クロスバー直撃やチョコプラらがオリジナルゲームで笑いを忘れ真剣勝負
6月20日(火)、沖縄・よしもと沖縄花月にて、「~テレビでは映せないラジオでも流せない~直撃人ぬ宝」が開催されました。
ライブ企画者のクロスバー直撃が登場すると、梅雨の豪雨のなか行われたライブとあって「こんな土砂降りの中、来てくれてありがとう」とまず観客をねぎらいました。今回で2回目の企画ライブ。前回は沖縄に1ヶ月半滞在したといい、「めっちゃ長かった。早く娘と嫁に会いたくて最後らへんは体がモジモジしてた」と前野。沖縄から自宅に戻る途中、駅で出迎えてくれた2歳の娘が前野を忘れており、走って知らない男性に抱きついていったという悲しいエピソードを披露します。
渡邊は「おれはもう、ホテルの安いリンスインシャンプーで髪ガシガシや」と告白しますが、「ここ最近で1番どーでもいい話題や」と前野に一蹴される一幕も。すかさず渡邊が「昨日、ご飯食べに行って店の前ででーーっかいカタツムリ踏み潰してもうた!」と言うと、「うわぁ!何それ、気持ち悪っ!」と前野が悲鳴をあげます。どうなったん?と興味が沸いてきた様子の前野。渡邊が「カタツムリやと思うたらただのガチャコンのケースやった」という天然なオチを明かすと「ええ加減にせえよ!」とくい気味にツッコむ前野でした。
続いて、沖縄芸人のありんくりん、けんたくん、オーシャン、ウリズン桜、ピーチキャッスル、大屋あゆみが登場しました。
沖縄芸人がそれぞれ考えたオリジナルゲームを全力でやるというこの企画。まず最初にオーシャン諒二(りょうじ)が考案したラップバトルでゲームがスタート。ものボケ用の小道具を選び、それを互いのラップでディスる企画です。
最初の対戦者は、ありんくりんクリスVS渡邊。普段からラップが得意な渡邊と、ヘタウマな替え歌が得意なクリスの対戦。タンバリンをお題に、リズムに乗せてなかなかな対戦を見せた2人。ややウケの会場に「もうちょっと盛り上がる予定だったんだけど」と首をかしげる諒二。チョコレートプラネットの長田と前野は目を伏せあからさまに嫌な様子。それでも次々に、けんたくんVSチョコプラ松尾、前野VSオーシャン心輝(しんき)などがラップバトルで火花を散らします。
さらに、ラップが得意なオーシャン諒二VSクロスバー渡邊の夢の対戦が実現。お題のモノを次々と変え、リズミカルにラップを披露するさすがの2人に会場からは大きな拍手が起こりました。
ラップバトルを締めようとする中、無理やりチョコレートプラネット長田とありんくりん比嘉がラップバトルを始め、もははモノではなく互いをディスるラップに客席が爆笑に包まれました。
次は、前野が考案した「内村落とし」。トイレットペーパーで吊るされた体操の内村航平選手に霧吹きで水をかけ、早く落としたほうが勝ちというゲーム。前野自らが的を動かしますが、全員がゲームに熱中するあまり、霧吹きの水でびしょびしょになってしまう前野でした。
ありんくりん考案の動物鳴きマネゲームでは、罰ゲームでクロスバー直撃とチョコプラ長田の若かりし頃の写真が披露され、観客の驚きの歓声と笑いが広がり、前野、渡邊、長田は終始照れ笑いしっぱなしでした。
最後のゲームは、ピーチキャッスル桃原が考案した小道具を使ってジェンガをするゲーム。それぞれランダムに取った小道具を使ってジェンガを引き抜かないといけないため、舞台上に異様な緊張感が漂います。
長田のトレーニングチューブ、前野の鍋、渡邊の野球グローブ、松尾の靴ベラ、クリスのピコピコハンマー、ウリズン桜やーすーの地球儀など、次々に登場する難しいアイテム。
緊迫するジェンガゲームにだんだんと全員が真剣になっていきます。前野や長田は少し離れて冷静に分析しつつ「下のほうを使って上に引き上げながらやってみたら」など、真剣かつ具体的なアドバイスを送ります。靴ベラを持った松尾は「ジェンガ職人」と化し、「こっからこういって、大丈夫だから」と職人風にアドバイスします。
超難関ゲームでしたが、なんと11名が成功し、残るは大屋あゆみ1人という大盛り上がりのクライマックス。赤い旗というジェンガ向きのアイテムに、全員が一丸となりゲーム成功を目指しますが、もう一歩のところで大崩れしてしまいゲームオーバーに。この結果に大屋と長田はヒザから崩れ落ち、前野とけんたくんは頭を抱え、松尾と渡邊は呆然とし、会場からは大きなため息がもれました。
「めっちゃ楽しい!」「こんなに楽しいの正月以来」と口々に叫ぶ芸人達。観客が選ぶ今日1番面白かったゲームにも選ばれた「小道具ジェンガ」。ラストで1番の盛り上がりを見せ、この日のライブが終了しました。