11月20日(日)「御堂筋オータムパーティー2016(御堂筋ランウェイ)」
11月20(日)、大阪・御堂筋にて「御堂筋オータムパーティー2016(御堂筋ランウェイ)」が行われた。
「御堂筋ランウェイ」では、『時空を越えた旅』をテーマに、大阪の過去・現在・未来を、サプライズ感のある演出と、壮大なエンターテインメントで表現。御堂筋の中央には、400メートルを超えるレッドカーペットのランウェイを設置し、ファション・アスリート・パフォーマーなど500人以上の出演者が登場した。
イベントは、明浄学院高等学校吹奏楽部のパレードからスタート。カラーガード隊を先頭に、総勢200人を超える部員たちが華やかな音色を響かせた。
その後、MCの藤井隆と福本愛菜が登壇。さらに、松井一郎大阪府知事が「今年も、秋の風物詩『御堂筋オータムパーティー』を皆さんが楽しみにしてくれて嬉しい思いです。関係者の皆さん、準備をしていただいた皆さんに心から感謝申し上げます。大阪府、大阪市、そして民間の皆さまが1つになって大阪を盛り上げていこう、ということにこれまで取り組んできました。お陰様で海外からのお客様も、今年は1千万人に近い人が来てくれるようになりました。これも、皆さまが一緒に大阪を盛り上げていただいたおかげです。今日1日、皆さんでどーんと御堂筋を盛り上げて、楽しんでいただいて、その勢いで大阪を盛り上げていきたいので、引き続きご協力をお願い致します」と挨拶した。
挨拶が行われた後、和太鼓グループ「打打打団・天鼓」のパフォーマンスで、『過去』ステージの幕開け。能勢人形浄瑠璃「鹿角座」によるパフォーマンスや、歌舞伎俳優の中村壱太郎らによる「出雲の阿国」をテーマとした演目も行われ、沿道に詰めかけた観客は見入っていた。
加えて、写真家で映画監督・蜷川実花ディレクションブランドによる着物ファッションショーも実施。会場には、蜷川本人も駆けつけ「街中で自分が作った着物を見るのは初めてなので、すごい鮮やかで、我ながらウキウキワクワクで楽しかったです」と嬉しそうな表情を見せたかと思えば、「本当は自分で写真を撮りたかった」と残念そうな顔ものぞかせていた。
続けて、大阪芸術大学 ポピュラーダンスコースの生徒96名によるダンスパフォーマンス。400mのランウェイを目一杯に使い、様々な種類の踊りを披露した。
その後の『現在』ステージは、カラーガード・BMX・フリースタイルフットボールなどからスタート。
"ゆみ姉"の愛称で親しまれる吉本新喜劇の末成由美も出演した「大阪デザイナーズブランドショー」には、吉村洋文大阪市長がモードな装いで登場。吉村市長にとって初めてのランウェイとなったが、堂々とレッドカーペットを歩き、観客の声援には手を振って応え、しっかりポーズもキメていた。
次のファッションショー「モードコレクション2016」では、ゲストモデルの河北麻友子がトリを担当。レッドカーペットを往復し、計800メートルを歩き終えると、「すごい長くて、途中で『いつ終わるんだろう...』って。思っていた以上に長くてビックリしました(笑)。2度とない貴重な体験でした」と微笑んだ。
そして、パワライザー・セグウェイ・スティルトを用いたパフォーマンスが行われた『未来』ステージでは、スタイリスト・長瀬哲郎氏によるフューチャリックな衣装のショーステージが展開された。
イベントも終盤に差し掛かり、山縣選手、飯塚選手、桐生選手、朝原選手のリレーパフォーマンスが始まるころには、沿道にはより一層の人だかり。スタート位置に着く前には、オリンピックでも披露した「侍ポーズ」も披露して、会場を沸かせた。
今回のパフォーマンスには、リオ五輪で銀メダルを獲得した時のバトンを使用。4人は、本番さながらの勢いとバトンワークで駆け抜け、観客からは大きな歓声が上がった。
最後、グランドフィナーレには、リレー選手に加え、蜷川、河北、松井府知事、吉村市長がステージに集結。ランウェイにもモデルやパフォーマーが登場し、大盛り上がりのなかで、幕を下ろした。
また、御堂筋開放事業として、メダリストとともに陸上体験ができる子ども教室も実施。飲食ブース・ケータリングカーも数多く設置され、"1日限りの祭典"は多くの人で賑わった。