芸歴43年目のオール阪神・巨人が「三夜連続漫才」に挑戦!豪華ゲストにも注目
このたび、来たる7月28日(金)・29日(土)・30日(日)に、オール阪神・巨人が3夜連続で3席ずつ漫才を披露する「三夜連続漫才」が、笑いの殿堂・なんばグランド花月の地下に位置するYES THEATERにて開催されることになりました。これに先駆け6月15日(木)には、ふたりが出席しての発表記者会見を実施。同公演に込めた思いや意気込み、また豪華ゲストについても語られました。
グイグイ大脇の司会で会見がスタート。まずは同公演開催に至った経緯を巨人が説明します。きっかけは、「40周年をやり終えて、ちょっと何かやりたい、と。僕らができることは漫才しかないと思い、得意ネタをどこかでまとめて聞いてもらいたいと考えた」こと。なかでも「いちばん背中を押された」のが、桂南光さんの言葉。新聞の企画で、南光さんが阪神・巨人を取材した際、「中田ダイマル・ラケット師匠が『爆笑三夜』っていうのをやったんですわ」(もちろんここは阪神のモノマネで!)と話を向けられたそう。「できるのは阪神・巨人さんしかいない。自分が発起人になってもいい」と言われ、「じゃあやってみようか、と思ったんです」(巨人)。
ところが、ふたりで相談を重ね、会場探しも始めたところで、揃って病魔に襲われてしまいました。阪神は、2カ月ほど前にメニエール病になり、現在、左の耳がほとんど聞こえない状態。「右は聞こえるんですが、音が回って、お客さんの笑い声がまったく聞こえない。相方の声を頼りに漫才をやっている」と阪神。一方の巨人も、2カ月半ほど前に頚椎の手術を受けました。現在はまだ回復途中で、右手は20秒ほどしか上げていられないそう。それでも自宅では軽いダンベル運動を行っているうえ、大好きなゴルフには術後1週間目に復帰したというエピソードも明かしました。
そんな満身創痍を乗り越え、「やっぱりやろう」と改めて決意、実現に至ったという同公演。漫才は、各日3本の計9本。「新婚旅行」「卒業式」「ボクはお医者さん」などのほか、歌ネタも盛り込む予定で、テレビなどでは絶対に見られない「劇場用」のネタももちろん披露。3日間、すべて違う演目となるため、「三夜通し券」も販売し、こちらにはオリジナルグッズのプレゼントがついてきます。
また、日替わりのゲストにも注目が。初日の28日(金)は、「言い出しっぺ」(阪神)の南光さんで、「ほんまは3日とも出たいと言ってはりました(笑)」(巨人)。29日(土)は「デビューの頃からお世話になってきた」という桂文枝、30日(日)は「ともに漫才ブームを経験した、友だちであり戦友」の大平サブロー。いずれも阪神・巨人をよく知る存在で、いろんな話が広がりそうです。また、司会を務めるのは、こちらもふたりと長いつきあいとなる近藤光史さん。巨人からは「冒頭、5分間の漫談を」と宿題が出されたそうで、阪神曰く「悩みながら考えてるみたいですよ(笑)」とのこと。こちらも乞うご期待!です。
ほかにも見どころはいっぱい。「漫才師はやはり揃いのスーツでないと」(阪神)というポリシーのもと、ネタごとに違う揃いのスーツを着て舞台に出る計画も。この日も事前にメールで相談し、「水色の縦じま」で合わせる予定でしたが、ふたを開けてみると阪神はグレーっぽい色のスーツ姿。「これ水色か?」「いや、色弱で...」とネタさながらのやりとりで沸かせます。また、腹話術やジャグリングなど、諸芸のゲストを呼ぶ予定で「後輩の漫才師でもよかったが、負けたらイヤやから(笑)」「彼らは張り切ってくるから(笑)」と笑わせるふたりでした。
メニエール病はめまいの症状が強いため、「三夜のどこかで倒れないかが心配」という阪神は、とにかくしっかり睡眠をとるよう心がけているとのこと。現在は快方に向かい、薬も飲んでいませんが、同公演中だけは服用して備えるつもりです。
「お互い年をとって、ひょっとしたらこんなことできるのもこれが最後に...なったらアカンのですけど」(阪神)と言いつつも、新たな挑戦に向け意気上がるふたり。オール阪神・巨人の"漫才"をたっぷり楽しめるスペシャル公演に、ぜひ足をお運びください!
【オール阪神・巨人】
オール阪神・巨人「三夜連続漫才」
日時: <第1夜>2017年7月28日(金)
<第2夜>2017年7月29日(土)
<第3夜>2017年7月30日(日) いずれも18:30開場/19:00開演
会場:YES THEATER
出演:オール阪神・巨人
ゲスト:<第1夜>桂南光、 <第2夜>桂文枝、 <第3夜>大平サブロー
司会:近藤光史
料金:前売4,000円/当日4,500円 ※三夜通し券12,000円(オリジナルグッズ付き)
お問い合わせ:チケットよしもと予約問合せダイヤル☎0570−550−100(10:00〜19:00)