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2017年9月15日 (金)

ライセンス藤原一裕、9月15日(金)に初の小説「遺産ゲーム」を発売! 小説を書こうと思ったきっかけや詰まった思いを直撃インタビュー!!

9月15日(金)に処女作「遺産ゲーム」(KADOKAWA)を発売したライセンス藤原一裕。原&英次というチンピラコンビを中心とするコメディタッチで他人事だから少しニヤッとしてしまう短編6本と、その6本とリンクしている最終話からなる連作短編集。小説を書くのは初めてという彼に、作品を書き始めた経緯、魅力、うれしかったことなどを語ってもらいました。

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――いつごろから作品を書こうと思っていたのですか?
藤原 7本どころか、昔は小説を書きたいという気持ちは全くなかったですね。ただ、定期的に開催していた「ENJOY!!」というライブが終わり、1回してか見せていないコントやお客さんの目にほとんど触れていないコントの設定が100本近くあったので、それをこのままにしているのはもったいなくてイヤだなと思ったのがきかっけです。文章に残せられるのなら書こうかな?って程度でスマホでポチポチ書いていきました。そんな短編がいっぱいあったので、知り合いの編集者の方にメールを送って読んでいただいたら、ありがたいことに発売という話になって...。8本送ったうちの6本はOKを、それ以外に「7本目を書いていただきたいんですが、それは全ての物語をリンクした内容で」という無茶ブリをもらいました(笑)。なので、最後の作品は今回のために誕生したものです。

――毎日忙しいと思いますが、どういう時に書いていたんですか?
藤原 劇場の出番の合間とか新幹線での移動中ですね。劇場の合間は2時間くらい空くんでちょうどいいんですが、やっぱり芸人がいっぱいいるので話し声も大きく集中しづらい。その点、新幹線は最高ですね。東京―大阪間なんて、2時間半という時間も集中力が保ててちょうどいいし、イスの座り心地も抜群。結構、サクサクと書けました。ただ、5話の『渋滞』という話を書いているときにピタッと筆が止まってしまって。どういう展開にしたらいいのか悩んでしまって全く書けなくなっちゃいました。なんやかんやで2か月くらいストップしていたんじゃないかな? その間はこれまでに書いたものを読み直し、何でかけないのかをひたすら考えました。そういう意味で『渋滞』は印象に残っているし、唯一、生みの苦しみを感じた物語です。

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――コントと小説、同じ書くのにしても違うな~と感じました?
やっぱ全然違いますよ。コントは言葉を発したらすべての説明もできますし、もし言葉を出さないにしてもマイムでこの空間に何かあることを伝えられる。けど文章は読み手に想像をしてもらわないといけないので、事細かく書かなきゃいけないんですよ。ここまで書かないと伝わらないか~と感じたことは多かったですね。まぁ、そのあたりは"難しい"というよりも"驚き"の方が大きくて...。そういう違いを含めて、書いているときは本当に楽しかったです。ちなみに表紙を漫画家のヨネダコウさんに描き下ろしていただいたんですが、文章を見せたらあのキャラクターを書いていただいて。イメージがピッタリだったから文章で彼らを伝えることができたんだと安心しましたね。ちょっと自信になりました。

――よく小説家は、「小説は自分の子どものよう」と言いますが、そんな気持ちになるもんでしょうか。
藤原 僕も最初、そういう気持ちになるんかな?と思っていたんですが、実際5月に本当に子どもが産まれた父親としては全然違いますね。子どもは子ども、小説は小説ですよ。当たり前のことですが(笑)。小説は発売された後、人が読んでどう感じてくれるのかが楽しみで...。産み落としはしましたが、まだまだ楽しみが待っている。楽しみ方の種類が変わっていく感じですね。ただ、楽しみだけがあればいいんですけど...。古本屋だけには行かんようにしないと。僕の中では合格点の作品なのですが、僕の合格点が果たして世間では何点なのか...。それが分かってしまうあそこは怖いです(笑)。

――記念となる1冊ですが、どういう方に読んでいただきたいですか?
藤原 お世話になっている先輩のダウンタウンを含め、渡せる方には渡して読んでいただきたいです。僕、小説を書いているって相方にも誰にも言っていかったんですよ。よく楽屋では「スマホばかりいじっているな」と言われていたんですが、なんとなく恥ずかしくて伝えられなくて。なんで驚いてくれるんじゃないですかね? 一応、相方にも渡しますよ。ただ手渡しは恥ずかしいんで、マネージャー通しになるかもしれませんが...。

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――書籍の帯には「原&英次シリーズ始動!」の文字が。今後のどうなっていくのでしょうか?
藤原 あの帯にはビックリしました(笑)。彼らの話も書いていかなきゃですね。あと、長編も書いてみたいです。好み的にオチがビシッと決まっているものが好きなんで、そういう作品になっていくのかな? なんか小説を書いて、以前よりももっと作家さんを尊敬するようになりました。こんなことを職業にできるってスゴイ以外なにものでもないですよ。僕やったら、一日中、新幹線に乗らないとアカン。大変ですよ。

――最後に、まだ本を手に取っていないファンの方にメッセージをお願いします。
藤原 全話に違う種類の笑いを入れているので、楽しいモノを読むつもりで手に取ってください。難しい文章や言葉なんて出てこないから誰が読んでも分かりやすいはず。ちなみに1話の「別荘」を読み始めたら、ノンストップで最後まで突き進んでください。最後まで読んで見えてくるモノがあるのと思うので。まずは手に取ってください!!

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【ライセンス】【藤原一裕】