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2016年7月20日 (水)

間寛平が新たなチャレンジ! ≪劇団間座≫を旗揚げ!! 旗揚げ公演の脚本はNON STYLE・石田明を抜擢!! 座員オーディションも実施!!!

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1970年に吉本興業入りし、吉本新喜劇に入団。それから4年という若さで吉本新喜劇の座長に就任した間寛平。その後、『ひらけ!チューリップ』は100万枚のセールを記録し、24時間テレビで初代チャリティーマラソン走者を務め、約250㎞を一昼夜で走破する「スパルタスロン」の完走、そして2008年にマラソンとヨットで地球1周する「アースマラソン」をスタートし、2011年に見事4万1000㎞を走破するなど、芸能界のトップを走り、常にチャレンジを続ける間寛平が新たなチャレンジとして、"劇団"を旗揚げすることになりました!

劇団の名前は「劇団間座」。劇団員は間寛平のほか、吉本新喜劇やよしもと芸人を中心に構成し、更にプロ・アマ問わず、幅広く劇団員の募集し、オーディションを開催。12月24日(土)・25日(日)には大阪・HEP HALLで旗揚げ公演も行います。また、旗揚げ公演の脚本には"お笑い"の枠を飛び越え、様々な舞台を手掛け、周囲から高い評価を得ているNON STYLE・石田明を抜擢。寛平からのリクエストで"虫"をテーマに、虫のオモシロさや滑稽さ、哀愁などを、ギャグや歌・ダンスを交え、大人から子どもまで楽しめるような脚本を書き上げていきます。

寛平67歳の誕生日である7月20日に旗揚げ会見が行われ、間寛平、NON STYLE・石田より意気込みなどを語りました。

まずは、寛平よりご挨拶を。

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「よしもとのタレントもすごく増えて、若手芸人も多いのですが、出る場所がないということで。上が詰まって若手が出るところがないと。今年の1月2日に神戸こくさいホールのイベントに出たとき、若手と共演したんですが、その最終日に飯でも行こうかと一緒に行った若手が「仕事がない、なんとかしてほしい」と。それでなんとかせなあかんなと思いました。僕も吉本入りして46年なんですけど、若手のために何もしてやってないから。若手のために一肌脱いで頑張ってみようかと考えた結果、間座を立ち上げようと至りました。脚本は石田くん、演出はMBS制作局の『せやねん』プロデューサー村田さんに「何とか若手を育てたいので一つよろしくお願いします」とお願いして今回に至ります。頑張りますので、よろしくお願いします」。

そして脚本を手掛ける石田からもご挨拶がありました。

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「ある日仕事が一緒でして、帰ろうとしていたら急に寛平師匠に呼ばれまして『虫の話を書いて』と言われて。急に何をおっしゃっているんだろうと思ったら、若手のためにこういった劇団を作ろうと思っていると。それで虫の話を書いてくれと言われて。若手芸人も、虫も、一瞬輝くために頑張って生きている。蝉も5年、6年ずっと土の中にいて、1週間から2週間、長くても1ヶ月生きて。輝くために下積みをしているところが(若手芸人と)リンクしているなと思って、いい話が書けるのではないかと。若手芸人ならではの熱量がいい感じに出ればと思いまして、引き受けさせていたただきました。僕は漫才師のイメージも強いので、こういうのはどうなのかなと思われがちですが、実はこういうことをこそこそやっていましたので、これを機に僕も飛躍できたらと思います」

劇団員は吉本新喜劇の座員や若手芸人、プロアマ問わず幅広くオーディションで募集しますが、寛平はどんな人を望んでいるのでしょうか?

「顔が虫みたいな人がいいですね。よしもとの若手は大概、虫みたいなんですが。アインシュタイン・稲田はもうカマキリ。いがわゆり蚊もカマキリ。吉本新喜劇の岡田直子、あれはコオロギかなとか。だいたい虫みたいな顔でしょ、だからふと思ったのが虫の芝居がいいなと思って」と寛平。

偶然、石田は虫をモチーフにした舞台を鑑賞したそうですが、それは城田優さんがカマキリの役をされているものでした。「城田さんVS稲田で、もうぼろ負けです。けど、逆に面白い作品になるのでは、面白さでは圧勝すると思うので、そこの辺もぜひ楽しんでほしいと思います」。

「若手芸人以外、一般人の方も入れたいので、ぜひオーディションを受けてほしい」と寛平。また、虫を食べる悪いやつも必要とのことで、「その顔をしたすごくいい人間がいる」と話し始めました。それが矢野・兵動の兵動。「兵動はウシガエル的でしょ。そんなんもいるなと思いましたが、オーディションを受けに来てくれなければ...」と、ラブコールをするものの基本はオーディションで決めるようです。

「パイセン(相方の矢野)はオーディションに受けにくると思いますが(笑)、いけたとしたらカブトムシくらいですかね」とマッチョだからこその役柄を考える石田でした。

虫への興味は昔からあったと寛平。25、6年前には円広志さんにご自身が作った曲に詞を書いてほしいと依頼されたこともあったそうです。内容は?と石田に聞かれた寛平ですが、「......忘れた(笑)」と一言。「死んだら葬式してくれるかなとか、また生まれ変わったら虫になりたいとか、そんな歌詞だったと思います。この芝居はミュージカルで、子供さんが見に来てほんわかとできるようなものがいいなと思います。新喜劇ではありません!」(寛平)。石田に言わせると「虫で、ミュージカルで、そして(公演日が)クリスマスと、攻めの姿勢が半端ないです(笑)」。

ここで演出を務める村田さんからもお話がありました。今年1月、村田さんと寛平でご飯を食べているとき、「演出をやりたい」とおっしゃる村田さんに「それやったら虫の演出してくれへん?」と寛平が声をかけたのが始まりでした。その翌日にはHEP HALLに連絡をした寛平。行動力の早さんに村田さんもびっくりしたそうです。そして石田も、脚本の依頼を受けた翌日、MBSの情報番組『ちちんぷいぷい』に数年ぶりにゲスト出演し、村田さんと「虫の話、聞いた?」と盛り上がったそうです。

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石田を脚本に選んだ理由は、たむらけんじの推薦を受けたことから。「(読売テレビ)『ほんわかテレビ』でずっと一緒に(石田と)出てるんですけど、本を誰に書いてもらうかと悩んでたとき、たむけんが『石田が書ける』と。知らんかったから、『すぐ石田呼んできてくれ』って。たまたま帰ろうとしてた石田を連行して、話したらすごく興味持ってくれて。そこからです」。

なお寛平は以前にも当時若手だった辻本茂雄、たむらけんじ、テンダラー、サバンナを起用した舞台を立ち上げていました。

「『宇宙ターザン』というものを20年くらい前にやっていて。東京でやりたいと言って、サバンナ、テンダラー、たむけんとかが。誰も頼る者がいないからって「寛平さん、やってください」と言われて。出るところがないからライブハウス借りたりとかでやってたんです。大阪ではうめだ花月でやってて。そうこうしてるうちにたむけんがふんどしで売れてきて。『たむけん、(若手を)引っ張ったってくれよ』とか言ってたんですけど、僕も何とかしてやりたくてもできなくて。そのうち『アースマラソン』で地球一周、回って来るからって言ったときに、サバンナが僕に手紙くれたんです。『寛平さんがすごいことをやっているので、僕も1回勝負します!』と言って東京行ったんです。その時、ずっと気になってて。走りながら電話入れてたんですよ。『大丈夫か、大丈夫か』言うて。そしたら僕に会いに来てくれる人が『サバンナなら大丈夫ですよ』って言ってくれたりするようになって。そして次、テンダラーですよ。特に白川が心配で(『アースマラソン』中にも)ずっと電話入れてたんです。『白川大丈夫か、頑張れよ』言うて。(そして日本に)帰ってきたらテンダラーも売れていって。だからすごく嬉しいです。今回、(若手芸人がオーディションで)10人入ってきてくれたら、10人みんな売れてほしいです。そのためにがんばらないかんなと思います」。

「僕もこの年ですから、みんなのためにできることをしないといけない。若手が多い、この子らをなんとかできないかんかなとずっと思っていますのでお願いします」と頭を下げる寛平でした。

そして改めてふたりに意気込みを聞きました。

「ぜひ成功させたい。僕は出番が少なくてもいいから、とりあえずその中で若手がどんどん育って行ってほしいなという気持ちです。何とか皆さんに協力してもらって、大きく育っていってほしいと思っています。縁の下の力持ちになりたいです」と寛平。石田も「旗揚げ公演ということでインパクトに残る、次に次にとつなげていける作品にしたいと思います。虫は痛みを感じない生き物ですが、若手芸人は人一倍痛みを感じる生き物なので、滑らせないように頑張りたいと思います」とコメント、そんな石田に「頼むで~!」と懇願する寛平でした。

そして質疑応答へというところで「重要なことを...」と席を外す石田。「どないしたん??」と不思議な表情を浮かべる寛平の前に、石田がサプライズでバースデーケーキを持って登場しました!

そして「67歳の誕生日、おめでとうございまーす!」と寛平の誕生日をお祝いしました。そんなサプライズに「嬉しいですね~。劇団のマークも入ってますわー!」と顔をほころばせる寛平、「これは(舞台も)大成功になりますね!」と喜びをあらわにしました。そして「ほんまにええことあるな。ええことありますわ!」と何度も繰り返しました。

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石田のお祝いも受け、「ほんとに若手のためにがんばろう! 俺もがんばらなあかんけど、これからはもう人のために生きて行きます。人のためにがんばります! (もし寛平が)自分のためにがんばってるなと思ったら、『おい、違うぞ』と言ってください。『若手のためちゃうんか』と言ってください!」と改めて気持ちを引き締めました。

質疑応答では、継続的に間座を続けるますか?との質問に「ずっとやっていきたいです」と寛平。座員に関しては現時点では特に固定メンバーを考えていないそうすが、次のような印象を持っていると話します。「最近の若手はしっかりしているんですよ。芝居もちゃんとするし。でも、なんぼ器用や上手や言うても教えてもらえる人がいてないので、吉本の若手は。そこで村田さんに仕込んでいってほしいんです。僕らが演出したら聞かんもんね。若手が聞かへん。間違ってもうてるから。ここで笑いとったらあかんやろって、後ろがつぶれてしまうからっていうところでも笑いに走ってしまうので、そこなんですよね(笑)」。

間座は、『間座』というユニットにいろんな人が入ってくる、というような形態となります。座長は寛平。ですが、「座長と聞くと吉本新喜劇のようになってしまう...」とその肩書きに遠慮する寛平。台本には寛平のフリースペースを設けていると石田。寛平が出る場面だけ新喜劇テイストになるとか。「僕が出たとこだけやんね?」と確認する寛平に、願わばくば坂田利夫と出てほしいと石田が話すと、「(出演が)決まってるのは僕と坂田兄やんだけなんです。あとは若手です」(寛平)。

虫みたいな人以外でどんな人に来てほしいか?との質問には、「誰に来てほしい?」と石田に尋ねる寛平。「寛平師匠が若手を育てたいとおっしゃっているから、気持ちがある人じゃないですか?」と石田が答えると、深く納得していました。そして「村田さんにしごかれて、仕込まれて、月9に出るぐらいの人が出てほしい」と夢を語りました。

なお、寛平は作品中では「毒毛虫」になりたいとのことです。木登りしているときによく毛虫に刺されるとか。石田には「尺取虫はどう?」と薦めていました。

若手の活躍の場に新喜劇ではなく、ミュージカルを選んだ理由についても質問がありました。

「新喜劇が終わった後、中堅どころがまた新喜劇をやってるんですよ。それって同じことじゃないですか。違うことをやった方がええんとちゃうかなと思って。違う場面を作ってあげた方がいいんじゃないかな」と思ってと寛平。歌って踊るミュージカルだけに「踊りもちゃんと踊れるように...」と表現の幅が広がることも願ってのこと。「NGKでやるなら僕でも演出できるんですよ。粗いですけどね。『下手から出てこーい』って言って出てくるだけ(笑)。大概新喜劇ってそうじゃないですか。それじゃない、ちゃんと教えていかなあかんなと思って」と意欲的です。

ミュージカルの台本を手掛けるのは初めての石田に、その構想について尋ねました。

「観劇するのが好きなので、ミュージカルも何度か観ました。芸人さんが歌ってる時点で笑ってまうやんっていうのもあるんですけど、そういうところも生かしながらも逆に『歌で締めれんねや、芸人さんも』と思ってもらえるような作り方を、演出の村田さんと探りながら作っていこうと思います」と石田。話の大まかな流れはすでにできており、あとは詳細を調整する段階とのことですが、ちょっと台本を読んだという寛平が一言「泣くよ...」。笑いあり、涙ありのストーリーで、「より虫っぽさ、虫ならではの観点を意識して作っていきたい。だからこそ、子どももより楽しめるものにしたいです」(石田)。

アインシュタイン・稲田、いがわゆり蚊はカマキリと決めている寛平。交尾をするとメスがオスを食べてしまうのがカマキリの生態ですが、この物語では「食べない」と拒否するとか!? その理由が「気持ち悪いから」。「そういった生々しい虫の話になります(笑)」(石田)。

なお、先ほどから名前が挙がっている稲田、いがわですが、基本はオーディションに変わりなく、ふたりは「稲田、いがわが受けにくるもの」という前提で語っています。それゆえ石田も「今のところあて書きで書いています」。「ウシガエルは兵動」とこちらも譲らない寛平。兵動の子ども役が坂田利夫、坂田の妹役がゆりやんレトリィバァという構想もあるようで「キャラが濃すぎる!」と石田。「真剣に、若手のために頑張りますから!」と最後まで気合を込める寛平でした。

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劇団間座旗揚げ公演は、12月24日(土)・25日(日)に大阪・HEP HALLで開催します! 座員オーディションは7月20日から8月12日(金)まで募集します! ご興味のある方、熱意のある方はぜひご応募ください!

オーディション募集対象
・18歳以上~上限なし。
・男女・プロアマ不問。未経験者可。
・劇団間座へ熱意のある方。
・虫っぽい方。

お問い合わせ先(メール):hazamaza@yoshimoto.co.jp

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