ゴリ、「目標を達成できて光栄」 第3回おきなわ新喜劇ツアー「世界のヤッケームン大会」特別公演
10月30日(日)、第6回「世界のウチナーンチュ大会」が開催されている沖縄県・奥武山総合運動公園内のセルラーパーク那覇で、ガレッジセールのゴリが総合演出を務める、第3回おきなわ新喜劇ツアー「世界のヤッケームン大会」の特別公演が行われました。
これまでにも大阪・東京・沖縄で公演を行い人気を博してきた「世界のヤッケームン大会」の物語の舞台は、翌日に「世界のウチナーンチュ大会」を控えた「花月ホテル」。「世界のウチナーンチュ大会」とは、世界中から沖縄にルーツをもつ人々が沖縄に集まり開催するもので、第2次世界大戦前後、移民のため世界中に散らばっていった沖縄県民が生まれ故郷を懐かしむため、また3世や4世にとっては自分のルーツを知るため、実際に沖縄で行われているイベントです。
「世界のウチナーンチュ大会」の最終日となるこの日は、県内・海外から約2500人の観客が集まり、会場内は3世代や4世代と連れ立って来場した家族連れをはじめ、立ち見客も多く出るほどの賑わいを見せていました。
ストーリーは、「世界のウチナーンチュ大会」前日で満室の花月ホテルで、支配人のガレッジセール川田、従業員のゴリとたま子、比嘉梨乃さんとウリズン桜仲宗根演じるカップル、メキシコから訪れた客を演じるスリムクラブ真栄田をはじめ、ハワイ、中国など世界各地から訪れた客が引き起こす厄介事(沖縄方言で"ヤッケ―"。ヤッケームンは厄介者の意味)に全員が巻き込まれ大騒動となるというものです。
沖縄ならではの時事ネタが盛り込まれるなど、おきなわ新喜劇らしさを前面に出しつつも、本家よしもと新喜劇のネタもお約束のように散りばめられた内容に、観客は何度も笑い声を上げていました。
公演が終わり、エンディングの挨拶でゴリは満員の観客に「世界のウチナーンチュ大会で、世界から集まってきたウチナーンチュに見てもらうことがおきなわ新喜劇の目標だったので光栄です」とお礼を述べ、「今後はもっと世界中のウチナーンチュに見てもらえるように各地で公演を行って、最終的には地球の真裏のブラジルで公演できるようにしたいです。5年後の世界のウチナーンチュ大会でも、新喜劇ができるように頑張りたい」と新しい目標を話し、「ボリビアとかハワイとか、呼んで下さればどこでも公演しに行きますから!・・・その国の予算でね」と、真面目な話をしながらも会場に笑いを産み出し、おきなわ新喜劇のPRを行っていました。
会場は大きな拍手に包まれ、指笛を鳴らす人も出るほどの賑やかさの中、「世界のヤッケームン大会」特別公演は幕を閉じました。