ミスター炎上芸人・ウーマンラッシュアワー村本がオホーツクに癒される!?「オホーツクール」事業発表会
12月13日(水)、東京・吉本興業東京本社にて「炎上さんいらっしゃい!『オホーツクール』事業発表会」が開催され、炎上芸人代表のウーマンラッシュアワー・村本大輔、北条ふとし、ビスケッティ、ゲストの岡崎朋美さんが登壇しました。
北海道の道東にあるオホーツク地方。18市町(北見市、網走市、紋別市、雄武町、興部町、西興部町、滝上町、湧別町、遠軽町、佐呂間町、大空町、訓子府町、置戸町、津別町、美幌町、小清水町、斜里町、清里町)で構成されるオホーツクは「流氷」や「特急オホーツク」で広く知られていますが、その他にも魅力がいっぱい。
「海が濃く青くて、クール」「森の緑が澄んでいて、クール」「人々が美しく凛としていて、クール」等々、オホーツク地方の魅力を「オホーツクール」と名づけ、地域の魅力を多くの方々に知ってもらい、地域活性化につなげるために、まずはオホーツクに縁もゆかりもない炎上芸人・ウーマンラッシュアワー村本を今、いちばん癒されるべき「炎上さん」の代表としてキャンペーンに起用し、村本の炎上疲れをオホーツクールで癒すことに。
MCのビスケッティ・岩橋が企画概要を説明した後は、オホーツクイメージ戦略推進委員会 委員長・辻直孝氏より挨拶が行われます。続いて全5名の首長と振興局長が紹介されたあとは、いよいよキャンペーンボーイ(?)の村本が登場。
"ミスター炎上"の名にふさわしく(?)、登場するなり中指を突き立てて挑発的なポーズをとってニヤリと笑う村本ですが、今回の起用に関しては「今の時期、オホーツクではサーモンなんで、タイミング的には(M-1で優勝した)とろサーモンの方がよかったんじゃないですか? 地元(北海道出身)のノブコブ(平成ノブシコブシ)とか......それを押しのけて僕をチョイスするなんて、血迷ったんじゃないかと」と、自身の起用をチョイスミスだと自虐的に話し、笑わせます。とはいえ、起用については素直に「必要とされる喜びを感じて、すごく嬉しかったです」と笑顔で話していました。
今回の事業に参加するにあたり、実際にオホーツクに行ってきたという村本。感想を聞かれると、「オホーツクは魚介がおいしいと聞いていて、食事会を開いていただいたんですが、偉い人ばかりで、しかもその方達が僕にかける圧がすごすぎて、正直味がわからなかった」と小心者ぶりを発揮。また、「今回オホーツクさんからよしもとに巨額の金が流れているはずなのに、今日の衣装は自前で、おまけにメイクもなし。どういうことやねん! 流氷と予算はどこに流れていったんや」と、不満をぶちまけます。
と、ここで町長たちにも参加してもらい、村本の意識調査へ。全18市町のオホーツク地方の町長たちの中で、そもそも村本を知らなかったという町長は「(18人中)7人」というリアルなアンケート結果には「微妙......」と厳しい表情の村本。また、多くの町長が、村本のイメージが下がるのはかまわないが、オホーツク地方のイメージダウンにつながるのは勘弁してほしいと切に願っていることがわかり、苦笑いします。しかし、「僕は大丈夫ですけど、みなさんこそ大丈夫ですか? セクハラとかしてませんか!?」と、セクハラが原因で町長を退いた最近の事件を引き合いに出し、町長たちを笑わせていました。
さらにここで、炎上経験のある(!?)大物著名人として、マツコ・デラックス(北条ふとし)、アベ晋三総理大臣(ビスケッティ・佐竹)、そしてオホーツク出身のスピードスケート銅メダリスト・岡崎朋美さんが登壇。
登場するなり、「(呼ぶのが)遅い! 結構待たされたわよ」といきなりプンプンするマツコ。2017年を振り返って気になったニュースを聞かれると、「あまり陽の当たらなかったニュースといえば、エスパー伊東の引退騒動ぐらいかしら」と渋めのチョイスを見せ、笑いを誘います。
アベ総理は、先日発表された今年の漢字が「北」であることにちなみ、「『北』というと北朝鮮を連想してしまいますが、この『北』が北海道の『北』にもなるように」と演説し、町長たちから拍手が起こります。また、アベ総理自身も今年の漢字を発表したといい、「いろんなことに挑戦するという意味で、『挑』です」と、書いてきた漢字を見せますが、なぜかそこには「桃」という字が......(笑)。漢字の間違いを指摘され、「では、今年の漢字は桃で」と開き直る総理でした。
この並びでの登場に若干不安を覚えたという岡崎さんは、唯一オホーツクにゆかりのある、清里町出身のオリンピアン。海の幸も山の幸も豊富な土地で中学3年生まで育ったという岡崎さんは、「この町が選手としての私を育んでくれました」と、オホーツク地方のすばらしさを語ります。
岡崎さんに「お願いしますよ!」と激励の言葉をかけられた村本は、「『思ったことを言っていい』って言われてるんですけど、本当のところ、どこまで言っていいのか......」と、"ミスター炎上芸人"としてのキャラと本来の小心者の自分との間で揺れる心情を見せる一幕も。
そんな村本が、「『ウーマン村本 オホーツクふれあい旅』視聴者を裏切る悪行をカメラは捉えた!」という、撮影中も周囲をざわつかせる炎上芸人の行く末を追ったPR動画を撮ったことを説明し、そのさわりの部分がお披露目されました。
動画では「1週間の旅」とされているものの、実際には「1日......いや半日です」と、さっそく滞在期間がウソであることを告白する村本。オホーツクへの旅の感想を聞かれると、「向こうは-18℃だったんですよ。こっちに帰ってきて、東京の暖かさに感謝しました」とまさかの東京にありがたみを感じた発言で笑わせます。VTRについては「地元の人にどう思われるか怖いんですけど......、でも(お金を)振り込まれればこっちのもんですからね」と笑わせていました。
さらに「いちばんわかったことは、オホーツクの人は十勝への恨みがすごい!」と言う村本の言葉に町長たちは大ウケ! 「十勝の野菜は高く買われ、オホーツクのは安く買い叩かれる。オホーツクの野菜もおいしいのに! まさによしもとと他事務所の関係のようで、僕とダブるんですよ!」と、オホーツクと自分の現状を重ね合わせ、嘆く村本。
オホーツクは「鮭が一匹丸ごと売っていたり、異国のような雰囲気がある」としながら、「観光地でありながら、いい意味で観光客がいないんです! それがいいんです!」と、オホーツク地方の地域活性化を願う町長たちにはあまり嬉しくはないものの、旅人としては穴場のおすすめスポットであることも力説。さらに、「オホーツクの景色を見ている間はSNSが炎上しませんでした」と、確かに癒された事実も認め、「オホーツクの大地のように僕のアカウントも凍結させたいと思います!」とうまくまとめて(?)いました。
岡崎さんに「平昌(ピョンチャン)オリンピックも応援してくださいね!」と言われ、「ピョンちゃんって誰?」とボケたり、記者から「流氷はいつ来るか知っていますか?」とオホーツクについての知識を試されると「......願えば来るんですよ」とボケて笑わせたりと、発表会の間中ある意味ボケ倒していた村本ですが、最後は「これから一生懸命勉強しますんで、よろしくお願いします!」と頭を下げ、真面目な一面を垣間見せます。そんな村本に、会場からは思わず拍手が起こったのですが、次の瞬間には「でも、勉強とかいうたらあかんな。そのまま、言いたいこと言わんと......」と、即座に反省(?)し、最後までキャラがブレまくる村本でした。
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