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2016年5月16日 (月)

芸歴20周年目に突入したニブンノゴ! 3人の持ち味が大爆発した夜...『5月2日もニブンノゴ!の人させていただきます』レポート

5月2日(月)、東京・ルミネtheよしもとにて『5月2日もニブンノゴ!の人させていただきます~芸歴20周年目突入!プレミアム単独ライブ』が開催されました。

芸歴20周年に突入したメモリアルイヤーにちなんで、芸名と同じく5/2(5月2日)に単独ライブを敢行。新ネタコントだけでなく、20周年を振り返るような企画もあり、満員のお客様も大盛り上がりとなりました。
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今回の単独ライブでは、8本の新作コントを披露。
まず、オープニングで客席の笑いをつかんだ「万引き」は、店のバックヤードに連れてこられた万引き犯の森本が、店長である宮地に状況を聞かれるところからスタート。森本の父親である大川も呼び出されるのですが、「どんな状況でも楽しんでしまう病気」である親子に翻弄されるシチュエーションで森本&大川が徹底してボケ倒し、それに宮地が全力でツッコみます。ニブンノゴ!らしさが全面に出たコントで、お客さんを彼らの世界観に引き込みます。
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そのほか、人気子役の学校生活という日常から思わぬ終着点にたどりつく「職員室」やサプライズで誕生日を祝おうとするものの、それを察してサプライズされる前に言っちゃう「サプライズ」、見えていないはずの霊(宮地)を除霊しようとする霊能力者(大川)と依頼者(森本)の「幽霊と霊能力者と依頼者」など、さまざまなシチュエーションのコントで魅せていきました。
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合間のブリッジVTRでは「20年を振り返る」として、若かりし頃に掲載されたお笑い雑誌を今、見てみようという企画を展開。今や全員アラフォーのニブンノゴ!ですが、アイドル的な人気があった20代の自分たちの見た目と発言をイジリ倒す3人。今となってはダサくなってしまった帽子をかぶった当時の宮地に対して「競馬の予想屋かよ!」とツッコむと、客席は大爆笑。「森本はこの頃、実は結婚してたよね」など今だから語れる裏話なども交えつつ、大盛り上がりとなりました。
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20年目を迎えるにあたってメンバーそれぞれの「お願い」を聞いてもらう企画も。森本は宮地に「貯金の額が知りたい」、宮地は大川に「これまで2人には今まで怒鳴ったことがないので怒鳴り散らしたい」、大川は森本に「カレーを作ってほしい」とそれぞれのお願いを叶える様子が描かれます。特に、宮地は「理にかなったかたちで怒鳴りたい=筋トレしかない!」とだるだるの体の大川に鬼のトレーナーぶりを発揮していました。
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ライブ終盤に差し掛かり、この日もっとも盛り上がりを見せたネタが、天才大川の自由人ぶりが炸裂した「アテンションのPlease」。とある飛行機に乗り込んだサラリーマン風の宮地&森本。CAの声やチーフパンサーを大川が演じるのですが、大川ワールド全開でどこに着地するのかまったく予想できない展開に客席から大きな笑いが。自由すぎる大川のボケに翻弄される二人のツッコミが冴え渡っていました。
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「やったことのないネタをやってみた!」として、そんなボケの天才である大川が、ツッコミに挑戦するチャレンジコントも披露。取り調べを受ける大川、取り調べる側は森本と宮地というシチュエーションで、大川はツッコミ&宮地が大ボケという立場逆転のもので、ツッコミに慣れていない大川の精一杯のツッコミに客席から思わず笑いが起きていました。
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最後は、前回の単独ライブでもやったという即興コントに挑戦! お客さんから3つのキーワードと設定を決めてもらい、それらに沿ったコントを即興でニブンノゴ!が演じるというものですが、前回はうまくいかないままで終了となったんだとか。
今回はリベンジとばかりに気合が入る三人。キーワードは(1)ゴールドジム、(2)フォルクス、(3)ヒップホップダンス、設定は「山」に決まります。宮地と森本は「さすが芸歴20年」と思わせるような自然な流れで展開していきますが、大川のいきなり「七面鳥が逃げて早八年......」と言い出すなど、設定やキーワードを無視した自由すぎるボケがあるため、なかなか最後までたどり着きません。そんな大川について、宮地は客席に向かって「みんな甘い! 大川が天才なんじゃない! どんだけ宮地と森本が頑張っているか、これでよくわかるでしょ!」と訴えると、客席からは共感の笑いと拍手で大いに盛り上がったのでした。
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20年目突入というタイトル通り、安定した面白さを見せてくれた今回の単独ライブ。最後に、「20年目突入ですから、実りある1年にしたい!」と意気込んだリーダー宮地の言葉に、w大きくうなずいた森本&大川。これからのニブンノゴ!の活躍が楽しみになる大満足の内容となりました。


【ニブンノゴ!】