滋賀から世界へ。 「ファミリーレストランの滋賀ファミリー開幕祭〜住みます芸人も出るよ〜」で新プロジェクト始動!!
"笑いの力で地域活性化"を目指した「エリアプロジェクト」の一環として、2011年より全国47都道府県に配置された「住みます芸人」。滋賀県は、ファミリーレストランです。彼らが中心となり、「自分たちの大好きな滋賀県のことを、日本全国さらには全世界の人たちにもっともっと知ってもらおう!」と新プロジェクト『滋賀県家族 shiga family』を発足! 5月14日(土)によしもと祇園花月で、記念すべき第1回目のイベントが開催されました。
「滋賀県住みます芸人」になってから5年。ハラダは「住みますんドリームや!」と、住みます芸人として祇園花月でイベントができる喜びを噛み締めていました。加えて、「滋賀には探せばあるんです!」と「おにぎりみたいにまん丸」な赤のベンツを28万円で購入した成功例(?)を挙げていました。しもばやしは「今日来てくれた人は、『滋賀県家族 shiga family』の一員」と集まったみなさんに感謝を伝え、「やるつもりなかったけど、やっとく?」とハラダがギャグ「いらっしゃっせ〜」の振りをみなさんにレクチャーします。「キョンシースタイルで(手を)ぶらんぶらん。(抱え込むようにして)空気をぐっと胸に持ってきて......」からの「いらっしゃっせ〜」。
会場全体の結束力が固まったところで、コントがはじまりました。世界に広く滋賀県を広める戦略として、戦隊モノを採用しようというものです。怪人ナマズ男役のしもばやしが「血の海にしてくれるわ!」と挑発すれば、ヒーロー役のハラダが「そこは"海"ではなく、(琵琶湖だけに)血の"湖"だ!」と細かくチェック。そして怪人を倒すため、「赤こんにゃくレッド」「あおばな(=草津市の花)ブルー」「モリヤマメロングリーン」「鮒シルバー」「バスブラック」「近江牛生肉レッド&ホワイト」と、次々に滋賀名物を冠した戦士が登場。笑いながら観ているうち、お客さんに滋賀情報がインプットされていきます。この他には、「軽自動車ナンバープレートがイエロー」と車社会・滋賀では軽自動車の普及率が高い実情を映したもの、ついには、「ひこにゃん!」まで網羅した滋賀ネタ満載な戦士が揃いました。が、怪人の一撃であっさり敗退し終了してしまいました。
ここでプロジェクトの盛り上げを後押しするべく、滋賀県出身の野性爆弾、アキナ(山名が東近江市出身)、さらに兵庫県住みます芸人・山田スタジアム、大阪住みます芸人・span!、京都府住みます芸人・月亭太遊がゲストで駆け付けました。
まずは、しもばやしMCによる《滋賀ふしぎ発見!》コーナーで滋賀について勉強します。野爆、アキナ、住みます芸人、ハラダの4組にチーム分け。パーフェクトが出ると「自然と歴史が融合する街、滋賀5日間の旅」がお客さんにプレゼントされます。回答に絶対的な自信があれば一気に3ポイント加算の「スーパートモオくん人形を使います」宣言と、某番組を彷彿させる設定でスタート。第1問は、滋賀のシンボルで長浜市に建つ長浜タワーに関する出題です。建物にある大きなミスについての回答ですが、アキナがいきなりスーパートモオくん人形を使用して「(東近江市)能登川にある」と先陣を切ります。続々とスーパートモオくんを伴い、「急激な坂に建てたので、今は彦根にある」(ハラダ)、「奥行きが6cm」(野性爆弾)、「入口がない」(住みます芸人)と自信みなぎる回答が出揃いました。正解は、「NAGAHAMA TOWERBILL」の看板。本来は「BUILDING(=建物)」とすべきところを「BILL(=請求書)」の表記ミスという、回答者も脱力ものでした。ここでパーフェクト賞は消失です。
第2問は、「滋賀県の車のドライバーに関する全国1位は?」(正解は、日没5分後のライト点灯率)。第3問は、「滋賀県彦根市在住、10を超えるギネス記録を持つ寺村邦子さんが4月に樹立した新記録は?」(正解は、忍者の格好をして集った最多人数268人)では、「何で俺の母親の名前知ってんねん!」と、しもばやしが焦る謎の「スーパートヨミちゃん人形」宣言が住みます芸人から飛び出すも、ここまで全問不正解。野性爆弾・くっきーが「知らんことが多すぎて」とため息交じりに言うほど、滋賀マニア度の高い問題がつづきます。最終問題は、「D1だじゃれグランプリ 2012」で日本イチに輝いた守山市の小笠原大輔さんが優勝を決めたギャグを考えます。お題は「モヤシ」と聞いて、「えー!?」と回答者は困り顔。サッと答えたのはspan!・水本で「お前、モヤシ食えや。モヤシ食えって。モーヤーヤシ」と会話調で述べると、しもばやしから「ウマい!」と称賛を受け、会場からも拍手が沸き起こります。これにつづけと、ハラダは「俺モヤシ燃やすし、しもばやしもやし」と練り込まれたもの、月亭太遊は「水本、見た目ホモやし」とやや空笑いを生み、野性爆弾・ロッシーに至っては「"も"もともと、"や"やっぱり、"し"しもばやし」とズレた爆笑珍回答。ヒートアップする中、自信に満ちた表情でMCしもばやしを見つめたアキナ・秋山は、「もし、モヤシなかったらもやっとするし。モヤシしかしあかんし」と答え、しもばやしから「何、ラップ感出してんねん」と、キツくツッコまれてしまいます。野性爆弾・くっきーから「神社をモヤシたのはしもばやし」と言われ、心外なしもばやしは「1番燃やしそうやん」とめげずに切り返します。アキナ・秋山が「もしもしもし、今日モヤシ食べたいし。もし、モヤシ燃やしたらうまいし」と再度ラップ調で挑戦。触発された相方の山名も「モヤシちゃうし、太もモヤシ。おいモヤシ、この木何の木、木になる木」とリズミカルに歌います。「ええ曲やな」と関心する秋山。お客さんの笑いは止まりません。正解は「モヤシもヤシも、もやもやしちまうから、燃やしちまえ!」。「俺近いやん」と秋山がアピールすると客席からも納得の拍手が鳴り響く中、「俺の方が近い」と山名も名乗り出ます。ということで、アキナチームが優勝! 賞品は"しもばやしの滋賀ギャグ"、「イィーイィー」「出たな、ショッカー!」「いいえ、ショッカーじゃないです。イィー直弼(井伊直弼/彦根生まれ)です」が贈られました。
次に滋賀情報をさらに深める《滋賀ファミリーさん、いらっしゃっせ〜》では、自治体、企業の方を招いてPRしてもらいます。まず登場したのは、甲賀市にある創業144年の茶問屋・丸安茶産業株式会社の前野安治さん。日本茶ソムリエの資格を持つ前野さんから「すごくいいお茶は急須から出した時、一見ホコリみたいなものがふわふわっと浮くんです。めっちゃいいお茶の証で、それはお茶っ葉のうぶ毛なんです」と聞き、知られざる事実にみな一様に驚きます。豆知識を得たメンバーは、100g8千円、千円、百円ランクごとの近江茶を飲み比べる"利き茶"に挑戦することに。1杯目をゴクッと飲み干し、「苦味も甘味もあっておいしい」とうぶ毛チェックも忘れて味わいます。2杯目、3杯目と進む度、「渋い」、くっきーは「淹れ方下手やわ。もっと茶の気持ち知らんと」など、通ぶった感想が上がってきました。全員一致で1杯目が8千円の判定。しかし、散々不満を漏らした3杯目のお茶が最高級品で、美味しく感じたのは千円のもの。それでも前野さんは「丸安のスペシャルなもの」と、自慢の一品がメンバーの口に合ったことに顔をほころばせていました。ハラダが「コラボ商品とか作れたらいいですね」と夢を膨らませると、「ぜひ、やりましょう」と前野さんもニッコリ。次なるプロジェクトが生まれそうです。
つづいて、湖南市の谷畑英吾市長が登場しました。街興し策のプレゼンでは、他地域からのアイデアや人気にあやかった「忍法コバンザメの術」と明るく答える谷畑市長。市内に国宝級の寺があるので古刹の湖東三山に掛けた"湖南三山"、D1だじゃれグランプリ会場であることからダジャレ発信で猫の市長を選ぶ"こにゃん市"、大河ドラマ『真田丸』で注目度アップ、甲賀忍者・猿飛佐助の出生地が同市であるのをきっかけに"Mr.サスケコンテスト"を開催。ステージ上には候補者10名から選ばれた5名のうち、2位、4位、5位のサスケも現れ忍術・トーテムポールの術を披露。その完成度に野性爆弾・くっきーから「右の人、要らんでしょう」と激しく指摘される場面もあるなど、にぎやかに湖南市の見どころを伝えていきます。また、ファミリーレストランは湖南市より、人とひとの心を繋ぐ"きらめき湖南の使者"として「湖南天使」に任命されています。PR動画にも参加し、市の活性化をさらに盛り上げていきます。
いよいよ終盤、《滋賀チャレンジゲーム》に移ります。ゲームの前に、野性爆弾くっきーデザイン『滋賀県家族 shiga family』ロゴが発表されました。「"S"は(滋賀の人は)あんま散髪に行かないと聞いたので長毛、"h"は鮎の腹わた、"g"は筒長虫ダウルフェイスバージョンです」と、くっきーの独特な感性が光るポップなもの。
ゲーム成功で、来場者全員にステッカープレゼントが決定し、お客さんからも歓声が上がります。ゲームは、「ドキドキ外来魚スローイング」。琵琶湖畔に実際にあるもの同様の回収BOXに、制限時間1分以内に外来魚人形を投げ入れていきます。「甲子園球場で試合中、バレンティンに降ってきた魚?」と、山田スタジアムがひとボケ入れつつスタート。入れば拍手、外れると「あー」と惜しがり会場一体となっていきます。 span!・マコトがBOX横で外れそうになったものを軌道修正させたりもあって、見事、時間内で成功を収めました。「琵琶湖もきれいになりました」と、しもばやしからステッカー全員プレゼント決定、会場出口でファミリーレストランから直接みなさんにお渡しすることが告げられました。
エンディングの前に、ちょっとうれしいサプライズが行われました。今月末に誕生日を迎えるしもばやしに、ファミリーレストラン応援部より首飾りと花束のプレゼントです。突然のことに驚きつつ花束を抱えるしもばやしの姿に、「僕の分は?」とハラダもうらやましそうでした。
ついに迎えたエンディングでは、さらなる発表が。プロジェクトッスタッフのオファーによって、ハラダが日頃から親しくしているスカパンク・バンドSKA FREAKSによるテーマソング製作が正式決定。プロジェクトにますます弾みがつきます。
滋賀愛に溢れるイベントは、次回7月開催予定。どんな新しい動きが追加されるのか楽しみです。その前に5月29日(日)には、ファミリーレストラン単独ライヴも滋賀県でありますので、ぜひ足を運んでみてください。
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