「よしもとあおぞら花月」~九州豪雨被災地で地元芸人が出張炊き出し!あったかうどんを提供~
今夏九州北部を襲った豪雨で、大きな被害が出た福岡県朝倉市。東京から、被災地・東峰村出身の「たかくら引越センター」を始め、福岡よしもとから「ケン坊田中」、佐賀県住みます芸人「ひのしかり智」、「メガモッツ」の池内祐介、福岡県住みます芸人「マサル」、佐賀県住みます芸人「メタルラック」のノッポノナカ、美意識タカシが集結し、今も仮設住宅で不自由に暮らす被災者のみなさんに温かいうどんを振る舞いました。
11月25日(土)の朝倉は、好天に恵まれたまさに炊き出し日和! まず一行は土砂災害により家屋の浸水や、道路の寸断などに見舞われた福岡県東峰村へ。テントの設営から炊き出しの準備と協力しながら手際よく進める中、早くも待ちきれない住民の方々が集まり、その様子を見守ります。奥様たちは、どうやら九州男児の芸人による鍋の中身が気になるようす(笑)。
これまで何度か被災地を訪れている福岡県住みます芸人マサルが、住民の方に復興の進み具合、仮設住宅の住み心地を質問。「命あっただけでも有難いです」という被災者の言葉が胸に沁みます。
さて、ようやく無事に調理の用意が整い、いざ「よしもと芸人特製うどん」の配布がスタート!優しいお出汁の香りと、鍋から立ちのぼる湯気に誘われて、どんどん人が集まってきます。
麺揚げは、高い集中力で職人の風格をも醸し出すメガモッツの池内祐介が担当、味の決め手となるスープはたかくら引越センター、具材の盛り付けはメガモッツとケン坊田中、そして最後の七味はひのしかり智が担当。絶妙なチームワークを発揮して、次々器が流れていきます。
「何うどんにしますか?今日はかまぼこうどんか、かまぼこうどんか、かまぼこうどんなんですが」と、ケン坊田中が真顔でメニュー説明。
「じゃあ、かまぼこで...(笑)」(住民)。「は~い、かまぼこ1オーダー入りま~す」という一連の流れにお客さんも応えつつ、とろろ昆布、かまぼこ、天かす、ネギの入った食べごたえ十分の一杯が完成!見事な連携プレーで、瞬く間にうどんが行き渡ります。おかわりも飛び出すなど、大好評な様子。
「美味しいわぁ~♪心まで温まるッ!」、「こんなんしてもらって、お返ししきらんよ~」、「わぁ、TV出とうね!孫に自慢しなきゃ」と、嬉しいコメントを続々いただきました!
足が不自由な方には、直接お宅へお届け。「わぁ、出前までしてくれてありがとう!嬉しかよ」と、満面の笑みで受け取ってくれました。
「芸人が作るもんにしては上出来やな。でもおかわりはもっと美味しいものを期待しとうよ(笑)」と言ってくれたグルメなおじ様に応え、スープを注ぎ足すごとに味の改良を重ねる"チームよしもと"。
「ふだん食レポで美味しいもん食べさせてもらっているんで、こういう時に発揮せんとね!」と、ケン坊田中は長年福岡の情報番組でレポーターを務めてきた意地とプライドをかけて、つゆの濃さを細かく調整。終盤となる頃には、ようやく自信作が完成しました!
小さな村ながら、用意した70食分はほぼ売り切れ。わずかに残ったうどんは、スタッフが美味しくいただきました。
「やば!メチャクチャ美味しいやん!」と、みんな自画自賛!
「今日は僕の地元、東峰村に仲間が集まってくれて、本当に有難い気持ちでいっぱい!嬉しいですね。僕は東京から何度か足を運んでいますが、村の人は恐縮してあまり自分から"あれして欲しい"って要望を言わないんですよ。若い地元人もみんな同じ気持ちだと思うので、もうちょい頼って欲しいなって思います」(たかくら引越センター)
続いて一行は、福岡県朝倉市の杷木小学校に隣接する仮設住宅を訪問。ここでは、各被災地へ支援活動を行なっている「ソニー生命」の社員の皆さんが炊き出しを行なっており、この日のメインイベント"抽選会"を盛り上げるべくご一緒させて頂きました!
会場に現われるいなや、拍手で温かく迎え入れてくれた住民の皆さん。さっそく挨拶がわりに得意の一発芸やモノマネを繰り出し、笑いと歓声が起こります。さぁ場が和んだら、いよいよ子どもたちが待ちに待った"大抽選会"です!
「半分の方は当たるそうです!」。意気揚々と説明して始めたものの、次から次にハズレばかり!? なかなか当たりが出ないまま、クジを開封する池内の手に注目が集まる展開に。
「欲深いと当たらんみたいよ~」と注意喚起を促すと、その後は無事にアタリ続出で、よしもとグッズ詰め合わせの入った景品に大人も一喜一憂する楽しい時間を過ごしました。
抽選会後は、ソニー生命のスタッフさんが用意してくれた具だくさんのけんちん汁や、朝倉市の地鶏、大分県産の海鮮焼き、焼き芋などを、住民の皆さんと談笑しながら堪能。サインや写真撮影のリクエストにも応えながら、あっという間にお別れの時間になりました。「また来てね~!ありがとう!」という子どもたちの見送りを受けながら、みんなの笑顔で逆にエネルギーをもらった一行。
復興はまだまだ道半ば、これからも福岡よしもとは継続的な活動を続けて行く予定です。
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