笑い飯・哲夫ワールド全開!記憶残しが頭から離れない?!
7月23(土)、沖縄・よしもと沖縄花月にて、笑い飯の哲夫による「笑いの原点に関する―考察 考察ツアー in 沖縄1 ~島いちぶでちーさな祭~」が開催されました。
これは、哲夫が面白いと感じていること深く掘り下げてじっくり見せるというイベント。過去10回ほど開催してきたものの中から選りすぐりのネタを用意したといい、「昔の人もこんなんで笑っていたであろうこと、現代人も昔の人も同じように笑えるであろうことを深く考えていきます。簡単に言うとペラッペラなことをずっとやらせてもらいます」とぶっちゃける哲夫に会場からは笑いが起こります。
まず芝居仕立てで考察する「こける集」。予定調和でないタイミングでこけると面白い、と考察する哲夫。続けて、あるフレーズを念頭に置くだけで何気ないことが笑えるネタになるという考察を披露。そう喋っている哲夫のそばで、スタッフが小道具を落とすという小さなハプニングに笑いが起こります。すかさず「これです、意図しない、予定しない出来事が笑えるんです」と偶然のハプニングを盛り込んで解説します。
さらに、実姉との子供のころの思い出から、懐かしいテレビアニメとコマーシャル映像を交えたVTRネタ「これ何」を披露し、よくわからない映像を掘り下げて考えると笑えると実証してみせました。
昔懐かしいラジカセのカセットテープで声を録音し「ドップラー効果」が再現できるかをチャレンジ。1人で声を録り、巻き戻し、再生する地味な哲夫の姿に笑いが起き、再生されたドップラー音に感嘆の声が客席から上がりました。
歌ネタでは、恥ずかしくて歌えない歌詞の歌を披露する「恥歌」。その数々の歌があるあるだったのか納得の笑い声が響きました。
このツアーで人気の企画「記憶残し」を実践します。日常によくあることにまつわることをやり、ライブを見た観客が無意識に日頃それを思い出してしまうというもの。今回は不均等に割れた割り箸を、糸のこぎりとボンドで綺麗に作り直すという「記憶残し」を披露。観客に割ってもらった割り箸を利用しながら、細い不均等な割り箸をせっせと糸のこぎりで削り、足りない方にボンドで付け足していく哲夫。舞台上の細かい作業を観客が見守ります。「どうですか!」と、均等な形に整った割り箸を見せつけると、客席からは大きな歓声と拍手が起こり、妙な一体感が生まれました。
最後に観客に入場料を聞き、「だいたいその値段分のネタを盛り込みました~」と言う哲夫に観客が沸き、哲夫ワールド全開のイベントが終了しました。