華やかさいっぱいの「華道祭」でミライスカートが舟遊び&生け花初体験!
京都を代表する名刹のひとつ、大覚寺。人気コンビ、チュートリアルがインターネット上に展開する「大覚寺カフェ」でも知られているこちらで、このたび、「嵯峨天皇奉献 華道祭」が4月8日(金)~10日(日)の期間で開催されました。
華道祭では、いけばなの展示や献華式、お茶席などに加え、年に2回(春、秋)のみ龍頭鷁首という舟に日本最古の人工池である大沢池にて乗船できます。開催初日には人気アイドルグループ「ミライスカート」が参加し、作品を鑑賞したり、初めてのいけばな嵯峨御流を大覚寺(いけばな嵯峨御流 華道総司所)で体験するなど、とても貴重な経験をしました。
当日は春らしいおだやかな陽気とあって、多くの人が会場となった大覚寺に訪れました。まず、ミライスカートの4人が足を運んだのは、作品を展示しているスペース。「いけばな嵯峨御流」の全国にある司所(支部)が作った作品が100点以上も展示されています。メンバーたちは美しいいけばなを見て「きれい!」「かわいい〜!」を連発。会場担当者に「どのくらいで作品ができあがるのですか?」「器はどうなっているんですか?」など、興味津々の様子。多くの人が力を合わせて作った作品の大きさ、美しさには全員が圧倒されていました。リーダーのまりちゃんは「大好きなゆりの花が入っている作品があったり、どれもすごくきれいでした」とコメント。メンバー全員が花の美しさに魅せられていました。
続いては、いけばなのレッスン。通常は非公開の「庭湖館」にある「六大の間」でスタートです。今回、教えていただく青野直甫先生から基本をレクチャーしてもらうメンバーたち。全員がいけばなは初めてとのことで、先生の話に集中しています。「いけばな嵯峨御流は美しい水を見せるのが大切」という先生の言葉に皆でうなずきつつ、テキストを見ながら、少しずつ作品を仕上げていきます。
今回作るのは、季節もぴったりの桜を使った作品。花の向きやハサミの使い方など、どれも初めて聞く、やることばかりとあって、なかなかうまくいきません。が、それも含めて、多いに楽しんだメンバーたち。なんとかそれぞれの作品を完成させることができました。先生からは「みなさん、センスがいい。とても上手でびっくりしました」とお褒めの言葉。れいにゃんは「すごく楽しかったです。いろいろな花のことが知りたくなってきました」とのこと。「80点くらい」と自己採点したのはじゅなな。とはいえ「先生はすごい! 天才!!」と自分の作品との違いに感心しきりです。母親がお花をやっていたというのが、まりちゃんとなっちゃん!の二人。花の生け方に意味があるって知らなかった、となっちゃん。その意味を知ったことで楽しみもわかってきたようで「お母さん、すごい!」と、母親への尊敬の念も深めた様子。「いけばなをやってみたら、心もきれいになりそうな気がしました。ずっとやっていたくなりますね」とまりちゃん。続けていると人生が豊かになりそう、とすっかりそのおもしろさにハマっていました。
次は1200年前に作られた日本最古の人工池、大沢池で「龍頭鷁首舟」に乗り、お茶とお菓子を楽しみます。船頭さんが池の底に竹竿を突いて進むこの「龍頭鷁首舟」は、春と秋、1年に2回だけしか乗ることのできないレアなもの。実はメンバーたち、昨年秋の「観月の夕べ」で、一度乗ったことがあるとのこと。しかし、昼間は初めて。さらに桜の季節と合って、期待が高まります。
全員が無事に乗り込み、いよいよ約20分の船旅がスタート。秋にはなかったお茶とお菓子が振る舞われることもメンバーは楽しみでたまらない様子。同乗しているお茶の先生から、お菓子の食べ方やお茶の作法などを教えてもらいつつ、舟は進みます。
途中、特別に二人だけ桜のお茶が出されることに。じゃんけんで勝ったれいにゃんとじゅななは、おいしそうに桜のお茶をいただいていました。そして、のんびりと楽しんだ舟遊びも終了。「桜と景色が見られたのがよかったです」となっちゃん!。 秋に乗ったときには一面に蓮が浮いていたそうで、その印象の違いに驚いていました。
ほかにもメンバーたちは、狩野山楽が描いた襖絵の置かれた「宸殿」や、直角になった作りから別名いかずちの廊下とも呼ばれる「村雨の廊下」、お茶席が設けられた「五大堂」などを見学。皇室ゆかりの寺、大覚寺の奥深さに感激していました。
「華道祭」をすっかり満喫したメンバーたち。れいにゃんは「初めて参加させていただいたんですが、日本を代表するものがたくさんあるんだなって感じました。外国の方にも来ていただいて、日本の良さを感じてほしいと思いました」と話しました。「小さなころからお花が好きなので、たくさんの花を見られて楽しかった」とじゅなな。初めていけばなをすることで、その魅力をさらに感じられたとコメント。さらに「お抹茶が苦手だったんですけど、今日で克服できました」と「龍頭鷁首舟」でいただいたお茶を気に入った様子でした。なっちゃん!は「私たち自身、京都にいてもお抹茶をいただいたり、いけばなに触れたりする機会があまりないので、ぜひ大覚寺さんに遊びにきてもらいたいです。このお寺は日本の誇りだと思うので、たくさんの方に足を運んでいただけたらなと思います」と魅力をアピールしてくれました。「4人でいけばなするのは初めてだったんですけど、お花をきれいに生けるだけじゃなく、人間としての作法や礼儀も学べると思えました」とまりちゃん。お花を教えていただいた青野先生がはんなりとしていたことに感激したようで「私たちもはんなりとした女性を目指しているので、お花もお免状を取れるくらい勉強して、京都のアイドルとしてがんばりたいです」と、これからのさらなる飛躍を誓っていました。
「華道祭」に参加することで、これまでにない体験ができたミライスカートのメンバーたち。今回学んだ花を愛でる心で、さらなるパワーアップが期待できそうです!
【ミライスカート】
●大覚寺カフェとは?
チュートリアルの二人が店長&シェフを務める架空のカフェ。
普段はWEB上にのみ存在しますが、そこで開発されたスイーツが実際に販売されたり、期間限定でイベントに出店したり、、詳しくは大覚寺カフェHPをチェック!
●いけばなを始めてみませんか?
いけばな嵯峨御流HPはコチラ→ http://www.sagagoryu.gr.jp/
●ミライスカートinfo
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5月8日(日)開場16:00/開演17:00
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【お問い合わせ】
サウンドクリエーター
http://www.sound-c.co.jp/schedule/detail/5183/
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