第100回日本陸上競技選手権プレイベント「笑って!楽しく!かけっこ教室&スペシャルトークショー」開催
6月11日(土)、イオンモール常滑(愛知県常滑市)にて第100回日本陸上競技選手権プレイベント「笑って!楽しく!かけっこ教室&スペシャルトークショー」が行われました。イベントには2008年北京オリンピック男子4×100mリレー銅メダリストで現在も陸上競技指導者やスポーツ解説者として活躍する朝原宣治さんとパンサーが登場しました。
スペシャルトークショーでは現役時代に100mの日本記録を3度塗り替え、4度のオリンピック出場を果たした朝原さんの、引退して8年経っても変わらぬ体型にパンサーは驚き、現在の走りを観たいとリクエストしました。
会場に設置された10mかけっこのコースですが、世界のトップアスリート、ウサイン・ボルト選手なら1.85秒で走るとのこと。
まずは一般人代表としてパンサー・菅がどれくらいで走れるか試すことになりました。
菅のタイムは3秒ジャストでしたが、朝原さんは果たして・・・
朝原さんのタイムは2.22秒。フォームが全然違うことが素人目にもわかります。
それでも現役時代なら2秒切ったそうです。
向井がオリンピックがどんなものだったか尋ねると、一度経験すると「こんな舞台でこんな気持ちのいい走りができるのか」と興奮を覚え、「またあの舞台で走りたい」という思いにかられたそうです。
それでも大会には緊張はつきもの、朝原さんが緊張とどう戦っているか聞くと、「スタートラインに立った時点でそれまで準備してきたことでもう結果は決まっているからいつも通りやる」「とにかくやる」と考え、「いつも以上の力を出そう」や「失敗するかもしれない」などとは考えないようにしているのだそうです。
このアドバイスに「芸人にも通じる」と尾形も感動していました。
そして気になるのは今年開催されるリオデジャネイロオリンピックや2020年東京オリンピックでの日本陸上界についてですが、今、朝原さん注目の選手はサニブラウン選手。
今年オリンピックを経験できれば、2020年に一番いい状態になるのではないかと期待を寄せています。
6月24日(金)からはリオデジャネイロオリンピック代表選手選考を兼ねた第100回日本選手権が行われるということで、朝原さんから「ぜひ生で観てほしい」とPRがあり、スペシャルトークショーは幕を閉じました。
続いて行われたのは小学4~6年生の子供たちとかけっこ教室。
菅と尾形も子供たちと一緒に朝原さん伝授の体操で体をほぐします。
朝原さんの目の前に陣取り、誰よりも前のめりな菅。
屈伸や股関節を伸ばす運動を皆で行います。
走る前はダイナミックな動きで身体を温めておくことが大切だと朝原さんが指導してくれます。ゆっくりと筋を伸ばすストレッチは走り終わった後にするのがお勧めだそうです。
身体がほぐれたところでその場でステップを踏み、走る基本動作の確認をしました。参加している子ども達のご両親と同世代と思われる39歳の尾形も必死のステップ。
これらの練習を踏まえて10m測定前に子ども達が走ってみることになりました。
子供たちのスタートを見た朝原さんから前に出した足はそのままで後ろの足を出すと早くなるとスタートのアドバイスがあり、10mの測定に入ります。
すると2秒台続出。スペシャルトークショーで2.22秒という結果だった朝原さんは子ども達の速さに若干あせり気味。一番早い子は2.26秒という好タイムとなりました。
最後に子ども達には朝原さんとパンサーのサインがプレゼントされました。
かけっこ教室終了後、朝原さんから「陸上のファンを増やすためにも、生で観てもらうためにも競技場に足を運んでもらいたい」と改めて日本選手権をPRしました。
第100回日本陸上競技選手権大会兼第31回オリンピック競技大会(2016/リオデジャネイロ)代表選手選考競技会は6月24日(金)、25日(土)、26日(日)、愛知県名古屋市にありますパロマ瑞穂スタジアムで行われます。
【パンサー】