HoneyWorksの楽曲を映画化した『ずっと前から好きでした。〜告白実行委員会〜』をシンガポールで初上映!AFASG2016レポート②
11月25日(金)〜27日(日)、シンガポールでアニメ・フェスティバル・アジア(AFA)2016が開催されました。
AFAは東南アジア最大のアニメフェスティバル。シンガポールのみならず近隣諸国の日本のポップカルチャーファンも足を運ぶ日本アニメの展示会です。
連日朝から会場は大盛況。コスプレをしたファンたちで混雑していました。
今回はHoneyWorksの楽曲を元に制作された映画『ずっと前から好きでした。〜告白実行委員会〜』のシンガポールでの初上映があるということで、シンガポールのHoneyWorksファンはこの日を待ち望んでいた様子。
HoneyWorksはYOUTUBEやニコニコ動画などの動画投稿サイトで活動する、関連動画総再生回数2億回を超えるクリエーターユニット。彼らの楽曲は若者を中心に圧倒的な支持を得ており、会場の一角に設置されたHoneyWorksのブースは、DVD、CD、映画関連グッズなどを買い求めるファンが列をなし、連日大にぎわいとなりました。シンガポールでは男性のファンも多いようで、若い女性ばかりでなく男性の姿も目立ちました。
最終日の11月27日(日)にはHoneyWorksコンポーザーのGom、shito、ボーカルを務めたCHiCO、sanaが参加し、ファンとのハイタッチ会が行われました。
開始前からブースには長蛇の列ができ、開始の2時間前から並んでいたというファンも。マレーシアから5時間かけて来たという女性は「HoneyWorksの楽曲が大好きです。もちろん映画もとても楽しみ。ぜひマレーシアでも公開してほしい!」と話していました。
12時からはいよいよ、映画『ずっと前から好きでした。〜告白実行委員会〜』の初上映。1000席あるメインステージは満員。映画上映中、会場では笑い声や歓声が沸き起こります。
上映後にはGom、CHiCO、sana、本映画のプロデューサー斎藤俊輔氏が登場し、トークショーを行いました。国を超えて、楽曲や映画が支持されていることをどう思うかという質問には、CHiCOは「とても嬉しいです。楽曲を日本語で一緒に歌ってくれている海外のファンを見て驚きました。綺麗な発音の日本語で歌ってくれていて、音楽の力ってすごいと改めて感じました」と回答。Gomも「映画で描かれる日常の様子や学校生活など日本と海外では全然違うと思うので、伝わるのか不安だったのですが・・・、海外の皆さんが楽しんでくれてとても嬉しかったです」と安堵した様子。
そして劇場版第2弾となる映画「好きになるその瞬間を。〜告白実行委員会〜」がシンガポールで2017年2月に劇場公開することがアナウンスされると、客席からは「ありがとう!」と言う歓喜の声が。この吉報に現地のファンは歓声と拍手で喜びを表現していました。(日本では2016年12月17日(土)全国ロードショー)
続いて、メインステージにて行われたのは「I ♥ Anisong Artist Appearance」。ライブステージにはGom、CHiCO、sanaが登場。夜のライブへの意気込みを語りました。Sanaは「シンガポールの皆さんに会えるのを楽しみにしてきました。キュンキュンできる曲を持ってきたので、みんなで楽しみましょう!」とファンに呼びかけました。
HoneyWorksのメンバーはその後もオートグラフブースに登場し、ファンと握手してサインを渡すなどシンガポールのファンとの交流を楽しんでいました。
そして、夜は待ちに待ったライブステージ。会場は約1000人のファンで超満員となりました。HoneyWorksのライブに先駆け、オープニングアクトにUsagiが登場。UsagiはAFAシンガポール2014で開催した次世代アニソンシンガー発掘オーディション「アジア・アニソンシンガー・オーディション」の受賞者です。映画『好きになるその瞬間を。〜告白実行委員会〜』の挿入歌となる『花に赤い糸』を歌い上げ、会場を盛り上げました。
そしていよいよCHiCO with HoneyWorksの登場です。ファンはペンライトを振り、大歓声で彼らを迎えます。CHiCOは「またシンガポールに戻ってこられて嬉しい。今日は楽しみましょう!」と挨拶。1曲目に『恋色に咲け』を演奏しました。
その後もアニメのテーマソングを次々と歌うCHiCO。会場はさらにヒートアップしていきます。
3曲目が終わるとsanaがステージに。『ずっと前から好きでした。』の劇中歌である『日曜日の秘密』をCHiCOとデュエットで歌います。
会場が盛り上がる中、Gomが登場すると会場からは大きな歓声が。今日が誕生日というGomは「去年も今年も誕生日をシンガポールで迎えられてとても嬉しいです。最高の夜にしましょう!」と挨拶すると、ファンから「おめでとう」と声援が送られていました。
8曲目には「これは皆の声が必要な曲。大きな声を聞かせて!」と呼びかけ『イノコリ先生』を演奏。ファンたちは大きな声で掛け声をかけていました。曲中、Gomが「ハニワ(HoneyWorksの愛称)のこと好きですか?」と問いかけると、本日一番の大きな声で「ハーイ」と掛け声が返ってきました。
いよいよ最後の曲『金曜日のおはよう-love story-』で、ファンの熱気は最高潮に。皆で声を揃えて歌い、会場が一体となっていました。
全9曲を披露し、熱狂のうちに幕を閉じたHoneyWorksとCHiCO with HoneyWorksのライブ。ライブを終えたGomは、「シンガポールのお客さんは日本語で一緒に歌ってくれたり、すごく盛り上がってくれて楽しかったです。去年もAFAでライブをしたのですが、今年はよりパワーアップしていました。映像や音楽は国境を超えるんだということを再認識できた日でした」と、感想を話しました。
日本のコンテンツがアジアでも支持され、国境を越えて迎え入れられる様子を目の当たりにしたイベントとなりました。
映画『好きになるその瞬間を。~告白実行委員会~』
2016年12月17日(土)全国ロードショー
オフィシャルサイト http://www.honeyworks-movie.jp/2nd/