参加するすべての人を笑顔に! 「淀川 寛平マラソン2018」を今年も開催!!
例年多くのランナー、来場者、そして芸人が集い、大いに盛り上がる春の恒例イベントが「淀川寛平マラソン」。「日本一、たくさんのよしもとタレントが参加するマラソン大会」をキャッチフレーズに、今年は3月4日(日)、淀川河川公園にて開催されました。今年は本大会のテーマソング「前へ〜My way〜」を歌うファンキー加藤さんも登場。10キロへの参加とともに、ミニライブで会場を大いに盛り上げました。
まずはオープニングセレモニーから。メインキャラクターの寛平とメインサポーターのたむらけんじがステージに登場、「おはようございます!」と声を上げると、詰めかけたランナーから拍手が起こります。若手のモノマネや貫禄のある芸歴一年目の新人をイジりつつ、ファンキー加藤さんが10キロを走り、ライブもやること、今日は気温が上がるので水分補給に注意すること、過去の大会の思い出などをトーク。そして寛平は「今日は1日祭りと思って楽しんでください!」と参加者全員にエールを送りました。その後、サバンナ・八木、なかやまきんに君の「ザ☆健康ボーイズ」と女性インストラクターによる準備体操が行われ、オープニングセレモニーは終了しました。
そして午前9時。男女フルマラソンがスタートします。若手芸人が多数チャレンジする今回のフルマラソン。人気上昇中のネイビーズアフロ・はじりは、これまでのフルマラソン5回中3回は7時間をオーバーし、男性タレント部門で最下位を取ったこともあるという経歴の持ち主。ベストタイムは5時間30分くらいとのことですが、「7時間以内、最下位を取らないようにがんばりたいと思います!」と抱負を語ってくれました。ネイビーズアフロ・皆川は3時間44分の自己ベストを更新したいと話したあと「この間の賞レースで同期の霜降り明星に負けたんですが、今日は出てないんで気持ちよく走りたいと思います」と胸の内を明かしてくれました。
スタート台には寛平、たむけん、八木、きんにくん、女と男が登り、ランナーたちを盛り上げます。きんにくんの慇懃無礼ネタや女と男・市川のスベリネタなどがありつつ、いよいよスタート1分前。「楽しくみんなで走りましょう〜!」という寛平の声のあと、カウントダウンが行われ、5,000人のランナーたちが次々にスタートしていきました。
会場には飲食やオフィシャルグッズなど、たくさんのブースが並んでいます。芸人がやってきて、集まった人たちといっしょに盛り上がるシーンもあるなど、会場もお祭り気分に包まれています。
オフィシャルグッズを販売するテントではサイン会も開催。寛平やたむけん、石田靖、福本愛菜などがたくさんの人たちにサイン、握手をしていました。
さらに各レースと並行して、よしもとお笑いステージでは芸人たちによるネタも披露。詰めかけた観客たちを大いに盛り上げます。さらにステージでは、芸人たちが次々と登場。ネタやトークで、大会に笑いのスパイスをプラスしていました。
フルマラソンに続いてはファミリー3キロ。ステージで藤崎マーケットによる準備体操が行われたあと、10時45分からレースがスタートします。このクラスには寛平のほか、ケツカッチン・和泉修、メッセンジャー・あいはら、テンダラー、サバンナ・八木、ミサイルマン・西代、とにかく明るい安村、福本愛菜らが参加。スタート台にはたむけんと女と男が上がり、ランナーたちに声援を送りました。今回のファミリー3キロには2,700人が参加。たくさんのランナーたちがスタートを切りました。
11時からは42.195キロ駅伝がスタート。今年はスマイル、クロスバー直撃、トットが「チームスマイル」として登場。ほかにもたくさんのチームが力を合わせてゴールを目指します。
そうこうしているうちに、3キロのトップランナーたちがゴールし始めます。ゴール地点には天津・木村、ミサイルマン・岩部、モンスターエンジン・大林がスタンバイ。「ナイスラン!」「おめでとう!」と声援を送ります。そして3キロの芸人1位がゴール。見事1位に輝いたのは和泉修です。しかし開口一番「敗北宣言です」と意外な言葉が。実は10歳の息子さんとガチ勝負していて、しっかりと負けてしまったとのこと。「うれしいような悔しいような...」と言いつつ、表情はすっきりとした笑顔でした。
続いて寛平がゴール。こちらは「熱い!」と汗だくで、今まで走った3キロと全然違う、と気温の高さに驚いた様子。「ちょっと走っただけでこの汗」と言いつつ、雨よりは最高!と天気の良さに感謝も。そしてめちゃめちゃみんな楽しそう!と参加ランナーたちの様子を語ってくれました。そして一緒に走ったお孫さんについては去年、一昨年はまだついていけたものの、今年は最初から離されたと脱帽。成長ぶりがわかったと満足げでした。
テンダラー・白川は、今年太ったのは、特別協賛のフジパンに合わせてふっくらさせてきたからと笑いを誘います。そして久しぶりに会う人もいるし、楽しかったと振り返りました。
span!・水本とタナからイケダ・田邊は2人でずっと走っていたそうで、天気も良くて楽しかった!とニッコリです。
メッセンジャー・あいはらは去年のタイムを1分縮めて、23分で帰って来ることができたとのこと。来年はさらに1分短縮を狙うかと聞かれると、みんなと触れ合えるように65分くらいかけようかな、と笑顔でした。
去年は駅伝に出場した福本愛菜は、3キロにチャレンジ。楽しみながら走ることができたうえ、天気がよかったので気持ちよかったと満足そう。来年は10キロに挑戦しようかな、と意欲を見せていました。
「楽しく走れました」とコメントしたのは、おいでやす・小田。タナからイケダ・池田は「3キロは喋りながら走れるちょうどいい距離、10キロだとしゃべれてなかった」とリラックスして楽しんだ様子。吉田たち・こうへいは、去年よりたくさん声をかけてもらえたとのことで、今年1年がんばってよかった、と話しました。
石田靖は長男、長女の走りにビックリしたとコメント。競争ではなく、みんなが楽しい空気を感じられる、みんなが成長を感じられるのは寛平マラソンならではと語り、「子供たちが言うなら来年もまたチャレンジしたい」と話しました。
ミサイルマン・西代は平昌オリンピックの影響で子供たちに風除けにされたそう。自身は昨年秋からプロのデブになることを目標にジムに通っているとのことで、今日も体調は全然大丈夫、来年はフルいけるかも、と余裕たっぷりでした。
とにかく明るい安村はゴール直前で、おなじみのネタを披露。大いにウケていました。サバンナ・八木は、ほかのランナーたちとたくさん写真を撮って触れ合えたとにっこり。走っている最中にランナーたちがやってくるギャグで、どのギャグが人気かわかるそうで、不動の一番人気は「ブラジルの人、聞こえますか〜?」と教えてくれました。
テンダラー・浜本は、子供たちがスタンプラリーのように芸人たちにサインをもらっていたのが楽しそうで、その笑顔を見ていい大会と思ったとにっこり。そして、芸人同士がわいわいしゃべりながら走るのも楽しかったと振り返りました。
ここで芸人フルマラソン1位のなみちゃんがゴール。自己ベストを18分も更新したとのことで、1位になれた秘訣は「間違ってスピードを上げたこと」と裏話もポロリ。そして「宮川大助・花子師匠にお世話になっているので、少し恩返しできたかな?」とうれしそう。二人へのメッセージを尋ねられると「おいしいもの、おごってください!」と笑顔を見せ、「大阪で仕事が欲しいです!」とアピールしていました。2位に入ったのは、5年目の近藤昴輝。来年は1位になれるように頑張ると同時に知名度も上がればと希望を語りました。人気の若手コンビ、コウテイ・九条ジョーはかなり疲れた様子ながら、しっかりギャグを挟むなど、芸人魂を見せます。今回フルマラソン2回目ながら1回目よりかなりしんどかったとのこと。「来年も挑戦して2分でゴールします」と最後までボケていました。
ここでフルマラソンに参加していたネイビーズアフロの皆川がゴールイン。自己ベストから約1時間オーバーという結果には、熱かったこと、足がつってしまったことが原因と分析。それでもリタイヤだけはしないと絶対に歩かないようにしたと話します。まだゴールしていない相方・はじりには「失格だけにはならないように」とエールを送りました。
時刻は14時前。いよいよ最後のレース、10キロのスタートです。スタート台に寛平とたむけん、そしてファンキー加藤さんが登場すると、ひと際大きな声援が上がります。参加人数が5,000人と聞いて「すごいですね〜」と加藤さん。「ランナーのみなさん、がんばってください! 後ろの方、元気ですか〜!」と声を上げると「コンサートみたいや」とたむけんも感心。加藤さん自身、スターターを務め、10キロを走り、そのあとにライブするというのは「人生で初めて」とのこと。スタート地点に集まった芸人たちも、加藤さんとの自撮りを楽しむなど盛り上がります。そして3人でカウントダウン、加藤さんのピストルでレースがスタートしました。5,000人がスタートするまではかなりの時間がかかりましたが、全員をしっかりお見送り。そのあとたむけんといっしょに加藤さんもスタートしていきました。
ゴールには完走したランナーたちが次々と戻ってきています。ふるさとアスリートの吉住友里さんは、会心のレースができたようで笑顔いっぱい。「花子さんにいい報告ができます」と語ってくれました。
フルに挑戦、5時間台のタイムで戻ってきたのが、あやつるぽん。思っていたよりいいタイムで走ることができ、「楽しかった」と笑顔。来年は5時間を切りたいと新たな目標に燃えていました。
10キロの部、芸人1位になったのが天津・木村。1位と聞かされると「最高の出来です」と笑顔に。今年は1時間くらいでいいと思っていたそうですが、「走り出すと周りにのせられて......」のあとの言葉が出てこず、「いい例えが出なかったと書いていてください」とリクエスト。今日は沿道からの応援も多かったそうで、おなじみの「吟じますか」「あると思いますか」以外に、「唱えますか」という本人も発したことのない言葉をかけられた、と明かしていました。
昨日は眠れなかったものの、なんとか走りきれたと話したのはプラスマイナス・兼光。現在は東京が拠点ですが、大阪に呼んでいただいてありがたいと笑顔。走っていて声をかけられたり、モノマネをフラれたりしたそうですが、それも寛平マラソンです、と楽しんでいました。
フルマラソンで足切りにあったのがネイビーズアフロ・はじり。10キロの足切りタイム1時間30分を10分多めに勘違いしていたのが原因とのこと。そのこともあり、10キロのランナーたちともう一度10キロ走ったとのこと。来年もフルに挑戦すると語っていました。
ほとんど同じタイミングでインタビュースペースに現れたのが、石田靖と女と男・和田ちゃん。石田は「しんどいな〜」とバテた様子。いつもの10キロより疲れたようで、給水所を増やしてほしい、と改善点を上げました。さらに、今回は晴れたことで砂埃が舞っていて、それで和田ちゃんが可愛く見えたという話しで笑いを誘います。和田ちゃんはとにかく相方に勝てたからいいと満足げ。そこに登場した市川がいい対決だったと主張するも、二人に認めてもらえません。それでも市川は「楽しかった」と笑顔でした。
タイムを記録するチップを無くして、名前が残らない...と残念そうだったのが守谷日和。寛平マラソンには毎年出場しているそうで、来年の抱負を尋ねると「フルもいいけど、3キロも視野に入れつつ...」と話してくれました。
ツートライブ・たかのりは3日まえにぎっくり腰になったそうで「無茶苦茶痛かった!」と苦戦した様子。10キロでのエントリーでしたが「気分はフルです!」と主張していました。キンニクキンギョ・川畑は「短距離は得意なんですが、長距離は...」と苦手な10キロにチャレンジ。来年ももう一度挑戦したいと話しました。
駅伝に出場していたのが、チームスマイル。インタビュースペースに登場しますが、メンバーの顔色が優れません。瀬戸が「楽しく走れたんですけど、大事件が起こりまして...」とのことで、話しを聞いてみると、どうやら原因はクロスバー直撃・前野の代打として登場したセルライトスパ・肥後のよう。クロスバー直撃・渡邊が必死に走ってタスキをつなごうとしたところいなかったこと、さらに走っている途中になぜかゴール方向に行ってしまい、スタッフに促されるまま写真撮影、インタビューまで受けていたことなどが明かされます。全員から攻撃され、必死に弁明する肥後でしたが、聞いてもらえず。来年について尋ねると、メンバーもリベンジしたいと口にするものの、肥後への不信感が拭えない様子。来年はどうなるのか、チームスマイルのチャレンジに注目です。
ステージでは、いよいよファンキー加藤ライブの時間です。自らスターターを務めたあと、10キロを走破。ほとんど休みなくステージに現れた加藤さんに、会場からは拍手と歓声が起こります。水分と酸素をとりつつ、歌い続けるステージに会場は大盛り上がり。曲に合わせて、つめかけたランナーたちがタオルを振る様子は、さながら寛平フェスといった雰囲気です。寛平マラソンテーマソング「前へ〜My way〜」では、芸人たちもステージへ。会場とステージが一体になったのを見て「寛平マラソン、最高!」と加藤さん。ラストまで盛り上がり続けたステージが終了しました。
熱狂のライブのあとは、ゴール地点へ最後のランナーを迎えに行きます。すでに走り終えたランナーや芸人たちが、次々にゴールするランナーたちに声をかけます。途中、若手芸人たちもゴール台に上がってトークに加わるなど、芸人たちも全力で応援。イベントのフィナーレを盛り上げます。ラストのランナーがゴールすると「みなさんありがとうございました」と寛平が挨拶。そしてまた来年もよろしくお願いします!と早くも来年に向けて、やる気をみなぎらせていました。
終了後には、寛平、たむけん、ファンキー加藤さんの3人で囲み取材が行われました。まず寛平は「ありがとうございました」と改めてお礼。そして、加藤さんに去年もラストで歌ったけどグタグタだったと告白。それを踏まえてすごかったと加藤さんのライブを絶賛します。加藤さんも「いい経験をさせていただきました」と応じ、今日の10キロは楽しく走れたと話しますが、そのあとの歌がしんどかったと本音をポロリ。1曲目と2曲目は続きで演奏するはずのところ、少し間をとったという裏話も披露してくれました。
加藤さんはマラソン大会で走るのは初めてだったそうですが、声を掛け合ってみんなで同じゴールを目指す、その仲間意識がよかったと振り返りました。そして加藤さんは、マラソンという競技でランナー同士がエールを交換するのが楽しかったと話し、1人では今日のペースでは無理だったかもしれない、他の人とパワーを交換できるのが寛平マラソンの醍醐味かな、と語りました。たむけん曰く、加藤さんは走り始めこそ全然声が出ていなかったものの、最後はガンガンに出ていた、とのこと。たむけんは今日の大会について「暑かったですけど、天気がいい時点で勝ち!」と勝利宣言。ランナーの人たちはしんどかったかもしれないけど、それも思い出として、来年また楽しいことを考えていきたい、と話しました。
記者からの来年についての質問が飛び出すと、加藤さんは「出る気は満々」と話し、それくらい楽しかったと笑顔を見せると、たむけんがまた10キロ走ってからライブ!とリクエスト。寛平が「逆は?」と提案すると、「人体実験してません?」と素朴な疑問を二人にぶつけ、笑いを誘っていました。ラストはたむけんへの質問。今年も200食の無料提供を行いましたが、来年について聞かれると「わかりません」と言葉を濁します。しかし、寛平に突っ込まれると、また何か考えます!と返答。来年も何か無料サービスすることを約束していました。
約4万5,000人という過去最大の規模となった第6回淀川寛平マラソン。更なる盛り上がりは間違いない来年の開催が待ちきれません!
【間寛平】【たむらけんじ】