お笑いの世界への第一歩! 2018年度NSC大阪41期生・YCC大阪10期生入学式
4月25日(水)、なんばグランド花月にて、「2018年度NSC大阪41期生・YCC大阪10期生入学式」が行われ、希望に燃えるフレッシュな新入生たちが出席しました。
まずは、NSC・YCC学院長である吉本興業株式会社取締役・水谷暢宏が挨拶。「(NSC・YCCは)吉本のこれからの"中核の人材"を作っていくところ。ぜひ頑張っていただきたい」との言葉に、新入生たちの表情が引き締まります。NSC生には「大阪はお笑いの豊かな土地で、ここで学ぶことは優位」と地の利を強調しつつ、「東京に対して『なんぼのぼんじゃい』というのは、それがガッツになることもあるが、世の中にすごいことはほかにもいっぱいある」と戒めも。東京はもちろん全国、そして海外に活躍の場が広がっていることに触れ、「大阪だけにとらわれず、行った場所で受け入れられて、人を楽しませる人間になってもらえれば」と語りかけました。
YCC生には、プラットフォームの多様化をふまえ、「これからますます時代は変わっていくが、人間の作るおもしろいものはコンテンツとしてあり続ける」とキッパリ。同時に「(YCCでは)アニメやeスポーツなど分野も広げていっている」とのことで、「他校に先んじて、そういうコンテンツの勉強もお届けし、テレビだけでなくいろんなところで活躍できる人になっていただけるよう、学校の方も準備していきたい」とも。最後は、「1年後の皆さんに期待しています。いっしょに頑張らせてください」と締めくくりました。
続いて、よしもとクリエイティブ・エージェンシー代表取締役社長・藤原寛は、新入生たちを見渡して「おもしろそうな方たちが集まってくれてうれしい」と笑顔でコメント。「24時間、おもしろいことばっかり考えてください。これからお客さんを喜ばせること、お茶の間の皆さんを喜ばせること、世の中の人たちに楽しんでもらうことを目指して頑張ってほしい」と心構えを話します。礼儀の大切さについても述べ、「人としてどうあるべきかということも、この1年間みっちり考えて」とメッセージを送りました。
NSCディレクターの演出家・湊裕美子さんは、「ここ(舞台)に立てる人は本物の芸人さん。お金を払ってでもその芸を見たいから来る人がいてこそ、ここに立てる。君たちは、ここにはい上がらなアカン」と熱いエールを。星田英利の「ここは僕らのバッターボックス。ここに立たなければ、ヤジすら飛んでこない。辛いのは失敗することじゃない。失敗する場所がないということが辛い」との言葉を紹介し、「本当にあなたを見たくてお金を払いたいという人をどれだけ持っているかが勝負になる」と檄を飛ばしました。さらに、今年のアカデミー賞でメイクアップ賞に輝いた辻一弘さんや、次長課長・河本の言葉も挙げながら、「どれだけの人が私たちに刺激を与えてくれるのか楽しみ。今日は本当に入学おめでとう。出会えたことを私も喜んでいます」と呼びかけました。
この後、新入生たちをサポートするスタッフの紹介を経て、入学式は終了。NSCの新入生はさっそくガイダンスに参加し、学生生活をスタートさせました。