NSC1期生から35期生まで豪華ゲストがやってきたラジオ生放送「アキナの学園天国」
10月8日、なんばグランド花月前のYESシアターサテライトスタジオやYESシアター一体で初の『NSC学園祭2016』が行われました。YESシアターサテライトスタジオでは15時から18時までの3時間、アキナをメインMCに豪華なNSC卒業生がトークゲストで出演した「アキナの学園天国」が生放送で行われました。
まず登場したのは【女性芸人】で、なるみとゆりやんレトリィバァ。7期生のなるみと35期生のゆりやん。なるみが入学した当時は願書の項目欄も少なかったようで、願書のコピーを見比べてのトークや、ゆりやんは入学した当時は今より体重が約40キロ少なかったとかで、願書に添えられた"別人"写真に盛り上がりました。なるみいわく、「今、よしもと女芸人はぽっちゃり渋滞を起こしている」。また、高校1年生でNSCに入学したなるみは、同期の雨上がり決死隊やベイブルースにかわいがってもらっていたというエピソードもありました。なるみとの共演という滅多にないチャンスに「何か質問は?」と促すアキナ。「好きな色はなんですか?」とゆりやんが聞いたところでチャイムが鳴り、続いてのゲストが来場。お開きとなりました。最後に「あなたにとってNSC」とはという質問が。「よしもとの学校です」とゆりやん。そのまんまやん!とツッコミがあり「夢の入り口です」と答えていました。
続いて【1期生】のトミーズがゲストで登場。入学した当時の様子を鮮明に覚えている二人、いろいろと話してくれました。NSCができたことで全国から芸人を目指して若者がやってきましたが、お笑い文化の薄い地域出身の人はネタ作りに苦労していたそうです。「今の時代はお笑いの地位も上がってるけど、当時は大学生が芸人になるなんてと言われていた」と健、昔を懐かしみました。漫才師になるにはまだまだ弟子入りが当たり前だった時代、「学校を卒業して1年目で舞台に立つことへの風当たりの強さもあった」と雅も振り返りました。最後のNSCとは?との問いに雅は「ダウンタウンと会えた場所」と答えました。
お次も【1期生】、ハイヒールがやってきました。入学願書を見ながらのトーク、リンゴとモモコのキャラの違いに盛り上がりました。そして出会いのエピソードも。「最初の出会いが最悪やったわ(笑)」とリンゴ。年齢差は5歳、「今だったら全然ですけど、20代前半と10代後半では会話が成立しなかった。衣裳の好みも全然違うし、ネタ合わせしてたらヤンキーが来るし(笑)」と思い出話に花が咲きました。リンゴにとってのNSCとは、「人生のターニングポイント」。NSCに入らなければ漫才を面白いと思わなかったし、今の私はいないときっぱり語っていました。
川畑泰史、諸見里大介の【新喜劇】チームも来場。サラリーマンから芸人の道を志した川畑。当時、いかにまじめだったかというエピソードが願書から読み取れました。「願書と履歴書、2通出したんですよ。写真もそれぞれ、スーツを着替えて取りました」と川畑。「そんなんやる必要あります?」とアキナと諸見里からツッコミが。NSC9期生の川畑、同期にはナインティナインがいます。「スターが出てきた!って感じでした。彼らが劇場に出ると空気もピリッと変わってました」と川畑。笑いで客席が揺れるのを初めて見たと興奮気味に語っていました。最後にNSCとは?と聞くと「しぇかいしゃいこうのしぇんもんがっこうでしゅ」と何を言っているのか分からない諸見里。よく聞くと「世界最高の専門学校です」と答えていたようです。
【落語】チームからは、6期生の月亭方正と26期生の笑福亭笑利がやってきました。笑利は山名と同期。今は舞台で同じになることが少なく、「会うと何を話していいのか緊張する」とぎこちない二人。そのぎこちなさを笑って見ている方正と秋山。元はコンビを組んでいた笑利、元相方がよく山名にコンビのことで相談していたそうです。他に、方正に落語家へ転身した理由は?という質問も。39歳で落語に出会った方正。桂枝雀さんの『桂枝雀大全集』に収録されている噺「高津の富」を「絶対聞いて!!」と力説。「お笑いのすべてが入っている」と声に力を込めました。最後に、NSCとは?と尋ねると「最終学歴です」と答えた方正でした。
【なんば悪役組合】からはケツカッチン・高山(7期生)と柳瀬たかお(13期生)がやってきました。なんば悪役組合とは、長原成樹が立ち上げた、様々なジャンルで活躍する悪役育成のプロジェクトです。入学願書に貼られた写真と全く変わらない柳瀬に「変わらないですね~!」と感心した様子のアキナ。柳瀬曰く、「中2からずっと一緒です」。13期生には野性爆弾、ブラックマヨネーズ、チュートリアル・徳井らがいます。「みんな売れてった」と柳瀬。同期が売れていく心境について盛り上がりました。他に、高山の著書「ベイブルース 25歳と364日」の話題でも盛り上がっているところ、ブースの前に映画に出演した女の子が聞きに来ており「子役の子がいる!」と高山、嬉しそうに声を弾ませていました。NSCとは?との質問には「一生添い遂げる仲間と出会った場所」と高山。柳瀬は「一番密やった1年間、新しいものばかりでした」と振り返りました。なお、NSC大阪30期生には高山の娘、光永がおり、30期生だけは高山のことを「パパ」と呼ぶそうです。
3時間の生放送もあっという間。最後は【アキナ軍団】から26期生の守谷日和と30期生のプリマ旦那がスタジオに遊びに来ました。これまでほぼ先輩とのトークだったアキナの二人は、ここでほっと一息ついた様子。声色も違います。「アキナ軍団のゲストだけ自分達で決めれたから」と秋山、普段のトークで盛り上がりました。願書の写真はロン毛のプリマ旦那・野村。「キショいっすね」と野村が一言。河野へは何かにつけて「NSCとは?」と聞くなどやりたい放題。プリマ旦那のコンビ結成の経緯も、改めて披露していました。守谷の入学願書に書かれていた将来の希望は「おもしろいおっさんになりたい」。「もうなってるやん!」と声をそろえる一同。守谷は優しいツッコミが好きで、今一番好きなコンビはコマンダンテとのこと。そして今年の目標を尋ねると「健康」と答えていました。他にアキナ軍団のエピソードや河野いじりで和気あいあい、気がつけば18時前とあっという間でした。最後に改めてNSCとは?と尋ねました。もう4、5回聞かれていた河野ですが「自分のすべてを見せられる場所」と決めて(?)いました。
3時間の生放送を終え、「めっちゃ楽しかったです! ゲストもむちゃくちゃ豪華でした。最後にプリマ旦那と守谷日和が来てくれて安心しました」と山名。秋山も「今まで絡んだことのない方ともお話できて楽しかったです!」と締めくくりました。
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