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2016年12月22日 (木)

祝・結成5周年!笑いの殿堂で漫才・漫才・また漫才の120分「ミキ漫2016 in NGK」大盛況

12月20日(火)、なんばグランド花月にて、「ミキ結成5周年記念 ミキ漫2016 in NGK」が開催されました。先日の『M-1グランプリ2016』敗者復活ステージでは、1位の和牛と大接戦を見せてますます注目度をアップさせた兄弟コンビ・ミキが、結成5周年を機に「今年の目標にしていた」という笑いの殿堂での単独ライブを実現。チケットは完売、立ち見も出る大盛況となり、会場は熱気に包まれました。

スウィング・ジャズの名曲『シング・シング・シング』に乗って幕が上がると、そこには三八マイクの前で頭を下げるふたりの姿が。

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観客の皆さんの大歓声・大拍手に迎えられ、昴生は「今日、僕らしか出ないですよ?」と思わずひと言。亜生は喜びのあまり、客席にウェーブを求めまくります。おなじみ「こうせいあーせい、あーせいこーせい」の自己紹介でまたまた大きな拍手を浴び、さっそく1本目の漫才がスタートしました。

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「笑いの殿堂で単独ライブができるなんて、なかなかない」としみじみ語るふたり。マクラでは『M-1グランプリ』を振り返り、亜生は「全国で10位、兄弟コンビはいなかったから全国で一番の兄弟!」とひとり盛り上がって笑わせます。一方の昴生は「謝らなければならないことがある」と言い出し、「2012年4月結成なので、まだ4年8カ月しか経っていない」と正直すぎるカミングアウト!? 

「この前、お兄ちゃんにそっくりな人に会った」という亜生のフリから、いよいよネタへ。人違いで声をかけてしまった相手との押し問答、そこから「赤の他人」であるはずのさまざまな人物が入り乱れ、昴生を翻弄していきます。勢いのあるしゃべくりで、早くも客席は爆笑の渦に!

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ミキの歴史を写真で振り返るオープニングVTRの後、亜生が兄・昴生に箸の持ち方をレクチャーするという2本目のネタを。亜生のボケにまんまと乗せられては絶叫ツッコミを炸裂させる昴生。途中、激しすぎるツッコミで亜生のメガネが吹っ飛ぶハプニングや、「今日のお客さんのうち800人ぐらいがお前(亜生)を見に来てる...」という昴生の自虐トークも交えつつ、しっかり笑いを取りました。

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ここからは、Twitter上で募集していた「ミキの好きなネタ」集計結果をもとに、「あなたが選ぶミキのリクエストネタ」BEST3を披露するコーナーを。第3位は、102票を集めた「カラオケ」。ひとりカラオケにハマっているという亜生の話から、一番得意な歌=「十八番」について丁々発止のやり取りが展開されます。なぜか岡山弁で千鳥風になってしまったりと、単独ライブならではの遊び心も満載。最後は首を絞め合う兄弟ゲンカに発展する、これぞミキの「十八番」!

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第2位は142票を獲得した「隣のトトロ」。「『隣』はひらがなちゃう?」という昴生の冷静なツッコミで始まったネタは、映画『となりのトトロ』が大好きな昴生、見たことがない亜生の果てしない問答。何を言っても弟にいいように転がされてしまう兄は、狂気ともいえるツッコミを連発して爆笑をさらっていきます。

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栄えある第1位は「兄弟交代」で、159票。「もうそろそろ兄と弟を交代してほしい」という亜生の主張を、噛んで砕いて無理だと諭す昴生。終盤には、舞台全体を使った体力勝負の意地の張り合いに!? これぞミキ!という兄弟ならではの舌戦に、客席は大爆笑となりました。

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ブリッジVTRでは、昴生が「コント漫才をやってみよう」と提案。客席に驚きの声が広がります。しかしネタを創ることができないため、誰かに頼もうと相談。ターゲットにされたのは、アイロンヘッド・辻井! 奇襲作戦で辻井を拉致したふたりは、なぜか逆にボコボコにされ、さらに通りかかったダブルアート・タグが乱入してこんどは辻井がやりこめられるという大混乱のなか、なんとか承諾をとりつけました。

舞台では、辻井の作による初のコント漫才をふたりが実際に披露。「爆弾処理班」をテーマに、緊迫したシチュエーションをどんどん笑いに変えていきます。慣れないコントの入りがうまくいかないなど、ちょっぴり初々しさものぞかせたふたり。オチの直前に、会場に見に来ていたふたりのおばあちゃんが席を立つという爆笑ハプニングもありつつ、大いに盛り上がりました。

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またまたブリッジVTR、今度は「リズムネタしかないやろ!」とバンビーノ・石山の携帯に直撃! 「やだ〜」「めんどくせえな〜」「たくさん人が死ぬ(ネタ)よ?」と渋りながらも、ひと肌脱いでくれることになりました。ふたりはノリノリで、予行演習がてら思わず「ダンソン」!

舞台で披露されたバンビーノ石山作のリズムネタ漫才では、やはり「ニーブラ」がキーに!? 「そっちに行かれへん」と舞台袖付近で謎のステップを踏む亜生を救うため、「これしかない」と「ニーブラ」ならぬ「お兄ブラ」してしまう昴生。死んだ亜生が幽霊となって現れ、今度は昴生を手にかける...そんな輪廻転生を思わせる展開で、「お兄ブラ」に対抗する「おとうブラ」まで飛び出す奇想天外な戦いは、「石山! これほんまにリズムネタなんか!?」(昴生)というカオスぶりを見せていました。

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続くブリッジVTRは、亜生のやりたかったこととして「漫才ランプシアター」と題した物語を上演。ランプの魔神が現れる劇場へ、最強の相方を探しにきた亜生と、VTRの中の魔神・昴生が織りなす、ファンタジック爆笑ストーリーが繰り広げられました。

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続いては、トナカイに扮した昴生と、サンタ姿の亜生が舞台に登場。「クリスマススペシャルチャレンジ」に挑戦し、成功したら観客の皆さんにプレゼントが贈られるというコーナーで楽しませます。非売品の千社札の全員プレゼントをかけた「雪合戦チャレンジ」では、亜生が得意のマシュマロキャッチ5連続成功に挑戦。何度か失敗もありましたが、最後は客席に下りた昴生からのマシュマロを見事にキャッチして喝采を浴びます。

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お次は15名の方にスペシャルプレゼントが贈られるチャレンジ。内容はエンディングで発表されるそうで、昴生が「プレゼント借り物競争」成功を目指します。2階席で、5分以内に3つモノを借ることができればOK。ガラケー、昴生のステッカー、Gショックの時計となかなかハードルの高いラインナップとなりましたが、すべてすぐ見つかるという奇跡が。舞台へ戻る際には、2階席に来ていたちびっ子ファンを熱く抱きしめるパフォーマンスでも沸かせた昴生でした。

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亜生に続いて「昴生のやりたいこと」を実現したブリッジVTRも。Re:Japanの『明日があるさ』PVを見ながら「これがやりたい...」とつぶやく昴生。すると、なんと漫才劇場のステージで、漫才劇場の芸人たちによるカバーが始まりました。昴生の歌い出しから、吉田たち、コマンダンテ、ゆりやんレトリィバァ、ラニーノーズ、ダブルアート、ZAZY、大自然、そして亜生へとつながるオールスターキャストで、あの名曲を熱唱!

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〆はもちろん、再び漫才で。「最近、寝られない」とぼやく亜生のために、昴生は羊を数える方法を提案。ところがこの古典的な方法を知らなかった亜生が、次々と疑問をぶつけて昴生を惑わせます。数えるモノもどんどん変わり、安眠をめぐる激しいバトルが繰り広げられるたび、何度も大きな笑いが起こっていました。

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エンディングでは、先ほどのチャレンジ成功を受け、特別プレゼントの発表と抽選が。内容は、ミキのブロマイド10枚組セットと、サイン入りポスター。亜生によるくじ引きは大いに盛り上がり、客席のテンションもまたまたアップ! さらに、単独ライブ「ミキ漫」が、来年2月19日(日)に東京・ルミネtheよしもとでも開催されることが発表されました。最後は「来年、またNGKでできたらなと思います」と締めくくった昴生。改めて観客の皆さんに感謝を述べ、「皆さんがいるから僕たちがいます!」と手を振りながら幕となりました。

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【ミキ】【昴生】【亜生】

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第二回上方漫才協会大賞

日時:2017年1月9日(月・祝) 19:15開演
会場:なんばグランド花月
出演:中田カウス、中田ボタン、ほかよしもと漫才劇場出演芸人総出演
料金:前売2500円 当日3000円(全席指定)※18歳未満入場不可

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