恒例の月イチ単独ライブ、よしもと漫才劇場でコマンダンテライブ「5.5」開催!
今年2月28日に生放送された第5回ytv漫才新人賞で優勝するなど、ノリにのっている注目コンビ、コマンダンテ。吉田たち、見取り図と行っている「みつあみ」も大好評の彼らが、今年3回目となる単独ライブ「5.5」を3月27日(日)、よしもと漫才劇場で開催しました。
今回は漫才新人賞優勝後、初となる大阪単独ライブ。会場となったよしもと漫才劇場は、立ち見も出る盛況ぶり。開場前のエントランスは、大勢のファンで埋め尽くされていました。客席は9割が若い女性。コマンダンテの女性人気の高さが伺えます。定刻の18時、客電が落とされ、いよいよライブがスタートしました。おなじみの出囃子が流れ、ステージに2人が登場。客席からは大きな拍手が起こります。まずは先日、優勝のステージで石井が泣いたことをネタに笑いを取る二人。今年は毎月単独ライブを開催していること、「.5(テンゴ)」のときにはゲストを呼ぶことを説明。立ち見の出ている会場を見て「嬉しい」と喜びます。
さっそく「漫才1」。安田の「ヒッチハイクをやってみたい」という話から、寝転んでクルマを停める、行き先を書いた紙が小さすぎる、行き先が近すぎるなど、ボケを連発する二人に客席からは爆笑が起こります。
続いての「漫才2」は、ある一家の父親、母親、息子、おじいちゃんに二人が扮し、どんどんキャラが入れ替わっていくネタ。そのとき発しているのは一体誰の言葉なのか? わからなくなりそうになりながらも、どんどん笑いが積み重ねられていきます。
次は「ショートコント」のコーナー。「新婚生活」、「腕相撲」、「せめてお名前だけでも」などなど、どれもコマンダンテらしさにあふれたネタが続き、客席は盛り上がります。短めのネタを連発し、あっという間にコーナーが終了。「漫才3」は、ヒーロー戦隊のネタ。続いて「生きていたら大変なことがある」と言いつつ、器用にいろいろなことをこなす安田に石井がからんでいく「漫才4」へと、たたみかけるようにネタが続きます。
ここで「ゲスト漫才」。ダイアンの登場に大きな拍手が。コマンダンテのことを「コマンダンテ君」と師匠のように呼ぶ西澤。津田はゲストに呼ばれることはあまりないと話します。ドライブスルーに軽自動車でやってきたドライバーと店員がやり取りするテンポのいいネタは、さすが先輩といったところ。客席も大いに盛り上がりました。
そのままトークコーナー「教えて!ダイアンさん」へ。コマンダンテが先輩ダイアンにいろいろな質問をぶつけます。が、その前に、まず安田の名前がわからない二人。「ど忘れした」と言い続ける西澤に、安田は最終的に自分から名前をいうことに。そのあとコンビ間での「ストレス解消法」を質問するコマンダンテに、解消法はないと西澤。津田が高校を落ちたことを話すと「(この話)たまにロケで外人にも言うてる」と津田がぽろり。客席から笑いが起こります。さらに津田が学習塾でCクラスだったこと、安田が初ロケに行った海岸でヤンキーに絡まれたエピソードなども飛び出します。
そのあとの「ギャグはどうやって作ってますか?」という質問では、津田のギャグ「ゴイゴイスー」誕生秘話も披露。最初はウケなかったと津田。「でも今はドーンや」と言えば、西澤が「一回もドーンなんかない」。それを聞いた津田が「一回はある!」とキレ気味にツッコミます。そんな二人を見て、安田も負けじと持ちネタ「ぱや〜ん」を出しますが、津田に「全然おもんないぞ」と一刀両断に。しかし石井が「マジの馬のモノマネ」で客席を沸かせ、フォローに成功します。
次の質問は「町で絡まれたときどうしてますか?」。津田がいきなり写真を撮られたエピソードや、西澤の居酒屋での出来事に客席は大爆笑。安田は難波を歩いていると大男に「お前も芸人か」といきなりヘッドロックされたエピソードを披露。会場が笑いに包まれます。最後の質問「月収」については、テレビに出ている兄さんたちの月収を聞いて夢を持ちたい、とコマンダンテ。しかしダイアンの二人は「俺らに聞くな。ナイナイさんとかに聞け」とつれない返事。優勝したやん、という西澤の言葉に、会場から拍手が。でも賞金はまだというコマンダンテの二人に、これから単価も上がっていくし、テレビも増えるから、と先輩らしくアドバイスを送っていました。
盛りだくさんのライブの最後は「コマンダンテvsダイアン ゲームバトル」。
コンビ対抗のゲーム対決は、勝った方に金一封が贈られることに。しかし、赤いTシャツに着替えさせられた西澤が「ネタやってトークやってゲームやんの? 多ない?」と思わずこぼした本音に客席から爆笑が起こります。それから、映像の一部が変わるのを見つける早押し「アハ体験早押しバトル」、笑ったらゴムが顔に炸裂する「コンビゴムパッチン耐久バトル」、客席からの助っ人をステージに上げ、いっしょに卓球を楽しんだ「トリプルス卓球バトル」などを様々なゲームが繰り広げられます。
最後のゲームは「黒ひげ早飛ばしバトル」。ゲーム説明を噛む石井に、ステージの3人からも思わず笑いがこぼれます。客席も巻き込んだドタバタの末、最終戦に勝ったダイアンがゲームバトルの勝利を収めました。
いよいよライブも「エンディング」に。「次はトークだけでエエわ」とダイアンの二人。「あんまりネタ、トーク、ゲームってないで。次はもうちょっと減らして...」とボヤきます。「(ほかの芸人がどんな風にやってるのか)誰かに早急に聞きや」と、最後は先輩らしく(?)アドバイスしていました。
今年は毎月単独ライブを行っているコマンダンテ。すでに4月16日(土)、5月21日(土)の開催が決定しています。今、飛ぶ鳥を落とす勢いの注目コンビのライブ。見逃す手はありません!
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