珠玉のコント11本を披露! ジャルジャル単独ライブ『ジャルってんじゃねぇよ!』(5/5)レポート
5月5日(金・祝)、東京・ルミネtheよしもとにてジャルジャルによる単独ライブ『ジャルってんじゃねぇよ!』が開催されました。
『ジャルってんじゃねぇよ!』は、ジャルジャルが毎年1~3回ほど開催している新ネタライブで、昨年は北海道から沖縄まで全国7ヵ所をまわるツアーも開催。今年はルミネほか、5月20日(土)に大阪・YES THEATERにて行ないましたが、チケットは両日ともあっという間に完売。あまりの人気ぶりに、大阪では同日に昼間の公演が追加販売されました。
よしもとニュースセンターでは、ルミネでの公演の様子をレポートします。
学生に扮する2人の銭湯でふざけ合うVTRからスタートした今回の単独。
構成がむちゃくちゃなパフォーマンスを見せるストリートミュージシャンを描いた「何者?~ミュージシャン兼、漫才師~」、万引きGメンを目指すために受けた講習で受講者の男が選ぶ犯人の特徴にとんでもない偶然が起こってしまう「万引きGメン講習」、音楽番組のMCに抜擢された男と自己中心的すぎるディレクターのやりとりがなんともおかしい「変な3人スタッフ」と、序盤から次々とコントを披露。
ほかにも無用の親切を描いた「結婚祝いをする師匠」など、この世の中のどこかで起こっているのかもしれないと思わせるような日常的おかしみを繊細に切り取った構成に、次々と笑いが起こります。
若手芸人が登場する「当日、声枯れる奴」では頑張り過ぎて本末転倒になってしまう若手芸人が、「オーディション次第で死ぬ奴」ではミュージシャン志望の男性が題材に。ジャルジャルのコントにはよく若手芸人の日常的ないざこざやすれ違いがピックアップされますが、この2本のコントはいずれもオーディションというチャンスの場で結果を残すために、必死になるがゆえの面白みが詰まったやりとりが見られます。
学生2人がカラオケ店で心理戦を繰り広げる「初めてのカラオケ」、ラグビー部の先輩が上から目線で後輩へ指導する「こっち行くと見せかけてこっち!」は、人の持つプライドによって生まれる滑稽な様子が緻密に切り取られたコント。
また、「イタズラ高校生~教員実習~」「顔が男のおばはん見っけ~♪」では、まさかの展開とクレイジーな高校生をやりきる後藤に、客席は大いに湧きました。
すべてのコント披露後、流されたのは、ジャルジャルの単独ライブではおなじみとなっているコント上の人物を追うドキュメンタリー映像。今回は「幻想的な歌手」に出てくるアーティストに密着した内容で、彼の隠された部分が明かされるうちに、コント披露後、毎回流されていたコントタイトルを紹介する映像に登場した2人の人物が誰なのかが明らかになりました。
エンディングでは、VTRに登場したアイロンヘッド・辻井亮平と共に登場したジャルジャル。3人とも映像の中の人物になりきったまま、物販の告知をして単独ライブは幕を閉じました。
【ジャルジャル】【アイロンヘッド】【辻井涼平】