平祐奈さん、「明日香を演じていたからこそ経験できた」と撮影を振り返る! 映画『ぼくが命をいただいた3日間』舞台挨拶
3月7日(月)、東京・イオンシネマ板橋にて、同月5日(土)より全国公開となった映画『ぼくが命をいただいた3日間』の舞台挨拶が行われ、工藤里紗監督、若山耀人さん、平祐奈さんが登壇。MCをタケトが務めました。
本作は、日本の伝統的な食文化をテーマに、人が生きることの本質を問いかけたもの。食べることのありがたさ、生きることの尊さ、昨今話題になっている"いただきます"という言葉の真の意味を知ることができる"食育エンターテイメント"ムービーです。
主人公・悠介を演じた若山さんは「いろんな感情を持ちながらご覧いただける映画なので、楽しんでください」と挨拶。小学校6年生とは思えないほどのしっかりした口ぶりに、タケトは「完璧な挨拶!」と舌を巻きます。明日香役の平さんは「撮影は昨年していて、沖縄国際映画祭、京都国際映画祭に出品して、ようやく皆さんに観ていただけるということで、ワクワクしています!」と笑顔で挨拶。工藤監督は「食べるという行為は誰しもが行うこと。楽しんで学んでいただける映画なので、口コミで広げていただけると幸いです」と客席へ語りかけました。
「当時3歳だった息子に、"いただきます"を言うもんだと思って呪文のように教えていたけど、これって本当はどういう意味なんだろう、どうやったら(子供が)残さず食べるんだろうと考える中で、思いついた作品」と製作に至った経緯を説明した工藤監督。「でんでんさんとかが耀人くんに"本当に腹が減ってひもじいって思ったことあるか?"という話をしていて、世代によっていろんな体験があるんだなと思いました。(映画製作の中で)いい経験ができました」と現場を振り返りつつ、「子育て中の方や子供たちに観てほしい」と呼びかけ。「で、観終わってから、お父さんお母さん、おじいちゃんおばあちゃんと世代を超えて食について話すきっかけになればいいですね」という言葉に、タケトは「僕も子育て真っ最中。小中学校の道徳の時間に観て欲しい」と頷きました。
「この映画に参加して、食べ物に対する思いが変わりました。大切さも改めて知ることができましたし、"いただきます"の意味も知ることができた」と語る若山さん。平さんも「母にご飯をつくってもらうとき、(食材を)つくってもらう人に感謝して食べなさいとよく言われていたんですけど、この映画に出演してより深くその意味を考えられるようになりました」と話します。
物語の部分とドキュメンタリー部分が混在する展開に、タケトから「役づくりではその辺、どうでした? まだ皆さん観てないから、あんまり詳しく話せないと思うけど」と訊かれた平さん。「普段いただいている動物が出て来るんですけど......私だったら無理なことも、明日香ちゃんを演じていたから体験できたことでした」と撮影を振り返ると、若山さんも「食べ物ってこうやって自分の元に来るんだなということを知って、役ではあるんですけど自分が感じたことが演技そのものにも入ったなと思っています」と同調しました。
「この映画を観たあとには、食べ物に対する考えが変わります。ぜひご覧ください!」(若山さん)「日本のステキな景色だったり、和食やおいしい食べ物も出て来るので、そこにも注目していただければ。あったかい作品なので、観てホッとしていただけたらと思います」(平さん)「周りの方にも感想を伝えていただいて、1人でも多くの方に観ていただけるとうれしいです」(工藤監督)と語った『ぼくが命をいただいた3日間』は現在、全国にて公開中!! お近くの映画館にて、ぜひともご覧ください!
ぼくが命をいただいた3日間
監督:工藤里紗
出演:若山耀人 平祐奈 / 高橋和也 伊藤裕子 / 松原智恵子 / 坂田利夫 でんでん
配給:KATSU-do
(C)吉本興業
http://bokunoinochi.com
全国にて公開中!