「利根川ホプキンス又吉が作ったコントをみんなとやるライブ『コント案A』」で又吉のシュールな世界観に客席も笑いっぱなし
6月9日(土)、沖縄・よしもと沖縄花月にて「利根川ホプキンス又吉が作ったコントをみんなとやるライブ『コント案A』」が開催されました。利根川ホプキンス又吉が考えたコントを、沖縄芸人たちと披露するという企画です。
最初に又吉が登場し「ボクのこと知っている人?」と会場へ質問を投げかけます。しかしなかなか手が挙がらない状況にお客様も失笑。めげずに又吉が「普段からネタを書いていますが、相方にだいたいボツにされてしまいます。今日はコンビでは実現しなかったネタの供養という意味も込めて、いろんなコントをしますよ」と本イベントへの意気込みを語ると、場内からは大きな拍手が起こり、これから始まるコントへの期待を膨らませているようでした。
冒頭の挨拶の後、最初のネタでは又吉と空馬良樹が登場。先生と生徒というシチュエーションのコントを展開。将棋部という文科系の部活なのに、顧問は体育会系のような練習を強いるというもの。顧問に扮した空馬と、生徒役の又吉が面白おかしく掛け合いを披露。空馬のハイテンションに場内のお客様もクスクス笑いながら展開を見守っていました。
続いてのコントに登場したのはぼんじょるのおりたと、ツウシイムの中村。修学旅行を間近に控えた教室の一場面を展開。先生役の中村から行き先が急遽、無人島に変更になったと告げられ戸惑うおりた。そしてなぜか無人島で『バトルロワイアル』をしなければならいというハチャメチャな展開に、お客様も大爆笑。いざ無人島に到着し、武器をくじ引きで決める場面では、傘をひいたおりたが「最悪や!盾にもならへん!」と大声で嘆くと場内はまたも大爆笑となりました。
3本目のコントでは、又吉が野球の試合、バレーの試合、卒業式などいろいろな場面を演じました。その都度、耳に残る軽快な音楽でツウシイム金城がピエロのような格好で登場し、又吉を邪魔するというシュールな展開を披露。音楽の力もあり、金城が登場するたびに客席からは笑いが起こっていました。
4本目のコントは、再びぼんじょるのおりたと、ツウシイムの中村が登場し、銀行強盗ネタを披露。マニュアルを見ながら強盗をするおりたに、銀行員役の中村もマニュアルを見ながら抵抗するというおかしな展開に。2人の演技力もあり、お客様もその世界観に引き込まれていっているようでした。
続いてのコントは声だけの暗転からスタート。「お父さん飼ってもいいでしょう?」「駄目だ!」という会話が暗転の中で繰り広げられます。「何が起きているのだろう?」という様子で客席が少しざわつき始めた頃、ステージに照明が。するとそこには化け物に扮した猫ノカケラの岸本がいて、その姿を見た客席は驚いた様子。しかしその直後にはどっと大きな笑いが起こりました。岸本はコント中も終始「ワー!」という奇声を叫び、そのたびに客席からは笑い声が響きました。
最後のコントでは、これまでのコントに出てきた登場人物たちがつながっていくという凝ったシチュエーションを見せました。そして、登場人物一人ひとりがカラーコーンになっていくという不思議なオチでコントを締めくくりました。
コント後には、出演したすべての芸人がステージに登場し、披露したコントについての感想をトークしました。空馬が「なんで最後カラーコーンになるの?わけわからない」と嘆くと、お客様も同じ思いだったのか大きな笑いが起こりました。「最後の展開を見て、このステージに出なければ良かったと思った」とたたみかける空馬に、客席はまたも大爆笑。化け物に扮した猫ノカケラの岸本は「俺、セリフがワーしか言ってない!」と話すとまたも場内からは笑いが起こりました。
最後のフリートークが大いに盛り上がり、お客様も終始笑いっぱなしで和気あいあいとした空気の中、「今度はコント案Bでお会いしましょう」という又吉の意気込みとともに、ステージは幕を閉じました。
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