ウーマンラッシュアワーが若手の漫才に愛あるダメ出し!『ハイスクールマンザイ2016 プレイベント』
7月18日(月)、東京・ヨシモト∞ホールにて『ハイスクールマンザイ2016 プレイベント』が開催され、ウーマンラッシュアワー、ボーイフレンド、ザ☆忍者、スパイク、ランパンプス、ゆにばーす、スクールゾーンが出演しました。
今年で開催14年目を迎える『ハイスクールマンザイ~H-1甲子園~』は、高校生なら誰でも参加できる、高校生がマンザイNo.1を賭けて戦うイベント。現在エントリー募集中の本イベントをさらに盛り上げるべく、漫才を身近に感じさせるプレイベントが本日行われました。
プレイベントにはハイスクール漫才にエントリーした高校生たちが招待され、THE MANZAI王者のウーマンラッシュアワーが若手芸人の漫才を見て愛のあるダメ出しをします。そのダメ出しを通じて高校生も使えるような漫才のポイントをわかりやすく解説するという、高校生が漫才を始めるきっかけとなるようなイベントになっています。
まずはMCのギンナナ・金成が登場、イベントの趣旨説明のあとに応援ゲストであるウーマンラッシュアワーを呼び込みます。
いつものスーツ姿の中川パラダイスに対し、シンプルな白のTシャツに短パン姿という、かなりラフな姿の村本大輔。なぜこんなにラフなのかには深い理由があるといいますが、なぜかその理由を「ツイッターで発表します!」と初っぱなからワケのわからないことを言い出す村本に高校生のお客さんたちも爆笑です。
ここからは愛あるダメ出しをウーマンがしていくということで、審査員席に座る2人。
まずはスクールゾーン、ランパンプスが漫才を披露します。
スクールゾーンは韓国語が話せる橋本が韓国語を駆使した漫才を、ランパンプスは小・中・高校の教員免許を持っているという寺内が子どもの成長具合によって教育の仕方を変えるというテーマの漫才を披露していました。
漫才を見終わった村本は、スクールゾーンに対し「次のM-1優勝するんちゃう?」と大絶賛です。「ただ、俵山さん、声がすっごいキレイなんですよ。でもそのキレイさが顔についていってない。あとこの靴! 穴あいてるしほつれてる。そんなんが芸のほつれにつながってくるからな! 衣装はちゃんとせえ!」と、大絶賛から一転、かなりのダメ出しです(笑)。さらに続くランパンプスに対しては「正直言いましょう。今年M-1優勝します!」と、先ほどのスクールゾーンとまったく同じ感想を言う村本でした。
続いて、スパイク、ボーイフレンドが漫才を披露。
スパイクは彼氏いない歴32年の松浦が憧れのデートを語りますが、小川がことごとくダメ出しをしていくという漫才を、ボーイフレンドは宮川の歌う「コンタクトレンズの歌」を黒沼が間違えまくる......という漫才を披露します。
スパイクに対して「素晴らしい。言うことない」とベタ褒めの村本。ボーイフレンドに対しても「完璧」と、全然ダメ出しをしない2人(笑)。
ラストの2組はザ☆忍者とゆにばーす。ザ☆忍者は山脇が長~い自己紹介ギャグで笑わせ、ゆにばーすは人生ゲームをモチーフに、独特の漫才を披露します。
ザ☆忍者に対しては、中川が「ずっとギャグを見ていたかった。相方いらんのちゃうかなって思うぐらい」と山脇のギャグを絶賛。勢いあまって(?)か、2人でギャグ合戦も繰り広げます。ゆにばーすについても「サイコー! 面白い」と村本。「ただ、こいつ(川瀬名人)のダメ人間さが......」と人間性にダメ出しをする村本でしたが、「前から言ってるけど、こいつ(はら)、オレと顔一緒やねん(笑)」と言って並ぶと、確かに(特に目が)ソックリ!とお客さんもざわついていました(笑)。
最後はウーマンも漫才を披露。さすがの貫禄で、この日いちばんの盛り上がりをみせていました。
続いては、全員登場して「僕たちこんな高校生でした!」というコーナーヘ。高校生時代の写真とエピソードを披露するコーナーなのですが、ボーイフレンド・黒沼が虹色の全身タイツでマラソン大会を走って2位だったり、スパイク・松浦が女子校で人気者だったという華々しいエピソードを語る中、ひとり異色だったのが村本。7人で撮っている写真なのに、6人と1人に分かれている写真の1人の方が自分だと言い、嫌われ者だったため中学校の修学旅行ではグループ同士が村本を押し付け合い、そのため写真がこのような構図になってしまったという悲しいエピソードを披露しますが、金成に「"ハイスクールマンザイ"だって言ってんのにひとりだけ中学生の時の写真を持ってくるって......。そういうとこじゃない?」と基本的なミスをツッコまれていました。
ラストは現役高校生モデルのはなりおんがはじめての漫才にチャレンジするというコーナーへ。はなりおんを指導したのはザ☆忍者の2人だそうで、大久保が「こんなに大勢の人の前でやるのは初めてだと思うんで、温かい目で見てあげてください」と優しい前振りをしてあげているのに、「イベントの最後にやるっていうことは大トリっていうことやね」とイジワル発言をする村本。
しかしはなりおんは初めてとは思えない堂々とした漫才を演じ、皆の拍手を浴びていました。
最後は全員で青春写メ(みんなで同じポーズをして写真を撮る)を撮り、イベントは終了。
イベント終了後の囲み取材では、村本が昔から嫌われていたという話が再度話題になり、昔とある女性から「左からゴキブリ、右から村本が出てきたら、私は左に逃げる」と言われたことがあるそうで、そのことはかなり心に残っていると話します。また、高2まで秘密基地を作っていたそうで、当時同年代の友達がいなかった村本は小学生を従えていて、その秘密基地に小学生がヤクルトを持ってきていた(献上していた?)んだとか(笑)。のちにクーデターが起こり、中3のときに小6の子に胸ぐらを掴まれ「ごめんなさい」と言って泣いたという情けなさすぎるエピソードも披露。中川は「そんな学生時代を送ってるから、今でも"全員敵"感がスゴいんです」と相方を評します。
そんな中川も高校時代よく友達と教室で全裸になって、どこまで見つからずに移動できるかを競争していたそうで「高校生のときはだいたい2日に1日は全裸になってました」と、こちらもなかなかキテレツな高校生だったよう。
「ハイスクールマンザイ」については「『愛されたいなら漫才せえ!』っていうキャッチコピーがついてますけど、漫才したって愛されへんぞ!」と自身を振り返ってコメントする村本。さらに「こういうコンテストでダイヤの原石が発掘されるから、将来もっと権力を持ってハイスクールマンザイをなくしたい。どんどん出てくるこういうヤツらは、いつか僕らの仕事を奪う外来魚やと思てます」と、これから出てくる才能のある若手に対しての敵意をむき出しにしていました(笑)。
かと思えば自身の昔を振り返って「僕らの時代にもしハイスクールマンザイがあったとしても、一緒にコンビを組んでくれる人がおらんかったと思う。孤独やったんで。そういう、出たくても出られない人のために"裏ハイスクールマンザイ"を作ってあげたい。僕が直接ネタを見てあげます」と優しさをみせる場面も。
ちなみに、この日ラフな服装だった理由について、「これ、ただのTシャツに見えるでしょうけど、バレンシアガで5万、パンツも5万で上下計10万するんですよ。最近型にはまってる漫才が多いでしょ? 僕は型にとらわれないぞっていうことを言いたかった」となにやら深いようなそうでないような(?)理由を語っていました。
「ハイスクールマンザイ」は8月中旬に全国6エリア8カ所で準決勝を開催し、8月28日(日)になんばグランド花月で決勝が行われます。優勝コンビには奨学金50万円やNSCの特待生(入学金・年間授業料免除)など特典も豪華な「ハイスクールマンザイ」に、ぜひエントリー(※動画投稿のみ)してください! 詳細は大会公式HP(http://www.highschool-manzai.com)まで。
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