に至っては、「いや、僕らもわかってないですよ!」と早くも白旗!? 岩橋は、回答が気に入れば「ギューン!」「マイーン!」「ヘミングウェイ!」など「クセ」ワードボタンを押して評価します。最初は冷静に判定していたものの、気に入りすぎると言いたくてガマンできず、身もだえし始める場面も。どうやら、思わず口に出してしまうと、とくに高いポイントが与えられるようです。

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 久馬の「いかるが牛乳!」にはひときわ大きな「ヘミングウェイ!」が出て2ポイント獲得。しかし当の久馬は「何の手応えもない……何が2ポイントなんですか?」とまだルールが理解できていません。一方で岩橋は、何故かノブと岩部にだけクールに「続行!」を連発するなど、辛辣なジャッジも見せています。ついつい下ネタを盛り込んでしまう小出水も、なかなかポイントが得られず苦戦中。
 と、川島の回答「いくよ・くるよのデトロイトメタルシティ」が岩橋のクセの臨界点を初突破! さらにヤナギブソンの「イルミネーションハイファイエクスプロージョン」も心に強く響いたようで、続けざまに勢い余って大絶叫していました。このような展開のせいか、2つめのお題にして、既に両チームとも疲労困憊。川島は「全然知らん外国のルールでやってるみたい……」と力なく一言。続くお題「しりとりで言ったら負けるけど言っちゃう言葉とは?」でも力作が続きましたが、大悟が回答した謎の一言「ひゃん」がツボにハマった岩橋、思わず絶叫してしまい3ポイントを与えてしまうなど、浅越までもが「法則がわからない……」と言い始めてしまいます。3つめのお題「『だるまさんがころんだ』よりスッキリするかけ声とは?」からは、岩橋のクセを誘い出す回答を続けざまに繰り出し、チーム全体でポイントを獲得する戦法が生まれ、ノブの「『モンスターハンター』やってるみたい」という言葉に、客席は大爆笑に包まれました。
 

続いては「クイズ!やってしまった岩橋くん」のコーナー。「ゴルフ」「テスト中」「NGK」など20のシチュエーションで、実際に岩橋が「やったらアカン」のにやってしまったエピソードをクイズ形式で当てていきます。初っぱなの「打ち上げ花火」から、「買ってすぐ水につけてしまった」(向)、「全部打ち下げた」(大悟)、「店に並んでいる打ち上げ花火に直接火をつけた」(岩部)など珍回答が続出するなか、西代が「打ち上がる直前まで中をのぞいてしまう」で見事正解! その恐ろしすぎる行為に、大きな衝撃が走りました。この後も、「NGK」では「師匠に挨拶に行ったら睨んでしまう」、「新車」では「タックルしてエアバッグを出してしまう」、「漫才」では「第一声で『もうええわ』と言ってしまう」など、度肝を抜くエピソードが明らかに。あまりの恐怖に、客席からは笑いと悲鳴がないまぜになった声が上がっていました。

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さあ後半戦スタートか!?と思いきや、こんどはエキシビジョンマッチ「ダイナマイト兼光~ものまねワード決定戦」に突入。岩橋の相方・兼光の特技「ものまね」を生かしたコーナーで、川島、てつじ、向の玄武チーム、西代、ヤナギブソン、しもばやしの白虎チームが挑戦しました。ここまで岩橋のクセに翻弄され続けた川島は、兼光を見るなり「なんか安心感あるわ~」と笑顔。「初めてスーパーマリオをプレーした巨人師匠の感想とは?」「電話で麒麟・田村が怒っています。何と言っている?」などのお題に、おなじみのものまねがを生かした名回答が続出。とくに「通販番組に出演したフリーザが言った一言とは?」では、「痩せますよ!」「おいしいですよ!」など、兼光の読み上げが間に合わないほどの盛り上がりに。司会の浅越までが「楽しい! ずっとやりたい!」と叫び、ここでイベントが終了してもいいぐらいの充実感が会場全体に。もはや全員が、岩橋の存在を忘れそうになっていました。

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まだまだ狂乱の一夜は終わりません。てつじ司会による「岩橋くん話盛りすぎエピソード」では、誰もが「嘘やろ!」と疑っている岩橋のエピソードトークをもとに、「こう盛っていくのでは?」と話の展開を予想しました。早々に岩橋から「すべて真実です!」との宣言が出ましたが、回答者は誰も信じません。途中から、その荒唐無稽さに回答拒否が続出し、ついには岩橋以外の全員が舞台袖に引っ込んでしまう緊急事態に!

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ようやく始まった後半戦、最初のお題は「水炊きの中に入っていたとんでもないものとは?」。岩橋は、ヤナギブソンの回答「スカンジナビア半島」を思わず絶叫したほか、川島の「メル・ギブソンのボストンバッグ」では、何とかクセをガマンしようと、誰も聞いたことのない「ジャンピングチェアー!!!」という雄たけびとともに、座っていたイスを持ったまま飛び上がってしまい、舞台上は大パニック。「審査員なんだから、ちゃんと判定してください」と、浅越から厳しい教育的指導が入りました。

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小出水のギャグ「オーマイガットトゥギャザー」にちなんだ、「オーマイガット○○○○」というお題でも、岩橋を刺激するワードが次々に。ノブの「オーマイガットトゥギャマイーン」で、いきなりこみ上げ、その後も「うわー! すっごいイイわ!」と岩橋を感動させる回答が多数登場。終盤には、興奮のあまり着用していた大切なTシャツを破りそうになり、客席をヒヤヒヤさせるほどでした。

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永遠に続くかと思われたイベントも、時間切れとなりついに終了。「だいぶスッキリさせていただきました」と、岩橋は満足げ。勝利したのは白虎チーム! さらにこの日もっとも輝いたMVPの発表が行われましたが、浅越が「ちゃんと思ってる人を言ってくださいよ」とクギを刺してしまったため、絶対に選んではいけない「オレ!」と叫び、またも怒られる岩橋。本当は川島だったそうで、岩橋自ら選んだ1万円相当のマッサージ器を賞品として授与していました。ちなみに理由は「面白かったから!」と明快ですが、一番面白かった回答については「忘れました」。最後は全員が仰向けになっての「ギューン!」で、岩橋色に染まった濃すぎる一夜の幕が下りました。この日、産み落とされた数々の絶叫ワードが、今後、舞台やテレビで披露される可能性もアリ!? 皆さん、これからも岩橋に熱く注目してくださいね!

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