スリムクラブ、キングコングら10組がステージ!よしもと沖縄花月の初笑い
2017年1月1日(日)の元旦、よしもと沖縄花月では、「新春!よしもと沖縄花月初笑い寄席 新春特別公演」が開催されました。初日の元旦はトータルテンボス、キングコング、スリムクラブ、ジヨイマン、セブンbyセブン、尼神インター、キンニクキンギョ、ウリズン桜、初恋クロマニヨン、魁バーバリアンの10組がステージを飾りました。
最初の登場は、魅バーバリアンの2人。まずは砂川吏雄が「僕ね、ハーフなんですよ。(身長)150cmのハーフなんです。罰ゲームでしょ」という自虐ギャクで会場の笑いを誘い、「サッカーのドリブルをしていたら、フェイントと間違えられた」というエピソードや、小さい頃のあだ名を披露します。いっぽう与儀朴華は「僕、ヤンキーだったんです」という告白を。それを聞いた砂川が「甲子園。男には武勇伝がある」と決めゼリフを言うも、会場からは何の反応もありません。すかさず与儀が「やりづらいわ」とツッコミを入れ、客席は爆笑の渦に巻き込まれました。
お次の登場は、ウリズン桜。強盗役の仲宗根俊介と、コンビニ店員役のヤースーがパワフルにコントを繰り広げます。「シールを集めてリラックマ当選をねらう」という目的のためだけに強盗に入った仲宗根を見て、ヤースーは驚きますが、応募シートへ強盗の住所を書いたり、シールを貼ったり、アンケートを書かされたりと大忙しの様子に、観客も笑います。
今度は、初恋クロマニヨン。動画にうつる沖縄人、妹・なつみ(比嘉憲吾)と兄(新本奨)の会話を、コメンテーター普天間ぜんこ(松田正)が動画を一時停止して批評するというところからステージがはじまります。普天間は、沖縄を舞台とした映画やドラマで内地の人と沖縄の人が演じる様子を見て、その演技にイラッとするところを回答している仕事をしているそうで、さっそく、画面にうつる2人が「イチャリバチョーデー(一度会ったら皆兄弟)」と発する様子に、「沖縄の人は全員人見知りです」と厳しく批評し、会場を沸かせていました。
次に登場したセブンbyセブンは、デパート屋上での「ものまねショー」コントを披露しました。客(宮平享奈緒)がデパート屋上に行くと、さっそくものまねタレント・玉さん(玉城泰拙)のものまねショーがはじまります。玉さんが槇原敬之、KAN、アンジェラアキの歌ものまねをしますが、全く似ておらず、宮平は「もう不安しかない」とこぼします。いっぽう玉さんはノリにのって鳥の鳴き声やカエル、牛の声まねを次々に披露するもグダグダな様子に、客席からは笑いが起こりました。
次にステージに登場したのは、キンニクキンギョ。「沖縄にいた時はレンタルビデオ店でバリバリ働いていました」という富田和秀のフリで漫才がスタートします。富田はオススメ映画として、「那覇市の中心で愛を叫ぶ」を挙げますが、「そんな映画聞いたことない。何を叫んでいるの」と川畑尚志が聞くと、「ヒージャーカジャーする」と富田が叫ぶなど、沖縄の地元ネタに会場は盛り上がっていました。
続いての登場は、尼崎インターの2人。最初に、誠子の「可愛い女の子が言いそうなことがいえる」という特技でスタートします。誠子から次々出るフレーズに「前に座っているお子さん、きょとんとしておるわ。めちゃめちゃ困ってるよ」との渚の返答で、会場が沸きます。次いで、生徒会長の女子生徒(誠子)と不良の男子生徒(渚)のコントがあり、会場は大爆笑の連続でした。
次に登場したのは、トータルテンボス。「学校の理科室から火が出て火事になってしまった」という避難訓練をお題にしたコントでは、藤田憲右が校長先生、大村朋宏が生活指導の先生を演じました。大村の生活指導の先生から次々と飛び出すハチャメチャな避難教育に、会場は爆笑の渦と化します。この盛り上がりのまま突入した「初めて彼氏の部屋で過ごす部屋デート」のコントで、観客のボルテージが最高潮に達したままステージが終了しました。
次のジョイマンのステージでは、「1時間のサイン会で客が0人だった」「公開生放送のラジオでもお客さんが0人」という自虐ギャグから幕が明けました。若干、観客が引いている様子に「お客さんがいる現場は久しぶりなんです」と声をかけ、笑いを誘います。
ポエムが趣味という高木晋哉が、自作の詩を朗読をすると、すかさず池谷和志が「卑猥だよ、気持ち悪い」とツッコみます。海外旅行をネタにしたコントでは、道に迷っている旅人(池谷)が現地人(高木)にラップバトルで勝ったら道を教えてもらえるという設定でラップがはじまり、アンパンマン、ピーターパンなどをネタにした高木のラップと池谷のツッコミで、会場が大いに盛り上がりました。
登場とともに、会場の大きな拍手で迎えられたスリムクラブは、さっそく前出のジョイマンのものまねで笑いを誘います。そのあとは、真栄田堅が内間政成をネタにした漫才が続きました。内間のほんわかした雰囲気や、天然ボケなエピソードともに、内間の母親も面白いという話題に触れるなどユニークな家族模様を話して笑いを誘いました。「内間のわき毛は"前ならえ"の形」という話題では、内間が上半身裸になり、客席に向かって横向きに立つと、その"前ならえ"のわき毛の様子に観客から拍手とともに大きな笑い声が沸き起こりました。
ステージのトリを飾ったキングコングは、客席の大きな歓声と拍手で迎えられ「かえるの歌」をネタに漫才を披露しました。ネタの途中、テンポよくボケ続ける梶原に「何で過ちを繰り返す。歴史か、お前」とツッこむと、いったん会場が静まり、拍手が起こります。「いや、拍手じゃないから。ドカンと盛り上がる予定だったんだけどな。もっと頑張れよ」と西野が客席へ向かって言うと、客席から爆笑が起こりました。
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