コントにゲームに、意外な展開が笑いのツボ押しまくり!「あと2週間!沖縄花月特別企画~コント師たちのコントまつり~」
6月17日(土)、よしもと沖縄花月で「あと2週間!沖縄花月特別企画~コント師たちのコントまつり~」が行われました。クロスバー直撃、ライス、シソンヌ、チョコレートプラネット、コロコロチキチキペッパーズの5組による同名4公演の1回目を飾る午後1時の回は、クロスバー直撃によるステージMCでスタート。
前野が「テレビで見ているネタのディレクターズカット版が見られます!」と期待をあおりつつも、「余分に肉付けしたものかもしれません」と一言付け加え、オープニングから観客の笑いを誘っていました。そして持ちネタの「ミートボール、ポイ!ポートボール、ミ!」を会場全員で掛け声にしてコントコーナーが幕を開けます。
公演は回ごとに変わる沖縄芸人1組を迎えて行われ、1回目にはありんくりんが参加し、コントのトップバッターを務めました。
水納島(沖縄県の北部にある小さな離島)の中学生が沖縄本島で行われる合唱コンクールに参加する、というストーリーでコントを披露し、比嘉の意表をつきすぎな女子中学生の姿と、会話内に飛び出す沖縄あるあるに、会場からは笑い声が上がり続けていました。
2番手を務めたのはコロコロチキチキペッパーズ。卒論を書いている途中の女子大生のパソコンが不具合を起こし、パソコンが得意な男子学生が手助けに入る、というストーリーなのですが、タイミング良い効果音の使い方が観客の笑いを引き出していました。
3番手で登場したライスは、合コンの打ち合わせをテーマにコントを披露。潔癖症な役を演じる関町がまさかの行動に出て、それを田所がツッコむ度に客席からは笑い声が上がっていました。
続いて登場したのはシソンヌ。ノリがいい田舎の伯父と、遊びに来た甥という設定でコントが始まりました。小気味良く使われるなまりや、田舎の祭りのありえない設定が観客の笑いをさらっていました。
5番目に登場したのはチョコレートプラネット。「もしも氷室京介のような医者がいる病院に行ったら」という設定でコントが始まったのですが、氷室京介に扮した長田がステージに登場した瞬間から、観客はくすくす笑い。そして長田の無茶振りが進むにつれて、どんどん笑い声は大きくなり、最後には地元ネタまで混ぜ込み、会場を爆笑に包みました。
トリを務めたクロスバー直撃は、裏カジノをテーマにしたコントを披露。一見重い雰囲気で始まったのですが、意外性のあるディーラー前野の性格や渡邊のテンポ良いツッコみに観客は笑いっぱなし。抱腹絶倒の状態でコントコーナーは幕を閉じました。
続いて行われたのはゲームコーナー。MCをありんくりんが務め、「手元のホワイトボードに先に答えを書き、ホワイトボードを別の人が書いたものが当たるようにシャッフルし、自分の手元の答えが、後から発表されたお題の答えになるように考えて発表する」というチャンプルー大喜利を行いました。
最初のお題は「沖縄に伝わる都市伝説」。田所の「目を見開いていた」や渡邊の「沖縄に来た人みんなおしり爆発」等が「なとーん!(ちゃんとできている、の意味の沖縄方言)」と、順調にポイントをゲットしていく中、ジャッジメント役の比嘉の偏りが、ゲームに暗雲を立ち込めさせていきます。
チョコレートプラネットの長田の「ソーキソバ激くさ」、松尾の「首里城にはシーサーがぎゅうぎゅうに詰まっている」等、大喜利に合いそうな答えなのに比嘉の判定は「ならん!(だめ、の意味)」。さらに2つ目のお題「こんなラーメン屋はイヤだ」では、長谷川の「どこから行っても徒歩40分」やナダルの「店長がシャチに育てられた男」は「なとーん!」なのに西野の「トッピングがゴーヤー6万トン」は「ならん!」。とどめを打つように前野の「カワイイ子猫がいる」が「でーじ(大変)なとーん!」で2ポイントゲットしたことに解答者が一堂騒然。「それ、だめなラーメン屋じゃないじゃん!」等の反論の声が上がりますが、比嘉は「沖縄は猫がいっぱいいるからダメ」と謎発言。また、良い解答をした人に贈られるはずのMVPも「GIと同じ髪型だから」という理由で松尾が受賞。なかなか混乱を招いたコーナーとなりました。
ゲーム後はそのままエンディングを迎え、出演者全員で「このあと3回あるけど、いろいろ変化するから楽しんでいってください」とご挨拶。また、じろうの「ゲームコーナーのマジック、インク出すぎだから換えておいて」の言葉にありんくりんが「あ、あれ米軍基地用のインクです」と、ダメ押しで会場から笑いをさらうワンシーンもありました。「あと2週間!沖縄花月特別企画~コント師たちのコントまつり~」の1回目の公演は、タイトルの通り祭りのような雰囲気で盛り上がる中幕を下ろしました。
【クロスバー直撃】【ライス】【シソンヌ】【チョコレートプラネット】【コロコロチキチキペッパーズ】