レイザーラモン・HGが、ジャンポケ・太田、オードリー・春日らを撃破し筋肉の頂点に! 『芸能界筋肉ナンバーワン決定戦』レポート
5月29日(日)、東京・ルミネtheよしもとにて、『芸能界筋肉ナンバーワン決定戦』が行われ、筋肉自慢の芸人が一同に介して、ゲーム対決などで熱戦を繰り広げました(※以下、敬称略)。
真のマッチョマンを決めるべく本ライブに、エントリーしたのは、発起人でもあるレイザーラモン・HGを筆頭に、ジャングルポケット・太田、2700・ツネ、ニブンノゴ!・宮地、ミルクボーイ・駒場、矢野・兵動の矢野、ペナルティ・ワッキー、そしてオードリー・春日というマッチョな面々。
MC兼ジャッジメンのタカアンドトシ・トシのコールで一人ずつ入場すると、さっそくマッスルポーズでアピール合戦が繰り広げられ、満員の客席から惜しみない歓声と拍手が送られます。
実況と解説を担当する元K-1選手の武蔵と野性爆弾・くっきーが加わったところで、「糖質カットすると頭の回転が悪くなってしまう」「面白いことを考えるのがなかなか出来ない」という理論を立証するため、ウォーミングアップとして大喜利を実施。
『シュワちゃんとスタローンがケンカ。え? そんな理由でけんかしていたの?その意外な理由とは?』との出題がされるも、なかなか筆が進まず、いざ一人ずつ回答となっても、プロテインネタがかぶったり、矢野が長い後付けをしたりと、全体的にスベるなか、武蔵が的外れなの解説を連発し、「え? 武蔵さんも(糖質)抜いてきたんですか?」とトシを驚かせます。
バビロン・ノリの運んできたコーラで糖質を摂取し、再び大喜利に挑むと、『「棚から牡丹餅」みたいなことわざ「○○から◎◎」』とのお題で、先ほどより確実に笑い声は増量。
とは言うものの、「ゴールドジム原宿店に通っている人、限定」と前置きした宮地は「4階からB2」、駒場は「市民体育館からデカビルダー」といったボディビルネタは相変わらず頻出します。
また、ワッキーと矢野が言い争いから一触即発になるも、2人でポージングという着地に「これを今から2時間やるのこええなあ」とトシが不安を吐露するシーンも。
そんなウォーミングアップから、最初の競技『マッスルティッシュアウト』が始まります。
これは、腕立て伏せをしながら、ボックスティッシュから1組ティッシュを口にくわえて、全部抜き取るまでのスピードを争う競技。
200枚100組のボックスティッシュのため、100回は腕立て伏せをしなければならず、またティッシュが口に付着するなど、予想以上に悪戦苦闘する面々ですが、一番早くフィニッシュしたのは、この日、大阪でボディビルの大会に出場してから駆けつけた駒場でした。
続く2位に春日、3位太田という結果に。
2つめの競技『マッスルブラックアップ』は、1対1で、ゴムを引っ張り合いながら自陣の黒ひげ危機一発の首を早く飛ばした方が勝利というルールです。
抽選で対戦相手が決められ、第1試合のワッキーvs駒場では、切れたゴムが側頭部にヒットしたワッキーのダメージが大きかったか、駒場の勝利。
続く太田vs宮地では、太田の「10年先輩ですけど、こいつのこと先輩だと思ったことない」との挑発に発奮したか、宮地が勝利し、ツネvs春日は、マイケル・ジャクソンのゼロ・グラヴィティのような前傾姿勢で見せ場を作るも、ツネの転倒により春日に勝利が舞い込みました。
第4試合の矢野vsHGは、矢野の速攻が決まり、勇ましくゴムを肩に担ぐ姿は「昆布の漁師みたい(笑)」(ワッキー)との声も。
続いての競技『イントロダクションサイドステップス』は、いわゆるイントロあてクイズで、反復横跳び10回をした順に回答権が与えられます。
ステージ上、4人ずつ左右に分かれてスタンバイするはずが、片方に全員が偏ってしまい、それを繰り返した挙句、先頭の太田がEXILE風のダンスを始めるといった団体芸で笑いを誘いますが、トシは「ケイダッシュの春日くんが、よしもとのノリに戸惑ってます」と団体芸に参加していた春日を気遣うシーンも。
この競技では、次第に曲名か歌手名をもじったボケ合戦へと変容していきましたが、一番最後となった駒場が正解を言うしかなく、そんな追い込まれた正解が2問続いたため、駒場は「大阪から来て正解だけ言って、なんすか?」とボヤき始めます。
中間発表でも、イントロで稼いだ駒場が170ポイントで1位を独走。
その直後の幕間では、ボディビルマッピングと称し、駒場がプロジェクションマッピングの要領で肉体に花火を映すという相方・内海も出演するネタのVTRが流れます。
機材の都合でVTRになったそうですが、再登場した駒場は「死ぬほどスベってないですか? 大阪から来て、正解の歌だけ言って、死ぬほどスベって、これなんですか?」と再びボヤき、「そんなことありません(笑)」という周囲の慰めも相まって爆笑!
続く第4競技『マッスルオブダルマ』は、「だるまさんがころんだ」の要領で、ポージングを取り、それが他の人とかぶるか、もしくは筋肉美とは無関係だったらアウトとし、最後の一人を決めるというルールです。
ワッキーの限りなくギャグに近いポーズ&変顔や、HGの"命"チックなポーズなど、グレーなポーズが相次ぐも、武蔵のジャッジはセーフ。
しかし、徐々に脱落者が現れ、春日vsツネのタイマン勝負になると、2人は対峙し、格闘ゲームの一コマのような動きを見せ、最後は春日が背面から崩れ落ちてしまい、ツネの勝利というジャッジとなりました。
そして、第5競技『トップオブアームレスリング』は、シンプルな腕相撲対決のトーナメントが最終決戦に。
組み合わせはこれまでのポイントで決められ、使う腕は利き腕の有利不利を考慮し、その都度「ライトアーム」「レフトアーム」の2択で抽選を行います。
この時点でも駒場が170ポイントでトップを走っていましたが、優勝者には1000ポイントが授与されるとあり、総合優勝のチャンスは全員に。
ここでは、左利きのHGが、連続「ライトアーム」の不運をはねのけ、ツネ、矢野を倒して決勝へ進出します。
もう一方のファイナリストは、宮地、駒場と難敵を柔道ベースの腕力でなぎ倒した太田。
こうして相対したHGと太田ーー運命の抽選は「ライトアーム」で、利き腕ではない右腕での3連戦となったHGが不利かと思いきや、粘る太田の腕を押し倒し、HGが歓喜の「フォー!」を轟かせました。
結果は、決勝まで0ポイントだったHGが、1000ポイントで総合優勝!
そして、東京・六本木にある筋肉食堂から筋肉隆々の店長、スタッフがかけつけ、HGへ10万円分のお食事券が優勝賞品として贈られました。
その他、出場者の「クールダウン」も兼ねたエキシビションでは、「僧帽筋部門」にマヂカルラブリー・野田クリスタル、「小さい巨人部門」に、ビコーン!・前田、いぬ・太田がそれぞれ登場。
また「筋肉演芸部門」では、ガリバートンネル・三須が、背中で角材を折ったり、腰部に乗せたアンパンを落とさずにタイツを脱ぐという、一見筋肉とは無関係の一芸も披露しました。
エンディングでは、筋肉食堂1万円分のお食事券を来場者から抽選で10名に贈られますが、抽選ボックスからチケットの半券を引く件で、再びボケ合戦に。
しかし、「これ(お食事券の当選が)自分の可能性あるんですか?」という武蔵のボケがここでも炸裂し、「一番笑い取ってるな(笑)」とトシを唸らせるなど、武蔵さんを強く印象付けさせるライブともなりました。
ラストにHGが、「トシさんに助けられたんで、ぜひ2回めも...」とトシにMCをお願いすると、「冗談じゃねえよ! 俺、1回水飲みに行っただけで、あとずっと働きっぱなしだよ」と怒るトシ。
それでもHGは「(第2回も)やります!」と高らかに宣言して、筋肉ずくめのライブは終演を迎えました。
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