レイザーラモンHGが本物のガンツスーツで登場! でもRGはほぼ全裸!? フル3DCGアニメーション映画『GANTZ:O』完成披露上映会
9月16日(金)、東京・お台場メディアージュにて映画『GANTZ:O』完成披露上映会が開催され、声優の小野大輔さん、M・A・Oさん、ゲスト声優のケンドーコバヤシ、レイザーラモン、主題歌を担当したドレスコーズ・志磨遼平さん、さとうけいいち総監督、川村泰監督が上映後の舞台挨拶に登壇しました。
死んだはずの人間達と謎の星人との壮絶な死闘を描いた、奥浩哉による大ヒットSFアクションコミック『GANTZ』。その中でも特に人気を誇るエピソード「大阪編」を完全映画化したのが本作『GANTZ:O』(ガンツ:オー)です。原作メインキャラクターのひとり・加藤勝を筆頭とした東京のガンツチームと荒くれ者ぞろいの大阪ガンツチームが、正体不明の「妖怪軍団」に闘いを挑むストーリーとなっています。
全員が登壇する中、ひとりだけまるで『GANTZ』の世界から抜け出てきたかのようなカンペキなガンツスーツに身を包んだレイザーラモン・HGは、お決まりの「ガンツ・フォー!」を絶叫。しかし、なぜか相方であるレイザーラモン・RGは呼び込まれたのに登壇していません。登壇者たちがざわついていると、突然「ちょっとちょっと!!」と客席後方から声が。振り向くと、なんとこちらもガンツスーツに身を包んだRGが客席後方のドアから登場し、ステージに向かってさっそうと(?)登場します。
しかし、よく見るとそのガンツスーツはパンツの部分以外は全身ボディペインティングされており、実際はほぼ全裸の状態。そんなマヌケな姿で登場したRGは、「すみません。乾くの待ってたら遅くなってしまって......。出しゃばってすいません」と平謝り。ケンコバに「ホンマやで。出しゃばりすぎやろ!」と怒られると、「お詫びと言ってはなんですが......。『GANTZ:O』あるある1個だけあるんで、歌いたい」と懇願します。しょうがなくみんなが許可すると、「では、小野さんの大好きな相川七瀬さんの『夢見る少女じゃいられない』に乗せて歌います」とあるあるを熱唱。丸々1コーラスを歌いきる寸前にやっと放ったあるあるは「どのシーン見ても薄暗い」でした(笑)。
志摩さんは「近くで見れて光栄です」とRGに言いますが、ケンドーコバヤシは「ウチの若いヤツがすいません」と恐縮しっぱなし。「志摩さんはそう言うてくれはるけど、織田哲郎さんが怒ってくるぞ」と、作者にまで配慮したかと思うと、今度は「あるある歌い終わったら乳首立ってるってどういうことやねん!」とRGにツッコんでいました。
と、ここで原作者の奥浩哉氏からコメントが届きます。「みなさん、お疲れさまです。映画は本当に素晴らしい出来なので、舞台挨拶もぜひがんばって楽しいものにしてくだちい」というメッセージにケンコバは「出た!」と嬉しそう。また、RGのあるあるネタにも「素晴らしい出来です。100点です!」と高評価の奥先生でした。
映画の感想を聞かれた主人公・加藤勝役の小野さんは、「Xガンや電送装置といった近未来のギミックは3DCGと相性がいいと思ってたんですけど、それ以上に人物描写が凄くて。表情や息遣い、悲鳴なんかも、CGでここまで表現できるのかというくらい。CGだけど熱量というか、体温を感じるんですよね。それが素晴らしいなと思って、改めて素晴らしい作品に参加させてもらったなと実感してます」と絶賛。
M・A・Oさんも「アニメと実写のいいとこ取りというか、髪の毛や筋肉の動き方なんかがすごく細かいところまで描かれているかと思うと、火花や血しぶきなどの大胆な描写もあってすごく素敵だなって。こういう作品が今後増えていけばもっと盛り上がると思います」と笑顔で話します。
ケンコバは、「感動しました。僕は大阪生まれ大阪育ちなんで、中学生の頃から遊んでた街がバンバン破壊されていって......(笑)」と語り、「思い出深い......『あ、ここ陣内(智則)と歩いてたときにヤンキーにしばかれたとこや』とか、そんな思い出の場所がいっぱい出てきました」と、大阪出身者ならではの感想を。
HGは「本当に世界に通用する作品だと思います」と、一言ビシッと述べますが、なぜかMCではなくケンコバに向かって発言してしまい、「なんでオレに言うねん!」とツッコまれていました。
ケンコバ、HG、RGはそれぞれ、岡八郎(ケンコバ)、島木譲二(HG)、室谷信雄(RG)という、彼らにとっては大先輩にあたる芸人の名前の役を演じている(※原作にも同じ名前で登場)ため、RGは「今日は室谷信雄カットにしてきました!」と普段からの坊主頭を室谷信雄カットと言い張りますが、客席はあまりピンとこなかったようで、反応はイマイチ。ケンコバにもあっさり「今のもう、普通にスベったってことやで(笑)」とツッコまれます。
主題歌『人間ビデオ』について聞かれた志摩さんは、「『GANTZ』は、大学生の頃に友達とみんなで回し読みしてたぐらい大好きな作品だったんで、参加させていただけてすごく光栄でした。『大阪編』の最初の、道頓堀からワッと星人が出てくるシーンの見開きページが好きで、このコマをそのまま曲にしたいと思ったら、すぐできました」と告白。
それについて川村泰監督が、「こちらからは『出だしをガンツらしく重低音にしてください』ぐらいしかお願いしてなかったんですけど、聞いていくうちに『ああ、この人はガンツが本当に好きなんだなぁということがわかって感動しました」と感想を語ると、「たまに『この人作品のことあんまり知らんやろ』みたいな人が主題歌作ってることあるじゃないですか。ファンとしてはそれは許せないので。だから、ガンツファンに『こいつ、こっち側やな』って思ってもらいたかった(笑)」と、作品のファンならではの気持ちを切々と語る志摩さん。
最後にさとうけいいち総監督が「ここまで硬派なCGのアニメってそうないと思います。スピード感、究極の選択......全てが揃っている作品だと思いますので、どうぞこれからも応援よろしくお願いします!」 ときっちり締め、舞台挨拶は終了。
『GANTZ:O』は2016年10月14日(金)全国ロードショー。
全国共通特別前売券は現在、豪華2大特典付き(原作者・奥浩哉書き下ろし複製原画ブック/オリジナルボイスドラマ)で『GANTZ:O』上映劇場にて発売中です。
【ケンドーコバヤシ】【レイザーラモン】