宮川大助・花子結婚40周年記念公演「花咲村の妖精」が、なんばグランド花月で開催!
2016年4月9日(土)、結婚40周年を迎えた宮川大助・花子の二人。めでたさいっぱいの40周年を記念した公演が、なんばグランド花月で行われました。タイトルは「花咲村の妖精」。これは昨年大盛況だった同作の内容に一部追加・変更を加え、よりパワーアップさせたもの。この作品と円熟味を増した夫婦漫才の二本立てというのが、今回のイベントの内容。どちらも結婚40周年を大いに盛り上げる内容です。
当日は開演に先立ち、囲み取材が行われました。二人の「今日はお世話になります」の言葉から取材がスタート。まずは今の気持ちをという質問に「朝からおめでとうの言葉をもらって感動してます」と花子。そして、こうやって囲み取材があることがまたうれしい、と話します。大助は「夫婦が40年続いて、幸せを発表する場ができたというのがうれしいですね」と感無量の様子。先日の会見より大助のテンションが上がっていると記者から指摘されると「朝から畑に水やってきたからね」と花子がすかさずつっこみます。今回の舞台は「幸せなものをメルヘンチックに、育ててもらったお返しにお客様にお見せしたい」と大助。チケットが完売したと告げられると「ありがたいです!お客様が40周年の大切さ、ありがたさを教えてくれた」と感謝の言葉がこぼれました。そして今回、40周年を迎えるにあたってサブタイトルがなかったと花子。今日発表しますということで、二人の口から出てきた言葉が「夫婦は地上最強の味方や」。(この言葉を)嫁に見せたら殴られるという人も、それは違うという人もいると思うけど、自分たちはこれが一番大事だと思っている、とアピール。二人が着ているその言葉の入ったTシャツはスタッフ専用か、という質問には、すかさず「売ってますよ!」と宣伝も忘れません。
今後の目標は「山ほどある」と大助。漫才で表現できないことを芝居でやりたい、もうすでにいくつか(作品が)決まっている、とアイデアは尽きない様子。これからについては「50年、金婚式を目指したい」と二人。「オリンピックで金メダルは無理やけど、夫婦の金メダルを目指します!」と花子が力強くアピールしました。
会場であるなんばグランド花月のロビーには、松下笑一のバルーンアートも飾られるなど華やかな雰囲気。場内は満席の盛況ぶりです。ステージは鋭い雷鳴からスタート。舞台上では純白の衣装に身を包んだ女性たちが、幻想的な踊りを舞い始め、あっというまに会場全体が引きこまれていきます。
春を迎える前の花咲村を舞台に、自然や地球の大切さと素晴らしさ、仲間を思う気持ちなどを様々なメロディにのせてストーリーが展開。妖精たちや村人同士のやりとり、ストーリーで大きな意味を持つオオヤマザクラの巫女の恋の物語など、次々と変わるシーンに目が離せません。
流れる曲は、美しいメロディはもちろん、勇ましいロックテイストの歌もあるなど、どれもシーンを効果的に彩るものばかり。出演者たちの熱唱が、さらに舞台をドラマチックに盛り上げます。
登場人物も、季節を塗り替えるペンキ屋さんや木こり工房の三兄弟、風船三兄弟など、ユニークで魅力的なラインナップ。もちろん大助花子の二人も、ほかのキャストに負けじと熱演。ステージを盛り上げました。ラストは少し切なく、でも前向きなハッピーエンドで舞台は終了。会場は大きな拍手に包まれていました。
休憩のあと、後半がスタート。まず宮川一門を代表して宮川隼人があいさつ。その後、宮川たまこ、オリオンリーグの「てびちバンド」が登場しました。大助花子の二人をいろいろなものに例えて笑いをとったあと「おばあの歌を作りました、フリップを見ながら聞いてください」と歌い始めます。この「へちま」という歌。沖縄のおばああるあるが満載のかわいい歌で、手拍子とともに笑いが起こり、優しい空気が会場を包みます。最後は「大助花子師匠、結婚40周年おめでとうございます!」のメッセージで締め、ステージを降りました。
次は人気コンビ、学天即が登場。お互いの髪型などをイジりながらネタがスタート。実は今回の衣装を大助花子に作ってもらったというエピソードを披露。さらに四条のベストは花子の手作りとのことで、その仕上がりに会場からは感嘆の声がもれます。二人の結婚40周年にちなんで、四条のプロポーズや披露宴のネタなどを聞かせ、会場を沸かせました。
続いては本日の主役、大助花子の登場。会場から大きな拍手が送られます。小さなときは夢で白雪姫になりたいと思っていた、と花子。しかし、王子様かと思ったら働き者が来たと話します。さらに大助が錦織圭に似ていると言い出しますが、似ているのは顔ではなく、ラケットだとのこと。しゃべったら滑るところは羽生結弦に似ているとも。スタートから客席は大爆笑です。
さらに、大介が去年寝ていて足の指を折った話など、二人がこれまで経験したケガや病気などもネタに入れながら、テンポよく漫才が進みます。息ぴったりの夫婦漫才は円熟の域。その絶妙なやりとりに客席は笑いっぱなしです。最後は、今回の舞台のサブタイトルでもある「夫婦は地上最強の味方や」でシメました。
ここでサプライズゲストとして、今くるよがお祝いに。「おめでとうございます!」とくるよ。すぐに「どやさ」を披露し、客席を沸かせます。今朝、くるよから電話をもらって泣きそうになったと花子。40年間、姉さんにはお世話になってます、と大介も感謝の言葉を送ります。なんば花月で初めて出会ったことなど懐かしいエピソードが語られるうち、昔の離婚危機の裏話も。別れようと思うと言った花子に「一晩考えて」とくるよが諭したんだとか。
そして、くるよは「大助花子のいいところは、毎年トライして段々大きな形にしていくこと、夫婦で漫才していることも素晴らしい」とベタボメ。「(これからも)どうか皆さんよろしくお願いいたします!」と三人そろってあいさつし、客席に深々と頭を下げました。
いよいよイベントもラスト。最後は「花咲村の妖精」の出演者が再びステージに登場し、全員で熱唱。「また会いましょう!」の花子の言葉で、大きな拍手に包まれるなか、イベントが終了しました。
来年の41周年、さらには「夫婦の金メダル」である50周年を目指していく大助花子の二人。これからますますの活躍が期待されます!
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