千鳥・ノブ、「プロジェクション・マッピングしてからの漫才...クセがすごいっ!」新感覚のお笑いライブ『Tokyo Fantastic Manzai』
3月13日(月)、東京・TOKYO FM HALLにて『Tokyo Fantastic Manzai』が開催されました。
「観た人にだけ、その意味がわかる未体験のManzai Live」と事前に告知されていたこちらのライブ。会場が暗くなると舞台の設置された壁に映し出されたのは、サイバー・ポップなプロジェクション・マッピングが。大音量のなか、観客の「おぉ!」という驚きの声が響きます。
これまでにない新しい試みに、トップバッターのレイザーラモンは「オシャレですねぇ~!」と絶賛。RGから「HGさんのあれ見たいですよね?」と振られたHGは、この斬新な演出にかけて「ファンタスティック・フォー!」とおなじみのギャグを披露して盛り上げます。
ここで、MCの家城啓之が登壇します。
「実験的なライブの一発目がレイザーラモンでよかった」と讃えながら、「昨年、芸人を辞めてまして、よしもとで脚本家と演出家として活動してるんですけど、なぜそんな僕にMCのオファーを出したのか?」と首を傾げます。「人前で喋るのは久しぶりですが、コントは元々、映像などを使うもの。マイク1つで喋る漫才を、よりエンターテイメントとして世に広めていくための新しい試みです」とライブの主旨を説明しながら、「漫才の未来に向けた入り口に立っているんだと思ってください。僕個人のイメージでいうと、未来は喋ったり、ツッコんだりした言葉が降ってくるんじゃないかと!」と興奮気味に語りながら、「未来に向けたライブなので、芸人を呼び込むという野暮なことはしません。スタイリッシュに(舞台袖へ)はけたいと思います」と挨拶して、その場を去りました。
その後、霜降り明星、ミキ、千鳥、トータルテンボス、三四郎、笑い飯が漫才を披露しました。
それぞれの漫才前に映し出されるプロジェクション・マッピングは、それぞれの芸人をモチーフにしたものに。例えば、星という文字がコンビ名に入っている霜降り明星には宇宙をイメージしたものが、兄弟コンビのミキでは80年代のファミリーコンピュータのキャラクターのような2人のイラストが大きく映し出されます。
そんな様子に、「すごいですねぇ。火星のほうまで飛んでいきましたよ」(霜降り明星・粗品)「すごーい! アミューズメントパークみたい!」(ミキ・昴生)と驚きを隠せないようでした。
千鳥・ノブは「大音量! カッコいいライブですよ」と言いながら、漫才へ。全力で「クセがすごい!」とおなじみのフレーズで客席を湧かせますが、そんな様子を見ながら苦笑する大悟が「ハズないん?」とポツリ。「全然っ! 必殺技じゃ!」と自信満々に返すノブは、「プロジェクション・マッピングしてからの漫才......クセがすごいっ!」と言いきって笑わせました。
本ライブは、今後も開催予定。これまでとは違ったお笑いライブを体感したいという方は、ぜひ次回開催の際には足を運んでください!
【家城啓之】【霜降り明星】【ミキ】【千鳥】【トータルテンボス】【笑い飯】