堺まつりを締めくくる「よしもとお笑いオンステージ」に矢野・兵動、テンダラーらが出演
10/15(土)、16(日)と開催された第43回堺まつり。16(日)の午後は、南海堺駅・駅前にあるポルタス広場にて、さまざまなステージショーが行われました。
MCを務めるのは、土肥ポン太と佐々木ひろみさん。オープニングトークでは堺観光コンシェルジュが登場し、堺の魅力を存分にアピールしました。
続いては、400年以上前、堺の石工たちが踊ったと伝えられる「仙臺すずめ踊り」、日本の伝統芸能のひとつ「南京玉すだれ」、南大阪連による「阿波おどり」、キッズダンサー「シャイン☆ティアラ」によるダンスなど、多彩なパフォーマンスが披露されました。
各グループ、ステージ終了後は代表者が土肥ポン太らとトーク。「シャイン☆ティアラ」の小学生ダンサーには「ダンスの練習をしながら、宿題もやってる?」「お父さんお母さんの言うこと、ちゃんと聞いてる?」とインタビュー。彼女らのステージを見て「娘と同じくらいの年齢やから、見ていて気持ちが入るわ」と感想を言うも、佐々木さんから「ポン太さん、独身ですよね」と即座にツッコまれ、「今は野菜が恋人」と寂しそう。「芸人のほうがサイドビジネスやからね」とぶっちゃけ、会場の笑いを誘っていました。
相方が育児休暇中という理由で1人でステージに登場したポップスデュオ「tricolore」のみ~やんに「テレビだとかわいいイメージだったけど、実際会うとかっこいい」とベタ褒めされると「でも(背が)小さいでしょ」と自虐。サプライズ登場した堺市長に「秘書にしてください」と申し出るも軽く受け流されるなど、絶好調。MCとして大活躍していました。
パレードにも参加していた「堺少女歌劇団」からは、小さなステージからこぼれ落ちそうなくらい大勢のメンバーが登場。スカートがひらひら揺れる、軽やかな素材の白い衣装を身にまとい、歌い躍る姿はとっても可憐。
1曲目「Singing for you」は元気いっぱいのナンバー。全員で横に揺れたり手拍子したりしながら大合唱。最後はみんな両手を上げてポーズをきめました。
2曲目「夜明けのヴィーナス」は、口元に手を当てる振付がかわいらしい、爽やかで明るい曲。歌詞に合わせて悲しそうな表情をしたり、明るい笑顔になったり、"歌劇団"という名の通り、表情も豊かです。一度背を向けてから振り返ったり、客席を指さしたり、色々なステージングで観客を盛り上げました。
3曲目「堺の街で・・・」はパレードの際に流れていたミディアムナンバー。左右にスキップしたり、メンバー同士で手をつないで揺れていたり、見ている側を癒してくれるパフォーマンスでした。
「堺少女歌劇団」は吉本興業が運営に携わっており、クリエイティブプロデューサーは宝塚歌劇団出身、吉本新喜劇にも出演したことがある仙堂花歩さん。これからの活躍が楽しみです。
大トリを飾るのは、「よしもとお笑いオンステージ」。矢野・兵動、テンダラー、藤崎マーケット、和牛の4組が出演。会場に用意された100席近くある椅子は満席、それどころか広場全体がお客さんでいっぱい。吹き抜けになっているため、ステージの上階にも人がつめかけていました。
そんな大勢のお客さんが集まるなか、登場したのが和牛。川西が「僕らのこと知っている人~?」と呼びかけると、手を挙げたお客さんを水田自らスマホで撮影。予想以上の知名度の高さがうれしかったようです。
昔話をモチーフにしたネタで、水田が足をガクガク震わせたおじいさんに扮すると、最前列の中年女性集団が大爆笑。口裂け女の役どころをする際は、その変顔に子どもが大ウケ。幅広い年齢層のお客さんをめいいっぱい盛り上げました。
2組目はテンダラー。2人が登場すると、わ~っと歓声が上がり、手を振るお客さんが多数。「僕らお客さんの雰囲気に合わせてネタを変えてるんですよ~」と前置きし、高齢の方が多いのを確認して「安楽死ってー」と話しはじめる浜本を白川がすかさず制止。お客さんをしっかりつかんだ後は、THE 虎舞竜の「ロード」の替え歌、コラおじさん、必殺仕事人などおなじみのネタを披露。大きなアクションとスピーディーな漫才で爆笑をかっさらい、浜本が客席に「おもしろかった?」と嬉しそうに声をかけていました。
3組目は藤崎マーケット。田崎が「藤崎マーケット大好きの垂れ幕、ありがとうございます」とボケると、客席がざわざわ。みんながどこにそんな垂れ幕があるのか探しはじめる様子にトキがツッコみます。
子どもからの歓声が多く「ラララライ体操、見たい人~?」と声をかけると、ほぼ全員が手を挙げました。2人がラララライ体操を始めると、客席からは自然と手拍子が。大ヒットネタで会場が一体感に包まれました。
ラストを飾るのは、矢野・兵動。大きな拍手に包まれながら登場した2人は、ステージの後ろや上階のお客さんにも挨拶。お客さんが写真を撮れるよう左、正面、右と向きを変えながらポーズをきめ、喜ばれました。
兵動は普段はおじいちゃんみたいな外見だという話の流れから、メガネと帽子をとることに。客席からはどういうわけか「キャー」という悲鳴があがりました。
ネタというより、ほぼフリートークのようなステージは、さすがの貫禄。矢野がコンビ間でのテレビの露出度の差を嘆きつつ、「コンビでスターになる!」とお客さんに宣言し、ステージをおりました。
主催側の予想を大幅に超えるお客さんが集まり、イベントは大盛況。大盛り上がりのなか幕をとじました。
【堺少女歌劇団】【和牛】【テンダラー】【藤崎マーケット】【矢野・兵動】