第6回「わろてまえ劇場」に大木こだまひびき、ティーアップ、ギャロップが登場!
5月からスタートした大阪国際がんセンターでの「わろてまえ劇場」。「笑い」ががん患者さんに与える影響について研究、実証する目的で始まったこのプロジェクトも、6回目を迎えました。第6回公演では、大木こだまひびき、ティーアップ、ギャロップが出演、それぞれたっぷりと漫才を聞かせました。
漫才の前に、「わろてまえ劇場」恒例の「笑いヨガ」でウォーミングアップ。実際に笑い声を出すことで、リラックスした雰囲気が醸成されていきました。
トップバッターはギャロップ。林の毛髪ネタで早くも爆笑の渦が起こります。漫才は怖い話がテーマ。「今から笑ってもらおうっていうときに、怖い話!?」と林。毛利によれば、怖い話は話術を鍛えるのに最適だそうで、芸人は取り組むべきジャンルとのこと。毛利がストーリーテラーとなり林を怖がらせるものの、全く異なる解釈や捉え方の違いで、あまり響いてない様子。そんなやり取りにも、笑いが絶えませんでした。
続いてはティーアップ。フリートークのような、ざっくばらんな雰囲気を作りつつ、観客の皆さんの気持ちを掴んでいきます。なんばグランド花月の様子や営業先でのエピソードなどを披露する長谷川、観客の皆さんは興味津々に耳を傾けています。その話に対して容赦なく毒を吐く前田。そのコントラストも鮮やかで、会場は終始、沸いていました。
トリは大木こだまひびきです。ふたりが舞台に出てくると、手をふる観客の姿も。のっけから「そんなことないやろ」などこだま節が炸裂し、会場の熱気も冷めることを知りません。こだまの思いつきでころころと変わる話題、ひびきの喩えに対する正論返しなど、十八番のフレーズに「待ってました!」という声も聞こえてきそうな盛り上がりです。重箱の隅をつつくこだまの指摘にたじたじになるひびき。その一挙手一投足も笑いを誘いました。
3組ともたっぷり15分の漫才で楽しませた第6回「わろてまえ劇場」。研究結果にも期待です!
【大木こだまひびき】【ティーアップ】【ギャロップ】