イキのいいコントを連発して沸かせた60分!ロックンロールブラザーズ漫才劇場初単独ライブ「えびカツサンド」VTRでは"重本改造計画"も
11月25日(土)、よしもと漫才劇場にて、ロックンロールブラザーズ単独ライブ「えびカツサンド」が開催されました。記念すべき漫才劇場初単独となったこの日、意気込みたっぷりのふたりが、7本のコントと趣向を凝らしたVTRで、観客を大いに笑わせました。
オープニングコントは「おしゃれすぎる奴」。とあるショップへ買い物にきた重本を、おしゃれすぎる店員・木本が迎えます。パンツをトップスに、シャツをボトムにするという超個性派の着こなしで度肝を抜いた後は、バッグと称してママチャリを持ってくるカリスマぶり。そんな彼のおすすめTシャツは、いったいどう着るのが正解なのか...? 重本のセンスが試される結末に、笑いが弾けます。
スタイリッシュなオープニングVTRに続いてのコントでは、白塗りのハッピーちゃんこと重本が登場。お金を払った人は、ハッピーちゃんの頭上にあるりんごをボールで落とすゲームができるようです。さっそく木本がお金を入れ、強く投げつけるふりでおどかしたりと、やりたい放題! ビビりすぎてキレまくるハッピーちゃん、そして思わぬオチが...。
続く1本目のブリッジVTRでは、タイトル「えびカツサンド」がコントに。デリバリーのサンドイッチ屋さんに注文する重本が、電話を受けた店員・木本と押し問答を繰り広げます。何度注文しても「えびカツサンド」を「玉子サンド」と聞き間違えられた末に、猛烈なスピードで配達されてくるサンドイッチ。恐怖におののき扉を開ける重本が見たものとは!
3本目のコントは、不良同士のケンカの後。血まみれの木本はどう見ても負けているのに、その言動はどこまでも不敵! 勝ったはずの重本さえ動揺させてしまう、自信満々の土下座に爆笑が起こります。
「ゲイ探偵」と題したVTRでは、木本扮する迷探偵が大活躍!? 絞殺されたらしいラニーノーズ・洲崎を前に、刑事の重本とエキセントリックな推理を展開していきます。あまりの奇行に、客席からは笑いだけでなく悲鳴も...。
何気なく街を歩いていた重本が、秘密警察や謎の組織が暗躍するストーリーに巻き込まれていく4本目。秘密警察が追うブビランバビランとは? いったいどちらが敵なのか? 入れ替わり立ち替わりやって来る衝撃キャラを、木本が変幻自在に演じて笑わせます。
VTRでは、インスタグラムでのファッションチェックが人気のきみどり・古田による「重本改造計画」も。冒頭から「素材のイケてなさ」をいじられ続ける重本。なんとかおしゃれにしようと、堀江のショップで古田が品定めするも、サイズが合わなかったり全く似合わなかったりと問題山積み。苦難の末、なんとか「仕上がった」(古田)姿に、一同は大爆笑! 古田も「何をしても無理」とさじを投げる始末です。その後、なぜかキスシーンまで用意され、最後まで客席を沸かせていました。
5本目のコントは、母と息子の攻防。プラモデルも宿題も、「完成される」とすぐ破壊してしまう息子・木本に、困り果てている母・重本。その性癖は、やがて両親の仲にまで及び...。狂気と親孝行、ふたつの顔が交錯するサイコパスな木本が、笑いと恐怖を誘います。
合コンに遅れてきた重本が見たものは、血まみれで十字架にはりつけられた木本!? そんな奇想天外なシチュエーションで始まる6本目。重本がいない間に、女性陣から痛めつけられたらしい木本ですが、なぜか相手への思いはつのるばかり。寛大すぎるその心と恋するときめきが、重本をドン引きさせていきます。ちなみに重本は、さきほどのVTRで古田にコーディネートしてもらった服での登場! こちらも爆笑をさらっていました。
最後のVTRは、今回の単独ライブをPRすべく、ツイキャスで情報発信する重本を陰からチェックするというもの。漫才劇場でチケット売りNo.1の異名をとるいなかのくるま・木佐と木本が、映像を見ながらダメ出ししまくり。終了後、木佐からは「どうなってんねん!」と厳しい罵倒が。するどい指摘が飛び出すたび、重本は苦笑い、観客は大笑いとなっていました。
ラストを飾る7本目のネタは、結婚式直前の新郎・重本と新婦・木本のコント。木本を本当に好きな人のところに行かせるべく、「どっちの手のなかにボタンが入っているか、当てられたらタイジのところへ行け」とひと芝居打つ重本。ところが両方ともボタンが入っていたことに感付いた木本は、「ちゃんとやろう!」と提案し、ふたりは終わりなき勝負の世界へ...。感動シーンと爆笑シーンがループする展開で、何度も笑いを巻き起こしていました。
ミュージカル映画を思わせるエンドロールを経てのエンディングでは、重本と木本が互いのうっかりミスを責め合って大もめ!? とはいえなんとか無事にライブを終えたふたりに、大きな拍手が送られていました。