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2017年10月12日 (木)

アクシデントにも負けず敢行! 中山功太 単独ライブ『tokyo shining seventh raven heaven』

10月1日(日)ラスタ原宿にて、中山功太が単独ライブ『tokyo shining seventh raven heaven』を開催し、新ネタを披露しました。
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5か月ぶりとなる単独ライブは波乱の幕開けとなりました。開場直前にネタで使う音のデータが飛んでしまうというアクシンデントにより、開演が大幅に遅れることに。ステージに登場した中山は、まずはお客さんにお詫びし、一時はトークライブに変更することも考えたものの、スタッフや後輩らの協力により何とか開演できたと事情を説明。また「キングオブコント2017」と同時刻での開催の中、ライブを見に来てくれたお客さんたちへの感謝を。そして「"raven heaven"は天国を奪還するという意味です。いろいろあって地獄に落ちました。どうぞよろしくお願いします」と挨拶し、ライブがスタートしました。
1本目のネタは、フリップ漫談「早口言葉」。語呂のよさを優先しすぎて意味が分からないオリジナル早口言葉を披露しながら、ツッコミを入れていきます。
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2本目は、声優がyoutubeで流れるCMを録音するコント「youtube」。かっこいいフレーズを並べながらも内容が全くなかったり、某俳優をPRする内容だったりと、おかしなCMばかり。さらに、コミカルなBGMでごまかしてはいるものの、かなりアウトローな内容も!?
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3本目は、大型書店の社長の息子が各書店に仕入れを推薦する本を発表するコント「新書」。おすすめの本は「一日8リットルの水道水がお腹を壊す」「あの頃僕らは確かにブルーハーツだった」「たけしはグーでタモリはチョキだが なぜあいこなのか」などタイトルが絶妙。おかしな本の内容や社長の息子のズレた視点に加えて、帯の推薦文を書いた人物とコメントでも笑わせます。
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4本目は、コント「天才芸人灰原さん」。"天才芸人"と呼ばれる灰原の数々の天才エピソードを紹介。若手の大喜利ライブに出たものの「力の差がありすぎて、こいつら気の毒や」と天才芸人ぶりを発揮し回答権を放棄する灰原。後輩たちは「さすが灰原さんや」と褒めちぎっていたものの、次第に灰原のポンコツっぷりが明らかに。
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5本目の「職業別演歌」は、漁師の方々から絶大な支持を受ける演歌歌手・鳥羽一郎さんのように、何かの職業の方々から支持されるであろう演歌を披露。「美容師の演歌」「ユーチューバーの演歌」など、職業あるあるを皮肉交じりにイジリながら歌い上げます。「オーガニックカフェのオーナーの演歌」の"知らん国の水出してくる 知らん色のサラダ出してくる 会計の時に出してくる飴 ひたすら無味無臭"のフレーズに会場も爆笑。
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6本目は、フェイスブックの背景カラーを「ちょうど〇〇の色」と表現するフィリップ漫談「フェイスブック」。「ヨッシーに乗ってる時のマリオの視界」「漁村の潮風にやられたauの看板」など、ユニークな表現ながら言われてみると納得で、会場からも感嘆の声が。
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7本目の「時報」は、「間もなく〇〇をお知らせします」と時報に合わせて様々なものをお知らせ。「祭りに命かけてる男の謎の発表」「お嬢様育ちの女性議員がギリギリ言いそうなこと」「サンタクロースが12月26日につぶやくであろう優しすぎるツイート」など、切り口の面白いお知らせで笑わせました。
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8本目のコント「突入!むかいの夜ご飯」では、関西芸人のマサヒコが某番組をマネした企画のロケを。ところが、本家と違って「那覇で、8月の暑い中、キムチ鍋」のお宅が見つかるまでロケが終わらないという難題を課され、放送68回目にしてマサヒコの不満が爆発。その不満の数々から、逆によく今まで我慢していたなというほどのハチャメチャぶりが次々に明らかとなり、会場を笑わせました。
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9本目は、"ステンディングバード"と呼ばれる若き日本人コンテンポラリーダンサーを追うドキュメンタリー番組風コント「スタンディングバードは踊らない」。公演前のインタビューでは、音楽と一体となって「楽譜になりそう」などカッコイイことを言っているようで不明なコメントばかりの上、話の途中で突然ストレッチを始めたりと、独自の世界を展開。そして公演本番では、さらなる理解不能な世界を繰り広げ、会場は大爆笑でした。
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最後はフリップネタ「対義語」で、「インスタ映え」「新しい地図」「彼女とデートなう。に使っていいよ」など話題の言葉の対義語を発表。中山らしいワードセンスで、共感と笑いを誘いました。
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また、ネタの間には、ライブのタイトルでもある「天国」からスタートし、車エビ→ビストロ→ろくろっ首...と、しりとりをしながら即興あるあるを発表。「稲刈り」というワードから派生した「台風の日におじいちゃんが田んぼの様子を見に行くの禁止」というあるあるに、大きな笑いが。
まさかのアクシデントに見舞われながらも無事迎えたエンディングでは、「本日はホンマありがとうございました」と深々とお辞儀を。公演3日前まで新ネタ作りに苦しみ「芸人やめてやろうかなと思いましたが、やってよかったです」と心境を語り、「いろいろありますが、頑張ります」との決意とともにライブの幕を下ろしました。

【中山功太】