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2016年2月11日 (木)

トレンディエンジェルがNSC在学生へ特別授業!!「君たちには若さと時間...あと髪がある!」と斎藤!?

2月11日(木・祝)、東京・NSC東京にて『NSC・YCC トレンディエンジェル 講師 特別授業』が開催されました。

1982年の開校以来、数多くのスターを輩出していきた「NSC(吉本総合芸能学院)」。2016年度NSC・YCC・YOEC入学募集キャンペーンの応援隊長に任命されたNSC東京10期生のトレンディエンジェルが、2015年度の在学生を対象とした授業を行いました。

「おはようございます!」と大きな声で挨拶され、負けないくらいの大声で「おはようございます!」と返したトレンディエンジェル。何度かコール&レスポンスをしたのち、斎藤は「うるさいなぁ!!」と言い放って場を和ませます。
「みなさん、ご覧いただいたらわかるんですけど」と自身のポスターを指しながら「1組でっていうのは、今までになかったこと。これは、私が40万(NSCの入学金)の元を取り返した瞬間です」と断言。たかしも「これでようやくプラマイゼロになりました」と笑顔を見せます。
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斎藤は「今日は何のために芸人になったのかをお話ししたい」と早速、本題へ。在学生の数人へ「なんのためにNSCに入ったんですか?」と訊ねたのち、たかしは「理由はそれぞれですね。僕はただ単にアイドルに会いたかっただけです」とコメント。「人を笑わせたいなんて......」と言い切らないうちに、「たかしからは一切、そんなの感じたことはない」と口を挟む斎藤は「戦争をなくしたいという壮大なテーマを以て入りました。笑いは世界を救うって言うでしょ?」と真面目な顔で言いながら、「その一歩手前に、モテたいというのがありました」とぽつり。今度はたかしから「それがほとんどでしょ」とツッコミが入ります。
当時の入学願書も披露。「24歳でしたね。普通の人間ですから大したことは書いてないんですけど、やりたいという熱意があるからびっしり書いている」と自身を振り返る斎藤。一方、たかしの願書も割と書き込んであったのですが、「志望動機は一緒に入った高校の同級生が考えたものですね」と答えると、「ひどいですねぇ」と思わずつぶやく斎藤です。
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「みなさんがいちばん気になるのは、売れるか売れないかだと思う」と切り出した斎藤。入学当初はシュールで巧みなネタができるコント師に憧れていたそうですが、「すぐに無理だなと思った」とのこと。そんな時、先輩であるダイノジ・大谷に「なんでハゲネタをやらないんだ?」と指摘されて、「当時は笑いの撮り方として古いと思ってたけど、いざやってみたら(ハゲネタのほうが)ウケるし、(認められるのも)早かった」と回想します。
「みなさんもやりたいことはあると思う。僕も、同期のオリエンタルラジオには勝てないと思っていたけど、それなら彼らの苦手なところをやっていこうと思ってやってきました。この世界は全てが才能になる世界。スベりまくるのも才能になる。みなさんも今の自分だけで左右しないで欲しい」と語りかけました。
また具体的な案として、東京よしもとはピラミッド型のランキングシステムが用いられていますが、「そこでスタートダッシュをかけてください」と発言。「最初のランキングで1番になって、次のランキングで1番になって......ってどんどんやっていけばいい。さすがに上になればなるほど1番になるのは難しくなるけど、僕もお客さんの前では絶対ウケてやるっていう思いだけは今までずっと大事にしてきました」とアドバイス。もちろん、運も大事だと断言します。
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ここで、在学生のコンビとしての悩みを聞いてみることに。
「ボケで笑いは取れるけど、自分自身がツッコミで笑いが取れない」と悩む生徒には、「2人でやってることなんだから、それでいいんじゃない?」とたかし。斎藤も「そういうのは僕らでもあるし、ツッコミで笑いが起きないときは、たかしを追い込みます。例えば、台本にないことをやってテンパらせて、奇跡のツッコミが起きるのをまったりしますよ」と返答。「確かにツッコミで笑いが取れると漫才としてキレイだけど、結果的に2人で笑いが取れたらいい。これがいいと決めつけちゃダメよ!」と親身になって言葉をおくります。
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コンビ仲が険悪だという小中学生の同級生コンビ。「注意するにしても、言い方ってもんがあるだろうと思う」と不満を口にする生徒に、斎藤が「平成のえなりくん!」と声をかけるとドッと笑いが起こります。
「言い分はわかる。僕も、こいつにめちゃくちゃ怒ってたときがあった」と共感する斎藤。「でも神保町花月の舞台に遅刻した時に、先輩から"つーちゃん(斎藤のこと)は人に怒れるほど完璧なの?"って言われて。そう言われたら完璧にはできてないなとふと我に返って、自分が完璧になってから(相方のことを)怒ろうと思うようになった。そこからだいぶ楽になりましたよ。だって、相方にはいいところもあるでしょ?」と話しかけると、頷く在学生。「同級生コンビは売れたら絶対強い」(たかし)「一緒の未来を見据えて、2人で遊んだほうがいいよ」(斎藤)「そうしたら、(舞台で)相方の話もできるじゃない?」(たかし)」とアドバイスします。
さらに「芸人と遊んだほうがいい」と斎藤。「みんなで、こいつにはこういうところがあると見つけ合って助け合うのがいい」と語れば、たかしも「芸人と一緒にいると、事件は起こりますからね」と同調しました。
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授業中盤には「NSC大阪の授業でも言ったこと」と前置きしながら、「賞レースの勝ち方を教えます!」と言い切る斎藤。
在学生の目がさらに熱を帯びる中、斎藤が「まずは決勝に行ってください」と語ると、会場には困惑の色が。「難しいかなぁ? でも、誰よりもウケていれば決勝へ行けますから」と語りかけつつ、「舞台に出るとわかるけど、劇場によってお客さんが違う。その周波数の合わせ方を早めに養えると強くなれる」とM-1王者らしい視点でアドバイスをおくります。また、「流行っているものをいいと思う感覚を持っていないとダメ」とも指摘。「お客さんと同じ感覚を持っておかないと、ポップさは出ない。流行りに寄せるとサムいとか言われるけど、売れてないほうがサムいというか(そういうところで意固地になるのは)もったいないじゃない?」と話しかけます。
さらに「売れてなくても、よしもとではご飯が食べられる。劇場がありますから」とたかし。「そう。面白ければ、劇場に呼んでもらえる。先輩方がケチだとか話してますけど、意外とくれるやんって思いましたよ。その辺はいい会社なので」と賛同する斎藤でした。
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いつ来るかわからないチャンスのために、準備をしておこうと呼びかけた2人。たかしが「みなさん、今、時間あるでしょ?」と言えば、斎藤も「僕達になくて君たちにあるものは、若さと時間」と断言。「あ、あと髪の毛だった」と笑わせながら、「芸人生活を楽しんで!」(斎藤)「一緒に仕事しましょう!」(たかし)とエールを送りました。
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囲み取材では、リポーターから「9割、喋ってましたね」と指摘された斎藤は「伝えたいことが多過ぎて」と返答。たかしも「僕が言ったところで説得力はないと思うんで、いいんじゃないですか」と飄々と答えます。
M-1王者になって以来、初めて迎えるバレンタインということで、多くのチョコレートを期待していると語った斎藤。「誕生日の15日は1日、大宮の劇場出番。もらえるんじゃないかと思ってます」と楽しみにしているそうですが、1つ不安が。「如何にお澄まし顔で、楽屋に入れるか。いつも気合い入っちゃってるんで気を付けないとですね」と語ると、報道陣から笑いが起こりました。


【トレンディエンジェル】