11月17日(土)、ルミネtheよしもとにて、開発資金100万円争奪!「芸人×クリエイター」によるデジタルフェス『チョコバナナフェス2013』が開催されました。
雑誌「Web Designing」(マイナビ刊)およびウェブサイト(http://book.mynavi.jp/wd/cb/)にて展開中の『チョコバナナ』は、お笑い芸人とクリエイターとのコラボで、アプリ、Webコンテンツ、イベント開催など、新たなおいしいコンテンツを生み出してきました。
今回のイベントは、芸人とクリエイターが様々なアイディアを出し合うプレゼン方式で進行。
2時間半を超える日曜夜の劇場を盛り上げたイベントは、デジタル技術と日々の発想のコラボに期待を沸かせると共に、人間の開発“欲”はあらぬ方向に!?
開演すると、まずあべこうじのMCにより始まったのが『dotFes Presents クリエイティブ』、クリエイターが出すお題に対し、芸人がフリップ大喜利形式で回答するとのことです。
回答者はヒデ(ペナルティ)、ケンドーコバヤシ、河本準一(次長課長)、しずちゃんの4名。
「10年後の大高齢化社会で流行しているwebサービスとは?」といったお題に対して、死ぬ間際までつぶやける「ツイニイッター」との答えたヒデがクリエイターから賞賛を受けていました。
続いては『チョコバナナお悩み相談室』では、芸人の悩みについて、実業家 家入一真氏、電通 岸勇希氏、元mixi取締役で現trippiece取締役 小泉文明氏など、人気クリエイターが答えるという企画。
「ツイッター、フェイスブックを通じて、世界で注目されるには?」という相談を持ちかけてきたのは、ワッキー(ペナルティ)で、「フェイス!」と名づけた変顔写真もあまり浸透していないそうです。
「移動中でも簡単に絵を描くアプリとかありますか?」との相談を持ちかけてきたのは、レイザーラモンHGで、絵を特技とするも、時間がかかるのが悩み事とか。新アプリの開発を提案されながらもHGは困惑。結果既存の人気アプリを紹介されて納得!?
さらに楽しんごは「整体の技術でみんなをハッピーにしたい」という漠然としたもので、実際に整体を披露するも、クリエイターたちは困惑した様子でした。
本日のメイン企画『チョコバナナプレゼン』では、芸人とクリエイターとがコラボしたコンテンツをプレゼンし、来場者の携帯電話投票によって、最も得票を集めたチームに、よしもとより開発資金として100万円が進呈されるというもの。
一番手の「COWCOW×SHIKUMI DESIGN」は、カメラの顔認識機能を活用し、リアルタイムで動画の顔に変装などが加えられる『COWCOWカメラ』。
「あたりまえ体操 恋愛バージョン」を披露すると、ハートマークやロゴが瞬時に加わり、客席をわかせていました。
2番目の「河本準一×ココノエ」がプレゼンしたのは、『ソーシャルネットワークサービス生態系』。
落書きがネット上でクリーチャーとして育成され、企業とのコラボやボランティアなど、現実世界とリンクするのが特徴です。
3番目の「ケンドーコバヤシ×株式会社人間」は、すでにiPhoneアプリ「見てる女やさかい。」を作ったコンビですが、今回はより、ケンコバの妄想を加速させた『妄テレ』をプレゼン。
様々なシチュエーションから、テレパシーで女性が考えているエロい妄想が、端末から音声として流れてくるというものです。
4番目の「レイザーラモンRG×落合陽一」は、新たな営業形式のキャバクラ『研究女』。
昆虫など理系女子のマニアックで興味深いトークが聞けるキャバクラで、利益は研究費にまわすという社会貢献的な側面をアピールしました。
最後は「徳井義実×AID-DCC Inc.」で、100年に一度暴れる大男根を鎮めるべく、伝説の巫女を探そうというもの。
フェイクドキュメンタリー風の映像に続き、神主スタイルに身を包んだチュートリアル・徳井が登場。4人の女性客を壇上に上げ、「小男根様」なる携帯端末とつなげた装置で、見事(?)伝説の巫女を探し当てました。
以上の5チームで、来場者の携帯電話投票で、最多数の70票を集めたのは、「徳井義実×AID-DCC Inc.」でした。
ふざけた装置のようですが、スマートフォン端末で顔認識を行い、連携デバイスにそれぞれの分析に応じた動きを与えるという、デジタル技術が凝縮。
徳井は、「世間のみなさんは、これを求めてるわけですからね」と満足気に感想を言い、賞金100万円のパネルを受け取ると「M-1以来のタイトルとなりました(笑)」と少し照れながら語り、大きな拍手を浴びていました。
▼チョコバナナ http://book.mynavi.jp/wd/cb/