大平サブローら多彩なゲストとともに、歌ありコントありで魅せた「由美とやすえのラッハーンで脳みそチューチューしちゃうぞ♡みたいなディナーショー Part.5」
3月4日(日)、大阪・リーガロイヤルホテルにて、「由美とやすえのラッハーンで脳みそチューチューしちゃうぞ♡みたいなディナーショー Part.5」が開催されました。吉本新喜劇が誇る"美魔女"のふたり、末成由美と未知やすえによるディナーショーもはや5回目。華やかな衣装も楽しいふたりの歌、大平サブロー、内場勝則ら多彩なゲストを迎えてのコント、そして記者会見で話題となっていた「命がけ」のチャレンジ企画も盛り込んで、今年も見どころたっぷりのパフォーマンスが繰り広げられました。
オープニング、『ダンシング・ヒーロー』の前奏が流れると、ラメたっぷりのハデハデ衣装をまとった末成とやすえが舞台へ。なんと、登美丘高校ダンス部の皆さんが踊って大ブームを巻き起こした、「バブリーダンス」にチャレンジです!
バックダンサーをしたがえキレのいいダンスを披露すると、客席からは大歓声。花道でやすえが転んでしまうというハプニングもものともせず、最後まで踊りきったふたりに大きな拍手が送られました。
ダンスを終えた末成とやすえは息が上がってフラフラ。まさに「命がけ」のチャレンジは、見事、大成功となりました。
やりきった!という充足感でいっぱいのふたりは、「本日はどうもありがとうございました」袖にはけようとするも、どこからか「ちょっと待て!」という声が。コントの舞台となる「スナック花月」のバーテンに扮した内場が、「これからスナックを開けないとアカンのに」と登場しました。末成がママ、やすえがチーママという設定らしく、「バブル時代の思い出話をするうちに、思わず踊ってしまった」のだとか。
1本目のコントでは、上得意である吉本商事の社長・中田はじめとその部下・伊賀健二が来店。中田のアンパンマンネタでさっそく笑わせた後は、末成とやすえが揃って伊賀にひとめぼれして大騒動に!? 「歌のうまい人がタイプ」という伊賀にアピールすべく、それぞれ自慢ののどを聴かせます。
やすえは傘をさして客席を歩きながら『雨のち晴レルヤ』を熱唱。鮮やかなブルーのレインコートを脱ぎ、イエローの上下へと衣装替えも!
対する末成は、グリーンのドレスにウィッグでガラリと印象を変え、『夜桜お七』を情熱的に歌い上げました。
伊賀に「お上手です」と言われて大喜びのふたり。しかし、伊賀の思い人は意外な人物で...? 予想外の結末に、客席は大爆笑となりました。
ピアノの生演奏を経て、2本目のコントへ。「最近、チンピラたちがみかじめ料をとりにまわっているらしい」とうわさ話をしていると、そこに伊賀扮する兄貴と舎弟たち(中田、白原昇ら)がやって来ます。
内場から二役での再登場をイジリ倒され、さらに伊賀の新幹線ネタなど新喜劇ならではの笑いもたっぷり。チャイナ服をまとった末成が、ブルース・リーさながらのカンフーアクションで4人を撃退するシーンでは、「アチョー!」と叫びながらの本格的な立ち回りでも魅了しました。
さらに衣装を替えて、こんどは客席を練り歩きながら「同伴出勤してくれる人」を探すふたり。3本目のコントは、どうやら「スナック花月」5周年記念パーティーが舞台となる様子。自ら名乗りを挙げるお客さんも多数出るなど、やりとりを楽しみながら盛り上げていきます。
パーティーのゲスト芸人役として登場したのは、もりやすバンバンビガロ。「アシスタント急病で来れなくなったからできない」というもりやすに、末成&やすえは「私たちがやります!」と宣言!
まずはもりやすが、ボールや輪、リンゴを使ったジャグリングを披露。お客さんに輪を投げてもらうなど参加型スタイルで盛り上げます。
さらに、アシスタントのふたりを呼び込み、リンゴを回しながら食べるジャグリングに挑戦します。ほかに皿回しや輪投げ&キャッチも行い、すべて成功! やすえが末成の頭に向かって輪を投げるジャグリングでは、大きなカツラをかぶっているにもかかわらずすっぽり入って大喝采。もちろん成功するたび、もりやすとともに決めゼリフ「バンバーン!」を叫ぶふたりでした。
最後のコントでは、末成がやすえに内緒でつきあっている彼氏役でサブローが登場。女の友情に危機が訪れてしまいます。
サブローが「12年ぶりにやった」という横山やすしのモノマネを披露すると、お客さんは大喜び。末成とのイチャイチャ場面も笑いを誘います。
と、ここでまた白いドレスに衣装に着替えたやすえが情感たっぷりに『ハナミズキ』を熱唱。
末成の幸せを願う気持ちを表現すると、末成もシックなドレスに身を包み、『愛の賛歌』で応えます。
お互いの思いをぶつけ合って、末成とやすえは仲直り。さらに強まったふたりの絆ゆえ、サブローはあえなく振られてしまうはめに...。
落ち込むサブローに、内場は「イヤなことは忘れて歌ってみたら」とアドバイス。『やっぱ好きやねん』を未練たっぷりに(?)歌い、その甘い声で客席を酔わせます。歌のパワーで心機一転、サブローも新たな人生へと向かうところで物語は幕となりました。
エンディングでは、「なんとか5回目のディナーショーを無事に終えることができそうです。ありがとうございました」と挨拶したやすえ。末成も「こうしてできるということは、本当に皆さまのやさしい心のおかげ」と感謝します。さらに「命のある限り挑戦したい。あと30年は固いと言われています」と宣言すると、さすがにやすえは「私は無理です! 30回も!」と弱気に!? 「では、体が動く限り!」と言い換え、ふたりは「皆さまが来てくださる限り、頑張りたいと思います」と声を揃えました。
出演者も再び舞台へ集合。内場は「(2回公演のため)真っ昼間にディナーショーという貴重な体験ができた」と笑いをまじえてコメント。
中田は「1回目から出たかった。やっと夢がかなった」とうれしそうです。伊賀も「まさか僕がこのディナーショーに出れると思わなかった。楽しかったです!」と笑顔。新喜劇に入ったばかりという白原は、「芸歴1年目で、まさか呼んでいただけるなんて。光栄の限りです」と述べ、末成から「頑張ってね」と激励されていました。
輪のジャグリングに成功したことを振り返り「一発で入ってびっくり。練習では全然入らなかったのに」と話したのはもりやす。
サブローは「やすえちゃんと最初に出会ったときは高校生で、セーラー服姿だった。末成姉さんは、ボクらが若い頃、セクシービームを出している憧れの存在で。そんなふたりの舞台に出してもらえてうれしい」としみじみ語っていました。
最後の曲は、『明日があるさ』を吉本新喜劇バージョンにした替え歌。座員のオフショットをまじえながら、「♪明日がある、明日がある、吉本新喜劇〜」と晴れやかな表情で歌い上げました。
やすえの「また来年、ここで皆さまにお会いできますように。本日はどうもありがとうございました」との言葉で締めくくり、舞台を後にしたふたり。次はどんなパフォーマンスで驚かせてくれるのか、「part6」にもどうぞご期待ください!
【末成由美】【未知やすえ】【大平サブロー】【内場勝則】【中田はじめ】【白原昇】【もりやすバンバンビガロ】