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2016年5月18日 (水)

今年はひとりで開催!? 桂文枝、毎年恒例のなんばグランド花月での落語会「たったひとり会」を語る!

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落語家・桂文枝が、毎年恒例となっている自身の誕生日でもある7月16日に様々なゲストを招いて行っていイベントを、今年は「たったひとり会」と題し、なんばグランド花月にて開催します。当日は、文枝作の創作落語「天国へのメロディー」と、古典から「皿屋敷」、そして三枝時代の創作落語「誕生日」の3席を披露します。

文枝襲名以降、毎年7月16日に開催している落語会も今年で4回目。ポスターの写真は最近写したものですが、黒い背景で渋い仕上がり。写真も気に入っているそうです。

「たったひとり会」というタイトルにした理由は、「昔、澤田隆治さんプロデュースの『花王名人劇場』という番組があったんですが、そこで私の落語を最初から最後までひとりでさせてもらったことがあるんです。こういうことは、それまでも、その後もなかったように思います。それをもう1回やってみようと」と思い立ったことから。今なお、アイデアの泉は沸き続けている文枝。「東京で『歌声は鏡の向こう側』という作品をやるのですが、それが262作目になります。大阪では、「寿々喜(すずき)会」という出世魚の鱸になぞらえて、襲名した人たちと積極的に落語会に取り組みます」とますます気合も十分です。

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そしてこの「たったひとり会」で披露する古典落語「皿屋敷」については次のように語りました。「『皿屋敷』は桂春団治師匠が桂米朝師匠から教えてもらった落語です。米朝師匠は、春団治師匠に教えてほしいと言われてお教えになりました。それを春団治師匠が見事に表現されました。横でしょっちゅう聴いていましたが、幽霊が出てくるところが美しくて。米朝師匠の本も読ませていただき、すごく成立されていい噺だと思いました。今回は、残念ながら米朝師匠、春団治師匠には教えていただけないので、副会長の桂春之輔師匠に教えてもらい、米團治さんにも了承をいただいて、米朝師匠から春団治師匠に行った『皿屋敷』を少し工夫をさせてもらったものをお見せしようと思います。そんなに違いませんが、創作で培ったいろんなノウハウを生かしていきたいです。春団治師匠、米朝師匠の『皿屋敷』のようにあんなに華麗にはできないかもしれませんが、明治時代の話として取り組めたらと思います」。

昨年7月16日の落語会「文枝SHOW」で古典落語「抜け雀」を披露した文枝。「次につながるようなものができたか分かりませんが、何もないところから創作落語を作るのも面白いですが、あるものを損なわないでうまく生かしていくというのは、次につなぐものとしては大事な作業だと思いました」という手ごたえを感じたそう。「『皿屋敷』でも僕の新しい趣向を加えて披露したいと思います」とアイデアを練っていることを明かしました。

また、三枝時代に作った「誕生日」、最新作「天国へのメロディー」と合わせて3席を披露することについて「最近は疲れがあんまりない」と好調ぶりをアピール。「新しい落語も作り、先輩方から引き継がれた落語もやってみたい。一生懸命頑張ってやっていきますので、よろしくお願いします」と意気込みました。また、スペシャルゲストとのトークも考えているようで、こちらも期待が膨らみます。

7月27日(水)には兵庫県立芸術文化センター 大ホールでオペラ「夏の夜の夢」のセットをそのまま使用しての落語会「シェイクスピアも笑い出す 夏の夜の桂文枝落語会」も開催。春風亭小朝さん、柳亭小痴楽さん、桂三度とともに行うこの落語会についても「タイトルは私が考えたアイデアなんですが、シェイクスピアも笑い出す落語会をやりたいなと。積極的に取り組んでいきたいです」と意欲を示します。大河ドラマ「真田丸」への出演も、いろんな俳優さんとの共演に刺激を受けたと語り、「三谷幸喜さんからも"よかった"というお褒めのメールをいただきました」と顔をほころばせました。

「桂文枝 たったひとり会」は7月16日(土)、文枝の誕生日に行われます! どうぞお越しください!

【桂文枝】

「桂文枝 たったひとり会」

日時: 2016年7月16日(土) 開演19:00
場所: なんばグランド花月
出演者: 桂文枝
料金: 全席指定1階-5000円 全席指定2階-4500円
チケット情報: チケットよしもと